JPS5913918Y2 - クツシヨン包装物 - Google Patents

クツシヨン包装物

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JPS5913918Y2
JPS5913918Y2 JP1978036955U JP3695578U JPS5913918Y2 JP S5913918 Y2 JPS5913918 Y2 JP S5913918Y2 JP 1978036955 U JP1978036955 U JP 1978036955U JP 3695578 U JP3695578 U JP 3695578U JP S5913918 Y2 JPS5913918 Y2 JP S5913918Y2
Authority
JP
Japan
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cushion
fibers
package
packaging
compressed
Prior art date
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Expired
Application number
JP1978036955U
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English (en)
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JPS54142270U (ja
Inventor
和則 相山
光夫 吉田
修 椿
Original Assignee
東レ株式会社
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクッション包装物に関する。
クッションなどは重量のわりに容積が大きく、運賃に莫
大な経費を必要とする。
また店頭での販売においても、売場のスペースを多く必
要とし、さらに消費者は購入時に持ち帰りをしない場合
も多いため家庭まで送付する必要が場合によってはあり
、流通、スペース上好ましくない状態にある。
クッション詰綿の容積のうちほぼ95%は空気であり5
%が繊維でしめられているわけであり、該約5%の空気
をのぞいて容積を小さくして展開すればこのような問題
は解消される。
すでにこの問題に対処するための種々な物、方法が提案
されてはいるが、いずれも、詰綿のへたりの問題がある
ため製品価値が著しく低下し、有効な製品化は実現され
ていないのが現状である。
例えば実開昭52−84308号公報による圧縮ふとん
綿が提案されているが、かかる方法でも詰物の厚さ方向
の圧縮は避けることができないので、耐へたり性を改善
することは不可能である。
本考案の目的はこの問題を解決し、長時間にわたって容
積を縮少していても良好なる耐へたり性を維持し、製品
価値を低下させないという点で効果を有するクッション
包装物を得んとするにある。
すなわち、中わたが繊維で構成されており、該繊維は開
繊されて多数と塊状を呈し、しかも塊を構成する単繊維
は様々な方向性を有しているクッションにおいて、該ク
ッションは側地で包被されており、かつ実質的に厚さ方
向以外の圧縮され減圧密封されていることを特徴とする
クッション包装物である。
さらに、該クッションが本文で定義する厚さ方向から見
た場合、外縁線が円形状を呈するものである場合には、
該円周側から中心に向かう方向に圧縮されて減圧密封さ
れてなるものを好ましい実施の態様として提供するもの
である。
以下本考案のクッション包装物について詳述する。
クッションを構成する中わたは繊維でなくてはならない
すなわち発泡樹脂等の繊維以外のものを充てんしたもの
は、しなやかさ、側地とのなじみが悪いなどクッション
としては不適合である。
繊維は合成繊維、天然繊維いずれであっても良く、又両
者混合されたものでももちろん良い。
減圧密封に耐える性能を有している点では合成繊維、就
中、特にポリエステル繊維が最も良好である。
該繊維は十分開繊されていることが必要であり、開繊の
不十分なものはボリュームの点および耐へたり性の点で
不利である。
また、開繊された繊維は塊状を呈していることが必要で
ある。
これはクッションの形態は多種多様であり、たとえばカ
ード機を通過させ開繊された繊維シート状物をクッショ
ン側地に入れる場合、クッション形態に合った状態にし
て入れる必要があるが、塊状を呈しているものはバラバ
ラであるため、空気と混合して適宜吹きこむことにより
合理的に、かつ形態に合ったように作ることができるう
え、また性能面から見ても、塊を構成する単繊維が雑多
な方向を向いているため、単繊維の曲げ応力作用も利用
できるため、クッションに必要なボリューム、耐へたり
性を付与できることから見て有利であること等による。
塊の大きさは、小さいもので球状として考えて径が5m
m程度、大きいもので70mm程度であり、これよりも
大きくなると空気と混合して吹きこむ際における作業性
および、性能面から見て好ましくない。
形態は略多角型又は球型状等である。中わたを包被する
側地は織物5編物、不織布など布帛であれば使用可能で
あるが、梱包した時のシワの発生程度および寸法安定性
からみれば織物が特に良好である。
なお、梱包後のシワの発生および、クッション側地の洗
濯の必要性から薄手の側地に入れて本考案のごとき包装
物とし、実用時にさらに本側地に入れる、いわゆるイー
シイ形式にするのが実用上量も好ましい。
減圧密封は、元来一つの平面状に圧縮するような梱包方
法が提案されているが、クッションのごとき、中わたが
低密度のものはへたりの点が問題となり、今だ実用に至
っていない。
これは本考案のごとき、厚さ方向以外の多方向から圧縮
し、減圧密封することに・よって解決することができる
のである。
厚さ方向とはクッションを実用する通常の使用状態に置
いて立体方向(通常の使用に際して圧縮−回復のクッシ
ョン作用の作用する方向)のことを言い、厚さ方向以外
の方向とはそれ以外の、例えば代表的には該厚さ方向と
垂直な方向である平面的な方向を言う。
梱包に際し該圧縮は機械的な外力のみによる手段と、真
空作用による手段等があり、どちらでも使用可能である
が、好ましく両者を併用するのが良い。
この時クッションはポリエチレン袋など、空気もれの少
ない袋に入れられて圧縮される必要がある。
なお、このとき圧縮容積比は製品性能、流通コスト、売
場スペースと関係があり、性能面からは一般に大きい方
が良いが、流通コスト、売場スペースからは小さい方が
良いのである。
圧縮容積比とは、圧縮前の容積をA、圧縮後の容積をB
とすると、次の式で算出されるものである。
流通コストと圧縮容積比の関係は本考案者らの知見によ
れば第1図のグラフのとおりである。
流通コスト比とはクッションを現在の流通(圧縮なし)
にのせた時の価格を100とし、圧縮容積比との関係の
比率のことであり、たとえばケースに詰めて運送する場
合、ケース当りのつめ個数、ケース価格、運賃、および
包装材、加工賃から算出される。
このグラフから、包装物を作ることにより、包装材。
加工賃の関係で流通コスト比は上昇する。
したがって包装物のメリットを生かすには圧縮容積比を
0.6以下程度にしなくてはならない。
一方、問題のへたりについては、本考案の包装物におい
てはほとんど問題にならないものである。
第2図は本考案の包装物における圧縮容積比と2ケ月間
梱包した後のへたり率の関係を示したものである。
このグラフからも明らかなように従来より提案されてい
る包装物(一つの平面状になる如く圧縮された真空包装
物)は圧縮容積比の増大とともにへたり率は上昇するが
、本考案の包装物のものはへたりはほとんどないことが
わがる。
へたり率は、はじめ0.5g/cm2の荷重下にて厚さ
Cを測定し、2ケ月間梱包後開封し、0.5g/cm2
荷重時の厚さDを測定して次の式で算出したものである
サンプルのクッションは直径70 cmのドーナツ型の
側地にポリエステル繊維を1200 g入れたものであ
る。
たとえば従来包装物の場合、流通コストメリットを生か
すため圧縮容積比0.6にした場合、2ケ月後にはへた
り率が26%程度あるのに対し、本考案包装物のものは
へたりは全く気にする必要がなく、圧縮容積比は自由に
設定することができるわけである。
一般的に包装により許容されているへたり率は2ケ月間
で10〜15%程度と言われているが、従来より提案さ
れている包装物はこの点圧縮容積比0.9までであるが
、これでは流通コスト採算性からでは逆に2割程度のコ
ストアップとなる。
この点本考案包装物は問題を大きく解決したものである
またなお、多数の塊状の繊維を使用していることも前述
の如くへたり性に優れている一因である。
本考案のクッション包装物に適応できるクッション形態
は角型9円型、ドーナツ型など如何ような形態でも適応
可能であるが、包装後開封し、実用する時の形態保持性
の面からは円型の方が好ましい。
すなわち角型のものを厚さ以外の方向から圧縮すると、
角の部分の中わたが中に入り円型に近い形を呈するため
である。
またへたりの点においても円型の方が有利である。
第3図は従来より提案されている包装物の断面図であっ
てクッション1は一つの平面状を呈する如き矢印方向に
圧縮されビニールのごとき密封袋2により包装されてい
る。
第4図は本考案のクッション包装物の断面図であり、ク
ッション3はビニールのごとき密封袋4により包装され
、矢印方向より中心に向かって圧縮されているもので゛
ある。
包装されるクッションが厚さ方向から見た場合外縁線が
円形状を呈するものである場合には、このように該円周
側から中心に向かう方向に圧縮をして真空包装をするよ
うにするのがよい。
以上述べた通り本考案のクッション包装物は、流通コス
トの面、製品価値の維持の面等において優れている極め
て有用なものである。
以下実施例について説明をする。
実施例1 ポリエステル原綿(太さ7デニール、長さ38mm)を
用いて開繊性の優秀な開繊桟にかけて繊維を98%まで
開繊し、これを強力なる風送機により空気と混合して、
側地ナイロンタフタ、サイズ70cmの径を有する円型
、ドーナツ型の袋に1200g入れてフロアクッション
を作った。
これをポリエチレン製袋に入れ電気掃除機を使ってポリ
エチレン袋の空気を抜くと同時に厚さ方向に圧縮して、
平面的になったクッションを空気を抜きながら円筒状に
巻き、直径21cnn、長さ50cmの円筒状ビニール
袋に入れて、空気を抜くのをやめ、該ビニル袋の大きさ
に復元させて圧縮容積比0.5である従来より提案され
ている包装物を作った。
一方、同様なりッションをポリエチレン製袋に入れ、電
気掃除機を使って、ポリエチレン袋の空気を抜くと同時
に、厚さ方向以外の平面的な方向に円をせばめる方向に
圧縮し、さらに空気を抜きながら直径24.7cm、長
さ20cmの円筒状ビニールに入れて空気を抜くのをや
めて該ビニールの大きさに復元させて圧縮容積比0.5
である本考案のクッション包装物を作った。
両者を2ケ月間にわたって保管し、開封した。
性能測定結果は第1表のとおりであり、本考案の包装物
によるものは製品として十分通用する物であるのに対し
従来包装物はへたつが大きく、採用不可能なものであっ
た。
実施例2 ポリエステル繊維にシリコーンを主成分とする樹脂が重
量比で1.0%付着されている太さ6デニール、長さ5
1mmである原綿を開繊機で開繊して塊状とし、空気と
混合して、45cmX45cmの正方型の綿ブロード側
地に450g入れてクッションを作った。
該クッションをポリエチレン製袋に入れて電気掃除機を
使ってポリエチレン袋の空気を抜くと同時に厚さ方向に
圧縮して平面になったクッションを空気を抜きながら巻
き、直径15cm、長さ40cmの円筒状ビニール袋に
入れて、空気を抜くのをやめ、該ビニール袋の大きさに
復元させて圧縮容積比0.33である従来より提案され
ている包装物を作った。
一方、同様なりッションをポリエチレン製袋に入れ、電
気掃除機を使って、ポリエチレン袋の空気を抜くと同時
に、厚さ方向以外の平面方向に中心に向かって圧縮し、
さらに空気を抜きながら直径12cm長さ20 cmの
円筒状ビニールに入れて空気を抜くのをやめて該ビニー
ルの大きさに復元させて圧縮容積比0.33である本考
案のクッション包装物を作った。
両者を3ケ月間にわたって保管し、開封した。
性能測定結果は第2表のとおりであり、本考案包装物に
よるものは優秀な性能を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図はクッション真空包装物の包装圧縮容積比と流通
コストとの関係を示したグラフ線図、第2図は圧縮容積
比とへたり率の関係例(2ケ月包装)を示したグラフ線
図であり、第3図は従来より提案されている包装物の断
面図、第4図は本考案のクッション包装物の断面図であ
る。 1.3・・・・・・クッション、2,4・・・・・・密
封袋。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)中わたが繊維で構成されており、該繊維は開繊さ
    れて多数の塊状を呈し、しかも塊を構成する単繊維は様
    々な方向性を有しているクッションであって、該クッシ
    ョンは側地で包被されており、かつ実質的に厚さ方向以
    外の方向から圧縮され減圧密封されていることを特徴と
    するクッション包装物。
  2. (2)クッションが厚さ方向から見た場合外縁線が円形
    状を呈するものであって、該クッションは該円周側から
    中心に向かう方向に圧縮されて減圧密封されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    クッション包装物。
  3. (3)何ら圧縮されていないときのクッション容積の0
    .6倍以下の容積に圧縮されて減圧密封されていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    クッション包装物。
JP1978036955U 1978-03-23 1978-03-23 クツシヨン包装物 Expired JPS5913918Y2 (ja)

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JPS54142270U JPS54142270U (ja) 1979-10-03
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828726A (ja) * 1971-08-23 1973-04-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS552830Y2 (ja) * 1975-12-19 1980-01-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4828726A (ja) * 1971-08-23 1973-04-16

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