JPS5912721A - 電磁フイルタ用フイルタエレメント及びその製法 - Google Patents

電磁フイルタ用フイルタエレメント及びその製法

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JPS5912721A
JPS5912721A JP12051582A JP12051582A JPS5912721A JP S5912721 A JPS5912721 A JP S5912721A JP 12051582 A JP12051582 A JP 12051582A JP 12051582 A JP12051582 A JP 12051582A JP S5912721 A JPS5912721 A JP S5912721A
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filter
filter element
wire
electromagnetic
metal
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Application number
JP12051582A
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English (en)
Inventor
Fumitaka Hayata
早田 文隆
Yonosuke Nishimoto
西本 洋之助
Kikuo Hiuga
日向 輝久穂
Hideomi Ishibe
英臣 石部
Toshio Yamadera
山寺 利夫
Chiaki Masuda
増田 千秋
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Nippon Seisen Co Ltd
Hitachi Plant Construction Co Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Nippon Seisen Co Ltd
Hitachi Plant Construction Co Ltd
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B03SEPARATION OF SOLID MATERIALS USING LIQUIDS OR USING PNEUMATIC TABLES OR JIGS; MAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03CMAGNETIC OR ELECTROSTATIC SEPARATION OF SOLID MATERIALS FROM SOLID MATERIALS OR FLUIDS; SEPARATION BY HIGH-VOLTAGE ELECTRIC FIELDS
    • B03C1/00Magnetic separation
    • B03C1/02Magnetic separation acting directly on the substance being separated
    • B03C1/025High gradient magnetic separators
    • B03C1/031Component parts; Auxiliary operations
    • B03C1/033Component parts; Auxiliary operations characterised by the magnetic circuit
    • B03C1/034Component parts; Auxiliary operations characterised by the magnetic circuit characterised by the matrix elements

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 囲わ′i千を磁気的に捕捉する電磁フイルタ装置に使う
,フィルタエレメント及びその製法に関する。
金1属の製造,加工工場の排水やボイラ水中に含1れる
,微細な磁性粒子を除去する手段として。
磁気を利用した電磁フィルタ装置が用いられている。装
置の基本的溝成は,強磁性体材料でできた金属細線が密
に集まったフイルタエレメントと。
このフィルタエレメントを収納し,被処理水の入口と出
口とをもったフイルタ容器と,フイルタ容器の周囲にあ
ってフィルタエレメントを磁化するだめの電磁コイルと
,電磁コイルの外部空間における磁束を集束するリター
ンフレームなどからなっている。コイルに通電すること
によって磁束を発生させ,この磁束を横切るフイルタを
構成する細線の表面に空間磁界が生じる。流水中に懸濁
している磁性粒子はフィルタ細線の表面に磁気力によっ
て捕捉される。捕捉量がある値以上になったところで,
コイルに流,れる電流を切り,フイルタエレメントに洗
浄水を流して捕捉粒子をフイルタ層から除く再生工程を
施す。
一般に,フィルタエレメントを構成する強磁性体金属細
線の径が細くなるほど,細線の表面に生じる磁界の勾配
が大きくなって粒子の捕捉効率が高まる。葦だ,空隙率
を小さくすることも捕捉効率を高める。しかし、細線の
径を細くすると,エレメントの単位体積あたりの耐荷重
計が下がり。
空隙率が下がると同時にフィルタ層を流れる被処理水の
圧力損失が増大するという欠点があったた  ′め,細
線の径及び空隙率に限界があった。たとえば、金属細線
を[i2用するフィルタエレメントとして,フェライト
系やマルテンサイト系の素材を切削又は線引きして得た
数十/I 111以上の径の細線を用いると,空隙率は
95%以」二になる。したがって、火力,原子力発電所
の一次循環水や給水,ドルン水等に含まれる,サブミク
ロン径の弱磁性微粒子を効率よく捕集することはきわめ
て困難であった。
切削加工捷たは集束線引き法で製造した細線は。
その表面に鋭角な突起または稜線があって,磁束が集中
して,強力な粒子の捕捉能力を示す。
し、かし・W斗に乏しbために水中で破断し易く、また
1表面の加工傷や粗いおうとつ部に粒子が機械的に拘束
され、磁界を切って洗浄水を流しても粒子が除去できな
いことがある。とくに付着した粒子が鉄の水利酸化物で
あったりすると1時間と共に堆積した粒子間で化学的反
応が進行して凝集固化し、化学薬品を使わないと剥離で
きなくなることもしば17ばある。
この発明の目的は、従来の電磁フィルタ装置用フィルタ
エレメントの前述の欠点を除き、高い粒子の捕捉性能を
もったフィルタエレメント及びその製法を提供すること
にある。
本発明は強磁性体金属細線を所定の形状に成形し、各金
属細線が冶金学的に結合してできた多孔ft体の電磁フ
ィルタ用フィルタエレメント及びその製法である。金属
細線は表面になめらかな微小おうとつがあり、その横断
面は丸味を帯びた角形で、線の長手方向に複数本の稜線
がある。金属細線は互にある程度からみ合っているが、
もつとも特徴的なのは、細線どうしの接触部がきわめて
狭い範囲で金属間拡散接合を形成し、これによって一定
の形状が保たれていることである。金属細線の平均配向
角度はフィルタエレメントを磁場中に置いた時に、磁束
の方向に対して80〜100°の範囲にあるように調整
されている。
フィルタエレメントは一体のま\でも、また複数個のフ
ィルタユニットの組合せによっても作ることができる。
このときのフィルタユニットは組立に便利なように、結
合した金属細線を非磁性体の側枠中に収納するのが好ま
しい。
横断面が角形で2表面に鋭角の稜または粗なおうとつを
有する強磁性体金属細線は集合させ、所定の配向角度を
もつように配列したのち、非酸化性雰囲気中で、押圧し
ながら再結晶温度以上に加熱する。加熱によって、細線
中の加工による内部歪は除かれ、捷だ1表向の鋭角な稜
線および粗なおうとつは原子の移動によって丸味を帯び
るようになり、ついで、細線どうしの接触点で金属原子
の結晶粒内拡散などにより拡散接合が形成される。
以下2図を参考にさらに本発明の詳細な説明する。
本発明で用いる強磁性体金属の細線はフェライト組織の
軟鋼や5US430系ステンレス鋼、マルテンザイト系
の5US410,2相合金の5US42!−)J]など
の素材を切削、集束伸線、スェージングなどの手段で素
線化したものである。素線の溝断面は角形で、その線径
は数百〜数μmであり、線径はフィルタとしての使用目
的に応じて決定される。
第]−A図は集束伸線法で、第1−B図は切削加工法に
よって得た素線の拡大スケッチの1例である。集束伸線
、スェージング加工を施した素線は、横断面が4〜8角
形をなし、長さ方向に鋭い稜線が走っている。また1表
面は未研摩状態で一様に不整なおうとつを示している。
切削加工したものは断面が3〜6角形で、その表面に切
削時に発生した多数のフレバス状おうとつが認められる
素線の表面は平滑なものよりも、切削による粗雑なもの
または集束線引きによる稜線の付いた。断面が多角形状
のもののほうが、後で拡散接合を起こさせたり、磁気フ
ィルターとして作用させるのに好都合である。集束線引
きしたステンレス鋼や低炭素鋼線は化学薬品によるエツ
チングによって表面に軽度のおうとつができるが、この
ような軽度のおうとつけ表面の磁界の集中度を高める効
果がある。
素線は気相メッキ又は液相での無電解ニッケルメッキ法
などにより予じめ表面処理を施こしておくこともできる
。とくに後者によるニッケルメッキ層(d素線の面4食
四を高めるばかりでなく、拡散接合性の改善にも役立つ
素線は切断機(例えばチョップ機)で所定の長さに切断
する。素線の長さは、均一な集合体を作るだめの作業性
の面と、フィルタエレメントの使用時に素線の流出量を
ある値以下におさえるという要求とを考慮して決められ
る。空隙率が99%で、洗浄時の素線流出率を5XIO
’重量%以下にでき、しかも均一な集合体を作り易い作
業性のよい素線の長さは15〜70mm+好ましくは2
0〜50胴の代表線長をもつものである。
ケノ削によって作る素線は、切削加工時のバイトすくい
角、切込み量、送り速度、切削速度などの切削条件を調
整することにより、必要な線径、素線長、さらにはウェ
ブに適したスパイラル状のカール形状を得ることが可能
である。
所定寸法の素線はカード機やエア〜レーF方式でウェブ
状にするが、この時1次工程の圧縮成形と和才って焼成
後のフィルタエレメント内の平均配向角度が電磁フィル
タの磁束線に対して80〜l○0°の範囲の傾きをもつ
ように調整する。
ウェブ状の素線は、加熱後のフィルタエレメントの空隙
率が所定値になるように圧縮成形し、非酸化性、還元性
または減圧ないし真空雰囲気中で再結晶温度以上に加熱
する。所定の温度で押圧しながら所定時間保持すると、
素線表面の粗さが表面拡散によって滑らかになると同時
に、素線どうじの接触点で金属間拡散接合が起こり、一
定形状の成形体が得られる。
加熱装置の1例を第2図に示す。誘導加熱コイル120
をもった真空容器114内にセラミック製の容器]12
を置き、この容器中にウェブ状の素線110を充填する
。真空装置]]8で減圧雰囲気を作りながら押圧装置1
16でウェブを圧縮し、所定の温度と時間に保持する。
加熱する前及び陵のウェブの拡大スケッチを第3−A図
及び第3−B図に示す。第3−A図に見られる加熱前の
素線表面に見られる鋭角な稜線や突+1も クラックな
どQま第3−B図のように丸味を帯びた稜線やなめらか
な微少おうとっに変わっている。当然、加工歪も哨滅し
、靭性も同段して層る。細線どうしの接触部は点接触で
あるため、圧力が嘱中し9粒内拡散を起こして強固な拡
散接合を形成している。
フィルタエレメント内の金属細線の配向角度は。
エレメントにか\る磁場の磁束線の方向に対して80〜
100°の範囲にあるときが、もっとも効率よく吸着粒
子を除去できることが実験的にだしかめられた。このよ
うな粒子除去に及ぼす配向角度の影響は細線の径を百μ
II+以下にした場合にいちじるしく認められる。
=7・(+1クエレメントは適用する被処理水の種類や
条件に+2、して細線の線径、空隙率、及び形状が決め
られる。例えば、鉄鋼の連続鋳造工場排水に(・1比較
的大きな粒子径をもった強磁性体金属粒子が多く含寸れ
ているので、数十〜数百μ++iの太す線を使って95
%以上の高い空隙率に成形した単−構造のエレメントが
用I/)られる。壕だ9強磁性徴粒子と弱磁性微粒子と
が混在する火力発電所や原子力発電所の一次循環系に適
用するフィルタエレメントは、1〜数十μmの太さのも
の単独2寸たけ数百μinのものとを組合せた構造のも
のが使われる。後者は前段で強磁性粒子を除去した後。
後段で弱磁性粒子を除去する方式である。強磁性粒子は
粒子の大小にか\わらず、高い空隙率の例えば95%以
上のフィルタマトリックスを使って容易に捕捉できる。
ついで弱磁性粒子を空隙率が90〜94%の高充填密度
フィルタエレメントで捕捉する。後段のフィルタエレメ
ントは空隙率が低いので弱磁性粒子量が多いと、水の圧
力損失が急増する。このような場合は後段をさらに2つ
以上に分けて、太い線径のフィルタニレメン!・層。
細い線径のフィルタエレメント層の順序にする。
好ましい線径の例は代表線(、s(4,0〜80μ7n
と30ttm以下との組合せ9才たは/1.0〜80μ
nl。
20〜40 Bm、  20 ltm 以下の組合せな
どである。
複数個のフィルタユニットを組合せて]個のフィルタエ
レメントを構成する場合−や、フィルタエレメントを自
動交換するような使い方では、フィルタユニットtだは
エレメントに側枠を付けるのが好ましい。非磁性の例え
ばS[JS304..316゜アルミニウム、銅などの
拐料で側枠を作る。この中に素線を充填し、上下から押
圧して所定の空隙率にし、加熱する。側枠の内表面に予
じめ網や細線層を接合形成し、その後で素線を充填加熱
する二段階法で作ると枠体に直接上下方向の抑圧荷重が
か\らず枠の変形が防止できる。側枠面と素線との間に
接合が形成されているので、壁面に沿って被処理液が短
絡流出する。bわゆるチャンネリング現象を有効に防止
することができる。
実施例 素桐のS U S 4.30を切削加工して1代表線径
30 l1m、  代表長さ70 mmの素線を得た。
脱脂処理したのち、セラミックス製の容器に充填した。
蓋の高さを調節して、成形したフィルタエレメントの空
隙率が96.94,90.8’6.82%となるよう(
(シて、真空度10 ’ mmHグ、温度1100℃に
]時間保持した。細線の平均配向角度は84〜86°の
間にあった。
成形体を炭酸ガスレーザ切断機を使い、直径500喘、
高さi 50 qHの円筒状に仕上げた。
成形したフィルタエレメントをフィルタ容器に入れ、外
部の電磁コイルに通電して4.5kGの磁束密度で励磁
する。磁束の方向は円筒状のフィルタエレメントの高さ
方向と一致して因る。
実験に用いた電磁フィルタ装置の略図を第4図に示す。
図において、フィルタエレメント1oは上下に多孔質の
整流板20を有するフィルタ容器30に入れられる。電
磁コイル4oで発生した磁束はリターンフレーム50を
通って、フィルタエレメントの垂直方向に流れる。磁性
粒子を含んだ被処理液は配管70から入り、下切換弁6
0を通って、励磁した状態のフィルタエレメント層10
を通過する。通過中に磁性粒子はフィルタエレメント内
に捕捉され、清澄になった液は整流板20゜下切換弁6
2.を経由して排出配管72から抽出される。捕捉した
粒子を排出するには、電磁コイル40の電流を切り、上
、下切換弁60.62をそれぞれ洗浄排液タンク8o及
び洗浄液タンク82に切換え、圧力を加えた洗浄液をフ
ィルタエレメント10に流し、脱離した磁性粒子と共に
洗浄排液タンク80に回収する。
空隙率が96及び90%のフィルタエレメントに対して
、それぞれ400回の逆洗テストを行−1細線の流出量
を測定した。1回の逆洗は5 Kg/lyn ”の洗浄
水撃を2秒間印加するととで行った。なお比較のために
、拡散接合をしていないフィルタエレメントについても
同じテストを行った。このフィルタは切削加工Vこよっ
て製作した代表線径:30μm2代表長さ70mmのフ
ァインウールを空隙率・)6%で充填したものである。
結果を第5図に示す。
本発明の金属間拡散接合したフィルタエレメントは30
回の洗浄で流出率が10”r;−’A以下に達したのに
対し、従来のファインウールを充填したものでは400
回の洗浄でも流出する細線がlO−′以下にはならなか
った。破断細線の流出はフィルタエレメントの機械的強
度を低下させるので、水撃によって捕捉した粒子を洗い
流す逆洗浄の効果をbちじるしく弱める結果になる。本
実施例で用すたフィルタエレメントの圧縮強度は金属間
拡散接合したものでは400回の洗浄水撃を受けたにも
かXわらず寸つたく低下しなかったのに対し、比較例の
ファインウールは約50%低下した。
磁性粒子の除去効果と空隙率との関係を、捕捉しにくい
弱磁性微粒子を使って測定した。磁束密度を4.5kG
とし、空隙率96,94,90゜86.82%のフィル
タエレメントに線速度LV+=200,400,600
,800 、 ]、 000m、 /’hで被処理液を
通過させた。比軸例は前・述のファインウールを空隙率
が96%になるように充填したものである。なお、この
比較例で用いたファインウールは95%以下の空隙率に
なるように密に充填しようとすると、きわめて強い押圧
力が必要であり。
本′実施例のような低い空隙率で実装置に採用すること
は困難である。
線速度をL V = 600 m / hに固定した時
の粒子除去率と空隙率との関係を第6図に、空隙率を9
4及び90%にした時の粒子除去率と線速度との関係を
第7図に示す。
フィルタエレメント層を通過する流れの圧力損失は空隙
率に反比例し、線速度に比例して増加する。圧力損失と
粒子の除去率を考慮すると1本発明のフィルタエレメン
トの実用的な空隙率は90〜94%、線速度は400〜
800 m、 / hである。
実施例 2 銅を含むS OS 4.30系素材を切削加工して代表
線径30 μm、、 50 tt7n、、  1001
11m 、  2.50μ7nの4種類の素線を得た。
この素線を第8図に示す5US304製の型枠内に充填
する。型枠は平面で4分割され、流れの方向である縦に
四層になった。16ユニツトで構成されており2組立、
解体が容易な構造である。被処理水の流入側である第1
層から順次、線径と空隙率を次のように変えである。第
1層(2501trrr、−98%)、第2層(100
1trn −94%)、第3層(50pm−91%)、
第4層(30Iim、−89%)。各ユニットの上、下
面に金網をはり、素線を圧押充填した1N、真空加熱炉
中に入れる。素線どぅし、素線と金網及び形伜材の接触
点において、金属間拡散接合が起こり、所定形状のユニ
ットが形成される。
ユニット内における細線の平均配向角度は8.5〜95
°の間にある。
ユニットをフィルタエレメント容器内に積層し。
磁場を印加して被処理水を通した。被処理水はボイラ水
を模擬した1強並びに常磁性粒子であるフェライト並び
にマグネタイト構造の酸化鉄粉末を水に懸濁したもので
ある。被処理水を線速度LV=80’Om/Aで流し、
フィルタエレメント層の流路抵抗にもとすく圧力損失が
10%士昇したところで磁場を切り、7 Kg/cm”
の洗浄水撃を2秒間加えて捕捉した粒子を脱着させる再
生を行った。
酸化鉄粒子の浦捉、脱着のザイクルを2ooo回くり返
したが、脱着直後の圧力損失は初期値と変らず、1だ、
酸化鉄粒子の除去率も平均95%以上を保持した。強磁
性粒子は1粒子の径の大小に拘らず、その大部分が第1
層の空隙率の大きなユニット内で捕捉されるが、常磁性
体粒子は粒子の径が小さbものほど線径が細く、シかも
空隙率の小さなユニット層に分布して捕捉される。粒子
径に見合った空隙率のユニットに分別捕捉されるので2
表層濾過が少なく、濾過効率も高くまた再生も効率よく
行われる。
本実施例のユニットでは枠の内表面を伝って被処理液が
短絡1@洩することはな−か、外表面のユニット間の隙
間を通ってもれることがある。これを防止することは、
枠を階段状にしたり、斜めに傾斜を付けることによって
、また、液の温度が100℃以下の場合にはプラスチッ
ク製の/ξツキ二 グをユニット間に挾むことによって
達成できる。
本実姉例のフィルタエレメントは枠体の中に形成されて
いるので、ロボットを使って濾過筒から外部の洗浄筒に
移して洗浄し、再び濾過筒に戻す移送も容易に行なえる
。寸だ、不要になった場合はスクラップブ1/スで押し
潰すと2体積が30%程度にまで減容するので、放射線
物質を取扱った場合の減容貯′蔵が容易に行なえる。
実施例 3 第9図は本発明のフィルタエレメントを用すた。
他の形式の電磁フィルタの一例である。
素材の低炭素鋼線を集束線引きにより2代表線u、 5
01tmの細線にした。酸液を使って表面を軽く腐食し
たのち、無心解化学ニッケルメッキによって2表面に約
15μmの厚さのニッケルメッキ層を形成した。この素
線を300メツンユのニッケル網の上に一方向の方向性
を与えながら拡げ。
押圧して水素雰囲気中で加熱した。ニッケルメッキ層は
母材の低炭素鋼の中に一部拡散するが、残ったニッケル
の多い層同志の間で拡散接合が起こり1片側にニッケル
網を有する多孔質シートが得られた。このシートを多孔
質磁器円筒の側面に巻き付け1円筒形フィルタエレメン
トを形成1.ft。
第9図は電磁フィルタの主要部である。被処理液は導入
配管70から入り、整流板を兼ねたリター77L’−ム
50の孔を通って2円筒形フィルタニレメン)10の林
立する部屋に入る。電磁コイル40で発生した磁束はフ
ィルタエレメントの表面を垂直方向に通ってフィルタニ
レメントラ励磁スる。磁性粒子はフィルタエレメント上
に捕捉され。
液は円筒の内部を通って排出配管72から排出される。
以上詳述したように9本発明の電磁フィルタ用フィルタ
エレメントは磁束に対する配向性があり。
捕捉粒子に適した細線の1半と空隙率を選ぶことができ
るので捕捉効率が高い。
細線・どうしが金属冶金学結合によって強固な三次元立
体構造体になっているので細線の流出がなく、また、変
形による空隙率の低下及び再生効率の低下がなり0これ
らの諸詩件の相乗効宋により。
従宋、困難であった細い素線を使うことができ常ないし
弱磁性体の微小粒子を捕集することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1−A図は集束線引き法による。第1−B図は切削法
による素線の拡大外観図を、第2図は素線ウェブを拡散
接合させるための装置略図を、第3−A図は接合前の第
3−B図は金属間拡散接合をした細線の拡大スケッチを
、第4図は電磁フィルタ主要部の断面を、第5図は洗浄
にともなう細線の流出率の測定値を、第6図、第7図は
粒子除去率に及ぼす空隙率ならびに線速妾の測定値を。 第8図は形粋に充填したフィルタエレメントの斜視図を
、第9図は電磁フィルタ主要部の一部切断斜視図を示す
。 10・・フィルタエレメント 20−・・整流板30・
・・フィルタ容器   40・・電磁コイル50・・・
リターンフレーム。 第1−A図    第1−B図 第2図 16 第3−A図       第3−B図 第4図 第、5図 洗浄ω牧(ロ) 第す図 空隙率(− 第7図 LV   (m/h) 第S図 第9図 第1頁の続き [相]発 明 者 増田千秋 東京都千代田区内神田1丁目1 番14号日立プラント建設株式会 社内 ■出 願 人 日本精線株式会社 大阪市東区高麗橋5丁目45番地

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一方向に磁束が並んだ磁場中にある多孔質゛  のフ
    ィルタエレメント中に流体を通過せしめ、該流体中から
    固体を分離除去する電磁フィルタにおいて、前記フィル
    タエレメントは表面になめらかな微小おうとつを有し、
    かつ、丸味を帯びた横断面角形の稜を有する強磁性体金
    属細線が、互にからみ合いながら、各金属細線の接触点
    において金属間拡散接合によって結合し、かつ、金属細
    線の平均配向角度が前記磁束に対して80〜1000の
    範囲にある。一定形状を有することを特徴とする電磁フ
    ィルタ用フィルタエレメント。 2 強磁性体金属細線は、金属素利から切削加工によっ
    て得られた細線であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の電磁フィルタ用フィルタエレメント。 3、一方向に磁束が並んだ磁場中にある多孔質のフィル
    タエレメント中に流体を通過せしめ、該流体中から固体
    を分離除去する電磁フィルタにおいて、前記フィルタエ
    レメントは非磁性体金属板製の側枠と、この側枠に四重
    れ2表面になめらかな微小おうとつを有し、かつ、丸味
    を帯びた横断面角形の陵を有する強磁性体金属細線が互
    にからみ合いながら各金属細線の接触点ならびに金属細
    線と前記fill11枠との接触点が金属間l仏教接合
    によって結合し、かつ、金属細線の平均配向角度が前占
    ピ磁束に対して80〜1.000の範囲にあるところの
    一定形状を有するフィルタユニットによって形成されて
    いることを特徴とする電磁フィルタ用フィルタエレメン
    ト。 4 強磁性体金属細線は、金用素相から切削加工によっ
    て得られた#11線であることを特徴とする特許請求の
    範囲第3項記載の電磁フィルタ用フィルタエレメント。 5 強磁性体金属細線は表面にニッケルの薄層を首する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の電磁フィ
    ルタ用フィルタエレメント。 (5,フィルタエレメントは複数個のフィルタユニット
    に分割可能であることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の電磁フィルタ用フィルタエレメント。 7 流体の導入側に置かれたフィルタユニットの金属細
    線の仔および空隙率が、ワト出側のフィルタユニットよ
    りも犬であることを特徴とする特許請求の範囲第6項記
    載の電磁フィルタ用フィルタエレメント。 8一方向に磁束が並んだ磁場中にある多孔質のフィルタ
    エレメント中に流体を通過せしめ、該流体中から固体を
    分離除去する電磁フィルタ用フィルタエレメントの製法
    において、横断面が角形で鋭角の稜または表面に粗なお
    うとつを有する強磁性体金属細線を、加熱成形後におけ
    る金属細線の平均配向角度が、前記磁束に対して80〜
    100゜の範囲になるように、からみ合わせて抑圧成形
    し。 非酸化性雰囲気中で前記強磁性体金属の再結晶温度以上
    に保持しながら、少くとも一方向から押圧して所定の空
    隙率を有する成形体を形成すること全特徴とする電磁フ
    ィルタ用フィルタエレメントの製法。 9一方向に磁束が並んだ磁場中にある多孔′11のフィ
    ルタエレメント中に流体を通過せしめ9原流体中から固
    体を分離除去する電磁フィルタ用フィルタエレメントの
    製法において、非磁性体金属板製の側枠内に、横断面が
    角形で鋭角の稜−または表面に粗なおうとつを有する□
    強磁性体金属細線を。 加熱成形後における金属却j線の平均配向角度が前記磁
    束に灯して80〜1’OO0の範囲になるように。 からみ合わ、ぜて充填し、非酸化性雰囲気中で、前記強
    磁性体金属の再結晶温度以」二に保持しながら。 一方向から押圧して所定の空隙率を有する成形体を形成
    することを特徴とする電磁フィルタ用フィルタエレメン
    トの製法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102205219A (zh) * 2011-04-26 2011-10-05 岳阳鸿升电磁科技有限公司 化工电磁感应设备

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