JPS591424A - 抗腫瘍活性を有する新規化合物、その製造法およびそれを有効成分とする抗腫瘍剤 - Google Patents

抗腫瘍活性を有する新規化合物、その製造法およびそれを有効成分とする抗腫瘍剤

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JPS591424A
JPS591424A JP58093890A JP9389083A JPS591424A JP S591424 A JPS591424 A JP S591424A JP 58093890 A JP58093890 A JP 58093890A JP 9389083 A JP9389083 A JP 9389083A JP S591424 A JPS591424 A JP S591424A
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selenium
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eleostearic acid
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tung oil
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エマヌエル・レビチ
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ETSUFUE CHI ENNE ETSUSE ERURE ERURE
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ARUFUATAIMU Ltd CO Inc
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トンの有機化合物に関する。さらに詳しくは、本発明は
金属セレンとエレオステアリン酸とを反応させてえられ
るセレンの有機化合物に関する。エレオステアリン酸と
は式: %式% 示される9,11.13−オクタデカトリエン酸のこと
である。該エレオステアリン酸は脂肪酸で、キリ油( 
tung oiりの主成分(約80%)であり、「チャ
イナ・ウッド・オイル( ohina wood ol
l ) Jともよばれる。本発明の化合物の好ましい製
造法は、キリ油をエレオステアリン酸の原料として用い
るものである。
金属セレンをエレオステアリン酸、より好ましくはキリ
油と200〜250°0で反応させることによってセレ
ン自身は、セレンが脂肪酸の側鎖に種々の形(たとえば
、バーセレニド(parsθlθnide )、ハイド
ルバーセレニド(hydropersalenide 
)、エビセレニド(epj−selenide )など
)で結合してできる付加産物の生成とともに消失する。
斜上のごとくしてえら、れる化合物中のセレンの割合は
、非常に広範囲に変化してよく、たとえば0.1〜5重
置%の範囲内で変化してよい。しかしながら、該化合物
1を治療に用。いるにはセレンを1〜2重量%含有して
いる化合物がとくに有用である。
本発明はまた、セレンとキリ油とを金属セレンが消失し
混合物が澄明になるまで加熱下に反応させて本発明の新
規な化合物を製造する方法に関する。
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが
本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例 灰色または赤色のセレンの微細粉末5g)f−+り油1
009中で徐々に加熱し、充分に攪拌した。
約260°0になったところで反応混合物が澄明になり
はじめ、約248°aで完全に澄明になった。
ここまでの反応に約2〜6時間を要した。ついで反応混
合物を充分に攪拌しながらさらに1時間半加熱したのち
冷却し、反応しなかったセレンおよび単一のかたまりと
して集められたセレンをデカント(dθcant) し
た。
えられた液体は原子吸光( atomio absor
ption )で定量したところ2.03重量%のセレ
ンを含有していた。えられた化合物(以下、T Sej
という)の紫外スペクトルは、共役ジエンおよび共役ト
リエンに典型的な吸収極大を示した。かかる事実は、チ
オ硫酸す) IJウムを用いて酢酸中でのTSQlとヨ
ウ化カリウムとの反応における遊離のヨウ素を定量した
結果と一致した。なお、かかる定量においてヨウ素の数
はハイドロパーセレニド基(−0−0−Se−Se −
H )の形でトリエンの二重結合に隣接した炭紫原子に
結合しているセレン重結合に添加されたセレンの存在を
示す。
しかしながら、本発明の新規性はセレンがどのようにし
てTSelの形に結合しているのかということに限定さ
れるものではない。
斜上のごとくしてえられたTE3elはドロップ剤また
はゴマ油で50%希釈した形で投与されてよく、ゼラチ
ンのカプセル剤または注射用の7チアール(phthi
als )にして単位投与形態(unitdo8agθ
form)で投与してもよい。斜上のごとくしてえられ
たセレンな2重量%含有するTSQlを用いて急性氾性
、亜急性毒性、慢性毒性および発癌活性を調べた。以下
に方法および結果を示す。
(急性毒性) 雌雄のマウスおよびラットを用いてTSejの急性毒性
を調べた。被験動物にTSejを皮下、腹腔内または胃
内投与し、投与量を増加させていった。
皮下投与のばあいは、26〜629の雌性マウスおよび
28〜649の雄性マウスにTF3elを1ocマで投
与しても、また150〜2209の雌性ラットおよび1
70〜260りの雄性ラットに200まで投与しても被
験動物は死亡しなかった。
腹腔内投与のばあいは、死亡を惹起しない最大投与量は
雌性マウスで0.2QQ、雄性マウスで[]、5oo、
またラットでは雌雄ともに0.8ccであった。マウス
に1QL3sラツトに1.5ocを投与したばあいは被
験動物の少なくとも50%が死亡した。ただし、雌性マ
ウスは他の被験動物よりもきわめて感受性が高かった。
剖検の結果、スダン親和性物質(Budanophil
io material )  のほとんど全部の消失
を伴う副腎の萎縮がみられた。
一方、胃内投与したばあいは、雌雄ともマウスには1c
cまで、ラットには200まで投与しても高用量投与し
たばあいに副腎においてスダン親和性物質が減少した以
外には何ら中毒性は認められなかった。
(亜急性毒性) 雌雄のマウスおよびラットに皮下、胃内投与で、モルモ
ットに胃内投与でTF3elを6日間連続して投与して
亜急性毒性を調べた。
皮下投与のばあいは、マウスに対する最高投与量0 、
5 ccで雌10匹中1匹、雄10匹中2匹が死亡した
。、一方、ラットに体重1009あたりQ 、 3cc
まで投与しても何ら病理学的症状は認められなかった。
胃内投与のばあいは、最大投与量(マウスで0.6oa
、ラットで0.5oa)においてわずかな胃炎が生じた
以外には何ら中毒症状は認められなかった。
またモルモットを用いたばあいも、最大投与!(0,4
cc)においてTBelに対する耐性がきわめて良好で
あった。
(慢性毒性) 体重309のマウスにTSejを1日0.1co1週6
回で3力月間連続して皮下投与した。被験動物は対照に
比して何ら異常反応を示すこともなく、殺したのちの剖
検でも何ら病理学的変化が認められなかった。またラッ
トに体重100gあたり0.2ooを投与したばあいに
も同等の結果かえられた。ラットまたはマウスにTSe
jを長期間にわたってカテーテルを用いて経口投与して
も何ら中毒症状を示さず、TBelの1重縫%を食餌に
添加して同じ被験動物に投与しても何ら中毒症状を示さ
なかった。
斜上に述べたことから、本発明の化合物は実用土に毒性
を有さなかった。;のことはセレン化合物が毒性を有す
るという公知の事実を考えると驚くべきことである。
(発癌活性) 26〜27  の雄性マウス60匹と28〜61.の雌
性ク マウス60匹のそれぞれにTE3el 0.1ooを含
有するペレット状の食餌を1年間与えた。
試験終了時において、どの被験動物にも蕃参令愉Φ←腫
瘍状態は認められなかった。
(薬理試験) 同化/異化二元説および以下に述べる関連定―の概念は
工・レビチ(1,Rθvioi )著、生理病理学研究
(Research in Phyaiopathol
ogy) 、パン・ノストランド(Van No5tr
and)社刊、プリンストン、1961における動物実
験および人体実験の両方の観点から広範に説明されてい
る。しかしながら本発明の新規性はその論文中に述べら
れている理論の正しさに基づくものではない。
一連の試験で示されるように本発明の化合物は顕著な異
化作用を示す。本発明の化合物をヒトに経口投与、また
ラット、マウス、モルモットまたはラビットに経口また
は非経口的に投与すると、異化作用に相応して、好酸球
減少(6Q/m3より少なくなる)を伴う白血球減少(
6000/mm3より少なくなる)をひきおこした。さ
らに、動物においてもヒトにおいても常に異化作用に相
応して、赤血球中のカリウムの減少とともに血清中のカ
リウムが増加した。
TBelおよび本発明の他の化合物は、とくにヒトの尿
に変化をひきおこした。すなわち要約すると、表面張力
が66dyne/amより低くなり、比重が1.016
より高くなり、pHが6より低くなり、異化作用を示し
た。
原子吸光分析によれば、セレンは均一に生体内に分布し
ており、投与後48時間の間に急激に減少した。なおセ
レン自身は主に赤血球によって運ばれ、大便および尿を
通じて排泄される。
腫瘍を有する動物にTSelを投与したばあい、原子吸
光によればセレンの75%が腫瘍自身に固定されていた
。さらに、TSej投与後1〜2週間に被験動物を殺し
、剖検したところやはり前記と同じ位の量のセレンが腫
fMニみいだされた。
細胞化学分析によれば、セレンの大部分は癌細胞の細胞
質に存在していた。組織学的考察からは、壊死部域を伴
う癌細胞のピクノーゼおよび細胞性力リオレキシ(ca
rrhiorθxi)の実質的増加がみとめられた。
癌のマウスの腹水による酸素吸収試験および酵母による
酸素吸収試験において、本発明の化合物はその異化作用
に相応して酸素吸収を増加せしめた。経口投与またはラ
ットに注射したばあい、本発明の化合物は1日令の傷の
鹿皮(scab)中のpH値をより高くするという変化
を生ぜしめた。すなわち、対照群の動物の該pl(値が
7.62〜7.64であったのに対して本発明の化合物
を投与した動物ではpH値が7.80まで上昇し、実質
的な異化作用を示した。また本発明の化合物がマウスま
たはラットの表皮の創傷の再生曲線に及ぼす影響を検討
したところ、このばあいにも実質的な異化作用がみとめ
られ、このことは再生曲線中のピークの実質的な増加お
よび再生期間の延長から明らかであつ−た。
本発明の化合物をFO工起源のマウスに経口投与すると
、対照群では観察期間の1年の間に45%に自然発生(
spontaneous)の癌がみられたが、本発明の
化合物投与群では自然発生の癌が約8%にまで減少した
その他の実馳グループにおいて、ブリナ(purina
)食餌のペレット1個あたり0.2QOのTf3elを
加えたものを1年間経口投与したところ、対照群では4
0.6%にみとめられた自然発生の癌が6.6%まで減
少した。
種々の腫瘍を移植されたマウスまたはラットに本発明の
化合物を投与すると、対照群での腫瘍罹患率を100%
とすると平均4%まで減少した。
移植された腫瘍を有する動物に本発明の化合物を投与す
ると、絶えず成長阻害が生じ、筋肉内に移植されたばあ
いは60%を超える程度まで腫瘍の消失がひきおこされ
た。
たとえば、腹水癌のエールリッヒ(]Thrliah)
細胞を筋肉内投与したマウスにおいてえられた結果をつ
ぎに示す。
被験動物につぎの表中に示す量のTSe lを6日間筋
肉注射した。
TF3elの抗腫瘍活性i 0Fエマウス(臨床試験) TSe lを0.25〜3ccの範囲で1日2〜4回、
斜上の分析によって同化作用促進性として認められたヒ
ト、すなわち、血中の好酸球のレベルが高く、尿の表面
張力が高く、り四ライドの指標が高< 、pHが高く、
比重が低いヒトに投与した。
投与後2〜6日で症状、とくに−痛みの軽減もしくは実
質的に完全な消失がみられた。この現象は腫瘍の進行性
の減少にひきつづいておこった。
種々のタイプの腫瘍を有する何百人かの患者にセレンを
含有する本発明の化合物を単独でまたは他の同化作用剤
とともに投与してえられた結果から腫瘍の臨床的消失に
関してとくに擾れた効果がみられまた数年の期間をおい
ても腫瘍の再発はみられなかった。かかる治療における
唯一の欠点は、非常に高用鼠のセレンが投与されると、
息がニンニク臭くなることであった。
つぎに最も重要な数例の臨床例をあげる。
臨床例1 (患者0.B、、69才、下行結腸癌)切除。肝性昏睡
。血清ビリルビン1200尿分析;同化作用不全 TSe15滴を1日6回投与した。1力月後、肝性昏睡
は消え、肝臓は感知できなくなった。1年牛後には患者
は再発することなく正常に戻つた〇 臨床例2 (患者H,D、、48才、下行結腸癌)手術を行なった
。下行結腸癌を除去した。腹水、腹腔のリンパ節(ly
mphatio gla211ds)への多数の転移。
生検の結果ポジティブ。TSet10滴を1日4回投与
した。18力月後に治療を止めた。
臨床例3 (患者C,S、、50才、左側乳癌) 腋窩のリンパ節ポジティブ。1年後、腹水が急激に増加
した。TS111710〜20滴を1日4回、10力月
間投与したところ、穿開術なしで症状が沈静シた。その
後6年の間再発はみられなかつ薗臨床例4 (患者G、B、、28才、脳腫瘍) 手術を行なった。常習性(Recidivi8m)。ポ
ジティブスキャン(positive 5can) 。
TF3el f[]〜20滴を1日4回、1年間投与し
た。過去2年間においてネガティブスキャンをくり返し
た。
臨床例5 (患者A、H,,17オ、下垂体肺部)手術を行なった
。大きいサイズの常習性の肺部。右腕麻痺。頭痛0TS
e+j投与後、すべての症状が進行性に消失した。18
力月後患者は完全に正常に戻った。
臨床例6 (患者N、J、、44才、膵臓癌) 手術を行なった0生検およびコレシストーイエユヌムス
トミア(cholecyst−yθyunumstom
ia )。
TSθ710滴を1日3回、6力月間投与したところ、
腫瘍の臨床的消失がみられ、最適な全身状態かえられた
臨床例7 (患者a、A、 、54才、卵巣癌、多数の腹腔転移、
腹水)毎日TSet15滴を投与した。腹水および触知
可能な腫瘍塊が消失した。6年間転移もなかった。
本発明はまた本発明の医薬を抗腫瘍剤として産業上応用
することに関する0本発明の抗腫瘍剤は本発明の化合物
の予め決められた証を含有し、経口投与に適する形に処
方されても非経口投与に適する形に処方されてもよく、
たとえばゼラチンのカプセル剤、注射用の7チアール(
phthials ) 、シロップ剤などがあげられる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属セレンとエレオステアリン酸とを加熱下に反応
    させてえられるセレンの有機化合戦2 前記エレオステ
    アリン酸がキリ油中に存在するものである特許請求の範
    囲第1項記載の有機化合物。 6 金属セレンとキリ油とを約23080まで加熱し、
    該混合物が澄明になるまで反応させてえられる特許請求
    の範囲第2項記載の有機化合物。 40.1〜5重!%のセレンが含有されてなる特許請求
    の範囲第1項記載の有機化合物。 51〜2重置%のセレンが含有されてなる特許請求の範
    囲第4項記載の有機化合物。 6 金属セレンとエレオステアリン酸またはキリ油とを
    金属セレンが完全に消失し混合物が澄明になるまで加熱
    下に反応させてなるセレンの有機化合物の製造法。 7 金属セレンとエレオステアリン酸またはキリ油との
    混合物を約230°0まで加熱してなる特許請求の範囲
    第6項記載の製造法。 8 金属セレンとエレオステアリン酸とを加熱下に反応
    させてえられるセレンの有機化合物を有効成分とする抗
    腫瘍剤。 ? 前記エレオステアリン酸がキリ油中に存在するもの
    である特許請求の範囲第8項記載の抗腫瘍剤。 101〜2重量%のセレンが含有されてなるセレンの有
    機化合物を有効成分とする特許請求の範囲第8項または
    第9項記載の抗腫瘍剤。 11  単位投与形態をしてなる特許請求の範囲第8項
    、第9項または第10項記載の抗腫瘍剤。
JP58093890A 1982-05-28 1983-05-26 抗腫瘍活性を有する新規化合物、その製造法およびそれを有効成分とする抗腫瘍剤 Granted JPS591424A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
IT21552A/82 1982-05-28
IT8221552A IT8221552A0 (it) 1982-05-28 1982-05-28 Nuovi composti ad attivita'antineoplastica, procedimetno per la loro preparazione e relative composizioni farmaceutiche.
IT20672A/83 1983-04-19

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Publication Number Publication Date
JPS591424A true JPS591424A (ja) 1984-01-06
JPH0358331B2 JPH0358331B2 (ja) 1991-09-05

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ZA833870B (en) 1984-02-29

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