JPS59146208A - 音楽信号用自動イコライザシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は与えられた音楽信号のジャンルを判別し、その
結果に基いて該音楽信号をあらかじめ定めされた周波数
パターンに従って変換し出力する自動イコライザシステ
ムに関するものである。

今日、我々は様々なジャンルの音楽を楽しむことができ
るが，ジャンルによっては特定の周波数帯域を強調した
り．逆に減衰させたりした方が全体として開き易くなる
場合がある。例えば所謂ジャズは高音部に周波数ピーク
のあるものが多く、又、所謂ボーカルは一般に中音部に
特徴があること等が知られているから、このようなジャ
ンルの音楽の場合はそれぞれ高音部，中音部を強調した
り、一方クラシック音楽の高音部の楽音は比較的弱いの
で、この場合は高音部を減衰させれば、それら音楽はよ
り一層開き易くなるのであり、これは特にカーステレオ
やラジオ等スピーカの再生周波数帯城が狭いものに関し
て効果的と考えられる。

然し乍ら、従来は音楽信号の種類を判別しその結果に基
いて該音楽をあらかじめ定められた周波数パターンに従
って自動的に変換して出力するシステムは提供されてい
なかった。

本発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その構
成は、与えられた音楽信号の種類を判別してその結果を
出力する判別部と、あらかじめ定められた帯域の周波数
を増減する一又は二以上のイコライザ回路を有する補正
部と，前記判別部の出力に応じ入力部と出力部との間に
前記補正部のイコライザ回路の適宜数を挿入する駆動部
と、前記判別部の判別機能等を制御する制御部とから成
ることを特徴とするものである。

次に本発明の実施例を図に拠り説明する。

１は入力部２側に結線３して入力された音楽信号の種類
を判別し、その結果を出力４する判別部、５はあらかじ
め定められた帯域の周波数を増大させる特性を有する複
数のイコライザ回路６１乃至６ｎを有し、入力部２と出
力部７間に挿入可能に結線８された補正部、９は前記判
別部１の出力４に応じて前記補正部５のイコライザ回路
６１乃至６ｎの適宜数を入出力部２，７間に挿入するた
めの該補正部５に結線１０された駆動部、１１は前記判
別部１に結線１２されてその判別機能等を制御する制御
部で、以上１乃至１２により本発明システムの一例が構
成される。

而して、上記の本発明システムは、まず判別部１が制御
部１１の制御の下で入力部２に入力された音楽信号の種
類を判別してその結果を駆動部９に出力４し、次いで該
駆動部９が判別部１の出力４内容に応じて補正部５のイ
コライザ回路６１乃至６ｎのいずれかを適宜数入力部２
と出力部７間に挿入するように機能するから，該入力剖
２に入力された音楽は、その種類に応じてあらかじめ定
められた周波数パターンに従って変換され、出力部７か
ら出力されるのである。

次に、第２図に示した回路例を用いて本発明を更に詳細
に説明する。

判別部１は入力部２から入力された音楽信号の種類を判
別しその結果を電気的に出力するのであるから、回路構
成としては特定の周波数帯域の信号の強弱を検出したり
、リズム，テンポ等を測定したりするほか、数多くの構
成例が考えられるが、ここでは多くの音楽の伴奏に用い
られる打楽器，例えばドラムスの音の周期を測定し、そ
れにより音楽の種類を決定するようにしている。即ち、
１３はドラムスの音に対応する周波数帯域の信号のみ通
過きせるバンドパスフィルタ、１４は前記バントパスフ
ィルタ１６を通過した信号のピークを一定時間内で計数
するカウンタ、１５は該カウンタ１４の計数結果を記憶
するラッチ回路、１６は該ラッチ回路１５の記憶内容を
二進数に変換しその変換結果により複数の出力４１〜４
ｎの一又は二以上を適宜組合せて導通させるデコーダ回
路であって、入力部２に入力された音楽信号中のドラム
スの信号はバンドパスフィルタ１６を経由してカウンタ
１４に入力され、該カウンタ１４で計測された単位時間
当りの回数は一旦ラッチ回路１５に記憶された後デコー
ダ回路１６により二進数化されて出力４１乃至４ｎが適
宜導通することになるから、単位時間当りのドラムヌス
の回数が０の場合はクラシック，２の場合にロックとい
うように定義付けるとすれば、この判別部１は入力され
た音楽信号の種類に応じた出力を発することになる。

又、入力部２から入力された音楽信号中のあらかじめ定
められた帯域の周波数を増大させる補正部５は、イコラ
イザ回路６１乃至６ｎと可変抵抗器１７１乃至１７ｎ及
びダイオード１８１乃至１８ｎにより成り立っていて、
例えばダイオード１８１のいずれかが導通すると、低い
周波数帯域においてピークを形成するようになっている
イコライザ回路６１が入出力部２，７間に挿入されて、
入力された音楽の低域側にピークが形成され、その程度
は可変抵抗器１７１で調整できるようになっている。尚
、イコライザ回路６の構成は機械的なものであっても純
電子的なものであっても良い。

前記判別部１の出力に応じ入力側に前記補正部５のイコ
ライザ回路６１乃至６ｎの適宜数を挿入する駆動回路１
４は複数のトランジスタ１９１乃至１９ｎにより成り立
っていて、それぞれのトランジスタ１９１〜１９ｎは前
記判別部１の出力４１〜４ｎと、ダイオード１８１〜１
８ｎを介し前記イコライザ回路６１〜６ｎにそれぞれ接
続されていて、例えばデコーダ回路１６の出力４１が導
通すると該出力は対応するトランジスタ１９１を作動さ
せる結果、作動したトランジスタ１９１に接続されたダ
イオード１８１及び１８７が導通して対応するイコライ
ザ回路６１及び６７が入出力部２，７間に挿入されるよ
うになっている。

更に、前記判別部１を制御する制御部１１は論理回路２
０乃びタイマー回路２１とから成り、入力部２から音楽
信号が入力されると、ラッチ回路１５の内容をクリアす
ると共にカウンタ１４をタイマ回路２１にあらかじめ設
定した時間だけ作動させるようになっている。

尚、イコライザ回路９の構成によっては、入力部２に入
力した音楽信号がイコライザ回路９により減衰すること
もあるので、このような場合にそなえて補正部５と出力
部７との間にはＢＴＬアンフ２２が配されており、又、
本発明システムを作動させない場合もあるので、切替ス
イッチ２６を設けて入力部２に入力された信号を直接出
力部７に出力することができるようにした方が都合が良
い。

而して、上記構成の本発明システムの一例は、判別部１
の出力４１乃至４ｎによりトランジスタ１９１乃至１９
ｎが適宜導通し、その結果、該トランジスタ１９１乃至
１９ｎに接続されたダイオード１８１乃至１８ｎが導通
してイコライザ回路６１乃至６ｎを適宜入，出力部２，
７間に挿入するので，例えばアンプＡが出力し入力部２
に入力される音楽信号を、前記入，出力部２，７に挿入
されたイコライザ回路６１乃至６ｎが変換し出力部７か
らスピーカＳに供給することができ、従って，該スピー
カＳにより極めて聞き易くなった音楽を楽しむことがで
きるのである。

本発明は以上の通りであるから、音楽信号用自動イコラ
イザシステムとして極めて有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明システムの構成例を示すブロック図、第
２図は同じく回路例を示す図である。 １・・・判別部、５・・・補正部、９・・・駆動部、１
１・・・制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 与えられた音楽信号の種類を判別してその結果を出力す
   る判別部と、あらかじめ定められた帯域の周波数増減す
   る一又は二以上のイコライザ回路を有する補正部と、前
   記判別部の出力に応じ入力部と出力部との間に前記補正
   部のイコライザ回路の適宜数を挿入する駆動部と、前記
   判別部の判別機能等を制御する制御部とから成ることを
   特徴とする音楽信号用自動イコライザシステム。