JPS59124934A - 高分子材料の微粉化方法 - Google Patents

高分子材料の微粉化方法

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JPS59124934A
JPS59124934A JP23329582A JP23329582A JPS59124934A JP S59124934 A JPS59124934 A JP S59124934A JP 23329582 A JP23329582 A JP 23329582A JP 23329582 A JP23329582 A JP 23329582A JP S59124934 A JPS59124934 A JP S59124934A
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Ryoji Takahashi
高橋 良次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明1r!、、高分子材料の微粉化方法に関する。
更に詳しくは、本発明は、反応性官能基を有する高分子
材料を該官能基と反応する2以上の官能基を有する化合
物で処理および加熱して架橋反応させた後粉砕する該方
法に関する。
高分子機料の微粉には、従来様々の用途がある。その一
つは熱硬化性樹脂への充填本(漸増力(材)である。例
えば、フェノール樹脂若しくは尿素64脂を用いて成形
品を製造するに際しては、多量の高分子材料製の充填材
例えば、木粉。
ヤシ殻粉若しくはパルプ粉末が配合されている。
近年は熱硬化樹脂のみでなく必要に応じて熱可塑性樹脂
に対しても多針の高分子材料製充力賀利が配合されるよ
うになった。
上述のようなセルロース系高分子月料の″yi粉末を製
造するには、該材料を乾燥して機械的に粉砕するのが通
常の方法である。しかし、この方法は、粉砕効率が低く
動力を多量に消費する欠点がある。この欠点を克服する
ために次の諸方法が提案されている。すなわち、イ、該
材料の粉砕時に無機酸、アルカリ若しくは塩を適量加え
て粉砕し粉砕後被粉砕物を洗滌して該無機1)?、等を
除去する方法口、粉砕助剤として非イオン系界面活性剤
を使用する方法(特公昭50−1141号)、ハ、仝じ
く高級脂肪酸、そのアルカリ塩若しくはそのアルカリ土
類金属塩を使用する方法(特公昭50−1142号)が
提案されていル、、また、二、対象物に放射線を照射後
粉砕する方法(特公昭48−2354.0号)もある。
しかしながら、前述イ〜ノ飄の方法は;未だ微粉砕効果
が不十分であp、前述二、の方法は、別途照射設備を要
し、かつ、微粉砕物の重合度低下も者しい。
微粉砕を要する5′反応性基を有する高分子材料″はセ
ルロース系に限られず、植物質では、米類、トウモロコ
シなどの穀類、ばれいしよ。
甘藷などの芋類、各種の澱粉質材料、若しくは柑橘類の
果皮に代表されるペクチン質材料等がある。、また、動
物質では、皮革材料、カゼイン。
ニカワ、ゼラチン、乾燥魚、乾燥抽若しくは乾燥動物肉
がある。その他の生物系材料では、たとえば、乾燥した
海藻、キノコ類、クロレラのような有用物のほか、各種
排水を活性汚泥法によシ処理した際発生する余剰汚泥な
どがある。
さらに合成高分子材料では、各種の熱硬化性、熱可塑性
プラスチック成形品若しくは合成繊維製造時の不良品使
用後の廃棄物例7えばフェノール樹脂、尿素樹脂、ポリ
ビニルアルコール等に係る物がある。
本発明者は、上述のような動、植物その他の生物系若し
くは合成高分子材料であって反応性官能基を有するもの
を効率よく粉砕する方法について鋭意研究した。その結
果、これらの材料を一定の架橋剤で処理後加熱して架橋
反応させた後粉砕すれば粉砕効率が非処理品または公知
方法で処理したものに較べて飛躍的に向上し目的とする
各種材料の微粉化を達成できることを知って本発明を完
成した。
以上の記述から明らかなように、本発明の目的は、反応
性官能基金有する高分−7機料(以下反応性高分子制料
ということがある)を効率よ目的は、以下の記述から明
らかにされる。
本発明は、下記(1)〜(4)の構成を有する。
(1)反応性官能基を有する高分子制料を該官能基と反
応する2以上の官能基を廟する化合物で処理後加熱して
架橋反応させ該架橋反応物を粉砕することを特徴とする
高分子材料の微粉化方法。
(2)2以上の官能基を有する化合物が、 0 111 一般式 A−C−C−B たソし、A若しくはBは、それぞれ1]、炭素数1〜1
2のアルキル若しくは炭素数7〜12のアラルキルであ
る前記第(1)項に記載の微粉仕方法。
(3)反応性官能基を有する高分子材料の処理をpI(
7以下で行う前記第(1)項に記載の微粉化方法。
(4)反応性官能基を有する高分子材ポ・Iの処理を触
媒量の強酸の金属塩、アンモニウム基若しくはアミン塩
の存在下に行う前記第(1)項に記載の微粉化方法。
本発明の構成と効果につき以下h4・運する。
本発明に使用する反応性官能基を有する高分子材料とし
ては、前述のように均υ、桶物質若しくは他の生物系材
料と各種の合成高分子材料がある。これらの材料は、後
述の2以上の官能基を有する化合物での処理を容易にす
るために、必要に応じ予め適当な形状および寸法に切ト
ノ[、若しくは予備粉砕または、乾燥、加湿若しくは熱
処理を行う。
本発明に係る2以上の官能基を有する化合物での処理に
適当な形状とは、小粒状、粉状、薄片状、小繊維状等で
ある。したがって例えばセルロース系材料について述べ
れば、ヤシ殻のように粉砕可能な利料は、粒径5闘〜1
(Jmmφ程度に摺砕し、パルプのように切断可能な材
料は、同様のザイズ1で切Hfiする。他方、オガ/i
?のような木粉はその1\で架橋剤処理に使用できる。
本ざl)明に使用する反応性高分子材料の反応性官能基
と反応する2以上の官能基を有する化合′吻(以F本発
明に係る架橋剤という事がある)としては、該材料に対
する後述の処理および加菖で架l’1liiされ硬化さ
れた被架橋物の架橋密度が高くなるものほど少量の使用
で効果がある。
このような本発明に係る架橋剤としては例えはグリオキ
ザール若しく(はメチルグリオキザールが挙げられる1
、これらの化合物はそのアルデヒド基が反応性高分子材
料の有する反応性官能基である水酸基、アミン基、イミ
ノ基、メルカプト基などと反応して架橋するだけでなく
、複なのカルボニル基間の分子内での距離が著り、 <
小さいために、該架橋反応後被架+11R物の架橋密度
を高くすることが出来、後述の粉砕効果金高くすること
ができる。グリオキザールに比較して架橋密度の点でや
X劣ると考えられるグリコールアルデヒドその他アルデ
ヒドと尿素棟たけメラミンとの化付物であるモノ佑しく
けポリメチロール尿素またはモノ若しくは月ミリメチロ
ールメラミンも使用できる。これらの本発明に係る架橋
剤の選択如何によって最長的に借られる本発明の方法に
係る微粉の物性たとえば硬度をある程度調節できる。す
なわち、該倣杓を光填月と1〜で使用する際該材に柔i
r、性を幾求されるような場合はイ、架橋密度を小さく
保つこと75;できるような架橋剤を前ユ・1ト処理工
程で使用し、若しくは口、架橋剤分子内部の反応性基間
の距’aii’Mの比較的大きいものを使用する。かX
る架橋剤としては1り13えは OH0I−( 1 Ft−cn I HOCHz N  N CH2011かある。
ゝC′ 本弁明における反応性高分子材料の前記架橋パリによる
処fJ4j f−↓、好邊しくけ、該架橋剤の水溶液に
6イ4、材料令・浸v]イし、若しくは禮1j、ISト
の表面に該水溶液をjjJ!布もし7くは1j建霧する
秀し7て、該架(、(661171反11・2、性高分
子材月中にび透さぜる3、シたがって、該イアj料の形
状9寸法金t(11述のように調ζ、・−することは、
木兄IJJの架槁剤処J1jj、土佇にとって望ましい
イζj加的工程である。前述の架4晶剤水?’t i+
父のイ1.シムどは限定されないが、0.5−90シi
、 、1−ij。
6’0好tC,<は1〜70%である。また、浸t9等
の・末件は、限定されないが0〜40”C,05分ない
し1001埒間好寸l〜くけ5分ないし50峙lie又
償するい、−そ(1fは、初処理の内部までメψτ、゛
f1夜か充分(Q透することが心安である。でのため多
孔質の月利を処理するなどの場合はう討イKに少)・i
″の5’トメ1fン古1午をIJ:i添加し、または5
.)・I< J−E若しくt9Lカ■圧■にa漬を行う
ことができる3浸漬処理のrl′li’1戸りは1虱笈
でされないが、好ましく(は、0〜100°Cで′プ=
7ケ山できる。
本発明に係る上記浸演処理には、後述の加熱処理(架橋
反応)において架橋を促進する/ζめ浸漬液のpHを7
以下とすることが必要である。
pH謳]整は名種の酸殊にイpICt□↓?、 リン1
酸、J7>H我。
硝1メ、スルファミノ酸のようなス、1σ:’ t、e
;酸若しく(はギし戊、酢酸、グロビオン酸のような1
1俵酸を冷加して行う、これらの酸に代えてF。k化ア
ンモニウム、 硫E”l 7ンモニウム、リン1区アン
モニウム。
アルカ、)−ルアミン塩自りjrVtのような「鞍故の
アンモニウム塩イ)し7くは有鍮アミンの縞;’A、’
 t、l路が[炉用できる。また、塩化中8鉛、1藷化
マグネシウム。
イ1、jj lt* 4(鉛、イシiE咳アルミニウム
、リン1ン2水素マグネシウムなどの強酸の金J、j4
1.+’iiも1史11Jできる0、これらの酸1級の
アンモニウム慝、アミン[ふtl”1:2ぢ1X若しく
は強ムyの針■帽d、前記62イ′≠(7セ(のpl(
を7以下とする程〆の力」:、換菖−すればいわゆる)
■゛[、り・^量使用すれば充分である。
本発明に加熱処理は、前述の架fort illによる
処理後肢架橋剤を反応性高分子材料と架橋反応させ、該
架槌i後の該材料の粉砕機イユ〕化を容易にするための
工程である。この加閘sによって、栗橋反15Gと同時
にまたは架イ1祐反応開始前に前述の架イilj 7’
T・]のr’+’t A’Jとしての水分を蒸発させ、
乾燥することができる1、加熱条件は、限定されないが
1、i+r!當70〜200°C,0,5分ないし3時
11同えば120’0.5分で心安な加熱処!11を終
了できるJ l>’J t:Lr処」11につづく加熱
後のJズ応性高分子材+1(J−1、下被架イ1:い1
5分子材料)は、つづいて粉砕エイ−Iにかけられ微粉
化される。使用する粉砕機および)1才砕争件は公知の
無ち(質物粒体の微粉砕の喝合と同イ・]コである3す
なわち、ボールミル。
チューブミル、ロッドミル、振動ミルなどを用い、0°
C〜100℃好−f Ll、1nlrLlzl、50°
Cで1分ないし3時間、好ましくは1分ない(71時間
で、本発明に係る粒状の被架橋高分子材料は容易に″i
Xン径0.01〜1amの程度まで微粉砕きれる。
不発1例の方法の主要な効果としては次の四つがあげら
れる。すなわち、第一に粉砕効率が向上するので粉砕用
の動力(エネルギー)を大巾に節約できる。第二に微粉
が容易に得られる(註、微粉化効率が高い)。したがっ
て、従来微粉化困難であった反応性77i分子材料の微
粉化用資源としての利用が可能となる か\る材料の具
体例としては、生長の早い植物性材料であるポプラ、各
種南洋材若しく &:l−,’njE ’、’;がある
1゜第三に本発明の方法は、いわゆる産業若しくは生活
廃棄物の処理方法若しくは処理後の活用(14士資源化
)を可能にする方法としてイ1用である。木兄ゆ」の方
法によれば、ド・りえば、おがくず。
もみがら、古紙、パルプ工場の(有俊系)廃棄物若しく
は余剰汚泥などの処理および古貸源化が可能である。そ
の他、パルプ工業では小米的に利用不能なヘミセルロー
ズ若しくはυゲニンの固定化微粉化も本発明により可能
である。
第四に、本発明の方法により得られた微粉末は、物性が
良好なため各種用途たとえは、プラスチック用、建材用
、土木工事用等の充填拐もしくは増量材として有用であ
る。か\る改善される物性項目としては、(非処理の粉
末と比較して)耐水、および耐桑品性か向上することで
ある。その他、不発り]に係る反応性高分子材料の11
ii Bi+によっては、本発明の処理により、該材イ
]から発生するアンモニア、アミン等の合窒素低分子丑
たはIpii化水素若しくはメルカプタン等の含イオウ
低分子化合物を捕捉して無臭化するので、これら悪臭に
係るBe棄物の処理ならびにI4源化方法として有用で
うる。
以下木う1′L明の構成と効果を実Mj例、比較例に2
1ミす。
実施例 才力くず10C1’i室温テ10LJIH」放t13.
’ +乾燥したものを取り、グリオキザール10%水溶
敢300 yVC室温で24時間υ清し、これをブフナ
ーロ−1・で減圧沖過し、室温で24時間放盾、後10
0 ’C1時同加熱処理した。この処」、!1物502
を家庭用ミキサー(ナショナルMX−120)で1分間
づつ5回粉砕し粒度を6相定した。結呆(暇41表に示
す(以下の実施例、比佼し1jも仝じ)。
夾7+1!+tす2 グリオキザール5%水溶液を用いた以外は実施例1と同
様に行った。
比較例1 グリオキザール水溶液に代えて水を使用した以外は実施
例1と同様に行った。
実力θ1イ)シリ3 swjした1)rli’tJ紙1009f:85〜40
’Cで1時間乾燥後グリオキザール10%水浴液に室温
で浸漬し12時間後ブーフナーロートで減圧濾過し室温
で24時間放1〜1後100°C1時間熱処理した。こ
の処理を吻509を家ル(月jミキサー(ナショナルM
X−120)で1分づつ5回粉砕し粒既を測定した。
比j、佼例2 グリオキザール水i44液に代えて水を11J!用した
以外は実施シリ3と同様に行った。
実施例4 製紙工場廃棄物(組成分析値:;、il1元性)7、杓
」154.3%、ベントーザン12,9%、硫酸不溶灰
分17,8%+ (life 岐OT溶灰分6,5%、
アルミニウl・分]、8%) 100 ’j”t85〜
40℃テ4時間乾ffV 後6.3%グリオキザール水
溶液aooyに室11砧で1211日11J浸漬し、つ
いで沖別し室温で12時間放置後100 ’01時間熱
処理し被処理物を家庭用ミキサー(ナショナルMX−1
20)で1分づつ5回粉砕し粒度をliH+1定した。
」七り)交1シIJ 3 グリオキザール水i8 ’t&−に代えて同量の水を使
用した以外(」゛実施例4と同様に行った。
第1表の不発ipJの方法によると反応性高分子材料の
イ]中類を問わず良好な微粉末を得られることが明らか
である、1 実1m ’+りll 5〜9 グリオキザール水溶液又Cユグリオキザールと硬化促進
剤を溶解した水溶4ダのいづれ〃・300gにp紙2O
fを浸漬させ室6臂で24時間放置後、細断し加熱処理
を行い、これを家庭用ミキサーで30秒づつ5回粉ve
シイ′・7度をn1ll定した。
条件および結果は第2表に示す(以下の実力L!i’f
ylJ 。
比較しlも仝じ)。
比較沙り4 グリオキザール水浴故に代えて水に1戸紙を浸漬させる
以外は実施ド15と同様に行った。
比較例5 グリオキザール水浴故に代えてスルフアミ71′技0.
2%水溶液に!’j”紙を浸漬させる以夕1ζ′↓失晦
例5と同様に試験を行った。この場合、YIy砕物に着
色がみられた。
第2表によれば、本発明方法の場合でも硬化促進剤全併
用した場合の力がグリオキザール単独の場合より粉砕効
果が大きいことが1ル」らがである。
以上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)反応性官能基をイ1する高分子材料を該官能基と
    反応する2以上の官能基を有する化合物で処理後加熱し
    2て架橋反応させ該架橋反応物を粉砕することを特徴と
    する高分子材料の微粉化方法。
  2. (2)2以」二の官能基を不する化合物が、 O )!11 一般式A−C−(、−B たソし、A若しくはB fd、それぞれH1炭′+、数
    1=12のアルキル若しくは炭素舷7〜12のアラルキ
    ルである特l?!Fii青求の範囲第(1)項に記載の
    微粉化方法。
  3. (3)反応性官能基を有する高分子材料の処理をp)(
    7以下で行う特if’t #7’5求の範囲第(1)項
    に記載の微粉化方法。
  4. (4)反応性官能基金有する高分子材料の処理を触媒量
    の強酸の金属塩、アンモニウム塩若しくはアミン塩の存
    在下に行う特許請求の範囲第(1)項に記載の微粉化方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4835447A (en) * 1986-03-26 1989-05-30 Nippondenso Co., Ltd. Fluorescent display tube drive apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630433A (en) * 1979-08-20 1981-03-27 Matsushita Electric Works Ltd Preparation of amino resin molding compound

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