JPS591486B2 - アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置 - Google Patents

アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置

Info

Publication number
JPS591486B2
JPS591486B2 JP6259476A JP6259476A JPS591486B2 JP S591486 B2 JPS591486 B2 JP S591486B2 JP 6259476 A JP6259476 A JP 6259476A JP 6259476 A JP6259476 A JP 6259476A JP S591486 B2 JPS591486 B2 JP S591486B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
billet
die
annular blade
heating furnace
skin layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6259476A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52144358A (en
Inventor
喜三 柴田
更生 佐原
昭久 丸川
優治 古金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOKUSEI ALUMINIUM CO Ltd
Original Assignee
HOKUSEI ALUMINIUM CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOKUSEI ALUMINIUM CO Ltd filed Critical HOKUSEI ALUMINIUM CO Ltd
Priority to JP6259476A priority Critical patent/JPS591486B2/ja
Publication of JPS52144358A publication Critical patent/JPS52144358A/ja
Publication of JPS591486B2 publication Critical patent/JPS591486B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Extrusion Of Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、アルミニウム合金の鋳造ビレットを押出し
成形する工程の前に行なわれる表皮剥離工程で使用され
る装置に関する。
アルミニウム合金の鋳造ビレットの表面には酸化皮膜が
生じているほか油その他の異物が付着しており、これを
そのまま押出し成形に付すると、製品の表面に酸化物等
による汚損が生じるため、最近では押出し成形の前にビ
レットの表皮層を除去することが広く行なわれている。
その手段の一つとして旋盤により外周面を螺旋状に除去
する方法もあるが、これによると多数本を処理する場合
には極めて非能率であるため、最近ではワイヤブラシや
砥石ローラー等による研削法や苛性エツチング法等が採
用されている。
しかし、そのいずれの場合も、除去したアルミニウム合
金が粉末あるいは液に溶解した状態となるため回収が極
めて困難である。
この発明の目的は、上記従来の欠点を解決することにあ
り、鋳造ビレットの表皮層を迅速に除去できると共に、
除去された切粉が回収の容易な断片となること、更に、
既設の押出し成形機に付設されるように案出したことに
ある。
この発明による構成は、加熱炉に連続して表皮剥離部を
設け、鋳造ビレットを適切な温度に加熱して表皮を除去
するもので、表皮剥離部はダイスによられるが、ダイス
にあけた丸孔をその内径を入口側より後方へ順次大きく
拡がるテーパーを付け、該丸孔の入口側端部に環状刃を
設け、更に入口側端に環状刃より連続して前人した内面
を有する項四陥部を形成し、且つ環状刃に複数の切欠を
間隔おきに設けたものであり、また、加熱炉には鋳造ビ
レットを炉内へ挿入し且つ表皮剥離部へ送る供給装置を
設け、表皮剥離部には鋳造ビレットをダイスへ送り込み
且つ引き出す押送り装置を備えたものである。
以下、この発明を実施例によって説明する。
第1図に示される如く、加熱炉1と表皮剥離部2とをコ
ンベア3を介して連続して設置し、表皮剥離部2より更
にコンベア4を介し既設の押出し成形機(図示せず)に
連なるものである。
加熱炉1には、鋳造ビレットaを加熱炉1内へ挿入し且
つ押し出して表皮剥離部2へ送り込む供給装置5が備え
である。
図示する供給装置5はシリンダーである。
表皮剥離部2は、ダイス6とダイス6の前後に設けた押
送り装置7,7で構成されるもので、ダイス6は円盤の
中心部に鋳造ビレットaが貫通し得る円孔8を、その内
径が入口側より出口側へ順次大きく拡がるテーパーを付
けて設け、円孔8の入口側周縁に沿って環状刃9を形成
し、入口側面に環状刃9より骨太した断面円弧状を成す
環状凹陥部10を形成したものである。
更に環状刃9の周面に複数の切欠11を間隔をおいて設
けである。
前後の押送り装置7,7は、鋳造ビレットaを上下に挾
む鼓状ローラー12を複数組設け、モーター13で回転
させるようになっており、各ローラー12の窪んだ胴回
りに防滑用の溝条13が形成しである。
この発明に係る装置は上記の構成であるが、この装置に
ついて最も苦心したのはダイス6の構造であって、第1
0図はこの発明の完成に先立って実験したダイスを示し
、そのうちイ図のダイスではビレットの表皮層を切削す
る途中でビレットの押込み抵抗が極端に大きくなってそ
れに逆って押込むとビレットが中太りの状態になり、口
図のダイスでは切削開始で中太りになってしまった。
これに対してこの発明のダイス6によれば、環状刃9で
ビレットaの同一外周面を同時に切削するが、切削した
剥離片すが環状凹陥部10の彎曲した内面に沿って拡大
しながら反転することによってよこに分裂すると共に渦
巻いてたてにも分裂し、その断片が間断なく落下するた
め、ビレットaをダイス6に貫通させる際にその抵抗が
極端に大きくなることはない。
第7図は、ビレツ)aをダイス6に貫通させる最高押出
力とビレットa表面の切削厚との関係を示したもので、
ビレットaの長さ560mm、直径178mm、加熱温
度450℃、切削速度500龍/秒とした場合である。
このグラフより多少のばらつきはあるものの、0.8m
mの切削厚でわずか2トン前後の押出力があればよいこ
とになるので、押送り装置7の規模が型材の押出成形の
一連装置に対して極端に大きくはならない。
第8図は、ビレットの加熱温度と最高押出力との関係を
示したもので、切削厚0.8 mrft、その他の条件
は上記と同様にした場合である。
これによれば、300℃乃至600℃の範囲で押出力は
非常に低い値を示し、400°q乃至500℃では最も
低い値を示す。
そして低い押出力であるほどビレット表面がきれいにむ
け、例えば100℃以下で切削すると、ビレット表面に
横じわのようなむくれが生ずる。
次に、第9図は、ビレットの加熱温度450°Cにおけ
る切削速度と最高押出力との関係を示したもので、この
グラフより切削速度が速くなればなるほど最高押出力は
低下する。
このことは、型材を成形する一連の装置にこの発明に係
る装置を組み入れるのに適していることを示している。
なぜなら型材の押出し成形においては、ビレットを加熱
して型材の押出機にかけるので、両装置で加熱炉1を併
用し、加熱炉と型材の押出機間にビレットを切削する装
置すなわちダイス6及び押送り装置7を設けても、型材
の押出機に至るまでにおけるビレットの放熱による熱損
失を押えることができるからであって、このようにすれ
ば作業の一貫化を図ることができる。
また、ダイス温度の影響として、ダイス6を300℃乃
至400℃に加熱すれば最高押出力は20乃至30係前
後低下する。
また、ダイス面に潤滑剤を塗ればさらに10乃至20係
低下する。
しかしながら、あまり押出し負荷を低くすると押出し中
にダイス6とビレットaの軸心がずれて片側の表皮層だ
けしか切削しない結果になってしまった。
これは、ダイス6の環状刃9の形状及びその向きdとの
関係からビレットaの切削中にそれが環状刃9から受け
る反作用で自然に軸心が調節されるが、押出し負荷が低
くて上記反作用がビレットaの重み等による他の作用よ
りも劣った場合に軸心がずれるものと考えられる。
また、この発明のダイス6ではビレットaのずれた軸心
が復帰する妨げとならないように環状刃9の内径を先端
から基端に順次大きく形成しであるため、軸心は容易に
調節される。
この発明による表皮層除去装置によれば、加熱炉に連続
して表皮剥離部を設け、ダイスの円孔にテーパー付け、
環状刃の周縁に環状凹陥部を設けたことから、鋳造ビレ
ットの表皮層を抵抗少なく確実に切削さね、剥離処理が
迅速になり、しかも本発明の装置は既設の押出し成形機
に直結することが出来るので、表皮を除去した鋳造ビレ
ットを即座に押出し成形機に送り込むことが出来、その
間に再び酸化現象が生起する恐れがなくなるものである
また、ダイスに環状凹陥部が形成しであるため、切削さ
れた切粉は環状凹陥部によって反転して渦巻き状に排出
し、しかも環状刃に切欠が設けであるため、切粉は帯状
の断片として排出され、回収が容易になるものである。
更に本発明のダイスで処理した際、第6図図示の如く、
剥離処理された鋳造ビレットa′の外周に長手方向に沿
って凸条Cが形成されるが、押出し成形時に、その初期
において鋳造ビレットa′の外周面とコンテナ14の内
周面との間に空隙が生じるが、この空隙より空気が抜は
出され、製品への空気巻き込みを防止することが出来、
しかも加熱炉で加熱を押出し成形時に有効に利用される
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による表皮除去装置を示す側面図、第
2図はダイスを示す正面図、第3図は同じく断面図、第
4図は押送り装置を示す正面図、第5図はダイスによる
表皮除去状態を示す断面図、第6図はビレットをコンテ
ナに挿入した当初の状態を示す断面図、第7図、第8図
及び第9図はそれぞれこの発明の切削実験例をグラフで
表わす図、第10図はこの発明の構成をもつダイスに至
る以前に試作したダイスを示す断面図である。 1・・・・・・加熱炉、2・・・・・・表皮剥離部、5
・・・・・・供給装置、6・・・・・・ダイス、7・・
・・・・押送り装置、8・・・・・・円孔、9・・・・
・・環状刃、10・・・・・・環状凹陥部、11・・・
・・・切欠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 加熱炉1と表皮剥離部2とが連続して備えてあり、
    加熱炉1に鋳造ビレットaを炉内へ送り込み且つ送り出
    して表皮剥離部2へ送る供給装置5を設け、表皮剥離部
    2にダイス6とダイス6の前後に鋳造ビレットaをダイ
    ス6へ差し通し且つ送り出す押送り装置7が設けてあっ
    て、ダイス6に円孔8を内径が加熱炉1と対向する入口
    側より後方へ広くなるテーパーを付けて設け、該円孔8
    の入口側端部に環状刃9を形成すると共に、入口側端面
    に環状刃9の先端から連続して前人した内面を有する環
    状凹陥部10を形成し、且つ環状刃9に複数の切欠11
    を間隔を置いて設けであるアルミニウム合金の鋳造ビレ
    ット表皮層除去装置。
JP6259476A 1976-05-28 1976-05-28 アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置 Expired JPS591486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259476A JPS591486B2 (ja) 1976-05-28 1976-05-28 アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6259476A JPS591486B2 (ja) 1976-05-28 1976-05-28 アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52144358A JPS52144358A (en) 1977-12-01
JPS591486B2 true JPS591486B2 (ja) 1984-01-12

Family

ID=13204793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6259476A Expired JPS591486B2 (ja) 1976-05-28 1976-05-28 アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS591486B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5348935A (en) * 1976-10-15 1978-05-02 Sankyo Aruminiumu Kougiyou Kk Method of cleaning surfaces of billets
JPS5820322A (ja) * 1981-07-30 1983-02-05 Sumitomo Electric Ind Ltd アルミニウム被覆鋼線の製造法
US11130171B2 (en) 2018-04-24 2021-09-28 Golden Aluminum Company Method for reducing target surface features in continuous casting

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52144358A (en) 1977-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3987536A (en) Method of and apparatus for the production of bars or machine wire
US4043023A (en) Method for making seamless pipe
US4653306A (en) Method for preparing tubular chills for continuous steel casting plants
JPS591486B2 (ja) アルミニウム合金の鋳造ビレット表皮層除去装置
US2528528A (en) Method of and apparatus for forming plastic
EP0072207A1 (en) Extrusion of copper
JPS6233009B2 (ja)
US2285308A (en) Process for making wire or strips
JP3208818B2 (ja) プレス用金型およびプレス方法
JPH03169450A (ja) アルミ製穴開き袋ナットの製造方法
US2216718A (en) Manufacturing metallic tubular articles
US3653109A (en) Method of producing composite bushings
US3440853A (en) Metal extrusion method
US3314143A (en) Method for producing tube shells
JPS594204B2 (ja) MgおよびCuを合金元素として含むアルミニウム合金の高温静水圧押出し方法
JPS61259831A (ja) 押出加工方法
JPS5921686B2 (ja) 熱間押出材のデイスカ−ド減少用断熱具
JPS5938061B2 (ja) 製品−貫製造装置
US2930482A (en) Apparatus for torsion-breaking extrusion residue from finished product
JP2000042625A (ja) 金属押出材の製造方法
JPH03198910A (ja) 連続鋳造材の押抜き方法
JPH03198911A (ja) 熱間押出し加工用ビレット採取方法
JPH0241714A (ja) 間接押出プレス
JPS5913929B2 (ja) 熱間押出におけるディスカ−ド減少方法
JPH0565284B2 (ja)