JPS59150903A - 回転機械の翼配列構造 - Google Patents
回転機械の翼配列構造Info
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- JPS59150903A JPS59150903A JP1894883A JP1894883A JPS59150903A JP S59150903 A JPS59150903 A JP S59150903A JP 1894883 A JP1894883 A JP 1894883A JP 1894883 A JP1894883 A JP 1894883A JP S59150903 A JPS59150903 A JP S59150903A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/14—Form or construction
- F01D5/16—Form or construction for counteracting blade vibration
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は蒸気タービン、コンプレッサ等ノ回転機械の無
配列構造に係り、特に定格回転数近傍におけるタービン
翼の振動特性を改善した蒸気タービンの無配列構造に関
する。 ゛ 〔発明の技術的背景とその問題点〕 一般罠、蒸気タービンの回転体部分は、第1図に示すよ
うにタービンロータ1にロータホイール2を一体あるい
は一体的に成形し、このロータホイール2の全周にわた
って等ピッチでタービン羽根3を植設することによシ構
成される。そして、高温・高圧の蒸気をタービン羽根3
に作用させることにより、タービンロータ1を回転させ
、このロータ1に直結された発電機(図示せず)を回転
させる。したがって、タービン羽根3の破損や破壊を生
じさせることなく、タービンロータ1を安定的に回転駆
動させることは、蒸気タービンの信頼性の向上に通じ、
電力の安定供給に寄与するものである。このため、ター
ビン羽根3の信頼硅を向上させることは、重懺な課題で
ある。
配列構造に係り、特に定格回転数近傍におけるタービン
翼の振動特性を改善した蒸気タービンの無配列構造に関
する。 ゛ 〔発明の技術的背景とその問題点〕 一般罠、蒸気タービンの回転体部分は、第1図に示すよ
うにタービンロータ1にロータホイール2を一体あるい
は一体的に成形し、このロータホイール2の全周にわた
って等ピッチでタービン羽根3を植設することによシ構
成される。そして、高温・高圧の蒸気をタービン羽根3
に作用させることにより、タービンロータ1を回転させ
、このロータ1に直結された発電機(図示せず)を回転
させる。したがって、タービン羽根3の破損や破壊を生
じさせることなく、タービンロータ1を安定的に回転駆
動させることは、蒸気タービンの信頼性の向上に通じ、
電力の安定供給に寄与するものである。このため、ター
ビン羽根3の信頼硅を向上させることは、重懺な課題で
ある。
タービン羽根3の信頼性向上に関しては、タービン羽根
を、(4)羽根単体として取扱う場合、(B)全周に連
なった羽根群として取扱う場合、および(C)羽根がロ
ータホイールに植込まれだものとした上でそれらの達成
振動として取扱う場合等が考えられるが、ロータホイー
ル2が柔らかでタービン羽根が短く、かつタービン羽根
が全周一群構造のときは、(B) 、 (C)のように
考え、ロータホイールの達成振動として全周を取扱うか
、あるいは全周一群の翼群から構成される円板として取
扱うのが一般第2図には、上記条件における翼群の振動
特性の実験データの一つを示し、第3図乃至第6図は全
周一群の翼群からなる円板としての振動モードを示す。
を、(4)羽根単体として取扱う場合、(B)全周に連
なった羽根群として取扱う場合、および(C)羽根がロ
ータホイールに植込まれだものとした上でそれらの達成
振動として取扱う場合等が考えられるが、ロータホイー
ル2が柔らかでタービン羽根が短く、かつタービン羽根
が全周一群構造のときは、(B) 、 (C)のように
考え、ロータホイールの達成振動として全周を取扱うか
、あるいは全周一群の翼群から構成される円板として取
扱うのが一般第2図には、上記条件における翼群の振動
特性の実験データの一つを示し、第3図乃至第6図は全
周一群の翼群からなる円板としての振動モードを示す。
第2図は一般にキャンペル線図と呼ばれ、横軸、縦軸は
、タービンの回転数、タービン羽根系の固有振動数をそ
れぞれ示す。原点0から放射状に延びる斜の直線は、固
有振動数の点をプロットした次数直線Aを示すものであ
り、どの次数直線Aのうち、符号1,2・・・・・・7
は、タービン回転数の1倍、2倍・・・・・・7倍をそ
れぞれ示している。
、タービンの回転数、タービン羽根系の固有振動数をそ
れぞれ示す。原点0から放射状に延びる斜の直線は、固
有振動数の点をプロットした次数直線Aを示すものであ
り、どの次数直線Aのうち、符号1,2・・・・・・7
は、タービン回転数の1倍、2倍・・・・・・7倍をそ
れぞれ示している。
実線Bは実測された振動数のデータであって、例えばタ
ービンロータの軸方向の振動特性ラインを示す。しかし
て、実線Bはタービン羽根またはロータホイールの固有
振動数の回転数に対する変化を示している。振動特性ラ
インBが各次数曲線Aと交差する箇所でタービン羽根ま
たはロータホイールは共振し、共振応力が発生する。こ
の共振応力の相対的な大きさは、第2図に応力用の径の
大きさで示されており、この図からもわかるように、タ
ービン羽根またはロータホイールは定格回転数近傍で回
転数の2倍の次数直線Aと交差する節で、太き々共振応
力(応力用C)を受ける。タービン羽根等が定格回転数
域で大き々共振応力を受け、この共振応力状態で運転が
続けられると、タービン羽根が疲労破壊を受けて破損し
たり、破壊したり、タービン羽根の信頼性が著しく損な
われる等の問題がある。
ービンロータの軸方向の振動特性ラインを示す。しかし
て、実線Bはタービン羽根またはロータホイールの固有
振動数の回転数に対する変化を示している。振動特性ラ
インBが各次数曲線Aと交差する箇所でタービン羽根ま
たはロータホイールは共振し、共振応力が発生する。こ
の共振応力の相対的な大きさは、第2図に応力用の径の
大きさで示されており、この図からもわかるように、タ
ービン羽根またはロータホイールは定格回転数近傍で回
転数の2倍の次数直線Aと交差する節で、太き々共振応
力(応力用C)を受ける。タービン羽根等が定格回転数
域で大き々共振応力を受け、この共振応力状態で運転が
続けられると、タービン羽根が疲労破壊を受けて破損し
たり、破壊したり、タービン羽根の信頼性が著しく損な
われる等の問題がある。
第3図乃至第6図は、タービン羽根とロータホイールを
全周円板としたときの軸方向振動モードを示しており、
それぞれ0節直径モード、1節直径モード、2節直径モ
ードおよび3節直径モードと呼ばれ、+、−の符号は振
幅の位相を表わしている。この振幅の位相はタービン羽
根とロータホイールの回転位置によって変る。例えば、
ある瞬間では第4図の1節直径モードに示すように節半
径を境にして紙面の向う側に振れる部分を+2手前側に
振れる部分を−とすると、半周期後にはこれが逆になる
。節半径の数はタービン羽根およびロータホイールの振
動数に応じて変る。
全周円板としたときの軸方向振動モードを示しており、
それぞれ0節直径モード、1節直径モード、2節直径モ
ードおよび3節直径モードと呼ばれ、+、−の符号は振
幅の位相を表わしている。この振幅の位相はタービン羽
根とロータホイールの回転位置によって変る。例えば、
ある瞬間では第4図の1節直径モードに示すように節半
径を境にして紙面の向う側に振れる部分を+2手前側に
振れる部分を−とすると、半周期後にはこれが逆になる
。節半径の数はタービン羽根およびロータホイールの振
動数に応じて変る。
今、第2図に示すキャンペル線図が実験および計算によ
って得られたとすると、タービンの定格回転数近傍で回
転数の倍数ラインAと振動数ラインBとが交差しており
、この交差点における節で振動応力が大きい。このため
、何らかの手段でタービン羽根をチューニング(選定)
シ、上記節が定格回転数近傍を通らないように十分な離
調をとり、振動応力を下げる必賛がある。この点に関し
、従来は設計段階においてタービン羽根の形状修正した
り、製作段階以後、タービン羽根を削る等の手段を施し
てタービン羽根をチューニングし、離調を図っている。
って得られたとすると、タービンの定格回転数近傍で回
転数の倍数ラインAと振動数ラインBとが交差しており
、この交差点における節で振動応力が大きい。このため
、何らかの手段でタービン羽根をチューニング(選定)
シ、上記節が定格回転数近傍を通らないように十分な離
調をとり、振動応力を下げる必賛がある。この点に関し
、従来は設計段階においてタービン羽根の形状修正した
り、製作段階以後、タービン羽根を削る等の手段を施し
てタービン羽根をチューニングし、離調を図っている。
しか七ながら、タービン羽根の振動特性において、ロー
タホイールとの連成振動が問題となる短かい翼の場合、
タービン羽根を若干修正しただけでは十分な離調が困離
であり、また、全周一群の長翼の場1合には、タービン
羽根形状を若干修正するだけで離調が可能であるが、タ
ービン羽根のチューニングを一本一本個別に行なわなけ
ればならず、作業時間が長くかかり、品質管理上も固有
振動数のノ々ラツキが問題どなっていた。
タホイールとの連成振動が問題となる短かい翼の場合、
タービン羽根を若干修正しただけでは十分な離調が困離
であり、また、全周一群の長翼の場1合には、タービン
羽根形状を若干修正するだけで離調が可能であるが、タ
ービン羽根のチューニングを一本一本個別に行なわなけ
ればならず、作業時間が長くかかり、品質管理上も固有
振動数のノ々ラツキが問題どなっていた。
本発明は上述した点を考慮し、定格回転数近傍での振動
応力を低下させてタービン羽根等の翼の破損や破壊を未
然にかつ有効的に防止し、翼の信頼性を向上させた回転
機械の翼間列構造を提供することを目的とする。
応力を低下させてタービン羽根等の翼の破損や破壊を未
然にかつ有効的に防止し、翼の信頼性を向上させた回転
機械の翼間列構造を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、本発明に係る回転機械の
翼間列構造は、蒸気タービン等の回転体の全周に配列さ
れた翼群の中に、他の翼または翼群の固有振動数に対し
所定の範囲内で選定された固有振動数を有する翼または
翼群を備え、固有振動数が選定された翼または翼群は周
方向に適宜間隔をおいて配設したものである。
翼間列構造は、蒸気タービン等の回転体の全周に配列さ
れた翼群の中に、他の翼または翼群の固有振動数に対し
所定の範囲内で選定された固有振動数を有する翼または
翼群を備え、固有振動数が選定された翼または翼群は周
方向に適宜間隔をおいて配設したものである。
本発明の好ましい実施例について添付図面を参照して説
明する。
明する。
第7図は本発明に係る回転機械の翼間列構造を蒸気ター
ビンに適用した例を示し、ロータホイール2の外周に等
ピッチで多数のタービン羽根が植設され、翼群10が構
成される。この翼群10のうち、翼または翼群11は、
他の翼または翼群12 、13 、14とは異なったチ
タン等の金属材料で構成される。
ビンに適用した例を示し、ロータホイール2の外周に等
ピッチで多数のタービン羽根が植設され、翼群10が構
成される。この翼群10のうち、翼または翼群11は、
他の翼または翼群12 、13 、14とは異なったチ
タン等の金属材料で構成される。
他の翼または翼群12 、13 、1;4は12−クロ
ム鋼などで一般に形成される。上記翼または翼群11は
ロータホイール2に配列角度θ例えばω度の間隔をおい
て等角度的に植設され、その固有振動数は他の翼または
翼群12 、13 、14の固有振動数に対し、品質管
理上例えば上下10チ程度の所定の範囲に選定される。
ム鋼などで一般に形成される。上記翼または翼群11は
ロータホイール2に配列角度θ例えばω度の間隔をおい
て等角度的に植設され、その固有振動数は他の翼または
翼群12 、13 、14の固有振動数に対し、品質管
理上例えば上下10チ程度の所定の範囲に選定される。
翼または翼群11は他の翼または翼群12゜13 、1
4と同じ形状を有し、振動特性が異ガるものである。
4と同じ形状を有し、振動特性が異ガるものである。
ところで、定格回転数付近におけるある節直径モードの
振動を減衰させるために、この節直径モードとは異なり
、振動を相対的に増幅させる他の節直径モード数をNと
すると、配列角度θは、π θ=−・・・・・・・・・・・・(1)で表わされる。
振動を減衰させるために、この節直径モードとは異なり
、振動を相対的に増幅させる他の節直径モード数をNと
すると、配列角度θは、π θ=−・・・・・・・・・・・・(1)で表わされる。
第7図に示される実施例は、第1式において、N=3と
したときのものである。つまり、固有振動数が選定され
た異種材料の翼または翼群11をロータホイール2の全
周上に6等分割、中心角度60度の等ピッチに配設した
ものである。
したときのものである。つまり、固有振動数が選定され
た異種材料の翼または翼群11をロータホイール2の全
周上に6等分割、中心角度60度の等ピッチに配設した
ものである。
次に、第7図に示された翼間列構造を、第2図に示す特
性の翼群に適応した場合を例にとり、作用を説明する。
性の翼群に適応した場合を例にとり、作用を説明する。
第2図のキャンペル線図に示される振動特性は、タービ
ン羽根とロータホイールとの連成による振動が、タービ
ン回転数の2.4.5倍の加振力に対して共振し、大き
な振動応力が生じており、逆に3.6.7倍の加振力に
対しては振動応力が小さいという達成振動の特性を示し
ている。すなわち、第2図に示された振動特性をもつ回
転機械の翼または翼群は、定格回転数近傍において、回
転数の2倍の加振力に対して共振現象を起こしているこ
とがわかり、その共振により定格回転数近傍で長時間運
転することにより疲労破壊を招くという問題があり、定
格回転数域での共振現象を如伺に小さく押えるかが問題
になっている。
ン羽根とロータホイールとの連成による振動が、タービ
ン回転数の2.4.5倍の加振力に対して共振し、大き
な振動応力が生じており、逆に3.6.7倍の加振力に
対しては振動応力が小さいという達成振動の特性を示し
ている。すなわち、第2図に示された振動特性をもつ回
転機械の翼または翼群は、定格回転数近傍において、回
転数の2倍の加振力に対して共振現象を起こしているこ
とがわかり、その共振により定格回転数近傍で長時間運
転することにより疲労破壊を招くという問題があり、定
格回転数域での共振現象を如伺に小さく押えるかが問題
になっている。
しかして、第2図に示す振動特性を有するタービン羽根
の翼群は、通常運転状態における定格回転数付近におい
て、回転数の2倍との共振が問題になるので、今タービ
ン回転数の2倍と3倍の加振力に対する振動に着目する
。このときには、翼または翼群は第5図および第6図に
示す振動モードで振動していることになシ、第2図の応
力円Cの大きさから2節直径モードの方が3節直径モー
ドより感度が高いことが推測される。
の翼群は、通常運転状態における定格回転数付近におい
て、回転数の2倍との共振が問題になるので、今タービ
ン回転数の2倍と3倍の加振力に対する振動に着目する
。このときには、翼または翼群は第5図および第6図に
示す振動モードで振動していることになシ、第2図の応
力円Cの大きさから2節直径モードの方が3節直径モー
ドより感度が高いことが推測される。
ところで、第2図に示す翼または翼群で問題になってい
る2節直径モードは、翼または翼群およびロータホイー
ルを介した伝達波が円周方向に2周期で伝わる振動モー
ドである。一方、第7図には異種材料からなる翼または
翼群11を全周の翼群10の中に6等分割、ω度のピッ
チ間隔に配列させているから、周方向に3周期をなす構
造となっている。このことは、全周を3周期で伝わる伝
達波に起因するモード4.つまり、第6図に示す3節直
径モードの感度が増長されることを示しており、定格回
転数における3節直径モードの振動が、本発明の適用前
に比べ大きくなる。すなわち、定格回転数域から遠ざか
った回転数の3倍に対して共振し、大きな共振応力が生
ずることがわかる。
る2節直径モードは、翼または翼群およびロータホイー
ルを介した伝達波が円周方向に2周期で伝わる振動モー
ドである。一方、第7図には異種材料からなる翼または
翼群11を全周の翼群10の中に6等分割、ω度のピッ
チ間隔に配列させているから、周方向に3周期をなす構
造となっている。このことは、全周を3周期で伝わる伝
達波に起因するモード4.つまり、第6図に示す3節直
径モードの感度が増長されることを示しており、定格回
転数における3節直径モードの振動が、本発明の適用前
に比べ大きくなる。すなわち、定格回転数域から遠ざか
った回転数の3倍に対して共振し、大きな共振応力が生
ずることがわかる。
ところで、定格回転運転時に、本発明の適用前と適用後
において運転条件が変化しないとすると外力が同じであ
り、振動によるエネルギーも一定であるから、3節直径
モードの振動が増大すると、2節直径モードおよび他の
モードの振動成分は相対的に低下し、第8図に示すよう
になる。この第8図は、定格回転数近傍における倍数ラ
インAと振動数ラインBとが交差する節での共振応力が
小さくなることを示している。逆に回転数の3倍の倍数
ラインAと振動数ラインBとが交差する節での共振応力
が大きくなる。
において運転条件が変化しないとすると外力が同じであ
り、振動によるエネルギーも一定であるから、3節直径
モードの振動が増大すると、2節直径モードおよび他の
モードの振動成分は相対的に低下し、第8図に示すよう
になる。この第8図は、定格回転数近傍における倍数ラ
インAと振動数ラインBとが交差する節での共振応力が
小さくなることを示している。逆に回転数の3倍の倍数
ラインAと振動数ラインBとが交差する節での共振応力
が大きくなる。
また、ロータホイールを介して伝達される振動の伝達波
を第9図に示す。横軸に周方向(0〜2π)。
を第9図に示す。横軸に周方向(0〜2π)。
縦軸に振動の振幅をとると、全周にわたって3周期の翼
配列構造をとることによって、3周期の伝達波は増幅さ
れる。すなわち、破線14で示す伝達波は増幅されて実
線15で示される伝達波となる。
配列構造をとることによって、3周期の伝達波は増幅さ
れる。すなわち、破線14で示す伝達波は増幅されて実
線15で示される伝達波となる。
一方、破線16で示される2周期の伝達波は、翼配列構
造の3周期と合致しないため減衰され、実線17で示さ
れる減衰した伝達波になる。
造の3周期と合致しないため減衰され、実線17で示さ
れる減衰した伝達波になる。
このため、固有振動数が選定された異種材料の翼または
翼群11を第7図に示すように配設することにより、定
格回転数近傍における振動応力の高い節直径モードの振
動レベルを低下させることができる。これにより、通常
の運転域である定格回転数域での回転機械の振動を緩和
することができ、翼群の破損等を有効的に防止できる。
翼群11を第7図に示すように配設することにより、定
格回転数近傍における振動応力の高い節直径モードの振
動レベルを低下させることができる。これにより、通常
の運転域である定格回転数域での回転機械の振動を緩和
することができ、翼群の破損等を有効的に防止できる。
本発明の一実施例においては、節直径モード数Nが3の
場合について説明したが、他の節直径モード数の場合に
も同様の効果が得られる。例えば、4節直径モードに関
する振動に対しである翼および翼群の感度が低く、他の
節直径モードの振動に対して感度が高く、しかもその振
動が定格回転数付近である場合には、第1式においてN
=4.すなわちθ=−の間隔で、固有振動数が選定され
た異種材料の翼または翼群を配設すればよい。
場合について説明したが、他の節直径モード数の場合に
も同様の効果が得られる。例えば、4節直径モードに関
する振動に対しである翼および翼群の感度が低く、他の
節直径モードの振動に対して感度が高く、しかもその振
動が定格回転数付近である場合には、第1式においてN
=4.すなわちθ=−の間隔で、固有振動数が選定され
た異種材料の翼または翼群を配設すればよい。
第1O図は本発明の変形例を示すものである。
第7図に示した一実施例においては、異種材料からなる
翼または翼群11を等間隔に全周にわたって配列した場
合について説明したが、第10図に示すように異種材料
からなる翼または翼群11を部分的数ケ所、例えば2ケ
所に配設するだけでもよい。
翼または翼群11を等間隔に全周にわたって配列した場
合について説明したが、第10図に示すように異種材料
からなる翼または翼群11を部分的数ケ所、例えば2ケ
所に配設するだけでもよい。
これは、異種材料からなるII&または翼群11を配置
する角度θ1により増長される伝達波の周期が決定され
るので、異種材料の翼または翼群11を部分的に配設す
るだけでも特定周期の伝達波を増幅させ、他の周期の伝
達波を相対的に減衰させることができる。
する角度θ1により増長される伝達波の周期が決定され
るので、異種材料の翼または翼群11を部分的に配設す
るだけでも特定周期の伝達波を増幅させ、他の周期の伝
達波を相対的に減衰させることができる。
さらに、本発明の他の変形例は、異種材料の翼または翼
群を配設する代わシに、構造減衰の異な、る翼または翼
群、例えばシュラウド等による綴り形式の異なる翼また
は翼群を配設してもよい。
群を配設する代わシに、構造減衰の異な、る翼または翼
群、例えばシュラウド等による綴り形式の異なる翼また
は翼群を配設してもよい。
〔発明の効果〕・
以上に述べたように本発明に係る回転機械の翼配列構造
においては、全周に配列された翼群の中に、他の翼また
は翼群の固有振動数に対し、所定の範囲内で選定された
固有振動数を有する翼または翼群を配設したから、翼群
の節直径モードの制御が可能となり、しかも全周に配列
された翼群の各翼を個別に選定(チューニング)する必
要がなく、異種材料等からなる翼または翼群を周方向に
適宜間隔をおいて配設するだけでよいから、チューニン
グ時間の短縮と品質管理の簡素化を図ることができる。
においては、全周に配列された翼群の中に、他の翼また
は翼群の固有振動数に対し、所定の範囲内で選定された
固有振動数を有する翼または翼群を配設したから、翼群
の節直径モードの制御が可能となり、しかも全周に配列
された翼群の各翼を個別に選定(チューニング)する必
要がなく、異種材料等からなる翼または翼群を周方向に
適宜間隔をおいて配設するだけでよいから、チューニン
グ時間の短縮と品質管理の簡素化を図ることができる。
また、通常運転域である定格回転数近傍の節直径モード
および振動レベルの制御が可能となり、定格回転数域で
のタービン羽根等の翼群に作用する振動を軽減すること
ができ、この振動の軽減を通じてタービン羽根の破損や
疲労破壊を未然にかつ有効的に防止することができる等
の効果を奏する。
および振動レベルの制御が可能となり、定格回転数域で
のタービン羽根等の翼群に作用する振動を軽減すること
ができ、この振動の軽減を通じてタービン羽根の破損や
疲労破壊を未然にかつ有効的に防止することができる等
の効果を奏する。
第1図は、蒸気タービンに組み込まれるタービン回転部
分の概略図、第2図は、タービン翼の振動特性を示すキ
ャンペル線図、第3図乃至第6図は全周一群の翼群を円
板として取扱った場合の節直径モードをそれぞれ示す図
、第7図は、本発明に係る回転機械の翼配列構造の一実
施例を示す図、第8図は本発明を適用した場合における
翼群の振動特性を示すキャンペル線図、第9図は、本発
明の翼配列構造の作用を説明したグラフ、第10図は本
発明の回転機械の翼配列構造の変形例を示す図である。 1・・・タービンロータ、2・・・ロータホイール、3
・・・タービン羽根、10・・・翼群、11・・・異種
材料からなる翼または翼群、12 、13 、14・・
・他の翼または翼群、A・・・次数直線、B・・・振動
数ライン出願人代理人 波 多 野 次第 1
図 落2図 第 7 因 第85!J グービンn回拳云9欠 回 蟲− 第 9 図 第10図
分の概略図、第2図は、タービン翼の振動特性を示すキ
ャンペル線図、第3図乃至第6図は全周一群の翼群を円
板として取扱った場合の節直径モードをそれぞれ示す図
、第7図は、本発明に係る回転機械の翼配列構造の一実
施例を示す図、第8図は本発明を適用した場合における
翼群の振動特性を示すキャンペル線図、第9図は、本発
明の翼配列構造の作用を説明したグラフ、第10図は本
発明の回転機械の翼配列構造の変形例を示す図である。 1・・・タービンロータ、2・・・ロータホイール、3
・・・タービン羽根、10・・・翼群、11・・・異種
材料からなる翼または翼群、12 、13 、14・・
・他の翼または翼群、A・・・次数直線、B・・・振動
数ライン出願人代理人 波 多 野 次第 1
図 落2図 第 7 因 第85!J グービンn回拳云9欠 回 蟲− 第 9 図 第10図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、蒸気タービン等の回転体の全周に配列された翼群の
中に、他の翼または翼群の固有振動数に対し所定の範囲
内で選定された固有振動数を有する翼または翼群を備え
、固有振動数が選定された翼または翼群は周方向に適宜
間隔をおいて配設されたことを特徴とする回転機械の無
配列構造。 2、固有振動数が選定された興または翼群は、他の翼ま
たは翼群と異なるチタン等の異種材料で構成された特許
請求の範囲第1項に記載の回転機械の無配列構造。 3、固有振動数が選定された翼または翼群は、回転体の
全周にわたって等角度的に配設された特許請求の範囲第
1項または第2項に記載の回転機械の無配列構造。 4、固有振動数が選定された翼または翼群は、回転体の
周りに不等角度的に配設された特許請求の範囲第1項ま
たは第2項に記載の回転機械の無配列構造。 5、固有振動数が選定された翼または翼群の構造減衰は
、他の翼または翼群の構造減衰と異なる特許請求の範囲
第1項に記載の回転機械の無配列構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1894883A JPS59150903A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 回転機械の翼配列構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1894883A JPS59150903A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 回転機械の翼配列構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS59150903A true JPS59150903A (ja) | 1984-08-29 |
JPH0475361B2 JPH0475361B2 (ja) | 1992-11-30 |
Family
ID=11985865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1894883A Granted JPS59150903A (ja) | 1983-02-09 | 1983-02-09 | 回転機械の翼配列構造 |
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