JPS5912739B2 - 改良された耐酸化性鉄基合金 - Google Patents

改良された耐酸化性鉄基合金

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JPS5912739B2
JPS5912739B2 JP6144975A JP6144975A JPS5912739B2 JP S5912739 B2 JPS5912739 B2 JP S5912739B2 JP 6144975 A JP6144975 A JP 6144975A JP 6144975 A JP6144975 A JP 6144975A JP S5912739 B2 JPS5912739 B2 JP S5912739B2
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alloy
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lanthanum
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
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    • C22C38/44Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with molybdenum or tungsten
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
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    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/52Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with cobalt

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐酸化性鉄基合金に関し、特に熱影響部割れの
少ない上記合金に関する。
本出願人は、後述される臨界的少量以上のニオブが本発
明の鉄基合金の高い耐酸化性に有害であり、ある範囲以
上のタンタルが高温静的耐酸化性を促進し、炭素および
窒素が機械的性質に及ぼす効果の点で相関しており、最
適の耐酸化性を確保するには最小限のアルミニウム含量
が必要であり、少量であるが有効量のジルコニウムが耐
熱渡れ性を著しく改良しかつこれらの元素を互いに関連
さぞ制御を行うと鉄基合金において独特の非常に望まし
い特性が得られることを見出した。
本発明はRobert Herchenroeder
の1970年12月21日出願された米国特許願第9
9738号明細書に関連しかつその改良である。
上記特許願では、改良された溶接性と耐酸化性を有する
合金が開示されている。
いまや、同じ組成物において元素Nbt Ta、Al、
CおよびN1およびZrを注意深く制御および規定する
ことにより特に有効な新規合金が提供出来ることが決定
された。
悪環境条件たとえば高温および酸化雰囲気に耐える高性
能物質の研究を継続するに当って、費用の面が捷す捷す
重要になって来る。
多くの高性能合金しばしばスーパアロイと呼ばれる合金
の全製品に対してかなりの部分がこれらの合金が普通使
用される複雑なデザイン部品の製造中にスクラップとし
て失われるために費用が強調されて来た。
非常にしばしば、これら本質的に価値ある物質のスクラ
ップは混合されほとんど無益なものとなる。
何となればスクラップの全組成のために母合金の溶融物
にスクラップを再循環することが出来ないからである。
しだがって、これらのスクラップはその本質的価値がほ
とんど無いものとして他の業務にしばしば販売される。
これは我が国の支払収支および我が国の経済繁栄にとっ
て悪効果を及ぼす。
本発明の目的は、多量の混合合金スクラップを利用する
ために比較的低コストで製造することが出来る優れた高
性能合金を提供することである。
最も広い概念で、上記合金は重量類で0.05−0.7
C:<0.3Nb ; 15−30Co ; 18−2
5 Cr ; 0−2Mn : 1.0−6Mo ;
0.10−0.3 ON : 15−30 Ni ;
0.2−0.8 Si O,1−2Ta : 1−10
W: 0−0.IZr ; 0−0.5AI : O−
0,1La :残部>23Feおよび総計で約0.6重
量係を越えてはならない附蔭元素たとえばB、Ti 、
Mg 、Cu 、S、P、V、Caから実質的になる。
NbおよびTaは最小0.4であることが必要であり、
CおよびNは〉0.2であることが必要である。
組成物のより狭い好ましい範囲は実質的に次の範囲(重
量類)からなる: ′ Al0−0.5 CO,05−0,16 Nb < 0.20 Co15−25 Cr18−25 Mn O−2 o2−5 N O,10−0,2!5 Ni15−25 S i 0.2−0.5 Ta0.3−2 W 1−8 Zr O−0,1 LaO−0,1 残部)23Feおよび総計で約0.6%を越えてはなら
ない附随元素たとえばB+Ti+Mg、Cu、S、P、
V、CaO NbおよびTaは〉0.4で、CおよびNば〉0.2で
あることが必要である。
より好ましい実施態様は実質的に次の範囲(重量類)か
らなる: AI 0.1−0.5 CO,05−0,16 Nb <0.2 Co 1515− 25Cr19− 23 0.5−2゜O Mo 2−5 N O,10−0,25 C+N >0.25 Ni15−25 S i 0.2−0.5 Ta 0.4−2 W 1−8 Zr O,001−0,1 La O,001−0,1 残部>23Feおよび総計で〈0.6係であることが必
要な附随元素たとえばB + T 1 +Mg、Cu、
S+’P+ V+ Ca等。
1946〜1951年の間に、特許第 2432614; 2432615;24326、L6
−;2432617;2432618;2432619
;2513467 ;2513468;2513469
;2513470; 2513471および25134
72号明細書を含む一連の米国特許がフランクスおよび
バインダーに公告されたが、これらの特許は広い意味で
複雑な鉄基合金系を開示している。
フランクスおよびバインダーの記載に基づく合金マルチ
メツ) (Multimet、時にはN−155と呼ば
れる、Reg−t−m−CabotCorp、)は20
年以上の間販売されており、現在航空材料明細5532
B、5376B、5768E。
5769.5794Aおよび5795BおよびMil−
E−17496B により包含されている。
フランクスおよびバインダーはこれらの特許でニオブお
よびタンタルを全等価物として一貫して処理しており、
またニオブおよびタンタルをチタンおよびバナジウムの
等何物としてしばしば処理しているが、これは恐らくこ
れらの元素のすべてが比較的安定な炭化物を形成するた
めであると考えられる。
フランクスおよびバインダー(Franksand B
1nder )はニオブ、バナジウムおよびチタンを
不定残留物として以外に除外することおよびニオブより
タンタルを主に使用することが著しく優れた合金をもた
らすという可能性を考えることさえしたというヒントは
なかった。
本出願人は特に、ニオブは有効な強化元素であるがしか
し約0.3%以上のNbが存在するとこの合金の耐酸化
性が著しく低下することを見出した。
しかしながら、スクラップは一般にNbを含みかつそれ
を除去することは高価であるから、本出願人は最大0.
3%まで許容し得るが、しかし経済的に可能な場合には
全く存在しないことが好ましい。
ピー・エム・ウィンスロウおよびアール・ニークラウン
(P−M−W伍slowandR−A−Craurl)
([Nb +Ta N−155j 5olar Air
craftCompany + Metallurgi
cal Report M 6−12−50)はN−1
55組成物でニオブの代りに一部タンタルを用いること
を研究したが、しかし彼等は不純なニオブ源が合金N−
155すなわちNb対Ta比約10対1のFeNbTa
の製造で使用出来るようにタンタルが不純物として「許
容」出来るかどうかを決定するためにそうしたようであ
る。
ウィンスロウ−クラウンは少量のTaは許容出来ると結
論したが、しかしこの場合も合金中でNbを除外しTa
を用いることが非常に有利であるというヒントはなかっ
た。
マルチメツ)(N−155)が20年間使用されかつA
M8 5532Bにより記載されている(これは単にコ
ロンビウム+タンタルが0.75−1.25%の範囲内
で存在することが必要であると規定している(差異につ
いては全く述べられておらずまたは割合も示唆されてい
ない))という事実はその合金を用いた人々およびその
合金をつくった人々は合金中の有効性の点で重量係を基
準として2つの元素を等価であると考えたことを結論と
して証明している。
Taに比較してNb i壮fJ&的豊富であるから、商
業的製品のニオブ含量は一般にタンタル含量より実質的
に大きい。
これはニオブが2つの中で好ましい元素であることを指
摘している。
アルミニウムが論じられているフランクスおよびバイン
ダーの特許では、硼素が無い場合は0.5%の最小水準
が必要である。
明らかに、硼素およびアルミニウムは置換性であると考
えられていた。
本発明の合金ではAIとBは相互交換することが出来ず
、>0.5%AIは過剰であると考えられる。
フランクスおよびバインダーは一貫して彼等の明細書で
炭素と窒素の両方を含ませた。
窒素は普通高温安定性に対して「非常に利点がある」か
捷たけ助けとなると云われていた。
窒素がどんな理由でまたけどのような方法で有利である
か、高温安定性のどんな面が窒素の影響を受けるかを指
摘し、1だけ炭素と窒素間の相互関係および引張特性、
応力破壊特性、熱疲れ特性および溶接性に関して必要な
窒素と炭素の臨界的総計量を指摘するデータまたは証拠
は全く提出されなかった。
要するに、フランクスおよびバインダーは窒素、炭素お
よびそれらの前述した種類の合金に及ぼす効果に関して
入手される知識に何も付加しなかった。
最後に、フランクスおよびバインダーはジルコニウムお
よび前述した合金系の熱疲れにそれが及ぼす有利な効果
について何も述べていない。
ウロデツク(Wlodek ) (米国特許第338
3206; 3304176および3304177号明
細書)は耐酸化性を改良するためにランタンを含有する
ニッケル基合金を論じているが、しかしこの系は本発明
の合金とは全く異なるものであった。
たとえば、ウロデツクの合金は重量%で20Fe最犬、
6Co+Mn最大、8Mo最小および好ましいランタン
含i 0.17を含有し、AI+ Ta、Nb また
はジルコニウムについては必要条件となっていない。
本発明の合金は23Fe最小、15Co最小、6Mo最
大およびAltTatNb およびジルコニウムに対
する必要量を含有する。
米国特許第3304176号明細書でウロデツクは特に
セリウムおよびランタンが相互に交換出来ないことを示
している。
ヘッセンブルツフ(He5senbruch ) (米
国特許第2075718; 2104836および20
67569号明細書)は加熱要素用の合金の他にセリウ
ムおよびミツシュ・メタルについて述べている。
ヘッセンブルツフの合金は本発明の合金とは全く異なる
ヘッセンブルツフはランタンでなくCeを主として用い
、基本組成は異なっており、また彼はNbt Tal
AIl CおよびNまたはジルコニウムに対する臨界性
について主張しなかった。
しだがって、公知の従来技術はいずれも組成または概念
の点で本発明を開示していないことが分る。
出来るだけ低いコストで耐酸化性の最適性を得るには1
8%Crと同様にニッケル+コバルト約36%の最小量
が望ましいと考えられる。
特により高い温度でより良い耐酸化性を得るにはより高
い水準のCr + NiおよびCoが使用される。
マンガンは有効なスピネル成分であり、したがって好ま
しい実施態様では0.5〜2.0係の範囲で含まれる。
MoもまたWも必要な強度を与えるために固溶体強化剤
および炭化物生成剤として合金中に混入されるが、しか
しMoの最大許容量はWのそれより小さい。
何となればある重量百分率に対してMoの原子量はより
小さいのでMoは合金の平均電子空孔濃度(NV)を増
大させ、通常脆性の原因となる望ましくない位相幾何学
的に緻密に充填された相の生成を促進するからである。
Wはその高い密度、コストおよび非常に高い温度におけ
る耐酸化性のために10係以上は望ましくない。
珪素は本出願人め特許願第99738号明細書に記載さ
れているように最適耐酸化性を得るのに0.2%の最小
水準が必要である。
約0.5係以上の水準では珪素は粒界酸化侵食を促進し
、また冶金安定性に関しても有害である。
本願で明記された水準のジルコニウム化学分析はおそら
く±0.005重量係程度正確であろう。
したがって、規定したZr範囲0.001−0.1係は
幾らか不明確であることが認められるが、しかし前記し
たようなジルコニウムの効果は真実である。
約0.1%以上のジルコニウムは合金の液相線−固相線
範囲を広げる傾向があるので大抵の生成物において望ま
しくない。
適当な強度を得だい場合には約0.05%の最小炭素水
準が必要である。
鍛造製品で適当な後時効延性を保持しようとする場合に
は炭素水準′は0.16 %以下、好ましくは0.15
%以下であることが必要である。
しかしながら、合金を鍛造しようとする場合炭素含量は
約0.7係にもなり得る。
Laの効果は本出願人の特許願第99738号明細書に
もまた本発明にても十分証明されている。
しかしながら、ごく最近の商業的合金よりはるかに優れ
たランタンを含まない合金が見出されたことがこれらの
実施例により証明された。
したがって、本発明の最も広い実施態様においてランタ
ンは任意であると考えることが出来る。
特性の最適性を達成するには、ランタンは前述したよう
に少量であるがしかし有効量で存在することが必要であ
る。
ランタンを用いる場合種々の形たとえばNi。
Co y S iまたは他の元素との合金または経済上
から他の「希土類」たとえばセリウムと結合させた不純
な形としてさえも添加することが出来る。
しかしながら、添加混合物のランタン含量は存在する他
の希土類の総計より実質的に犬であることが必要である
ランタン、セリウムおよび他の希土類はウロデツクおよ
び他の人々により認められているように等価ではない。
過剰量は合金の「汚れ」、劣った高温加工性および劣っ
た溶接性の原因となる。
前述したような他の付随元素はより穏やかな温度強度を
得るために実施例Bのように意図的な添加としてまたは
単にそれらが合金の形成に使用される原料およびスクラ
ップ中の不定元素であるという理由からこの種の合金に
しばしば存在する。
本発明では、これらの元素は総計で0.6%以下の水準
に維持されるのが好ましい。
本発明の優れた品質および予期せぬ特性は下記の実施例
を参照して最も良く理解出来るであろう。
本発明を定義するために使用される合金の化学分析値を
第1表に示す。
合金はすべて市販縁原料を用いる通常32kg(70l
b)ヒートで空気中で最初に誘導加熱溶融した。
合金A−Kを直径76CrrL(3インチ)の電極に鋳
造し、その後電解スラグ再溶融した。
合金L−Tは再溶融し1なかったが、しかし3つの群で
溶融した。
通常、基体合金り、OおよびRの32kg(701b)
ヒートを溶融した。
最初9.1kg(201b )のインゴットを鋳造後
、ニオブを添加して合金Mをつくってこれを鋳造し、そ
の後さらにニオブを添加して合金Nを形成した。
同様にして、合金Oの基体溶融物にニオブを添加して合
金PおよびQをつくり、合金Rの基体溶融物にニオブを
添加して合金SおよびTをつくった。
合金R,SおよびTの場合、後で個々にランタンの添加
を行なった。
合金A〜■を合金L−Tおよび合金JおよびKと同様に
して同時に加工した。
鍛造温度は1121〜1177°G(2050−215
0°F)で;熱間圧延温度は1121°C(2050°
F)であった。
合金の1部を1121°C(2050°F)で焼鈍し、
1部を1177°C(2150°F)で焼鈍してこの変
数を評価した。
合金A〜■を20係冷間圧延して表面仕上げを改良し、
再焼鈍し;合金J−Tを熱間圧延し、焼鈍しそして酸洗
いした状態で試験した。
合金はすべて優れた熱間および冷間加工性を有した。
合金UはAMS5532Bの必要条件を満たす商業的に
製造された物質の出たら目に選ばれたヒートであった。
動酸化試験の方法は次のようであった: 1 約0.16 X’0.95 X 7.6crtt
(約1/16X3/8×3インチ)の試料をつくる。
2 全表面を研摩して120グリッド仕上げとし、アセ
トンのような溶剤で脱脂する。
3 各試料の正確な表面積と重量を測定する。
4 試料を3ORPMで回転するホルダーに入れて約0
.3マツバの速度で移動する油燃焼炎と過剰空気の燃焼
生成物にさらす。
5 各30分ではソ周囲温度に冷却する。
6 試験期間中各25時間の試験毎に各試料の重量を測
定する。
7 各試料をベースから5.1crrL(2インチ)の
点で薄片とし、冶金学的検査のために装着し、連続透過
の深さ、内部酸化の深さおよび未影響部の厚さを光学的
に測定する。
8 平均重量損失(mg/cTL)を計算する。
9 影響を受けた金属の全深さを計算する。
これらの静耐酸化性試験の方法は次のようであった: 1 寸法的1.9 X 1.9CrrL(約3/4“X
3/4′′)および厚さ0.08〜0.64crn(0
,03〜0.25“の試料をつくる。
2 全表面を120グリッド仕上げに研摩し、アセトン
で脱脂する。
3 各試料の正確な表面積と重量を測定する。
4 試料を炉中で一定温度を保持しながら炉の断面ff
1(in2)当り8.8dfn”/時(2立方フイ一ト
/時)以上の乾燥空気流にさらし、各25時間後に試料
を室温に空冷する。
5 各試料を再秤量する。
6 試料を塩浴でスケール除去する。
7 脱スケールした試料を注意深く秤量し、各重量損失
を計算する。
8 下記の式によりこれらの重量損失数字を「失われた
金属の平均深さ」値に変換する: 動酸化データは第■表に示し、静酸化データは第■表に
示す。
合金A−Iからの試験結果および合金Uについて示した
最初の値は3回試験からの4つの測定値の平均である。
合金L−Tからの試験結果およびUについて第2の値は
単一試験からの単一測定値である。
合金り、M、Nはニオブ含量が各々0,0.24および
0,70重重量と増大するがしかしタンタルまたはラン
タンを含有しない基体合金を示す。
動環境で酸化のために重量損失はニオブ含量が増大する
につれて増大することが容易に分る。
合金0.PおよびQは名目上IW10 Taを含有し、
ランタンを含まずかつニオブ量が各々0.24 、0.
40および0.60W10と増大する基体合金を示す。
Nbが合金系の耐動酸化性に非常に有害であることは明
らかである。
Taを含有する合金o、pおよびQ IrJ、 T a
を含まない合金り、MおよびNより酸化のために金属損
失量が小さいことが注目される。
合金R,SおよびTは名目上1.30W10 Ta、名
目上0.04−0.06 Laおよびニオブ含量者々0
゜18,0.30および0.26を含有する合金の基体
系列を示す。
再び、ニオブの効果が注目され、しかもその効果は少量
のランタンの存在により弱められる。
合金A−D、FおよびGは名目上0.5%のTa、少量
であるがしかし非常に有効量のランタンを含有しかつニ
オブを実質的に含有しない合金である。
これら合金の酸化重量損失はまず合金Hおよび■のそれ
と比較し、最後に合金Uについて測定した酸化重量損失
と比較することが必要である。
その結果はニオブが著しく有害であり、タンタルが有害
でなくかつランタンは系の耐酸化性を促進することを結
論として示す。
厳しい動酸化試験からのデータよりさらに2つの効果が
注目される。
第1は少量であるがしかし有効量のジルコニウム(この
場合0.0IW10)の耐酸化性に及ぼす効果である。
合金Hおよび■は同様であるがただし合金Hには鋳造直
前に少量のジルコニウムが添加され、合金■には全く添
加されなかった。
この少量は酸化損失量を27%減少させた。
第2に、耐酸化性で最適化を達成するには合金中にアル
ミニウムが存在すべきである。
第■表は類似合金A−D、FおよびGの耐酸化性を比較
する。
相関関係は明白である。合金Aは商業的製品合金Uに比
較すると優れだ耐動酸化性を有するが、しかしこの抵抗
性を最も完全な程度まで最適化するには、合金は少なく
とも約0.IAl および少量であるが有効量のジルコ
ニウムを含有することが必要である。
ニオブ、タンタルおよびジルコニウムの耐静酸化性に及
ぼす効果、は第■表のデータでも認めることも出来る。
動酸化試験で認められるAlの有利効果は容易に明らか
ではない。
ごく少量のジルコニウムの著しい効果もシート製品の熱
疲れ抵抗で認められた。
また、炭素十窒素の著しい効果も認められた。
1177°c(2150下)で焼鈍された合金A−I、
およびUを次のように試験した: 1 得られる研削マークがシートの縁と平行に走りかつ
研削効果が均一であるように被検シートの縁をパック研
削して名目上厚さ1.6crn(1/16インチ)およ
び19CrIl(3平方インチ)のシート試料をつくっ
た。
21つの群では加熱される試料の縁が前の圧延方向と平
行になりまた第2の試験群では加熱すべき縁は圧延方向
に垂直になるように試料を回転ドラムに装着した。
3 次いでドラムを約0.3RPMの速度で回転し、試
料の縁が約15cfrL(約6“ )外側円錐を有する
#72先端寸法から出る中間オキシアセチレン炎を通過
させ、各試料に半円形加熱域を形成させた。
4 モデル試料に微細な線材熱電対を取り付けて899
℃(1650’F)の最高温度を監視した。
5 最初の割れ開始について熱サイクルを基準として丑
だ全割れ長さをミリメートル(ミル)で試料を評価した
熱疲れデータを下記の第V表に示す。
合金A、BおよびCは炭素+窒素を除いて実質的に同じ
組成であるから、これらの合金は直接に比較することが
出来る。
合金E、FおよびGは同様にこの点で比較することが出
来る。
さらに、合金Bおよび■を比較することが出来る。
しかしながら、3つの群め各々の部材は群内でのみ比較
すべきである。
何となれば合金A、BおよびCは合金E、FおよびGよ
りNi+Coが少なくまた合金Hおよび■はTaの代り
にニオブを含有するからである。
合金A、BおよびCおよびE、FおよびGのデータを別
々に比較すると、C+N含量が各々増大するにつれて割
れ開始の点でも丑だ全割れ長さの点でも疲れ抵抗が増加
することが容易に分る。
すべての中で最も驚くべき発展は合金Hがその相対合金
Iに比較して顕著な耐熱疲れ性を有するという発見であ
った。
この予期せぬ改良は合金Hに添加された少量であるがし
かし有効量のジルコニウムに基づくものである。
合金A−CおよびE−Iの816°C(1500’F)
−18KSI における応力破壊試験からのデータを第
4表に示し、試料の平均寿命対C,NおよびC+Hを第
1図にプロットする。
参考のためAM8533B明細を満たす合金の資格応力
破壊条件は816°C(1500°F)−18KSI−
24時間寿命である。
これら合金はすべてこの条件を凌駕する。
これら合金の平均応力破壊寿命をCまたはNに対してプ
ロットする場合、明らかな相関関係は見られない。
しかしながら、試料の平均寿命をC+Hに対してプロッ
トすると、明確な傾向が現われる。
C+H含量と応力破壊寿命の間には確実な相関関係が存
在する。
明らかに、2つの曲線が展開されるが、しかし両方の曲
線とも応力破壊寿命はC+Hの増大と共に増大すること
を示し、C+Hの水準を0.20以上、好ましくは0.
25以上に保持することの望ましさは明らかである。
2つの曲線に対する理由は現在理解されていない。
恐らく、ある種の強化析出物がその差異をもたらしたも
のと考えられる。
電子顕微鏡により試料の幾つかに非常に微細な析出が存
在することが観察された。
649°C(1200下)および871°C(1600
°F)における極限引張強度および0.2係オフセット
降伏強度は同様の相関関係を示す。
RT、649°C(1200°F)および871°C(
1600°F)におけるASTM標準により行った試験
からの引張強度データを第1表に示し、第2〜5図でプ
ロットする。
応力破壊データの場合と同様に、引張強度または降伏強
度をCまたはNに対してプロットする際、明らかな相関
関係は存在しない。
しかしながら、データをC+Nに対してプロットすると
、非常に良好な相関関係が確立され、CおよびNの合計
量の制御が望ましいことは明らかである。
応力破壊データと同様に2重の曲線が871°C(16
00″F)で展開され;この原因はこ\でも完全に理解
されないが、C+Hの効果に著しい蓄積効果を付加する
他の機構が作用していることは凝いもない。
その効果は871°C(1600°F)で認められるが
649°C(1200°F)では認められない(単一曲
線しか展開されない)という事実はさらに析出現象を示
唆している。
したがって、適当な熱処理により反応を制御することが
予想されるであろう。
窒素は認められた教示と反対に熱影響部割れ(HAZ
)の低下に有利である。
一般により高水準のガスは溶接性を低下させることが受
は入れられている。
炭素含量は同じであるが窒素含量が異なる合金の対に関
してティグ−アーマ−ジグ(Tig −a−ma−ji
g)試験を行った。
その結果を下記の第■表に示す。
データはある炭素含量で窒素が増大するとHAZが減少
し、高炭素含量ばHAZ割れを促進することを示してい
る。
(好ましい実施態様で炭素限定量が約0.15%である
ことに対する他の根拠)。
示されたデータおよびその議論は従来知られていないま
たは凝わしかった特質を有する合金が見出されたことを
明らかに説明している。
本発明のある好ましい実施態様を説明したが本発明の範
囲内で種々の変更が可能なことは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は試料の平均寿命対C,NおよびC+Hのプロッ
ト線図、第2〜第5図はRT、649℃(1200°F
)および871°G(1600°F)でASTM標準に
より行った試験の引張データのプロット線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 10.05〜0.7%の炭素、 0.3係以下のニオブ、 15〜30係のコバルト、 18〜25係のクロム、 1〜6係のモリブデン、 0.10〜0.30係の窒素、 15〜30%のニッケル、 0.2〜0.8%の珪素、 0.1〜2係のタンタル、 1〜10%のタングステンおよび 0.001〜0.1係のランタン を含み、残部が23−より以上の鉄と総計が0.6係以
    下の附随不純物とから実質的になる、改良された耐酸化
    性鉄基合金。 20.05〜0.7係の炭素、 0.3係以下のニオブ、 15〜30係のコバルト、 18〜25係のクロム、 1〜6係のモリブデン、 0.10〜0.30%の窒素、 15〜30係のニッケル、 0.2〜0.8%の珪素、 0.1〜2係のタンタル、 1〜10係のタングステン、 0.001〜0.1係のランタン、および2係以下のマ
    ンガン、0.3%以下のンルコニウウムそして0.5%
    以下のアルミニウムから選んだ少なくとも1種を含み、
    残部が23係より以上の鉄と総計が0.6%以下の附随
    不純物とから実質になる、改良された耐酸化性鉄基合金
JP6144975A 1974-05-22 1975-05-22 改良された耐酸化性鉄基合金 Expired JPS5912739B2 (ja)

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