JPS5914422B2 - セラミツク組成物 - Google Patents

セラミツク組成物

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Publication number
JPS5914422B2
JPS5914422B2 JP55156104A JP15610480A JPS5914422B2 JP S5914422 B2 JPS5914422 B2 JP S5914422B2 JP 55156104 A JP55156104 A JP 55156104A JP 15610480 A JP15610480 A JP 15610480A JP S5914422 B2 JPS5914422 B2 JP S5914422B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
firing
mbr
specific gravity
strength
Prior art date
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Expired
Application number
JP55156104A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5782168A (en
Inventor
祐二 広瀬
暢生 斉藤
一雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
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Publication of JPS5782168A publication Critical patent/JPS5782168A/ja
Publication of JPS5914422B2 publication Critical patent/JPS5914422B2/ja
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、セラミック組成物に関する。
従来、セラミック成形品はプレス成形、鋳込成形、押出
成形等を用いて成形され、その際成形性を良くするため
種々の成形助剤が添加される。
その時一般的にはできるだけ成形後の粒子充填性が高い
ことが好まれる。
つまり生嵩比重が高いことである。
生での粒子充填性が高いと■生強度の増加、■焼成時に
おける収縮率の低率化、■プレス成形等におけるスプリ
ングバック率の低率化といった効果が期待される。
即ち、 ■ 生強度とは、焼成前の生素地の強度を意味し、この
強度が低いとプレス成形等後における旋盤、フライス等
の生加工時にクラック、カケを生じ歩留りの低下を招く
■ 焼成収縮率は小さいほど寸法性が良好に焼成できる
■ プレス成形等におけるスプリングバック率とはプレ
ス時における復元性を意味し、復元性が大きくなればな
るほどクラックが生じ易く歩留りの低下を招く。
従来、結合材としてPVA(ポリビニールアルコール)
、PMMAC(ポリメチルメタアクリレート)、PVB
(ポリビニールブチレート)、アクリル酸エマルジョン
等を添加して生強度の高いものを得ている。
ところが、PVA、PMMA、PVB、アクリル酸エマ
ルジョン等は共に例としてPVAを対象物とした下記の
物性表、生加工性表に示す如く生嵩比重、焼成嵩比重が
低く、生強度、焼成強度が低いばかりでなくスプリング
バック率も劣り、旋盤加工時におけるカケ、バイトの摩
耗が大きく、チャック時にクラックが生じ易い等種々の
歩留りの低下を招く欠点を有する。
斯る欠点は、PVA、PMMA、PVB、アクリル酸エ
マルジョン等は、共に粉体に添加しプレス成形すると、
弾性的性質が劣ることにより生加工性が悪いこと、及び
最終圧力迄造粒粉が硬い被膜を生じている為造粒粉がよ
くこわれず最密充填されにくく、空孔を多く残すため生
嵩比重及び焼成嵩比重が小さく又プレス成形後のスプリ
ングバック率が大きくなるからに他ならない。
本発明は上述従来事情に鑑みてなされたものでその目的
とする処は機械加工性に優れ、チャック時にクラックが
生せず、バイトで加工中に加工箇所がカケたりすること
なく、バイト等の加工具も摩耗せず、しかも物性的にも
焼成収縮率が小さく生産比重、焼成嵩比重、生強度、焼
成強度が犬でプレス加工時におけるスプリングバック率
も良好なセラミック組成物を提供するにあり、その要旨
とする処はセラミック原料にMBRを0.1〜10%添
加した点にある。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
セラミック原料は、アルミナ、粘土、マグネサイトから
なり、まずアルミナ95部に対して粘土4部、マグネサ
イト1部のセラミック原料の調合物に水50部を加えて
調整後、MBR(メチルメタアクリレート、ブタヂエン
、ラバー共重合体エマルジョン)(固形分50%)を6
部加え、ボールミルで所定の粒度に粉砕後スプレードラ
イヤーにかけ粒子状の本発明セラミック組成物を形成す
る。
斯るセラミック組成物一定量をラバープレスでプレス1
m/iで加圧成形しブロック体を形成する。
そのブロック体を旋盤等の機械加工を用いて所定のセラ
ミック製品形状に生加工する。
その際下記の物性衣、生加工性衣に記載の如く、生強度
、生産比重、スプリングバック率共に従来の結合材(P
VA)より優れ、成形クラック、チャックによるクラッ
ク、加工におけるカケが生じないばかりかバイト等の摩
耗もなくこの時点に於ける歩留りは大幅に向上する。
その理由はMBRを加えた造粒粉は、プレス成形時の初
期圧力ではこわれず、造粒粉の形状のままで、粒子が密
につまり、さらに圧力を高くすると、MBR被膜がつぶ
れ、個々のセラミック粒子が最密充填されることに起因
することが解明された。
又、生加工性に言及すると、MBRの持つ弾性的性質に
よってクラック、カケ等を生ぜず、生加工、歩留りの大
巾向上をもたらすことが解明された。
次いで、生加工を施こした製品と同形の成形体を焼成炉
で1600℃、2時間焼成し、セラミック製品は完成す
る。
その際、物性表に示す如く焼成嵩比重、焼成強度は従来
の結合材(バインダー)より優れ製品に対する寸法誤差
は小さく、より精度が良好な製品を得ることができ、全
工程における歩留りは大幅に向上する。
また、他の実施例について詳述すると、この実施例は本
発明のセラミック組成物をプレス成形せずに鋳込成形後
焼成して製品を得るもので、アルミナ95部に対して粘
土4部、マグネサイト1部の調合物に水20部を加えた
セラミック原料にMBR(固形分50%)2部を加え、
ボールミルで所定の粒度に粉砕して本発明セラミック組
成物を形成し、これを鋳込用泥漿として供し、石膏型の
中に鋳込み、脱型後期る素地を焼成炉で1630℃で2
時間焼成し、セラミック製品は完成する。
その際、脱型後に対する生素地乾燥強度はMBR(バイ
ンダー)無添加に比して2.5倍向上することが実験に
て実証された。
尚、このMBR(バインダー)の適用はプレス成形後焼
成して製品として供されるセラミック組成物に限定され
るものではなく、前記の如く鋳込成形後焼成して製品と
して供されるセラミック組成物は勿論のこと、押出成形
後焼成して製品として供されるセラミック組成物にも利
用できることは言うまでもない。
また、MBR(結合材)は、セラミック原料に対して0
.1%〜10%前後(固形分)が好ましく、少量過ぎる
(0.1%以下)と、前記物性表、生加工性衣に記載の
各事項の効果は期待できず、多過ぎる(10%前後以上
)と焼成時の脱脂工程に長期間を要し、コストアップが
要求され良好ではない。
本発明は、以上のようにセラミック原料に対してMBR
を0.1乃至10%添加したので、プレス加工時の生産
比重の向上、及びスプリングバック率の低率化、ひいて
は生強度の向上を図ってクラックの発生、機械加工時の
加工箇所のカケ等の発生を防止し1.最終工程における
焼成段階においても焼成嵩比重、焼成強度の向上を図っ
て強靭なセラミック製品を得ることができる。
従ってセラミック製品を得る全ての工程中における歩留
りの低下の原因を全て解消し、歩留りを大幅に向上する
ことができるセラミック組成物を提供し得る。
依って所期の目的を達成し得る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セラミック原料に対してMBRを0,1乃至10%
    添加してなるセラミック組成物。
JP55156104A 1980-11-05 1980-11-05 セラミツク組成物 Expired JPS5914422B2 (ja)

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JP55156104A JPS5914422B2 (ja) 1980-11-05 1980-11-05 セラミツク組成物

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JP55156104A JPS5914422B2 (ja) 1980-11-05 1980-11-05 セラミツク組成物

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Publication Number Publication Date
JPS5782168A JPS5782168A (en) 1982-05-22
JPS5914422B2 true JPS5914422B2 (ja) 1984-04-04

Family

ID=15620388

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62253298A (ja) * 1986-04-25 1987-11-05 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5957949A (ja) * 1982-09-28 1984-04-03 イビデン株式会社 セラミツクス焼結体製造用生成形体の製造方法

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