JPS59147031A - 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法 - Google Patents

親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法

Info

Publication number
JPS59147031A
JPS59147031A JP2186783A JP2186783A JPS59147031A JP S59147031 A JPS59147031 A JP S59147031A JP 2186783 A JP2186783 A JP 2186783A JP 2186783 A JP2186783 A JP 2186783A JP S59147031 A JPS59147031 A JP S59147031A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
open
crosslinked polyolefin
open cell
sulfuric acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2186783A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Yoshida
吉田 「巌」
「よし」田 典生
Norio Yoshida
Yasuo Kawashima
川「しま」 保夫
Takeo Kasatsugu
笠次 武男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Kako Co Ltd
Original Assignee
Sanwa Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Kako Co Ltd filed Critical Sanwa Kako Co Ltd
Priority to JP2186783A priority Critical patent/JPS59147031A/ja
Publication of JPS59147031A publication Critical patent/JPS59147031A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体の製法に
関する。さらに詳しくは、エチμ(A8TM D 19
40−62Tに準じて測定した測定値、以下同様)以上
を膏する架橋ポリオレフィン連続気泡体に、硫酸化剤を
含浸せしめて硫酸化処理したのち、アルカリ水溶液で中
和処理せしめることを特徴とする親水化架橋ポリオレフ
ィン連続気泡体の製法であり、化粧品用パフ、香料保持
用吸収剤、吸水ローラーあるいは園芸用採水剤2よび吸
水剤、モツプなどの材料として好適に用いつる親水化架
橋ポリオレフィン連続気泡体套蟲牽罎の製法に関する。
ここで、硫酸化処理とは、架橋ポリオレフィン連続気泡
体の表面および連続気孔内に硫酸化剤を付着および含浸
せしめた状態に保持しておくことをいう。
従来から、親水性素材としてはセルロース、セルロース
誘導体、ゼラチンなどがp過材、化粧品用パフ、園芸用
保水剤などとして実用化されている他に、主としてフッ
素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミン
などの疎水性合成樹脂粉末に親水性物質を添加混合し、
焼結してえられる多孔性焼結体、すなわち親水化処理し
た高分子多孔性焼結体が膜p過、限外p過、透析、電池
用セパレーターなどの膜材として一般に使用されている
。しかしながら、セルロース;セルロース誘導体、ゼラ
チンなどを用いた親水性累拐は肌ざわりは比較的に良好
ではあるが、耐化学薬品性8よび機械的強度が不充分で
あり、また−万親水化処理した高分子多孔性焼結体は、
耐化学薬品性、機械的強度などは充分であるか、いづれ
も硬く人肌的な弾性風合に乏しく、その用途は限られ、
化粧品用パフなどとしては使用しえず、また気孔率が小
さいので保水量に劣り、園芸用保水剤などには使用しえ
ないという欠点がある。
本発明者らは、斜上の欠点を完全に排除し、すぐれた親
水性ならびに保水性を保持し、しかも乾燥時はもとより
湿潤時や含水時に人肌的な弾性風合を有し、かつ耐化学
薬品性および機械的強度が充分である親水性素材を開発
するべく鋭意研究を重ねた結果、親水化基材としてポリ
エチレン−酢酸ビニルからなる架橋ポリオしフィン連続
気泡体(たとえば三相化工■製の架橋ポリオレフィン連
続気泡体、商品名ニオブセルLO−3001、オブセル
LO−300#2、オプセルLO−# 300#3など)ブロックを用い、かつこの架橋ポリオ
レフィン連続気泡体の親水化処理方法として、架橋ポリ
オレフィン連続気泡体を硫酸水溶液中に浸漬し、該連続
気泡体の押圧−弛緩を繰り返して硫酸水溶液を連続気孔
内に含浸せしめ、室温で1夜放置して硫酸化処理し、つ
いでこの含浸せる硫酸水溶液を圧搾除去したのち、アル
カリ水溶液で中和処理せしめることにより、すぐれた親
水性ならび番こ保水性が付与され、しかも乾燥時はもと
より湿潤時または含水時に人肌的な弾性風合を示し、か
つ化学薬品性と共に機械的強度が充分であり、化粧品用
パフ、香料保持用吸収剤、吸水ローラーあるいは園芸用
保水剤および吸水剤などの材料として好適に用いうる親
水化架橋ポリオレフィン連続気泡体かえられるという新
たな事実を見い出し、本発明を完成するにいたった。
すなわち本発明は、架橋ポリオレフィン連続気泡体を硫
酸化処理し、ついでアルカリ中和せしめることを特徴と
する親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体の製法であっ
て、親水化処理する基材として、ポリエチレン−酢酸ビ
ニル樹脂あるいはポリエチレン−酢酸ビニル樹脂をブレ
ンドしたポリエチレン、ポリプロピレンなどからなる、
発泡倍率10〜70君よび連続気泡率80%以上を11
する架橋ポリオレフィン連続気泡体を用い、かつこれの
親水化処理方法として、架橋ポリオレフィン連続気泡体
を硫酸あるいはクロルスルホン酸などの硫酸化剤液中に
浸漬し、該連続気泡体の押圧−弛緩を繰り返すことによ
り、硫酸化剤液を連続気孔内ζこ含浸せしめ、ついで所
定時間放置して硫酸化処理したのち、該連続気泡体の圧
搾機あるいは遠心分離機などの液分離操作により、この
含浸せる硫酸化剤溶液を連続気泡体から除去したのち、
水洗しあるいは水洗することなく、アルカリ水浴液で中
和処理せしめることにより、本来疎水性である架橋ポリ
オレフィン連続気泡体にすぐれた親水性が付与せられる
と共に、乾燥時はもとより湿潤時や含水時に人肌的な弾
性風合が示され、しかも耐化学薬品性、機械的強度にす
ぐれた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体かえられ、
したがって化粧品用パフをはじめ、香料保持用吸収剤、
吸水ローラーあるいは園芸用保水剤および吸水剤、モツ
プなどの材料として好適に用いつる親水化架橋ポリオレ
フィン連続気泡体が工業的簡単かつ容易に製造されつる
というきわめて顕著な効果が奏される。
本発明の製法において、親水化基材として用いる架橋ポ
リオレフィン連続気泡体としては、その基材としてポリ
エチレン−酢酸ビニル樹脂あるいはポリエチレラー酢酸
ビニル樹脂をブレンドしたポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどからなる、酢酸ビニル含有量10〜25%(重量
%、以下同様)、好ましくは15〜25%、発泡倍率1
0〜70、連続気泡率80%以上、好菫しくは発泡倍率
15〜30、連続気泡率90%以上を仔し、かつ均一微
細な気泡構造を有する架橋ポリオレフィン連続気泡体が
採用され、これらの具体例を列挙すれば、たとえば三相
化工■製の架橋ポリオレフィン連続気泡体(たとえば、
特開昭57−191027号公報、特開昭56−121
739号公報参照)であるオプセルLO−300#l、
オプセルLO−300#2、オプセルLO−30031
1どかあげられる。
このばあい、架橋ポリオレフィン連続気泡体としては、
その基材中に酢酸ビニル成分が多量に含まれるほど、後
述する親水化処理により、付与される親水化度合が向上
していく傾向がある。したがって架橋ポリオレフィン連
続気泡体の基材としては、酢酸ビニル成分が基゛材中に
10〜25%、好ましくは15〜25%含符されたもの
を用いるのが、前記親水性能の付与と共に肌触り風合の
点から、とくに好ましい。
しかして、本発明の製法に用いる架橋ポリオレフィン連
続気泡体として、たとえば発泡倍率10〜70および連
続気泡率80%以上を有する架橋ポリオレフィン連続気
泡体(たとえばオプセルLO−300#1、オプセルL
O−300#2、オプセルLO−3003(前出))の
うち、均一微細な気泡構造(平均気泡径:o、stm)
を有する連続気泡体に親水化処理してえられるものは、
化粧品用パフをはじめ、香料保持用吸収剤、吸収ローラ
などの材料として好適に用いられ、また比較的に粗い気
泡構造(平均気泡径:Q、5m5)を臀する連続気泡体
に親水化処理してえられるものは、園芸用保水剤および
吸水剤、モツプなどの材料として有効に使用される。
ぼた本発明の製法において、硫酸化処理に用いる硫酸化
剤としては、たとえば硫酸、クロルスルホン酸、発煙硫
酸、無水硫酸などが採用される。硫酸化剤として、硫酸
を用いるばあいには原液(■■2S04含有@:95%
)のままで、あるいは水で希釈した水溶液のい七れを用
いてもよいが、硫酸濃度の40〜60%水溶液を用いる
のが、後述する水洗および(または)アルカリ中和する
ときの、硫酸の希釈熱および(またはノアルカリ中和熱
による架橋ポリオレフィン連続気泡体の気泡構造の崩壊
が完灸に避けられるので、とくに好ましい。またクロル
スルホン酸または発煙硫酸は、大気中の水分の侵入を避
けた硫酸化処理系で原液のままで用いられる。
本発明の製法の親、水化処理において、架橋ポリオレフ
ィン連続気泡体の硫酸化処理方法としては、前記のごと
き硫酸化剤(液体〕中に前記特定の連続気泡体を浸漬し
、この連続気泡体を押圧して連続気孔内の空気を除去し
、ついでこの押圧した連続気泡体を弛緩して硫酸化剤を
連続気孔内に浸入せしめるという、架橋ポリオレフィン
連続気泡体が硫酸化剤水溶液あるいは硫酸化剤液中浸漬
された状態での該連続゛気泡体の押圧−弛緩を繰り返す
か、あるいは架橋ポリオレフィン連続気泡体の連続気孔
内の空気を脱気したのち、加圧された硫酸化剤中に浸漬
するか、またはこの連続気泡体を硫酸化剤中に浸漬して
超音波を作用せしめるなどの含浸方法が採用され、これ
により架橋ポリオレフィン連続気泡体の連続気孔内およ
び表面に硫酸化剤が含浸および付着される。ついで、こ
の硫酸化剤の付着−含浸された架橋ポリオレフィン連続
気泡体を、室温〜80°C程度の温度で所定時間放置し
、硫酸化処理が施される。
このばあい、架橋ポリオレフィン連続気泡体の表面およ
び連続気孔内に硫酸化剤を付着窓よび含浸せしめた状態
に保持しておく時間(以下、硫酸化処理時間という)と
しては、硫酸化処理時の温度(以下、硫酸化処理温度と
いううおよび親水化度合にもよるが、たとえば40〜6
0%硫酸水溶液を用いるばあいには5〜20時間程度、
硫酸原液を用いるはあいには1〜5分程度、またクロル
スルホン酸、発煙硫酸、無水硫酸などの硫酸化剤を用い
るばあいには10分〜3時間程度がそれぞれ採用され、
これにより本発明の目的とする親水化架橋ポリオレフィ
ン連続気泡体かえられる。
また硫酸化処理温度としては、前記のごとく室温〜80
°C稈度が採用されるが、架橋ポリオレフィン連続気泡
体の基材が熱可塑性であるので、気泡構造の崩壊、カイ
避の点から、40〜60″C程度を採用するのが好まし
い。
しかして硫酸化処理された架橋ポリオレフィン連続気泡
体は、圧搾機あるいは遠心分離機、絞り機などによる液
分離操作により、含浸せる硫酸化剤が除去され、ついで
水洗、アルカリ中和あるいは水洗することなくアルカリ
中和され、目的とする親水化架橋ポリオレフィン連続気
泡体として乾燥される。
硫酸化剤の液分離操作の施された前記連続気泡体の水洗
またはアルカリ中和処理(水洗を省略したばあい〕に当
っては、連続気泡体の気泡骨核表面に付着している硫酸
化剤が水□洗水番こより希釈されて希釈熱を発生し、ま
たアルカリ中和液により中和熱を発生して、連続気泡体
の気泡骨核を軟化し連続気泡体が収縮したり変形したり
し、さらには連続気泡体の気泡構造が崩壊する傾向があ
るので、この連続気泡体の変形、収縮あるいは気泡構造
の崩壊しないように、徐々に水洗あるいはアルカリ中和
を行なうのが好ましい。この傾向は、硫酸化処理におい
て硫酸化剤として、10〜30%硫酸水溶液、高濃度で
も60%程度以下の硫酸水溶液を用いるばあい・にはほ
とんどないが、無水硫酸、クロルスルホン酸または発煙
硫酸を用いるばあいにはとくζこいちじるしい。したが
って硫酸化剤の液分離は充゛分に施すのが望菫しい。
硫酸化処理され、ついで硫酸化剤の液分離された前記連
続気泡体の水洗処理およびアルカリ中和処理方法として
は、前記硫酸化処理のばあいと同様に、水洗水中または
アルカリ中和液中に前記処理された連続気泡体を浸漬し
、この連続気泡体の押圧−弛緩を繰り返すか、連続気泡
体の連続気孔内の空気を脱気したのち加圧された水洗水
中またはアルカリ中和液中に浸漬するか、または連続気
泡体を水洗水中才たはアルカリ中和液中に浸漬して超音
波を作用せ・しめるなどの水洗方法またはアルカリ中和
方法が採用される。
しかして、架橋ポリオレフィン連続気泡体の硫酸化処理
に8ける化学的反応機構については、現在のところ明ら
かではないが、該連続気泡体の基材中に含才れる酢酸ビ
ニル成分およびポリオレフィン成分が、 (1)硫酸化剤として濃硫酸または硫酸水溶液を用いる
ばあいには、式(1)に示すごとく酢酸ビニル成分の酢
酸エステル(−0−000Hs )基が加水分解されて
硫酸エステル(−〇・5OaH)基となり、ついでアル
カリ中和によりアルカリ金属硫酸エステル(−□505
M、 M :アルカリ金属、以下同様)基になっている
ものと考えられる。
酢酸ビニル基              硫酸エステ
ル基O8M 菫た、(2)硫酸化剤としてクロルスルホン酸、発煙硫
酸などを用いるばあいには、式(2)に示すごとく酢酸
ビニル成分の酢酸エステル基が加水分解されて硫酸エス
テル基となり、またポリオレフィン成分の、メチレン(
(+−OHg−)鎖がスルホン化されてスルホン酸(−
8OaH)基が形成され、ついでアルカリ中和により硫
酸エステル基がアルカリ金属硫酸エステル基となり、−
万スルホン酸基がスルホン酸アルカリ金属塩(−8Os
M)基となっているものと考えられる。
808M このように、本発明の親水化処理方法においては、硫酸
化処理しついでアルカリ中和処理することにより、架橋
ポリオレフィン連続気泡体の気泡骨核すなわちポリマー
分子鎖中にアルカリ金属硫酸エステル基および(才たは
)スルホン酸アルカリ金属塩基が形成され、架橋ポリオ
レフィン連続気泡体にすぐれた親水性能が付与されるも
のと考えられる。
本発明の製法において、アルカリ中和処理に用いるアル
カリ水溶液としては、たとえばナトリウム、カリウム、
マグネシウムなどの水可溶性のアルカリ金属あるいはア
ルカリ土類金属の水酸化物の水溶液か採用され、必要に
応じ任意の濃度で用いられる。
しかしてえ゛られる親水化架橋ポリオレフィン連続気泡
体は、所望の長さおよび厚さを有するシート、ブロック
あるいは形状にスライスされ、親水性材料に供される。
以上述べたごとく、本発明の製法によりえられる親水化
架橋ポリオレフィン連続気泡体は、すぐれた親水性能と
共に、乾燥時はもとより湿潤時あるいは含水時に人肌的
な弾性風合を有し、しかもすぐれた耐薬品性、機械的強
度を有しており、化粧品用パフをはじめ、香料保持用吸
収剤、吸水ローラー、園芸用保水剤および吸水剤などの
材料として好適に用いられ、工業上きわめて有用である
つぎをこ実施例をあげて本発明の親水化架橋ポリオレフ
ィン連続気泡体の製法を具体的に説明するが、本発明は
これらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 架橋ポリオレフィン連続気泡体(三相化工■製の架橋ポ
リオレフィン連続気泡体、商品名ニオブセルLO−30
0’S”;基材の酢酸ビニル含有量=20%、発泡倍率
:約34、平均気泡径:約0.3鴎、連続気泡率:10
0%) (40X40X301fi)を50%硫酸水溶
液中に浸漬し、この連続気泡体を押圧して連続気孔内の
空気を除去し、ついで押圧せる連続気泡体を弛緩して硫
酸水溶液を連続気孔内に浸入せしめ、すなわち硫酸水溶
液中での連続気泡体の押圧−弛緩による硫酸水溶液の架
橋ポリオレフィン連続気泡体への含浸操作を断続的に1
時間(こわた95回行ない、硫酸水溶液を架橋ポリオレ
フィン連続気泡体に含浸せしめた。
ついで、硫酸水溶液を含浸せしめた架橋ポリオレフィン
連続気泡体を該硫酸水溶液中に浸漬し、室温(25℃)
下10時間放置して硫酸化処理を行なった。
ついでこの硫酸化処理せる架橋ポリ′オレフィン連続気
泡体を硫酸水溶液から引きあげ、絞り機を用いて付着−
含浸せる硫酸水溶液を王搾除去し、水洗したのち約5%
苛性ソーダ水溶液を用いてアルカリ中和処理を行なった
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、乾燥
時はもとより湿潤時や含水時に人肌的な弾性風合を有し
、しかもすぐれた親水性能が付与されたものであった。
実施例2 架橋ポリオレフィン連続気肩抹(前出)をクロルスルホ
ン酸液中に浸漬し、該連続気泡体の押圧−弛緩により連
続気孔内にクロルスルホン酸を含浸すしめた。
ついで、クロルスルホン酸を含浸せしめた架橋ポリオレ
フィン連続気泡体を該クロルスルホン酸中に浸漬し、室
温(25°C)下1時間放置して硫酸化処理を行なった
ついで、この硫酸化処理せる架橋ポリオレフィン連続気
泡体をクロルスルポン酸液がら引きあげ、絞り機を用い
て付着−含浸せるクロルスルホン酸液を圧搾除去し、大
気系に3時間放置したのち水洗し、ついで約5%苛性ソ
ーダ水溶液を用いてアルカリ中和処理を行なった。
えられた新水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、乾燥
時はもとより湿潤時や含水時に人肌的な弾性風合を有し
、しかもすぐれた親水性能が付与されたものであった。
実施例3 硫酸化処理時間20時間を採用したほかは、実施例1と
同様にして親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体をえた
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能がよりすぐれたものであっ
た。
実施例4 架橋ポリオレフィン連続気“泡体(三相化工■製の架橋
ポリオレフィン連続気泡体、オプセルLC!−300#
2、基材の酢酸ビニル含有量:14%、発泡倍率:約3
5、平均気泡径:約0.5閣、連続気泡率:100%)
(40X40X30+りを用いた′ほかは、実施例1と
同様番こして親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体をえ
た。
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能にすぐれたものであった。
実施例5 実施例4で用いた架橋ポリオレフィン連続気泡体を用い
たほかは、実施例2と同様にして親水化架橋ポリオレフ
ィン連続気泡体をえた。
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能にすぐれたものであった。
実施例6 架橋ポリオレフィン連続気泡体(三相化工■製の架橋ポ
リオレフィン連続気泡体、オプセルLO−3001,基
材の酢酸ビニル含有量:15%、発泡倍率:約32、平
均気泡径:約0.3闘、連続気泡率:100%)(40
X40X30闘)を用いたほかは、実施何重と同様にし
て親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体をえた。
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能にすぐれたものであった。
実施例7 実施例6で用いた架橋ポリオレフィン連続気泡体を用い
たほかは、実施例2と同様番こして親水化架橋ポリオレ
フィン連続気泡体をえた。
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能にすぐれたものであった。
実施例8 架橋ポリオレフィン連続気泡体(基材の酢酸ビニル含有
量:25%、発泡倍率:約33、平均気泡径:約Q、3
 sm、連続気泡率:100%、)(40X40X30
M)を用いたほかは、実施例1と同様にして親水化架橋
ポリオレフィン連続気泡体をえた。
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能にすぐれたものであった。
実施例9 実施例8で用いた架橋ポリオレフィン連続気泡体を用い
たほかは、実施例2と同様にして親水化架橋ポリオレフ
ィン連続気泡体をえた。
えられた親水化架橋ポリオレフィン連続気泡体は、人肌
的な弾性風合と共に親水性能にすぐれたものであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)架橋ポリオレフィン連続気泡体を硫酸化処理し、
    ついでアルカリ中和せしめることを特徴とする親水化架
    橋ポリオレフィン連続気泡体の製法。
  2. (2)  架橋ポリオレフィン連続気泡体の基材がポリ
    エチレン−酢酸ビニル樹脂である特許請求の範囲第1項
    記載の製法。
  3. (3)  ポリエチレン−酢酸ビニル樹脂が酢酸ビニル
    10〜25重量%である特許請求の範囲第2項記載の製
    法。
  4. (4)架橋ポリオレフィン連続気泡体が発泡倍率10〜
    70連続気泡率80%以上である特許請求の範囲第1項
    記載の製法。
  5. (5)硫酸化処理に用いる硫酸化剤が硫酸、無水硫酸、
    発煙硫酸またはクロルスルホン酸である特許請求の範囲
    第1項記載の製法。
  6. (6)  硫酸化処理に用いる硫酸化剤が硫酸である特
    許請求の範囲第1項記載の製法二
JP2186783A 1983-02-11 1983-02-11 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法 Pending JPS59147031A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2186783A JPS59147031A (ja) 1983-02-11 1983-02-11 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2186783A JPS59147031A (ja) 1983-02-11 1983-02-11 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59147031A true JPS59147031A (ja) 1984-08-23

Family

ID=12067072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2186783A Pending JPS59147031A (ja) 1983-02-11 1983-02-11 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59147031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61281139A (ja) * 1985-06-07 1986-12-11 Seiwa Kogyo Kk ポリオレフイン系樹脂多孔質体の処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61281139A (ja) * 1985-06-07 1986-12-11 Seiwa Kogyo Kk ポリオレフイン系樹脂多孔質体の処理方法
JPH0564654B2 (ja) * 1985-06-07 1993-09-16 Seiwa Kogyo Kk

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1066466A (en) Polyurethane foam surgical dressing
FI109912B (fi) Menetelmä absorbenttivaahtomuovimateriaalien hydrofilisoimiseksi
EP0105634B1 (en) Porous cross-linked absorbent polymeric materials
US4957810A (en) Synthetic sponge-type articles having excellent water retention
HU215570B (hu) Eljárás hidrofób polimer habanyagok hidrofilizálására és hidrofilizált polimer habanyag hidrofil folyadékok abszorbeálására
JPH10330519A (ja) フォーム材料、その製造方法及び使用、及びそのようなフォーム材料を含む吸収性使い捨て物品
JP2010501716A (ja) 新規吸水性物質及びその製造方法
US20100311629A1 (en) Method for removing water-insoluble substances from substrate surfaces
CN107974831B (zh) 一种海藻酸钙改性的丙纶非织造布及其制备方法
DE1283533B (de) Verfahren zum Hydrophylieren von Polyurethanschaumstoffen durch Polymere
JPS59147031A (ja) 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体の製法
WO2007069622A1 (ja) 吸水膨潤性物質を含有させた成形体又は発泡成形体、及び、それらの製造方法、並びに、それらの使用方法
JP4229815B2 (ja) 繊維シートの製造方法
JPS6357539B2 (ja)
JPH0530618B2 (ja)
JPH0446981B2 (ja)
KR19990028414A (ko) 셀룰로오스스폰지및이의제조방법
KR102627866B1 (ko) 소모성 의료용 소재 및 그 제조 방법
JPH02120339A (ja) 吸水性樹脂の製造法
JPS6334849A (ja) アルカリ電池用セパレ−タ
JP3460215B2 (ja) キトサン担持アクリル繊維およびその製法
JPS59179637A (ja) 親水化連続気泡体およびその製法
JP2599114B2 (ja) 吸水速度にすぐれたポリビニルアセタール系多孔体シート
JPH03130476A (ja) 透湿性繊維状シート材
JPS59131638A (ja) 親水化架橋ポリオレフイン連続気泡体およびその製法