JPS5915247Y2 - 偏平型電動機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は偏平型電動機に関するものであり、取付体への
取付けの容易な偏平型電動機を提供しようとするもので
ある。

第１図は従来の偏平型電動機の一例を示すものであり、
１は回転軸、２，２′は軸受、３，６はケース、４は電
機子コイル、５は界磁部、７はブラシ、８は整流子であ
る。

この偏平型電動機９を取付けるには、第２図の手段を用
いている。

すなわち、電動機９を取付部材１０基板部材との間には
さみ、ねじ１２ａ、１２ｂによって締付けて固定する。

このように電動機９を取付けるためには１０，１１，１
２ ａ。

１２ｂといった部材を必要とし、高価なものになり、か
つ取付の作業性も悪いものである。

そこで、本考案は取付けが容易で安価な偏平型電動機を
提供しようとするものであり、以下本考案の一実施例に
ついて図面を用いて説明する。

第３図、第４図、第５図に示すように回転軸１３に円盤
状の電機子１４、整流子１５を取付け、ケース１６を構
成する板体１６ａに一対の界磁部１７ａ、１７ｂを取付
ける。

１８はブラシ、１９ ａ、 １９ ｂは軸受である。

板体１６ ａの界磁部１７ａ、１７ｂの存在しない部分
に一対の取付は用穴２０ａ、２０ｂを形成する。

この穴２０ａ、２０ｂを覆うように軟質性高分子材料に
よる薄膜２１を設ける。

この薄膜２１は軸受１９ ａを除き板体１６ ａの大部
分に設ける。

取付板２２ニはねじ２３ ａ、 ２３ ｂ（７）挿通す
る透孔２２ａ、２２ｂおよび回転軸１９および軸受１９
ａが入る透孔２２ Ｃが設けられている。

透孔２２ Ｃに軸受１９ ａを挿入し、透孔２２ａ、２
２ｂにねじ２３ａ、２３ｂを挿入し、薄膜２１を破って
ねじ２３ａ、２３ｂを穴２０ａ、２０ｂに螺合する。

ねじ２３ａ、２３ｂを締付けることによって電動機の取
付が完了する。

以上のように本考案によれば、円盤状の電機子コイルに
対向して設けた一対の界磁部間に位置するケースの壁面
に取付は用ねし穴を形成したので、取付部材に対する電
動機の直接的な取付けを行なうことができ、従来のよう
に多くの取付部材を必要としないので取付作業が簡単に
なり、しかも安価になる。

また、薄膜２１で穴２２ａ、２２ｂが覆われているので
、電動機を取付ける前に穴２０ａ、２０ｂからほこり等
が入ることがない。

さらに取付状態では薄膜がクッションの働きをするので
、振動に対して強くなるものである。

このように本考案によれば、電動機の取付作業が容易に
、しかも安価になるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図１よ従来の偏平型電動機の一部断側面図、第２図
は同電動機の取付状態を示す分解斜視図、第３図は本考
案の一実施例における偏平型電動機の平面図、第４図は
同電動機の一部断側面図、第５図は同電動機の分解斜視
図、第６図は同電動機の取付状態を示す図、第７図は同
分解斜視図である。 １３・・・・・・回転軸、１４・・・・・・電機子、１
６．１６ ａ・・・・・・ケース、１７ａ、１７ｂ・・
・・・・界磁部、２０ａ、２０ｂ・・・・・・穴、２１
・・・・・・薄膜、２２・・・・・・取付板、２３ａ、
２３ｂ・・・・・・ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 円盤状の電機子コイルに対向して一対の界磁部を設け、
   これらをケースに収納し、上記電機子を取り付けている
   回転軸を上記ケースより突出させ上記一対の界磁部の間
   に位置する上記ケースの壁に取付は用ねし穴を形成し、
   上記ケースの壁の外面に上記取付は用ねし穴を覆うよう
   に軟質性高分子材料による薄膜を設けた偏平型電動機。