JPS59131332A - 体液採取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は血液などの体液を採取する装置、詳しくは体
液を少量づつ採取、各量毎に確保できるようにした体液
の採取装置である。

よく知られているように試料としての体液の採取、たと
えば採血には針を使った注射器が用ν１られ、一旦注射
器内に採取された試料は必要個数の試験管等の容器に移
し換えることが必要である。

しかし、この移し換えには病原菌には感染の危険（たと
えば肝炎の場合など）があり採取者には危険な仕事であ
る。この感染の危険度は分析回数が増え、したがって容
器の数が増える程大きくなる。

さら：こ、移し換えに際して量、待：こ徽ｉの場合計量
を誤ったり、あるいは計量が困難ということがあった。

最近では分析技術や分析機器の発達のおかけて゛立方ミ
リ単位の試料についての分析や検査が可能になってぎで
いる。多くの場合毛管現象を利用した方法（指先や耳等
からの採血）で分析：二士分の量の採血が可能である。

しかしこの場合も毛細管内に取られた試料は分析のため
池の容器に移す必要がある。要する１二、従来の注射器
では少量の血液等を採取し、移し換えるということは困
難であり、特に量が極端に少ない場合には不可能となる
。

こうした欠点を改めるためにヨーロッパ特許出願ＥＰ−
ＡＩ−００５５６５７号は一つのシステムを開示してい
る。それは原理的には命脈に対する毛管現象の応用とい
う簡単なものであるが、所望の微少量の採血が可能であ
り、病原菌による感染の危険も少なくなっている。それ
は血液を分析や検査に使用する容器に直接採取するよう
にしているからである。

この新しいシステムは、吸引シリンダとノズルとを備え
た手動または機械的吸引手段、たとえば注射器を有し、
特徴とするところは、前記シリンダと直線状１こ着脱自
在に取り付けられる小径の管状の容器を少なくとも一個
有し、同容器は前記ノズル側においてシリンダに支持さ
れた保持手段によ１）連結されるものである。したがっ
て、前記容器の底部はノズルに貫通され、ノズルの反対
側端部には閉止用キャップと同キャップに注射針のよう
な体液採取手段とが設けられ吸引により人体から体液が
容器内に採取されるよう１こなっている。

この新しいシステムでは容器が吸引シリングに保持され
ノズルが容器内に挿通された状態（こおいては、ノズル
は吸引手段と容器との連結部として機能する。この状態
によって吸引手段が容器中の空気を吸引して血液採取手
段により取られた血液を強制的に容器中に導入すること
ができる。容器の内径は小さくとも強制的導入により採
取血液は円滑に容器内に採取される。

このシステムによって採取された血液は患者から直接容
器内：こ採取され、必要な分析や検査にそのまま使用す
ることができる。

前述せる如く血液は吸引手段により容器内に採取さｒ、
る開吸引手段のノズルにより容器の底ｙ５１ま貫通され
かつ塞がれていることが必要で゛ある。しかも容器の底
部は吸引手段から外された時内部の試料が漏出しないよ
うに液密でなければならない。

この目的のため容器の底部の終端縁からやや異なった箇
所に仕切壁を底板の代りに設け、同仕切壁に前記吸引手
段のノズルが貫通できる程度の径の孔を形成し、回礼に
弾性材によ゛る可撓性のシーリング膜（たとえばゴム製
）を当てがい、前記ノズルをこのシーリング膜に突ぎ差
して試料を容器内に導入し、導入後ノズルを抜くやシー
リング膜のノズル通過口は自然と弾性により閉じるよう
にしている。この如くしてノズルの挿入中も、抜いた後
も、また容器を吸引手段から離脱した後も液密性は保持
されることになる。

しかしなが呟　ヨーロッパ特許出願ＥＰ−Ａｌｔ１０５
５６５７号明細書に記載の前記システムは下記の点で不
都合であることか判明した。それは、管状容器を凹んだ
ような低圧の状態で吸引手段を作動すると採取された試
料に容器内に導入はされるが、導入された試料は吸引手
段側にも吸引　。

されて吸引シリングか汚され、後の採取に使用できなく
なるという点である。また、吸引手段を急に作動させる
と丁度電気アークのように容器キャップの採取手段から
吸引手段のノズルに直接採取した試料が走るという現象
が起り、その結果採血患者から折角採取した試料が殆ん
ど容器内に溜まることなく吸引手段側に吸い取られてし
まうことが判明した。

この発明はこのような欠点を改めるために行われたもの
で、少量の試料でも直接に容器内に採取することができ
るようにしたものである。

概説するとこの発明は吸引手段と、仕切壁を有した少な
くとも一個の容器とからなり、前記仕切壁は容器の一端
部近傍に設けられるとともに透孔を有し、池方木液抜き
取り手段を前記容器の他端側に着脱自在に連結できるよ
うにした体液の採取装置であって、前記仕切壁と前記抜
ぎ取すロとの間の空間をピストンを収容した吸引シリン
ダとし、同ピストンに前記仕切壁の透孔；二押通された
ピストンロッドを一体的：二設・：す、同ピストンロッ
ドを前記容器の外に突出させ二ことを特徴としている。

このようにしてピストンロットを作動させること：こよ
ってピストンを容器内において変位させて血液を体液採
取手段を介して容器内に導入させるものである。充填中
ピストンは容器内壁に対して液密性を保つから採取され
た血液はピストンの間隙から漏出する心配はない。吸引
が終るとピストンは仕切壁に密接され仕切壁の透孔はピ
ストン）こより塞がれる。

この発明のこのような構造によって前述した従来の体液
採取装置の欠点は改められた。これは特に従来外部に刷
本であった吸引手段を容器自体の中に組み込んだユニー
クな構造によるものである。

この場合ピストンロッドは、吸引終了後に容器の後端か
ら突出している部分を折り取って以後の作業に邪魔にな
らないようにするため適当な位置に切り込みを形成して
祈り易くすることが好まし前記した従来の採取装置では
一回に一容器にしか試料か採取できない欠点があった。

今日では検査は何回か行なわれるので、患者は必要回数
だけ何度も針を刺されることになり苦痛で不快なことで
ある。

この発明はかかる欠点を改良した。すなわち、一本の針
を一回刺しただけで種々の量の血液等が複数の容器（こ
採取されるのである。

この発明の装置では好ましくは可撓性のチューブを用い
、その一端に注射針のような体液採取手段を設け、他端
には複数個の支管な設けて、その各々に容器が着脱自在
に取り付けられる。各支管には強力クリップの如き開閉
手段を設けることができる。そのためには各支管は弾性
材で形成されることか゛好ましい。

前記支管より下流において主管である可撓性チューブに
数百立方センチメートル容量の回収袋をたとえば着脱自
在に取り付けてもよい。本発明装置における回収袋は従
来装置におけるものに比較して全く意味か異なる。従来
の回収袋は可撓性チューブを介して直接回収針：二連結
されている。従来装置では針カ・人体：二刺され所定量
：二速するまで体液たとえは血液か吸、・上け−）れ回
収袋に採取される。

次いで針は静脈に刺したままチューブは切断されて回収
袋は分離され、チューブの切り口から検出に必要な少量
分が試験管に採取され検査に回される。この従来の方法
においては回収袋が一杯になるまでは試料の採取は行え
ないのである。そのため万一その途中に患者が異状を訴
え採取作業を直ちに中止しなければならない場合には、
それよで回収袋に採取した試料は検査不適として使えな
いことになる。しかし、本発明によれば、このような場
合でも採取作業中止前に採取した試料は支管な介して設
けられた容器内に必要量確保されているので全く問題は
ない。以下図面に基づいて詳記する。

第１図は本発明装置に組み込まれる容器兼周体液抜５取
り器（以下単に容器という）の断面図であり、符号１を
以って示されている。容器１は筒状木本２からなり、同
筒状木本２は軸心に対して直角方向の仕切壁３を有し、
同仕切壁３は透孔４を有している。仕切壁３は本体２の
右側端部がら奥まった筒所；二設けられているが、右側
端部等に設けてもよい。仕切壁３によって筒状本体２内
部は２個の空間２ａ・２ｂに分割される。

空間２ａ・２１〕の内大きい方の空間、たとえば２ａは
、ピストン５のシリングとして用いられる。ピストン５
はエラストマなどで形成される。ピストン５ハｔ’スｉ
・ンロッド６を有し、同ピストンロッド６は仕切壁３の
透孔４に挿通され、がっ、ビストン５と反対側の端部６
ａはピストン５が仕切壁３から最も遠い位置にある時で
も筒状本体２から外部に突出している。

ピストンロッド６には同ロッドか図中右方向に引張られ
てピろトン５が仕切壁３まで・寄せられた時（第１図仮
想線で示す）に筒状本体２の端部に位置する箇所：こ切
Ｉ）込み７が形成される。これはピストン５が仕切壁３
１こ寄せられた時ビス）；／Ｄロッドが筒状本体から突
出して邪魔になるので、この切り込み７からピストンロ
ッドを折るためて゛ある。

次に第２図：二基ついて本発明の詳細な説明する。

実質的１こは第１図に示す構造ながら寸法的：こは大小
様々の容器１が設けられる。可撓性チューブ８が設けら
れその一端に保護部材１０が被せられた針９か取ｔ）付
けられる。

可撓性チューブ８の他端側（針９の反対側）には複数の
支管１１が設けられ、容器は連結部材１２を介してたと
えば嵌合の方法により各支管１１に連結される。可撓性
チューブ８及び各支管１１に強力クリップ１３が設けら
れるが、可撓性チューブ８に対するクリップ１３は針９
の近傍に位置せしめられる。

さらに、可撓性チューブ８の支管群より下流となる端部
８ａに体液回収袋（図示せず）が設けられる。同回収袋
は直接可撓性チューブ８の端部８ａに溶接により接続し
ても、連結部材１４を介して連結するよう）こしてもよ
い。

体液回収袋を装備した全体としての採取装置を保管した
り運搬した［）する場合には無菌の保護カバー１５で全
体を被うようにする。

次に本発明の作用について説明する。

以上のようにして構成された採取装置をたとえば血液採
取に実際に使用するには、カバー１５を取り除き、保護
部材１０を外した針９を患者の静脈：こ刺す。クリップ
１３及びピストン５を適当に操作して所定量の血液を容
器１及び回収袋（図示せず）に採取する７ 血液採取を終ると容器１は連結部材１２から外し装置か
ら分離する。分離後者容器１のピストンロッド６を切り
込み部７において折る。

複数の血液試料は容器１の仕切壁３を底部（実際には引
き寄せられたピストン５）とした空間内に確保される。

各容器１の試料導入口にはピストン５の端部の突出を版
上する止め部材（図示せず）をたとえば連結部材１２に
取付ける。これによりピストン端部は常：こ容器の試料
導入口より内部に位置することかて゛きる。血液は空間
部２ａの最大容量よりやや少なめの量が採取されること
になるがらオーハーフ０−の心配はない。

【図面の簡単な説明】

図面は不発明の一実施態様を示し、第１図は容器兼用体
液抜ぎ取り器の断面図、第２図は採取装置の略示的説明
図である。 １・・・容器兼用体液抜き取り器、２・・・筒状本体、
３・・・仕切壁、５・・・ピストン、６・・・ピストン
ロッド、８・・・可撓性チューブ、９・・・体液採取針
、１５・・・保護カバー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吸引手段と、仕切壁を有した少なくとも１個の容器
   とからなり、前記仕切壁は容器の一端部近傍に設けられ
   るとともに透孔な有し、他方体液抜き取り手段を前記容
   器の他端側に着脱自在に連結し、前記仕切壁と前記抜き
   取り手段を連結した他端側との間の空間をピストンを収
   容した吸引シリンダとし、同ピストンに前記仕切壁の透
   孔に挿通されたピストンロッドな一体的に設け、同ピス
   トンロンドを前記容器の外に突出させたことを特徴とす
   る血液等の体液採取装置 ２、ピストンロッドに切り込みを設けて容器外部に突出
   した部分を折除できるようにした特許請求の範囲第１項
   記載の体液採取装置３、共通の体液採取手段に複数個の
   容器を並列して連結した特許請求の範囲第１項記載の体
   液採取装置 ４、各容器の大きさが異なる特許請求の範囲第３項記載
   の体液採取装置 ５、主管の一端に体液採取手段を設け、その他端側に複
   数本の支管を設け、その夫々に容器を着脱自在に連結し
   た特許請求の範囲第３項記載の体液採取装置 ６、主管の支管より下流側端部に採取された体液を回収
   する回収袋を有した特許請求の範囲第５項記載の体液揉
   手装置 ７、複数個の容器と、体液採取手段と、体液の回収袋な
   いしは少なくとも回収袋を取り付けるための手段と、前
   記せる各部品を連絡する主管とで一単位を構成してなる
   特許請求の範囲第６項記載の体液採取装置