JPS5912930Y2 - とくに発射点レ−ルの取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、とくに発射点レールの取付は構造に関する。

一般に、パチンコ玉を打球した後には、該パチンコ玉を
発射点レールＳ及び飛走レールＨに沿わせて飛球させる
。

（第１図参照）そこで、」−記各レールＳ’、Ｈは通常
遊戯盤Ｕ面上に割りピンＰにより直接固着されているの
であるが（第２図及び第３図参照）、パチンコ機を組立
てたり或は補修する際とくに発射点レールの脱着操作は
著しく面倒であり、作業時間をいたずらに長びかせる。

本考案の目的は、とくに発射点レールを遊戯盤面へ直接
取付けるのを排して、該レールを保持するためのレール
基盤を備え、これを介して木ねじボルト等により取付け
ることにより、上記した従来技術の欠点を解消しようと
したものである。

以下、本考案の一実施例を第４図及び第５図にしたがっ
て説明するが、方向の呼称は第４図に向って呼ぶものと
する。

させ、図中、１は平部状のレール基盤であって、該レー
ル基盤１の図示左右長手方向左端部、中央部及び右端部
からは図示手前側へ向って保持片３〜３が延出し、そし
て該保持片３先端（図示前端）が直角状に屈曲されて後
記発射点レール６を固着するための固着突片４〜４が形
成されている。

なお、上記レール基盤１は図示基端部の垂直状の板底す
なわち遊戯盤前面に当接する板状部材を固定板２と呼ぶ
。

そこで、上記レール基盤１の図示左部裏面にはノックピ
ンＮが突出して形成されており、これが遊戯盤Ｕ前面の
所定孔に嵌合され、しかしてレール基盤１は該ノックピ
ンＮを中心として回動可能である。

５〜５は雄ねじであって、上記したレール基盤１の各固
着突片４，４に螺刻されている。

そこで、上記したレール基盤１は、その固定板２が木ね
じＢｍ〜Ｂｍにより遊戯盤Ｕに固着されることにより、
同遊戯盤Ｕ前面に右下傾状に取付けられている。

６は、薄肉鋼板により作成される発射点レールであって
、その横断面はＶ字形状に形成されているとともに、該
発射点レール６の図示右端は上方へ屈曲され、この屈曲
部位上部においてパチンコ玉（待ち玉）止めのための当
接面７が形成されている。

従って、パチンコ玉はその下面を断面■字形の発射点レ
ール６によって２点で、その上面を当接面７によって１
点で、都合３点で接触保持される。

又発射点レール６の先端にはファウル玉を回収するファ
ウル玉誘導路１１が形成されている。

なお、８は打球杆に挿入用の打球孔であって、上記発射
点レール６の屈曲部位に穿孔されている。

そこで、上記した発射点レール６の図示手前前端値にお
いて、前述したレール基盤１に突出形威した保持片３先
端の固着突片４〜４に対応する位置に固着突片９〜９が
形成され、そして該各文片９〜９にはポルｌ−’ＪＬ
１０，１０が穿設されている。

しかして、発射点レール６は、その固着突片９，９がレ
ール基盤１に突出形威した保持片３先端の固着突片４〜
４にポル１−Ｂ−Ｂにより螺着されることにより、レー
ル基盤１に一体化されている。

引きつづいて、上記した実施例の作用を具体的に説明す
る。

さて、遊戯盤Ｕ面に発射点レール６を設置する場合、該
発射点レール６をレール基盤１に予めポルｌ−Ｂ、Ｂに
より取付けておけば、レール基盤１を単に木ねじＢｍ、
Ｂｍで遊戯盤Ｕ面の所定位置に螺着させるだけで、設置
が可能である。

すなわち、遊戯盤Ｕ面に直接に発射点レール６を取付け
るものではなく、レール基盤１を介在させて取付けるこ
ととし、しかもこのレール基盤１を単なる螺着操作によ
り間接的に取付けるものである。

なお、レール基盤１を遊戯盤Ｕ前面に木ねじＢｍ−Ｂｍ
で取り付ける前の段階で、打球杆Ｋに対する発射点レー
ル６の打球孔８の位置調節を行なわなければならないが
、これはレール基盤１のノックピンＮを遊戯盤側の前面
の所定孔に嵌合回動可能に嵌合した後、該ノックピンＮ
を中心として適宜回動させて発射点レール６の打球孔８
と打球杆にとが好適位置となるようにレール基盤１を遊
戯盤の前面に木ねじＢｍ−Ｂｍで固着すれは゛良い。

したがって、正確な取付位置精度を要求される打球の３
点保持構造であってもきわめて容易にその取付位置調整
を行なうことができる。

この結果、発射点レール６の遊戯盤Ｕ面への設置操作が
簡単となるばかりでなく、補修作業等において発射点レ
ール６を取外す際にも著しく作業能率を向上させる。

すなわち、本考案は、パチンコ玉が案内される長手方向
の先端なファウル玉誘導路を形成し、基端にパチンコ玉
の上部後方を受止める当接面を備え、且つ遊戯盤面側と
は反対の縁辺の適数個所にレール基盤と平行となる下向
きの固着突片を突出形威した少くとも基端部が断面■字
形の金属製の発射点レールとその裏面には前記ファウル
玉誘導路寄りの端部にノックピンを突出形威し、その表
面には前記固着突片と対向する保持片を突出形成すると
ともに前記基端部の上方で遊戯盤側の前面に当接する固
定板とを形成した平板状のレール基盤とから成り、前記
固着突片を前記保持片に螺着することによって発射点レ
ールをレール基盤に取り付け、前記ノックピンを遊戯盤
側の前面の所定孔に嵌合回動可能に嵌合して前記基端部
及び当接面と打球杆とが好適位置となるようにレール基
盤を遊戯盤側の前面に螺着したことにより、（ｉ）金属
製の発射点レールとレール基盤との組立作業が簡単かつ
容易であり、その作業時間の短縮を図ることができると
ともに発射点レール全体として組立時の強度及び精度を
向上することができるので、パチンコ玉の飛送軌跡を一
定とすることができる。

（ｉｉ）更に打玉の３点保持構造の発射点レールを有す
るレール基盤と遊戯盤との組付作業も同様に簡単かつ容
易であり、その作業時間の短縮を図ることができるとと
もに発射点レールの打球杆に対する位置関係が正確とな
るため、パチンコ玉の遊戯盤への飛び出しに斑がなくな
りスムーズに遊戯することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は従来例を示し、第１図はパチンコ機の
略体正面図、第２図は発射点レールを示す斜視図、第３
図は同発射点レールの取付部を示す断面図、第４図及び
第５図は本考案の一実施例を示し、第４図は発射点レー
ルの取付状態を示す斜視図、第５図は第４図のＸ−Ｘ線
断面図である。 １・・・・・・レール基盤、６・・・・・・発射点レー
ル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. パチンコ玉が案内される長手方向の先端にファウル玉誘
   導路を形成し、基端にパチンコ玉の上部後方を受止める
   当接面を備え、且つ遊戯盤面側とは反対の縁辺の適数個
   所にレール基盤と平行となる下向きの固着突片を突出形
   威した少くとも基端部が断面■字形の金属製の発射点レ
   ールと、その裏面には前記ファウル玉誘導路寄りの端部
   にノックピンを突出形威し、その表面には前記固着突片
   と対向する保持片を突出形成するとともに前記基端部の
   上方で遊戯盤側の前面に当接する固定板とを形成した平
   板状のレール基盤とから成り、前記固着突片を前記保持
   片に螺着することによって発射点レールをレール基盤に
   取り付け、前記ノックピンを遊戯盤側の前面の所定孔に
   嵌合回動可能に嵌合して前記基端部及び当接面と打球杆
   とが好適位置となるようにレール基盤を遊戯盤側の前面
   に螺着したことを特徴とするとくに発射点レールの取付
   は構造。