JP6096972B1 - 梱包の方法 - Google Patents

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【課題】多種多様な外装部材と該外装部材に充填する多種類で独自の特性を有するクッション材との組み合わせにより、夫々の特徴を生かして形成される多品種の製品において、この製品を製造する側にとっても、購入する側にとっても効果的な利益が得られることを重点にした梱包の方法を提供する。【解決手段】組み合わせを自由に選択するための第一手段として、外装部材にクッション材を充填する開閉自在な開口部を設けてクッション材の出し入れを可能とし、クッション材の出し入れが可能となったことで、第二手段として、外装部材とクッション材とを分離し、外装部材は折り畳み、クッション材はその体積を収縮させて小型化し、梱包材で一体に梱包する。【選択図】 図1

Description

本発明は、クッション材を充填して形成された製品の梱包に関する。
詰綿包装物の製造方法として、特にクッション、ふとん、まくらなどは重量のわりに容積が大きく、運賃に莫大な経費を必要とし、さらに、店頭展開におけるスペース、購入時の持ち帰りなどの諸問題を解決するための解決策として、長時間にわたって容積を縮小しても、使用時には良好なる性能を有する詰綿包装物を合理的に製造する方法として特許文献1の特開昭54−163161号公報がある。
上記、詰綿包装物の製造方法について説明する。その要旨は、中綿原綿を開繊機により開繊すると同時に繊維集合塊を作り、該繊維集合塊を詰綿材として送風機により空気と混合して側地内に充填せしめ、次いで該側地内で包被されている詰綿材を、気密性を有する袋に入れ、該袋内の空気を抜くと同時に外力を該詰綿材の厚さを構成する方向以外の他方行より詰綿材の中心に向かって加えて所定の容積に圧縮したのち、圧縮した状態で所定の容積を持つ包装材に入れ、さらに該包装材内に空気を導入して包装材によって一定の容積に固定することを特徴とする製造方法である。
詰綿材を構成する中綿は、風合上繊維で構成されていることが必要であり、繊維は天然繊維、合成繊維いずれでもよいが、耐へたり性の点では合成繊維が好ましく、特にポリエステル繊維がよいとある。
実施例において、クッション材としてのポリエステル原綿を繊維集合塊として製造し、この繊維集合塊を側地であるナイロンタフタに入れてフロアークッションを作り、このフロアークッションをポリエチレン製袋に入れて容積が1/4になる様に圧縮し、さらに直径40cm長さ20cmの円筒に前記1/4に圧縮したクッションを入れ、ポリエチレン袋に空気を導入して、もとの容積にくらべ1/4に圧縮した梱包方法である。
また、布団類をセットものとし、セットもの布団類を圧縮する寝具一式の圧縮形成方法として、持ち運び可能な大きさ、形体を備えた箱内に、中袋をセットし、セットもの布団類を、順次折畳み収容し、収容後に中袋内の空気を吸引して、セットもの布団類を圧縮し、圧縮セットもの布団類を成形し、圧縮成形された圧縮セットもの布団類は、箱と略同形状として外袋に収容、又は外装ケース内に収容する構成として特許文献2の特開2009−029501号公報がある。
従来の寝具を単品ごとに圧縮成形する収容方法を、寝具一式をまとめて圧縮形成する方法である。
また、数枚一度に運搬する際にも揃在状態にずれが生じることなく、筋力の弱い人でも運搬が容易であって、且つ脱梱包時に数枚一度に梱包函体からの搬出が容易であり、製造コストも廉価である非常用被包装寝装品の提供として特許文献3の特開2004−168398号公報がある。
熱融着が可能な合成樹脂製の包装袋の内部に揃折された毛布や枕などの寝装品を揃置してこれらが密封真空包装された非常用被包装寝装品を構成する短形包装袋の少なくとも1辺の融着周縁部に円形状の把持孔を構成部分とする把持用把手が延設形成するものであって、非常用被包装寝装品の梱包に関するものである。
特開昭54−163161号公報 特開2009−029501号公報 特開2004−168398号公報
解決しようとする課題は、多種多様な外装部材と該外装部材に充填する多種類で独自の特性を有するクッション材との組み合わせにより、夫々の特徴を生かして形成される多品種の製品において、この製品を製造する側にとっても、購入する側にとっても最大の効果的が得られることを重点にした梱包の方法を提供することを目的とする。
本発明は、多種多様な外装部材と該外装部材に充填する多種類のクッション材との組み合わせが自由に選択できて、夫々の特徴を生かした独自の完成品を形成するため、外装部材にクッション材を充填する開閉自在な開口部を設けていつでも充填可能とし、外装部材とクッション材とを分離して外装部材は折り畳み、クッション材はその体積を収縮させて小型化し、梱包材を用いて一体に梱包することを最も重要な特徴とする。
複数の外装部材(枕材収納袋)と該外装部材(枕材収納袋)に充填する複数のクッション材(枕材)との組み合わせにより、夫々の特徴を生かして形成される多種類の製品(枕)において、この組み合わせを自由に選択できるようにするための第一手段として、前記外装部材(枕材収納袋)にクッション材(枕材)を充填するための開閉自在な開口部を設け、前記クッション材(枕材)の出し入れをいつでも可能とする。
第二手段として、前記クッション材(枕材)の出し入れがいつでも可能となったことで、前記外装部材(枕材収納袋)とクッション材(枕材)とを分離し、前記外装部材(枕材収納袋)は折り畳み、前記クッション材(枕材)はその体積を収縮させて小型化し、梱包材(ダンボール箱)を用いて一体に梱包する。
前記製品は枕であり、外装部材とはクッション材を収納する枕材収納袋であり、クッション材とは枕材である。
枕材は、その体積を収縮させて小型化した状態を保持する。
梱包材は、ダンボール箱の内側周縁部に枕材の計測目盛を備え、空のダンボール箱は枕材の解放時に受け皿となるように設計する。
第一手段によれば、枕は多種多様で素材、色彩、形状、構造も異なる枕材収納袋に、多様な特性を有する多種類の枕材を充填して多くの在庫としていたものを、枕材収納袋に枕材を充填する開閉自在な開口部を設け、枕材の出し入れをいつでも可能としたことで、生産する側にとっては枕材の充填作業が省略できて、縫製だけに専念できると共に完成品の在庫を抱える必要がなくなる。
枕材収納袋と枕材との組み合わせが自由に選択できるので、購入者が満足できる枕を作るための各部材を購入し、充填する枕材の分量で高さ、硬さ、反発力などを使用中の寝具に合った最適な調整ができ、購入者が自分で枕材を詰めることで枕の最大の効果を引き出すことができる。
第一手段は、枕材収納袋には様々な形状がありその構造も異なり、生地の色彩、素材の種類なども様々であり、枕材においても発泡弾性フォーム、パイプ、羽根、蕎麦殻、ポリエステル綿、ラテックス、コルマビーズ、極小ビーズなどあり、これらを自由に選択できて自由に充填することができる。
第二手段によれば、第一手段によって得られた効果をそのままに、枕材収納袋と枕材とを分離し、枕材収納袋は折り畳み、枕材はその体積を収縮させて小型化し、梱包材を用いて一体に梱包すればよく、枕材の小型化は復元力が高いものが前提にありこれに限定するものではない。
梱包材は、ダンボール箱の内側周縁部に帯状に切断したダンボールを立設し、帯幅を枕材の計測目盛とした枕材収納部を必要に応じて数段に設け、ダンボールで蓋をし、その上に枕材収納袋、枕カバーなどを畳んで一体に梱包すればよく、空になったダンボール箱は枕材の解放時に受け皿として使えるように設計した梱包用のダンボール箱であるがこれに限定するものではない。
本発明の梱包の方法は、多品種少量生産の枕を、枕材収納袋に枕材を充填する開閉自在な開口部を設けることで、枕材の出し入れを可能とし、生産する側にとっては枕材の充填作業が省略できて、縫製職人が縫製だけに専念することができると共に完成品の在庫を抱える必要がなくなる。さらに、枕材収納袋と枕材との組み合わせが自由に選択できるので、購入者が満足できる枕を作るための部材を購入し、充填する枕材の分量で高さ、硬さ、反発力などを使用中の寝具に合った適正な調整ができ、枕の最大の効果を引き出すことができる。また、これらによって得られた効果をそのままに、枕材収納袋は折り畳み、分離した枕材はその体積を収縮させて小型化し、梱包用のダンボール箱で一体に梱包すればよく、空になったダンボール箱は枕材の解放時に受け皿として使えるので梱包材の有効利用と梱包体を小型化し配送コストも削減できる。
本発明の実施の形態を示す梱包体の部分断面図 枕体を示す斜視図 枕カバーを示す斜視図 枕材を示す斜視図 ダンボール箱を示す斜視図
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図において、1は枕体を形成する各部材を一体に梱包した梱包体であって、2は枕体であり、3は枕材収納袋であり、4はフリルであり、5はファスナーである。6は枕材であり、7は枕材の包装材である。8は枕カバーであり、9はダンボール箱である。
図1は、梱包体1の一部断面を示し、3は枕材収納袋であって、6、6´は枕材であり、8は枕カバーであり、9はこれらを一体に梱包したダンボール箱である。
枕材6は袋に詰める、又は容器に詰める、又は真空パックして枕材収納部イに収納し、枕材収納袋3及び枕カバー8は折り畳んで梱包用のダンボール箱9で梱包するとよい。
図2は、枕体2を示し、イ図、ロ図、ハ図に示すように多種多様で素材、色彩、形状、構造も異なる。イ図は単体の枕体2を示し、3は枕材収納袋であり、5はファスナーであり、6は枕材である。ロ図は二段重ねの枕体2´を示し、3は枕材収納袋であり、5はファスナーであり、6は枕材である。ハ図は二段重ねの枕を連結した枕体2´´を示し、3は枕材収納袋であり、ファスナー5は左右の枕材収納袋に備える。6は枕材であり、この枕材6をパイプ材とし、6´はウレタンフォームをチップ状にしたものとすれば、充填する量で高さ、硬さ、反発力を調整し、寝た姿勢により変わる枕の形はパイプ材を枕内で移動することで簡単に変形することができる。
充填する枕材6は、低反発・高反発のウレタンフォーム、パイプ、羽根、蕎麦殻、ポリエステル綿、ラテックス、シルク、パンヤ、キャメル、ウール、コルマビーズ、極小ビーズなどがあり、中でもウレタンフォームをチップ状にしたものは詰め込む量を容易に調整できて、圧縮しても復元力が高いので真空パック又は容器に詰め、その体積を収縮させて小型化した状態を保持する枕材として最適である。なお、ウレタンフォームに限定するものではなく、圧縮しても復元力が高ければこれに限定しない。
図3は、枕カバー8を示し、イ図、ロ図に示すように多種多様で素材、色彩、形状、構造も異なり、イ図は単体でファスナー付きの枕カバー8を示し、ロ図は二連枕の枕カバー8にフリル4を設けた枕カバー8´を示す。
図4は、枕材6を示し、イ図は枕材6をロール状に巻いて筒状の容器に詰めた7示し、ロ図は枕材6の真空パック7であり、圧縮できない枕材6はハ図に示すように袋7に詰めて枕材収納部イに収納するとよく、イ図の容器7は紙の筒とすれば安価である。
枕材6は、商品ごとに充填する量を用意すればよく、袋詰めでもよく、平面体でもよく、ロール状であってもよく特に限定するものではない。
図5は梱包用のダンボール箱9を示し、このダンボール箱9の内側面の周縁部に枕材の計測目盛として、ダンボールを帯状にカットした目盛帯Aと、この目盛帯Aを基台にダンボールの蓋Bをかぶせて枕材収納部イ、を設けるとよく、必要により二段に設けてもよく、枕材収納部イに中仕切りを設けてもよく、ダンボールの蓋Bの上に枕材収納袋3と枕カバー8を折り畳んで一体に梱包すればよい。また、空になったダンボール箱は枕材の解放時に受け皿として使えるので梱包材の有効利用と、梱包体を小型化することで配送コストも削減できる。
枕材6は、圧縮して小型化できるものは圧縮してその状態を保持し、枕材収納袋3と枕カバー8は折り畳んで梱包用のダンボール箱9で一体に梱包すればコンパクトに収納され、梱包体は小型化することができる。
多品種少量生産の商品を改革し、梱包体を小型化して物流を効率化する。
1 梱包体
2 枕体
3 枕材収納袋
4 フリル
5 ファスナー
6 枕材
7 枕材の包装材
8 枕カバー
9 ダンボール箱


Claims (2)

  1. 多種多様な枕材収納袋と該枕材収納袋に充填する多種類で独自の特性を有する枕材との組み合わせにより、夫々の特徴を生かして形成される多品種のにおいて、この組み合わせが自由に選択できて効率的な供給体制を構築するための第一手段として、
    前記枕材収納袋に前記材を充填する開閉自在な開口部を設け、
    前記材の出し入れを可能とし、
    前記材の出し入れが可能となったことで、
    第ニ手段として、
    前記枕材収納袋と前記材とを分離し、
    前記枕材収納袋は折り畳み、
    前記材はその体積を収縮させて小型化し、
    梱包材を用いて一体に梱包することを特徴とする梱包の方法。
  2. 梱包材は、ダンボール箱の側面を形成する内側に、枕材計測目盛を兼ねた帯状のダンボールの壁を設け、その帯状のダンボールの上にダンボールの蓋を載せた枕材収納部を設けたことを特徴とする請求項1記載の梱包の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0667388U (ja) * 1993-02-26 1994-09-22 茂 岡本 布団袋
JP2005152041A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Teruka Ishibashi ヨモギペレットを内包する寝具及び寝具カバー
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