JPS5913359Y2 - 扇風機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は扇風機、とくに扇風機の底面に装着される底
板の取付は構造の改善に関するものである。

一般に扇風機の基台の底部には速度切換え用の部品等が
収容されるため、底部をおおう底板が必要であるが、従
来はこの底板を複数本の締付ねしにより基台に固定して
いたため、締付作業に多くの時間を要し、作業性が悪い
欠点があった。

この考案は上記の欠点を改善することを目的とするもの
である。

以下、この考案の一実施例を第１図〜第４図について説
明する。

図において１は扇風機の基台、２〜８は基台１を構成す
る部分で、２は上板、３は上板２の外周下方をおおう外
側板、４は外側板３の内側において上板２の下部に垂直
に連結され、底部空間を形成する内側板、５は上板２の
下部に垂直に連結される円筒状の支柱、６は上板２の下
部に垂直に連結された底板固定用支柱、７は内側板４の
四隅に形成された貫通穴、８は貫通穴７の外側に設けら
れた月産、９は基台１の底部空間を閉鎖する底板、９ａ
、９ｂは底板９の対向辺の両側部にこれと一体に設けら
れ、内側板４の貫通穴７に挿入される突起片、１０は底
板９を取付けたとき底板固定用支柱６と対向する位置に
設けられた貫通穴、１１は締付ねし、１２は上板２の上
面をおおう飾り板である。

なお、外側板３、内側板４、および底板９はいずれも角
形に形成され、内側板４の対辺間の距離をＡ、底板９の
突起片９ａ、９ｂの長さをＧ、 Ｄ、突起片９ｂの長さ
と底板９の対辺間の距離との和をＢとすると、Ａ≧Ｂ、
Ｃ＞Ｄとなるように形成される。

以上のように構成され、底板９を基台１の底面に取付け
るには、まず第２図、第４図に示されるように底板９の
突起片９ａを内側板４の貫通穴７に十分に挿入すること
により、反対側の突起片９ｂは内側板４の貫通穴７に対
向する位置に移動させることができる。

ついて突起片９ｂを貫通穴７に十分に挿入することによ
り、突起片９ａ、９ｂは内側板４の貫通穴７部に掛止さ
れ、その位置で締付ねじ１１により底板９を底板固定用
支柱６に締付は固定する。

以上のように、この考案によるときは底板の外周部の突
起片を側板の貫通穴に掛止するようにしたので、１本の
ねじにより底板を固定することができ作業性が向上する
。

また、側板に形成された貫通穴の外側に月産を設けるこ
とにより、貫通穴が遮蔽され、外観が損われることがな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図はいずれもこの考案の一実施例を示し、
第１図は基台の下面図、第２図は第１図のＩＩ −ＩＩ
断面図、第３図は底板の平面図、第４図は底板取付動作
の説明図である。 図において、同一符号は同一または相当部分を示し、１
は基台、２は上板、４は内側板、６は底板固定用支柱、
７は貫通穴、８は月産、９は底板、９ａ、９ｂは突記片
である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台を上板と、この上板の下部に方形の開口部を形成す
   る垂直な側板と、上記上板の下部に形成される垂直な支
   柱とにより構成するとともに、上記支柱に衝合し上記開
   口部を閉鎖する底板を備えた扇風機において、上記底板
   の対向辺の両側部にこれと一体に突起片を設けるととも
   に、上記突起片に対向して上記側板に上記突起片が挿入
   される貫通穴と、上記側板と一体に四隅に形ｅ、され、
   上記貫通穴の側部をおおう月産とを設け、上記支柱に上
   記底板を１個のねじにより固定したことを特徴とする扇
   風機。