JPS591248B2 - ハロゲノアントラキノンノノウシユクホウ - Google Patents

ハロゲノアントラキノンノノウシユクホウ

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JPS591248B2
JPS591248B2 JP14404675A JP14404675A JPS591248B2 JP S591248 B2 JPS591248 B2 JP S591248B2 JP 14404675 A JP14404675 A JP 14404675A JP 14404675 A JP14404675 A JP 14404675A JP S591248 B2 JPS591248 B2 JP S591248B2
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dichloroanthraquinone
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chloroanthraquinone
heated
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テレン ベルント
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D3/00Distillation or related exchange processes in which liquids are contacted with gaseous media, e.g. stripping
    • B01D3/14Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
    • B01D3/143Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column by two or more of a fractionation, separation or rectification step
    • B01D3/148Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column by two or more of a fractionation, separation or rectification step in combination with at least one evaporator

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲノアントラキノン類、好ましくはクロロ
アントラキノン類、およびジーーまたはトリーハロゲノ
アントラキノン類の二成分混合物の濃縮方法に関するも
のである。
公知のように、ハロゲノアントラキノン類は価値のある
染料の合成のための工業的に重要な出発材料である(ア
メリカ合衆国特許2、605、269号、ドイツ公開公
報2、050、961号、英国特許1、081、890
号およびドイツ公開公報1、644、578号参照)。
これらの出発材料の純度は、最近の染料に関する一般的
な要求に従がい、高度の堅牢性および色調の再現性に対
する基本的な必要条件である。
実際には、高純度(95%以上)のハロゲノアントラキ
ノン類は、従来は、ほとんど独占的に、相当する純度の
アントラキノン−スルホン酸中のスルホ基のハロゲン置
換によつて得られている(いわゆる““フィッシャー法
’’:ウルマンの化学技術百科辞典、第4版、第7巻、
589頁参照)。しかしながら、この方法は、予め行な
わなければならない工業用スルホン酸の分別的な結晶化
による精製が、スルホン酸およびその塩類が水中に溶解
しやすいために収量の大きな損失を伴なうという欠点を
有している。その上、この方法によつて生ずる母液は排
水に対して重い負担をかける。何故ならば、溶液となつ
ているスルホン酸を、排水から、たとえば蒸発のような
費用のかかる方法によつて除去しなければならないから
である。今回、本発明者らにより、ハロゲノアントラキ
ノンの混合物から個々のハロゲノアントラキノンおよび
/または、ジ一および/またはトリーハロゲノアントラ
キノンの二成分混合物を濃縮する新規な方法が見出され
た。そして、この方法は、(a)最初に、蒸発せしめる
ことのできない不純物をハロゲノアントラキノンの混合
物から除去し、(b)ついで、ハロゲノアントラキノン
の混合物を多段階の蒸留にかけ、このさい(1)各精留
塔は加熱され且つ20乃至50の理論段数に相当する効
率を有し、(2)塔頂における0.5乃至50關?の真
空および5/1乃至50/1の還流:取出し比を使用し
、且つ(3)各段階間において、塔底生成物から分解生
成物を蒸発または済過によつて除去することを特徴とす
る方法である。本発明の方法によれば、たとえば、モノ
クロロアントラキノン類を含有する混合物から、それぞ
れ95%よりも高い純度、たとえば97乃至99.5(
:!I)の純度を有する1−および/または2−クロロ
アントラキノンを取得することが可能である。
本発明によれば、たとえば、一種または一種よりも多く
のジクロロアントラキノン類を含有する混合物から、そ
れぞれ90(!)よりも高い純度、 二たとえば90乃
至95%の純度を有する、1,5−,1,6,−,1,
7−および1,8−ジクロロアントラキノンを取得する
ことが可能である。さらに本発明によれば、たとえば、
いくつかのジクロロアントラキノン類を含有する混合物
から1,55−および1,8−ジクロロアントラキノン
または1,6−および1,7−ジクロロアントラキノン
のどちらかを含有する二成分混合物を取得することもま
た可能である。これらのジクロロアントラキノン類の二
成分混合物に対しては、90%よ 3りも高い純度、た
とえば92乃至95%の純度を得ることが可能である。
本発明によれば、たとえば、トリクロロアントラキノン
類を含有する混合物から、1,4,5−および1,4,
6−トリクロロアントラキノンを含有する二成分混合物
を取 4得することが可能であり、これらの混合物につ
いては、80%よりも高純度、たとえば、85乃至95
(F6の純度を達成することが可能である。本発明の方
法においては、各成分の何れもが500!)よりも多く
ない程度で存在している、たとえば40f6以下の程度
で存在しているところのハロゲノアントラキノン混合物
を使用することができる。50係よりも高い程度、たと
えば80%よりも高い程度までハロゲノアントラキノン
または二成分ジ一あるいはトリーハロゲノアントラキノ
ン混合物が存在しているところのハロゲノアントラキノ
ン混合物もまた、本発明による方法において使用するこ
とができる。
このような混合物からは、高純度のハロゲノアントラキ
ノン類を比較的僅かな努力によつて取得することができ
る。かくして、たとえば、99%よりも高い純度、たと
えば99.5乃至99.9(:!)の純度、の1−クロ
ロアントラキノンを、90乃至95%の1−クロロアン
トラキノンを含有する混合物から取得することができる
。本発明の方法によれば、たとえば、ジクロロアントラ
キノン類または1,5−および1,8−ジクロロアント
ラキノンあるいは1,6−および1,7−ジクロロアン
トラキノンから成るジクロロアントラキノン類の二成分
混合物を高純度で取得することもできる。本発明の方法
において用いるハロゲノアントラキノン混合物は、ハロ
ゲノアントラキノン類に加えて、さらに他の・物質、た
とえばアントラキノン、ニトロアントラキノンおよび/
またはヒドロキシアントラキノン類をも含有することが
できる。
ハロゲノアントラキノン混合物は、希望するどのような
組成を有することもできる。たとえば、工業用アントラ
キノン−1−スルホン酸(純度約90〜950/))は
、フイツシヤ一(A.Fischer)に従がい、塩素
酸塩による処理によつて、相当する1−クロロアントラ
キノンに転化せしめることができ、次いでこの生成物を
本発明によつて蒸留することができ、さらに、希望する
ならば、純粋な主生成物の外に、“不純物゛(たとえば
、1,6−、1,7−、1,5−および1,8−ジクロ
ロアントラキノン)を、純粋な状態で取得することも可
能である。不純なクロロアントラキノン類たとえば、1
−または2−クロロアントラキノン、1,5−、1,6
−、1,7−、1,8−、2,6−および2,7−ジク
ロロアントラキノンあるいは1,4,5−または1,4
,6−トリクロロアントラキノンもまた、真空蒸留ある
いは真空精留によつて精製せしめることができる。
本発明の新規方法は、たとえば、アントラキノンのモノ
スルホン化およびジスルホン化生成物から“フイツシヤ
一法゛′(″Fischering゛)により取得され
るようなハロゲンアントラキノン混合物あるいは、アン
トラキノンスルホン酸類を含有する工業流出液から取得
されるようなハロゲノアントラキノン混合物から、純粋
なハロゲノアントラキノン類を取得するために特に適し
ている。
最後に、精留せしめるべきハロゲノアントラキノン混合
物は、アントラキノンのスルホン化からの全バツチを水
によつて希釈し且つこのアントラキノンスルホン酸の溶
液を、必要に応じ未反応アントラキノンの分離後に、加
温下に塩酸および塩素酸塩と、あるいは加圧下の塩素と
反応させたのち、生成するクロロアントラキノン類を、
常法に従つて単離することによつて取得することも可能
である。その際には、たとえばアントラキノンをスルホ
ン化し且つ所望のスルホン酸の主要量をアルカリ金属ハ
ロゲン化物によつて塩析したのちに得られるような流出
液に対して、好ましくは流出液の沸点よりも1乃至2対
低い温度で、塩素酸またはその塩、好ましくは塩素酸ナ
トリウムの水溶液を加えるか、あるいは単体塩素を、紫
外線の照射のもとでまたは加圧下に、上記の流出液中に
通じ、沈殿した水に不溶のクロロアントラキノン類をろ
過によつて分離し、中性となるまで洗浄し、乾燥後蒸留
するというような手順で行なうことが望ましいこのよう
にして処理することができる適当な流出液は、なかんず
く、公知のように水銀の存在において行なわれるアント
ラキノンのα−ジスルホン化から、二種の主生成物(1
,5−および1,8−ジスルホン酸)の分離後に得られ
るような流出液である。
工業用のアントラキノンのモノ一またはジーニトロ化物
に対して単体塩素または臭素を作用させるときに得られ
るような混合物〔たとえば、ドイツ公開公報2,143
,253号(=アメリカ合衆国特許3,818,052
号)、ドイツ公開公報2,306,611号(=ペルキ
ー特許810,771号)およびドイツ公開公報2,2
56,664号(=ペルキー特許807,383号)に
おける教示に従つて得られる混合物もまた本発明による
方法に対する適当な出発材料である。
その場合の処理は、ニトロアントラキノン混合物と、ク
ロロアントラキノンまたはブロモアントラキノン、また
はクロロアントラキノンとブロモアントラキノンの混合
物とから成る混合物の溶融物を最初に導入し、その際に
希釈剤の役目をするハロゲノアントラキノン類の比率が
少なくとも重量で10%となるようにし、且つこの溶融
物に対してハロゲンを180乃至300′C,好ましく
は240乃至280℃において作用させ、次いで、反応
の完了後に、反応混合物を蒸留するというように行なう
ことが有利である。
希釈剤としては、1個または2個以上のニトロ基を塩素
または臭素により置換することによつて、使用したニト
ロアントラキノン類から誘導されるクロロアントラキノ
ンおよびブロモアントラキノン類を使用することが特に
有利である。
反応の開始において設定せしめなければならないニトロ
アントラキノンのハロゲノアントラキノンに対する混合
比は、ニトロアントラキノン類の溶融性に関係する。
180℃において約10センチボアズよりも低い粘度を
有し、容易に攪拌またはポンプ輸送できる溶融物が生成
するように比率を選ぶことが有利である。
不連続方式の操作に対しては、使用する混合物は、一般
に重量で10乃至50%のニトロアントラキノン(残り
はハロゲノアントラキノン)を含有するものである。連
続的な操作に対しては、工業用または純粋なクロロアン
トラキノンを最初に溶融状態で導入し、次いで相当する
ニトロアントラキノンを導入するハロゲンと望ましい具
合に反応するような量で添加する。不連続的な方法の一
つの実施態様においては、予備試験によつて低粘度の溶
融物を与えるように予じめ定められた混合比を有する所
のニトロアントラキノンおよび相当するハロゲノアント
ラキノン(たとえば1,8−ジニトロアントラキノンお
よび1,8−ジクロロアントラキノン)の混合物を、外
部からの加熱によつて必要な反応温度まで加熱し、所望
ならば外部からそれ以上加熱することなしに、単体塩素
または臭素を、反応熱により所望の反応温度で一定に保
たれ、且つ過剰のハロゲンが反応器から逸出することが
ないような量で通する。
もはや亜硝酸ガス(NitrOusgas)が逸出しな
くなり且つ薄層クロマトグラフイ一またはガスクロマト
グラフイ一によつてニトロアントラキノンが検出できな
くなつたときに反応が完了する。
上記の諸方法の何れかによつて取得されるハロゲノアン
トラキノン類、好ましくはクロロアントラキノン類の混
合物の組成は、いうまでもなく、きわめて可変的である
。たとえば、クロロアントラキノン類を与えるために使
用する出発原料の種類によつて、それらは、可能性のあ
るあらゆるモノクロロ、ジクロロおよびトリクロロ異性
体類を異なる量で含有している。上記の諸方法の中の一
つまたはその他の何らかの望ましい工業的プロセスによ
つて取得することができるハロゲノアントラキノン類、
好ましくはクロロアントラキノン類の混合物の本発明に
よる分別蒸留を工業的に行なう場合には、不連続的な操
作方法に対しては、たとえば、クロロアントラキノン類
の融点よりも20乃至100℃、好ましくは30乃至5
0℃、特に1−クロロアントラキノンの場合には90℃
高い温度にあるクロロアントラキノン類の溶融物を、2
0乃至50理論段数に相当する効率を有する精留塔中で
、5/1乃至50/1の還流/取出し比および塔頂にお
ける0.5乃至50mmH9の真空を使用して、分別蒸
留にかけるというようにして行なう。
クロロアントラキノン類の高い融点および顕著な昇華性
の故に、生成物と接触する装置のあらゆる部分を加熱す
ることが必要である。
かくして、たとえば、精留塔は、断熱的であることが好
ましく、外部の外とう加熱を有していなければならない
望ましくない熱分解物の生成をもたらす高過ぎる塔底温
度を避けるために、圧力低下の低い高真空の塔を使用し
、且つその中に織つた金属から成る充填物〔ウルマンの
工業化学百科事典(UltmannEncyklOp′
6diedertechnischenChemie)
第4版、第2巻、533頁参照〕または金属充填物(同
上、528頁)を入れ、さらに膜蒸発器好ましくは落下
膜蒸発器を経由して塔底にエネルギーを供給することが
望ましい。工業用のクロロアントラキノン類すなわち精
留にかけられる混合物は、それらの製造の間に、酸およ
び塩がはとんど洗い去つてあり、且つ短かい滞留時間を
有する予備的な蒸留により、たとえば、薄層蒸発器によ
り、蒸留することができない不純物および凝縮させるこ
とができない高い揮発性を有する不純物が除去してある
ものである。
クロロアントラキノン類の工業用混合物の蒸留により精
製は、連続的に操作する設備において特に有利に行なう
ことができる。
この実施態様は、できる限り酸が除去してあり且つ1−
クロロ−、2−クロロ−、1,5−ジクロロ−、1,6
−ジクロロ−、1,7−ジクロロ、1,8−ジクロロ−
、2,6−ジクロロ、2,7−ジクロロ−および、ある
場合には、1,4,5−トリクロロ−ならびに1,4,
6−トリクロロアントラキノンを含有しているクロロア
ントラキノ.ン類の混合物を、適当な方法たとえば溶融
スクリユ一機中で溶融し、蒸留することができない成分
および/または揮散しやすい成分を短かい滞留時間およ
び低い圧力低下を有する蒸発装置中でたとえば薄層蒸発
器または落下膜蒸発器中で溶融物から除去し、このよう
にして精製した溶融物を20〜50の理論段数を有する
断熱的に加熱した高真空精留塔の中央部に連続的に仕込
み、そこでこれを精留して94%の最低純度を有する2
−クロロアントラキノンを5乃至25mTLH9の真空
下に5/1乃至50/1の還流比において塔頂から取出
し、そしてほとんど2−クロロアントラキノンを含有し
ていない塔底生成物を同じく連続的に第二の精留塔の中
央部分に送り、その塔頂から少なくとも94(:!)の
純度の1−クロロアントラキノンを取出し、一方塔底生
成物を第三の塔の中央部分に送り、その塔頂から少なく
とも94(:Ff)の純度を有する1,6−および1,
7−ジクロロアントラキノンの二成分混澄物を取出し、
一方塔底生成物を第四の塔の中央部に送り、その塔頂か
ら少なくとも94%の純度を有する1,5−および1,
8−ジクロロアントラキノンの二成分混合物を取出し、
そして必要に応じ塔底生成物をたとえば薄層蒸発器に送
ることによつて、それから1,4,5−トリクロロアン
トラキノンを単離するということを特徴としている。
異なる組成のクロロアントラキノン類を用いる場合には
、いうまでもなく、上記の塔の中の一つまたは二つを省
略することが可能である。
特定の塔底生成物を次の塔中で分留する前に、熱分解生
成物を除くために、それをたとえば済過機または薄層蒸
発器を用いる中間精製にかけることが望ましい。
勿論、連続または不連続蒸留によつて取得される留分の
純度は、出発材料の純度および染料へとさらに加工する
ためにハロゲノアントラキノン類に要求される純度に関
係する。
たとえば、“フイツシヤ一法゛゜による工業用アントラ
キノン−1−スルホン酸から90〜950t)の純度で
得られた1−クロロアントラキノンは、少なくとも99
%の1−クロロアントラキノンを含有する高度に純粋な
製品に転化せしめることができる。
同様に、純度90〜9501)の2−クロロアントラキ
ノン 1,5−ジクロロアントラキノンまたは1,8−
ジクロロアントラキノンは、純度99%のクロロアント
ラキノン類に転化せしめることができる。
それに対して、前記の流出液から得られるクロロアント
ラキノン類の混合・物を用いる場合には、1僅が95%
の純度を目指すことが技術的に妥当である。
この新規方法により、好ましくは、次の生成物を取得す
ることができる:1−クロロアントラキノン、2−クロ
ロアントラキノン、1,5−および1,8−ジクロロア
ントラキノン(二成分混合物として)、1,6−および
1,7−ジクロロアントラキノン(二成分混合物として
)および1,4,5−トリクロロアントラキノン。
さらに真空精留を行なうことによつて、生ずる二成分混
合物、たとえば1,5−および1,8一ジクロロアント
ラキノンの混合物の成分を70〜92%に濃縮すること
が可能であり且つ必要に応じこれらの成分をさらに他の
方法によりたとえば分別結晶化により、濃縮することが
許容し得る技術的努力により可能となる。
本発明によつて使用すべきクロロアントラキノン類の工
業用混合物のこのような良好な分別蒸留を、工業的な規
模においても、また特に好適な種種の実施態様において
実施することができるということは、きわめて驚くべき
ことであるといわなければならない。
何故ならぱ、高融点、高い昇華性および狭い沸点範囲の
ために、きわめて多様な種類の複雑な問題が予期されね
ばならなかつたからである。それ故、純ハロゲ゛ノアン
トラキノン異性体類の精留すら文献には全く記載されて
いなかつたということは当然のことである。
純ハロゲノアントラキノン類またはハロゲノアントラキ
ノン類の二成分混合物の製造のための本発明の新規力法
の特別な利点は、出発材料として、従来は無価値のもの
とされていた廃棄物(たとえばアントラキノンのスルホ
ン化からの母液および流出液またはアントラキノンのニ
トロ化からの塔底生成物より生ずるハロゲノアントラキ
ノン類)を使用することが可能となつたということであ
り、一方このことはアントラキノンの不足している現状
にかんがみ特に経済的に重要なことである。
以下の実施例によつて、本発明による新規方法を、さら
に詳細に説明する。実施例 1 a)ウルマンの工業化学百科事典、第4版、第7巻、5
87頁の記述に従がい、2,100k9の発煙硫酸を、
15kgの硫酸水銀および2,100kgのアントラキ
ノンと、12『Cにおいて3時間反応させる。
この反応混合物を70001の水によつて、希釈し、済
過したのち、フイルタ一上の材料を、20001の水に
より、中性となるまで洗浄する。1,8001の濃塩化
カリウム溶液を用いて沢液からアントラキノン−1−ス
ルホン酸をカリウム塩として沈殿させ、且つこれを済別
する。
残留する母液を集めて、実施例1cに従つて処理する。
b) 960kgの発煙硫酸(濃度5(Ff))/8k
gの水銀を800kgのアントラキノンに加え且つその
混合物を、120〜125℃において、900k9の発
煙硫酸(濃度650/))と反応させる(BlOS最終
報告1484号、10頁、ならびに前記“ウルマン゛5
88頁参照)。
硫酸によつて希釈したのち、沈殿している1,5−ジス
ルホン酸を先ず沢別する。
F液から塩化カリウムによつて1,8−ジスルホン酸を
塩析する。この酸のカリウム塩を分離した後に得た母液
を集めて、実施例1cに従つて処理する。c)実施例1
aによつて得た801の母液および実施例1bによつて
得た401の母液を、250m1のエナメル容器中で混
合し且つ100℃に加熱する。濃度10%の塩素酸ナト
リウム水溶液121を、4時間かけて、攪拌(30〜4
0回転/分、錨形攪拌機)しながら、この温度で、均一
な速度で加える。混合物を10『Cにおいてさらに2時
間攪拌したのち、フイルタープレスにより80℃におい
てろ過し、フイルタ一上の材料を、淵液力仲性反応を示
すまで、熱水で洗浄し、淵過ケーキを乾燥する。次の組
成の18009のクロロアントラキノン混合物を取得す
る:22(f)の2−クロロアントラキノン、22(F
bの1−クロロアントラキノン、34%の1,6−およ
び1,7−ジクロロアントラキノン、16%の1,5−
および1,8−ジクロロアントラキノンならびに6(I
)の1,4,5−トリクロロアントラキノン。
d) 15009のこの混合物を、最初に、不連続的に
操作する蒸留塔の、特に浅い設計のものである電気加熱
フラスコ中に導入する。
この塔は2部分(公称幅30關:充填物高さ:2m:充
填物:4×4mm金網輪)から成り且つ熱損失を補償す
るために電気断熱ジヤケツト加熱器を備えている。塔上
には伝熱油(温度:塔頂生成物の沸点より約20℃低い
)によつて加熱する凝縮器が存在する。
還流部分および留出部分への蒸留物の分離は、電気的に
制御する還流分割装置によつて行なう。塔頂生成物を加
熱した留出受器中に捕集し且つ留分に分けて装置から取
出す。生成物と接触するに至る装置の全部分は、加熱ジ
ヤケツトを備.えており、その中をサーモスタツトによ
り制御する温度で伝達油が流れている。
2800(開始時)乃至32『C(終了時)の塔底温度
、塔頂における10mmH9の真空度および20/1の
還流比において、下記の各留分を取出す:第一主留分:
235℃の塔頂温度において=2209の純度97%の
2−クロロアントラキノン 第一中間留分:44%の2−クロロアントラキノンおよ
び56%の1−クロロアントラキノンから成る234g
、 245℃における第二主留分−1309の純度95%の
1−クロロアントラキノン第二中間留分:52(?l)
の純1−クロロアントラキノンおよび48(:!)の1
,6−ならびに1,7−ジクロロアントラキノンから成
る971、 263℃における第三主留分−2419の純度92(F
6の1,6−および1,7−ジクロロアントラキノンの
混合物、第三中間留分:56%の1,6−および1,7
−ジクロロアントラキノンならびに44%の1,5−お
よび1,8−ジクロ ロアントラキノンから成る3809、 269℃における第四主留分−459の純度92係の1
,5−および1,8−ジタロロアントラキノンの混合物
、および残渣:1539。
取得する中間留分は、同様な条件下の第二の蒸留段階に
おいて分離することができる。
匙施例 2 (第2図参照) a) 1001の発煙硫酸(65%のSO3)を、最初
に、2501のエナメル反応器中に導入する。
2k9の硫酸水銀を加えて混合物を室温で5時間撹拌し
、硫酸水銀を溶解する。
次いで240k9のアントラキノンを2時間かけて加え
ると、それによつて温度が40℃まで上昇する。この混
合物を30分間かけて130℃まで加熱し、この温度で
2時間保つ。200kgの溶融物を36001の水中に
溶解し且つ未反応のアントラキノン(6。
8k9)を沢別する。
1601の塩酸(濃度30%)および3001の硫酸(
濃度96%)を、6m3のエナメル容器中の溶液に加え
、混合物を100℃に加熱し、この温度で2時間かけて
8001の塩素酸ナトリウム溶液(濃度100/))を
流入させる、この混合物を100℃においてさらに2時
間保つたのち、80℃においてフイルタープレスを通し
て済過し、フイルタ一上の材料を沢液が中性反応を示す
まで熱水で洗い、沢過ケーキを乾燥する。
以下の組成を有するクロロアントラキノン混合物120
kgを取得する:重量で約0.1%のアントラキノン、
重量で約3.0(fl)の2−クロロアントラキノン、
重量で約56.0%の1−クロロアントラキノン、重量
で約1.1(F6の2,7−および2,6ジクロロアン
トラキノン、重量で約12,8%の1,6−および1,
7−ジクロロアントラキノン、重量で約11.9(F6
の1,8−ジクロロアントラキノン、重量で約12.7
01)の1,5−ジクロロアントラキノンならびに重量
で約2.3%の1,4,5−および1,4,6−トリク
ロロアントラキノン。b) 105kg/時間のこのク
ロロアントラキノン混合物を、溶融スクリユ一機1中で
260トにおいて溶融し、管路2を経て連続的に、伝熱
油によつて340℃に加熱してある薄層蒸発器3中に送
る。
この薄層蒸発器中で生ずる蒸気は、断熱的に加熱した。
5理論段数を有する濃縮塔4中に上昇し、凝縮器5中で
凝縮する(20mmH9における沸点、約28『C)。
還流対取り出し比(R/T)=0.2/1において、管
路6を経る留出物として、約98k9/時間の塔頂生成
物を取出す。留出物受器および凝縮器は、伝熱油により
200℃に加熱する。蒸留することができない生成物、
熱分解生成物および高沸点不純物から成る約7k9/時
間の粘稠な残渣は、薄層蒸発器の塔底から、管路7を経
て、270℃に加熱した、塔底生成物に対する受器8中
に流れる。熱安定性を向上させるために予備段階におい
て予備精製した生成物は、管路6を経て精留塔9中に向
う。精留塔9は、30の理論段数を有し且つその中でモ
ノクロロアントラキノン類をジクロロアントラキノン類
およびトリクカロアントラキノン類から分離する。20
m71LH9の塔頂圧力および255℃の沸点において
、この塔の塔頂生成物として、アントラキノンおよびジ
クロロアントラキノンに汚染された約98%の純度のモ
ノクロロアントラキノンが凝縮器10中で凝縮するので
、それを還流比R/T=15において管路11を通じて
次の塔15に送る。
凝縮器10および留出物取り出し管路11は、伝熱油に
よつて200℃に加熱する。35mmH9の圧力および
約305℃の沸点において、ほとんどモノクロロアント
ラキノンを含んでいないジクロロアントラキノン/トリ
クロロアントラキノンを、塔底生成物として塔9から取
出して、管路12によつて精留塔24中に送り込む。
この工程の間に生成した熱分解物は、済過機13を用い
て生成物から除去する。蒸発器14は伝熱油によつて3
40℃に加熱する。塔15中では、管路11を経て流入
するモノクロロアントラキノン混合物を、2−クロロア
ントラキノンと1−クロロアントラキノンに分離する。
断熱的に加熱したこの塔は、48理論段数の効率を有し
ている。約2%のアントラキノンおよび約1%の1−ク
ロロアントラキノンで汚染されている。純度約97(F
6の2−クロロアントラキノン2.8k9/時間を塔頂
生成物として取得して、管路17によつて取出す。塔1
5は、20mmHgの塔頂圧力および252℃の沸点で
運転する。還流比はR/T=100/1である。凝縮器
16および留出物取出し管路17は、220℃に加熱す
る。塔底において取得する1−クロロアントラキノン混
合物は、45mmHgの圧力および29『Cの沸点にお
いて、管路18によつて塔から取出す。蒸発器19は、
伝熱油により340℃に加熱する。2−クロロアントラ
キノンならびに2,7−および2,6ジクロロアントラ
キノンによつて汚染されている、純度99%の1−クロ
ロアントラキノン約55k9/時間を取得するために、
塔底生成物を管路18によつて薄層蒸発器20中に送り
込む。
取得すべき生成物を、20mmH9の圧力および264
℃の温度で留出させて、凝縮器21中で19『Cで凝縮
させ且つ加熱した管路22によつて装置から取出す。高
沸点不純物および熱分解生成物を、塔底取出し管23に
より取出して、一部を回収し且つ一部を塔9中に再循環
させる。この薄層蒸発器は、伝熱油によつて340℃に
加熱する。1,5−ジクロロアントラキノン、1,8−
ジクロロアントラキノンおよびトリクロロアントラキノ
ンの混合物からの2,7−、2,6−、1,6−および
1,7−ジクロロアントラキノン異性体類の分離は、塔
24中で行なう。
この塔は48の理論段数を有している。15m7nH9
の塔頂圧力および27『Cの沸点において、約7(F6
の2,7−および2,6−ジクロロアントラキノン、2
%の1−クロロアントラキノンおよび3%の1,8−お
よび1,5一ジクロロアントラキノンによつて汚染され
た、純度88%の1,6−および1,7−ジクロロアン
トラキノン約12k9/時間を、管路26によつて装置
から引き出す。
凝縮器および留出物取出し管路は、230℃に加熱する
。還流比はR/T−30/1である。ほとんど1,6−
および1,7−ジクロロアントラキノンを含まない1,
8−ジクロロアントラキノンおよび1,5−ジクロロア
ントラキノン/トリクロロアントラキノンから成る混合
物を、管路27によつて塔底から取出す。この塔の塔底
における沸点は40mmHgにおいて約31『Cである
。蒸発器は34『Cに加熱する。塔24からの塔底生成
物を、管路27によつて、直列に配置した2本の塔29
および30の組合わせの中の第一の苓29に送り込む。
1,5−ジタロロアントラキノンおよび1,8−ジクロ
ロアントラキノン異性体類の分離は、これらの両塔中で
行なわれる。
何れの塔も20mmHgの塔頂圧力および約288℃の
塔頂温度において運転する。凝縮器31および32、且
つまた留出物管路33および35は220℃に加熱する
。約8(fl)の1,5−ジクロロアントラキノンなら
びに約10I)の1,6−および1,7−ジクロロアン
トラキノンで汚染された、純度91%の1,8−ジクロ
ロアントラキノン約11kg/時間を、還流比R/T一
40において、管路35を通じて取得する。塔29から
の留出物を、管路33によつて塔30の塔底に供給する
。塔29に対する還流は、管路34を経る塔30からの
塔底生成物によつて与えられる。29および30の両塔
は、32の理論段数を有している。
塔底温度は35m77tI9において約310℃である
。蒸発器38および39は、伝熱油によつて340℃に
加熱する。約8%の1,8−ジクロロアントラキノンに
よつて汚染された、1,5−ジクロロアントラキノンお
よびトリクロロアントラキノンの混合物を、管路36に
よつて、塔40中に送り込む。この工程の間に生成する
熱分解物は、淵過機37を用いて生成物から取除く。約
9%の1,8−ジクロロアントラキノンおよび101)
のトリクロロアントラキノンによつて汚染された、純度
90(f)の1,5−ジクロロアントラキノン約10k
9/時間を、28の理論段数を有する塔40による塔頂
生成物として取得し、管路42によつて取出す。15m
mH9の塔頂圧力において、283℃の沸点が示される
還流比はR/T−5/1である。凝縮器41および留出
物取出し管路42は、260℃に加熱する。塔底生成物
は、本質的に、20(F6に至るまでのジクロロアント
ラキノンを伴なうトリクロロアントラキノンから成つて
おり、これを管路43によつて取出す。塔底温度は、3
0m71LH9の圧力において約310℃である。蒸発
器44は、伝熱油によつて340℃に加熱する。全精留
装置は、本質的に6塔から成つており、それらは外部ジ
ヤケツトによつて断熱的に加熱されている。生成物と接
触する装置のすべての部分は、生成物の融点よりも高い
温度に保つ。実施例 3 フイツシヤ一の方法〔ウルマンの工業化学百科事典、第
4版、第7巻、実施例1,589頁(1973)参照〕
によつてスルホ基を塩素で置換することにより、アント
ラキノン−1−スルホン酸から製造した 0.5%のア
ントラキノン、2.0%の1,6−および1,7−ジク
ロロアントラキノン 2.5%の1,5−および1,8
−ジクロロアントラキノンならびに2.0係のその他の
化合物によつて汚染された、純度930I)の1−クロ
ロアントラキノン14009を、試験装置(実施例1に
よる)フラスコ中で使用する。
塔頂における20muH9の真空および還流比R/T=
4/1において、高度に純粋な1−クロロアントラキノ
ン(〉990!)純度)を取得する:A) 26『Cの
塔頂温度における最初の留出物:約105gB) 26
4℃の塔頂温度における主留分:1,0679の純度9
9.5(Ff)の1−クロロアントラキノンおよびC)
残渣:約2289。
塔底温度は、約40mmH9における286℃(蒸留開
始時)から約30『C(蒸留の終り)に上昇する。
実施例 4 (第2図参照) フイツシヤ一の方法(ウルマンの工業化学百科事典、第
4版、第7巻、589頁参照)に従つて塩素によるスル
ホ基の置換によつてアントラキノン−1,5−ジスルホ
ン酸から製造し且つ次の組成:重量で約1.50I,の
1−クロロアントラキノン重量で約1.5%の1,8−
ジクロロアントラキノン、重量で約95.0(Ft)の
1,5−ジクロロアントラキノン、重量で約1.0%の
トリクロロアントラキノンおよび重量で約1.0%の不
溶解性物質、から成る1,5−ジクロロアントラキノン
40k9/時間を、溶融スクリユ一機1中で270℃に
おいて溶融し且つ管路2によつて連続的に薄層蒸発器3
に送る0約3.0′K9/時間の高沸点不純物および残
渣を、薄層蒸発器の塔底において濃縮して、管路7およ
び受器8により取出す。
この予備精製物を、管路6によつて、塔9を迂回させて
、直接に塔15中に送る。凝縮器5および管路6は、2
60℃に加熱する。薄層蒸発器は、290℃の温度に相
当する20m麓H9の塔頂温度で操作する。加熱剤の温
度は340℃である。塔15中において、比較的揮発性
の不純物1−クロロアントラキノンおよび1,8−ジタ
ロロアントラキノンを、塔頂において約3001)に濃
縮し且つ管路17によつて取出す(約31<9/時間)
。凝縮器16および管路17は、伝熱油によつて220
℃に加熱する。この塔は、20m1LH9の真空下に、
還流比R/T=120を用いて、約280真の塔頂温度
において操作する。低沸点不純物を含んでいない1,5
−ジクロロアントラキノンを、塔底から、管路18によ
つて取出して、薄層蒸発器20中で、高沸点不純物およ
び熱分解生成物を除去する。これらは、管路23によつ
て薄層蒸発器を離れる。薄層蒸発器20および塔15の
蒸発器19は、伝熱油によつて、340℃に加熱する。
凝縮器21中の凝縮後に、留出物取出し管路22によつ
て、32kg/時間の純度9901)の1,5−ジクロ
ロアントラキノンを取得する。薄層蒸発器20は20詣
H9の真空下に290℃の沸点において操作する。凝縮
器21および取出し管路22は、融点よりも高い260
℃に加熱する。実施例 5 (第2図参照) フイツシヤ一の方法(ウルマンの工業化学百科事典、第
4版、第7巻、589頁、BIOS、最終報告、148
4参照)に従がい、アントラキノン−1,8−ジスルホ
ン酸からスルホ基の塩素による置換によつて製造し、且
つ次の組成:約2%の1−クロロアントラキノン、約9
5%の1,8−ジクロロアントラキノン、約101)の
1,5−ジクロロアントラキノン、約101)のトリク
ロロアントラキノンおよび約1%の不溶解物、から成る
1,8−ジクロロアントラキノンを、相当する方法で精
製することができる。
80kg/時間を、溶融スクリユ一機1中で240℃に
おいて溶融して、管路2を経て薄層蒸発器3中に送る。
この薄層蒸発器の塔底中で、約6kg/時間の高沸点不
純物および残渣を濃縮して、管路7および受器8により
取出す。予備精製した留出物を、管路6によつて直接に
、塔15に送る。凝縮器5および留出物取出し管路6は
、220℃に加熱する。薄層蒸発器は、20m7!LH
9の塔頂圧力および288℃の沸点で操作する。塔15
中で、比較的揮発性の成分1−クロロアントラキノンを
、塔頂において約30%まで濃縮(約6kg/時間)し
て、管路17によつて取出す。凝縮器16および留出物
管路17は、油によつて220℃に加熱する。この塔は
、20m7!LH9の塔頂圧力、275℃の沸点および
50/1の還流比で操作する。低沸点不純物が除かれた
1,8−ジクロロアントラキノンを、塔底から管路18
によつて取出して、薄層蒸発器20中で、より高沸点の
不純物および熱分解生成物を除く。薄層蒸発器20およ
び塔15の蒸発器19は、油によつて340℃に加熱す
る。45m7!LH9において、この塔の塔底における
沸点は312℃である。
薄層蒸発器20中で分離した不純物(約6kg/時間)
を、管路23によつて取出す。62kg/時間の純度9
9%の1,8−ジクロロアントラキノンを、凝縮器21
中での220℃における凝縮後に留出物管路22によつ
て取出す。
実施例 6 (第2図参照) 12001の濃度10%の塩素酸ナトリウム溶液を、4
時間にわたつて、エナメル塗装した6イの容器中におけ
る27451の水中の90k9の塩化カリおよび255
1の硫酸(96%)を伴なう150k9のアントラキノ
ン−2−スルホン酸(Na塩)(ウルマンの工業化学百
科事典、第4版、第7巻589頁;BIOS最終報告1
484に従つて製造した)中に、攪拌しながら、100
℃において加え且つその混合物を、100℃においてさ
らに5時間撹拌する。
この混合物を、フイルタープレスによつて80℃におい
てF過し、フイルタ一上の材料を涙液が中性反応を示す
まで熱水によつて洗浄したのち、済過ケーキを乾燥する
。次の組成の2−クロロアントラキノンを取得する:約
3(f)のアントラキノン、約95%の2−クロロアン
トラキノン、約1(:!)の1−クロロアントラキノン
および約1%の不溶解物質。精製のために、80k9/
時間を、溶融スタリユ一機1を用いて240℃において
連続的に溶融して、管路2によつて薄層蒸発器3に送る
4k9/時間の不溶解物および高沸点不純物を、濃縮状
態で管路7および受器8によつて取出ず。
予備精製した留出物を、管路6によつて塔9に供給する
。薄層蒸発器20は、265℃の沸点に相当する、30
・π77!H9において操作する。この薄層蒸発器は、
伝 1熱油によつて320℃に加熱する。凝縮器5およ
び管路6は、220℃に加熱する。塔9において、1−
クロロアントラキノンを塔底で約15%に濃縮して、管
路12によつて取出す(約5kg/時間)。2−クロロ
アントラキノンを、アントラキノンと l共に、管路1
1によづ(、次の塔15に供給する。
塔9は、266℃の沸点に相当する、30m1LH1の
塔頂圧力、および還流比R/T=15/1で操作する。
凝縮器10および管路11は、22『Cに加熱する。4
5m71LH9の圧力において、塔9の ≧塔底におい
て、約285℃の沸点が示される。
蒸発器14は、340℃に加熱する。塔15中において
、低沸点不純物アントラキノンを約30%に濃縮して、
管路17によつて取出す(8k9/時間)。この塔は3
0m1LH9の塔頂圧力で操作する。約 乏260℃
の沸点が示される。凝縮器16および管路17は、24
0℃に加熱する。還流比はR/T一40である。アント
ラキノンが除かれた2−クロロアントラキノンを、管路
18によつて塔底から取出す。55mmH9において、
この塔の塔底に 5おいて、286℃の沸点が示される
この蒸発器は、油によつて34『Cに加熱する。この薄
層蒸発器20中で、2−クロロアントラキノンから、さ
らに高沸点不純物および熱分解物が除かれる。これらは
、管路23を経て廃棄する。凝縮器215中で、220
℃において、591<g/時間(純度99ヂの2−クロ
ロアントラキノン)を凝縮させて、管路22によつて取
出す。この薄層蒸発器は、伝熱油によつて340℃に加
熱する〇実施例 74 (第1図参照) a) 5309/時間の、組成:15(fl)の2−ク
ロロアントラキノン、13(!)の1−クロロアントラ
キノン、32%の1,6−および1,7−ジクロロアン
トラキノン、30(F6の1,5−および1,8−ジク
ロロアントラキノンならびに701)の1,4,5−ト
リクロロアントラキノンから成るクロロアントラキノン
混合物(実施例1a/1bによつて取得されるクロロア
ントラキノン類を適当に混合することによつて与えられ
るもの)を、溶融スクリユ一液1中で、260℃におい
て溶融し且つ管路2を経て連続的に、伝熱油によつて3
00℃に加熱した薄層蒸発器3(公称幅50mm,ぬぐ
い長さ200m77!)中に計り入れる。
薄層蒸発器中で生じた蒸気は、断熱ジャケット加熱を備
えている濃縮塔4(公称幅50,500Tt1Lの充填
高さ、充填物:4×4關金網環)中に上昇し、凝縮器5
中で完全に凝縮する(20mmH9における沸点;約2
75℃)。還流/取出し比=1/1において、約500
g/時間の塔頂生成物を、管路6によつて留出物として
取出す。留出物受器および凝縮器は、伝熱油によつて2
30℃に加熱する。約309/時間の粘稠残渣は、薄層
蒸発器の塔底から、270℃に加熱してある、塔底生成
物に対する受器8中に流れる。))予備精製段階におい
て取得した5009/時間の留出物を、管路6によつて
、連続的に液状として、ストリツピング部分および精留
部分を有している塔9中に計り入れる。
(塔:公称幅50、ストリツピング部分:2mの充填物
高さ、4×4mm金網環、精留部分:15m充填物高さ
、4X4mm金網環)。塔の構造は、本質的に実施例1
に記した配置と同様である。
唯一の相違は、塔底を落下皮膜蒸発器10を用いて加熱
することである。15mTILH9の塔頂圧力および2
45℃の塔頂温度において、凝縮器11中で凝縮を行な
つて、15/1の還流比を用いて、主として1−クロロ
アントラキノンによつて汚染された約759/時間の純
度970/)の2−クロロアントラキノンを取得する。
凝縮器および取出し管路12は、約220℃に加熱する
。30mmH9の塔底圧力および292℃の沸点におい
て、〈0.5(fl)の2−クロロアントラキノン含量
を有する4259/時間の塔底生成物が、管路13およ
びF過器14を経て、次の塔15中に流入する。
この工程の間に生ずる熱分解生成物は、ろ過器14を用
いて生成物から除く。c)予め生成せしめた約4259
/時間の塔底生成物を、液状として、250℃において
塔15中に計り入れる。
塔15は、原則的に、先に2クロロアントラキノンの取
得に使用した塔と同一である。しかしながら、ストリツ
ピング部分として先に必要とした2mの高さの代りに、
今度は1mの充填物高さを必要とするのみである。20
mmH1の塔頂圧力および263℃の沸点において、2
−クロロアントラキノンならびに1,6−および1,7
−ジクロロアントラキノン異性体によつて汚染された、
約659/時間の純度97%の1−クロロアントラキノ
ンを、12/1の還流比で取得する。
凝縮器16および留出物取出し管路17は、伝熱油によ
つて約180℃に加熱する。塔は蒸発器18によつて加
熱する。30m7nHf!の圧力および300℃の塔底
温度において、管路19によつて、塔底生成物として約
3609/時間を取出し且つ、中間精製段階〔薄層蒸発
器20〕において、高沸点生成物および蒸留することが
できない生成物を除去する。
低沸点不純物としての0.5%の1一クロロアントラキ
ノンを伴なう、本質的にジクロロアントラキノンから成
る生成物を、管路21によつて、次の塔22に供給する
。d)先に得た塔底生成物を、次いてかなり長い塔22
(精留部分2m、ストリツピング部分3m:塔直径70
m7!L)中で、1,6−および1,7−ジクロロアン
トラキノンならびに1,5−および1,8−ジクロロア
ントラキノン異性体類に分離する。
約3609/時間を、26『Cで塔中に計り入れる。1
0m7nH9の塔頂圧力および262℃の塔頂温度にお
いて且つR/T=30/1の還流比を用いて、約168
9/時間の、純度93%の1,6−および1,7−ジク
ロロアントラキノン異性体混合物を取得する。
凝縮器23および留出物取出し管路24は約220℃に
、蒸発器25は325℃に加熱する。32uW!H9お
よび308℃の塔底温度において、く1(f)の1,6
−および1,7−ジクロロアントラキノンならびに約2
5%のトリクロロアントラキノンおよび高沸点成分によ
つて汚染された、約1929/時間の、1,5−および
1,8−ジクロロアントラキノン異性体混合物を、塔底
生成物として、管路26(280℃に加熱)および淵過
器27を経て、次の塔28に送る。
e)先に得た約1929/時間の塔底生成物を、次いで
27『Cにおいて、1mの精留部分および2mのストリ
ツピング部分を有する塔28中に仕込む。10mmH9
の塔頂圧力および280℃の沸点において且つR/T=
4/1の還流比を用いて、約149g/時間の、純度9
4%の1,5−および1,8−ジクロロアントラキノン
異性体類混合物を取得する。
凝縮器20および留出物取出し管路30は、230℃に
加熱する。2277!77!H9の塔底圧力および31
『Cの沸点〔蒸発器31は340℃に加熱する〕におい
て、ジクロロアントラキノン類および高沸点成分に加え
て、約50%の1,4,6−および1,4,5−トリク
ロロアントラキノンを含有する塔底混合物(439/時
間)を取出す。
塔底取出し管路32は、約280℃に加熱する。薄層蒸
発器33および濃縮塔34によつて、この生成物から、
凝縮器35中で、10m7nH9の塔頂圧力および28
5℃の塔頂温度において凝縮する、約209/時間の留
出物を取得することが可能であり、それを36によつて
取出す:高沸点不純物および残渣は、管路37によつて
取出す。
留出物は、92%程度のトリクロロアントラキノン異性
体類から成り且つ1,5−および1,8−ジクロロアン
トラキノン異性体類によつて約8%の程度に汚染されて
いる。モノクロロアントラキノンを含有しないジクロロ
アントラキノン類の混合物を使用する場合には、薄層蒸
発器3中で予備精製した組生成物を、塔9および15を
迂回させて、直接に管路38によつて塔22に供給する
仕込み物として、たとえば、実施例8aに記す混合物を
用いることができる。実施例 8 a) 1,4009のジクロロアントラキノン類から成
る混合物(5601)の1,6−および1,7−異性体
類ならびに44%の1,5および1,8異性体類:実施
例1に従がう蒸留によつて得たもの)および、たとえば
、アントラキノンのジニトロ化からの残渣(実施例8c
参照)として得られるもののような、6009のジニト
ロアントラキノン混合物を、240℃に予熱してあり且
つ底部フリツト(多孔度=D2)を有する二重壁ガラス
反応器(長さ:450mm:内径:80mm)中で、窒
素を通じ且つ加熱(サーモスタツトを通する循環によつ
て加熱)しながら、溶融する。
この溶融物中に、亜硝酸ガスがもはや発生しなくなり且
つ薄層クロマトグラフイ一によつてジニトロアントラキ
ノンが検出できなくなるまで、塩素(481/時間)を
通する(約80分)。この反応溶融物をエナメルシート
上に注下し、固化後に細断する。
56(!)の1,6−および1,7一異性体類ならびに
44%の1,5−および1,8一異性体類から成るジク
ロロアントラキノン混合物を取得する。
b) 10009のこの混合物を、実施例1に記したも
のと同様であるが充填物の高さが1mだけ長くしてある
試験装置のフラスコ中で使用して、30/1の還流比を
使用して5鼎H9の塔頂における真空下に、精留する。
下記の生成物を取得することができる。245℃の塔頂
温度における第一の主留分=4529の1,6−および
1,7−ジクロロアントラキノンから成る純度94(f
l)の混合物、第一の中間留分−48%の1,6−およ
び1,7−ジクロロアントラキノンの混合物ならびに5
2%の1,5−および1,8−ジクロロアントラキノン
の混合物から成る210f1,ならびに第二主留分=1
989の純度92%の1,5一および1,8−ジクロロ
アントラキノンの混合物(残渣:1409)。
中間留分を再び使用して蒸留することができる。
フラスコ中の温度は、最初の290℃から蒸留の終りに
おける315℃まで上昇する(約25m1LHf!にお
いて)。c)実施例8aにおいて使用するジニトロアン
トラキノン混合物は、たとえば、次のようにして製造す
ることができる:3009の純度99(:Ff)のアン
トラキノンを、40℃において1.21の濃度98%の
HNO2中に入れる。
この混合物を、40乃至42℃において、さらに3時間
、且つ65乃至70℃において1時間攪拌する。反応生
成物を沢過する。F過ケーキIおよびF液1を取得する
。淵過ケーキIを300m10HN03(濃度98(I
))と共に、65乃至70℃において1時間攪拌し、そ
の混合物を冷却して2時間攪拌したのちろ過し、フイル
タ一上の材料をHNO3(濃度98(F6)によつて洗
浄する。
湿つているろ過ケーキおよび抽出液を取得する。中性と
なるまで洗浄し且つ乾燥したのちに、済過ケーキは12
9.49の1,5−ジニトロアントラキノンを与える。
沢液1から60乃至70℃において、重量で75係の残
留物が残るまで、HNO,を留去する。この残留物を、
さらに2時間攪拌し且つ淵過し、フイルタ一上の材料を
、濃度80%のHNO,により洗浄する。沢過ケーキお
よびF液を取得する。中性となるまで洗浄し且つ乾燥し
たのちに、済過ケーキは、65f!の1,8−ジニトロ
アントラキノンを与える。済液を、先に得た抽出液とい
つしよにし、残留物が重量で65%となるまで、硝酸を
留去する。
残留物を、冷時に2時間攪拌したのちろ過し、フイルタ
一上の材料を、HNO,(濃度80(F6)によつて洗
浄する。沢過ケーサおよび淵液を取得する。淵過ケーキ
は、1,5−および1,8−ジニトロアントラキノンか
ら成る。
淵液を、減圧下に60℃において蒸発乾固する。主成分
として1,5−、1,6−、1,7−および1,8−ジ
ニトロアントラキノンを含有する、136.29のジロ
トロアントラキノン混合物が残留する。
なお本発明の実施態様を示せば次のとおりであSl)ハ
ロゲノアントラキノン類の混合物を、多段階であつても
よい真空分別蒸留にかけることを特徴とする、ハロゲノ
アントラキノン類の混合物から個々のハロゲノアントラ
キノン類および/または、ジ一および/またはトリーハ
ロゲノアントラキノン類の二成分混合物を濃縮する方法
2)ハロゲノアントラキノン類の混合物を、20乃至5
0の理論段数に相当する効率を有する加熱した精留塔中
で、塔頂における0.5乃至50龍Hgの真空および5
/1乃至50/1の還流:取出し比を使用して、蒸留す
るところの上記1による方法。
3)断熱的に加熱した精留塔を使用するところの上記1
による方法。
4)ハロゲノアントラキノン類の混合物としてクロロア
ントラキノン類を使用するところの上記1による方法。
5)たとえばアントラキノンの工業的モノスルホン化ま
たはジスルホン化から取得するもののような母液に対す
る塩素または塩素酸、あるいはそれらの塩類の作用によ
つて取得するクロロアントラキノン類の混合物を、ハロ
ゲノアントラキノン類の混合物として使用するところの
上記1による方法。
6)特にアントラキノンの工業的モノニトロ化またはジ
ニトロ化より取得する母液から単離することができるも
ののような、ニトロアントラキノン類の溶融物、耐塩素
性の有機溶剤中における懸濁物または溶液に対する塩素
の作用によつて取得するクロロアントラキノン類の混合
物を、ハロゲノアントラキノン類の混合物として使用す
るところの上記1による方法。
7)使用するハロゲノアントラキノン類の混合物は、主
として1−クロロアントラキノンおよび/または2−ク
ロロアントラキノンおよび/または1,5−ジクロロア
ントラキノンおよび/または1,8−ジクロロアントラ
キノンを含有するものであるところの上記1による方法
8)蒸留の前にハロゲノアントラキノン類の混合物から
蒸発せしめることのできない不純物を除去せしめるとこ
ろの上記1による方法。
9)工業用1−ニトロアントラキノンの溶融物に対する
塩素の作用によつて取得するクロロアントラキノン類の
混合物を、ハロゲノアントラキノン類の混合物として使
用するところの上記1による方法。
10)主として1−クロロアントラキノンから成る混合
物を、これらの混合物の融点よりも80乃至100℃高
い温度において蒸留するところの上記1による方法。
11)蒸留は連続的に行なうところの上記1による方法
12)各段階間において、塔底生成物から分解生成物を
蒸発または済過によつて除去せしめるところの上記8に
よる方法。
13)モノ一、ジ一およびトリ−クロロアントラキノン
類の混合物の蒸留を、塔のカスケード中において、個々
の塔の塔頂から取出す生成物は、第一段階において2−
クロロアントラキノン、第二段階において1−クロロア
ントラキノン、第三段階において1,6−および1,7
−ジクロロアントラキノン且つ第四段階において1,5
−および1,8−ジクロロアントラキノンであり、且つ
1,4,5−および1,4,6−トリクロロアントラキ
ノンを第四段階の塔底から皮膜蒸発器を用いて取得する
ような具合に行なうところの上記1による方法。
14)蒸発せしめることのできない不純物の除去は、ハ
ロゲノアントラキノン類の混合物の融点よりも30乃至
50℃高い温度における蒸留によつて行なうところの上
記8による方法。
15)ハロゲノアントラキノン類を、少なくとも95(
f)の純度まで濃縮するところの上記1による方法。
16)濃縮せしめる二成分混合物は1,5−および1,
8−ジクロロアントラキノンから成るものであるところ
の上記1による方法。
17)アントラキノンスルホン酸類を含有する流出液に
対する塩素または塩素酸、あるいはそれらの塩類の作用
によつてアントラキノンスルホン酸類を相当するクロロ
アントラキノン類に転化せしめ、且つこれらを分離し、
水洗したのち、分別的真空蒸留にかけることを特徴とす
る、該流出液の処理方法。
18)使用する流出液は、アントラキノンの水銀触媒を
用いるα−モノスルホン化またはα−ジスルホン化から
取得するようなものであるところの上記17による方法
19)ニトロアントラキノンまたはニトロアントラキノ
ン類の混合物およびクロロアントラキノンまたはクロロ
アントラキノン類の混合物から成り且つ希釈剤として働
らくクロロアントラキノ類の比率は重量で少なくとも1
0%であるところの混合物の溶融物を最初に導入し、こ
の溶融物に対して180乃至300℃において塩素を作
用せしめ且つ生成するクロロアントラキノン類を分別的
真空蒸留にかけることを特徴とする、相当するニトロア
ントラキノン類を塊状で単体塩素によつて処理すること
による純クロロアントラキノン類の製造方法。
20)アントラキノンの工業的モノニトロ化またはジニ
トロ化からのいわゆる塔底生成物をニトロアントラキノ
ン類の混合物として使用するところの上記19による方
法。
21)1,5−および1,8−ジクロロアントラキノン
類の二成分混合物中の成分を、短かい滞留時間によるも
う一度の真空精留によつて、80乃至92%に濃縮し、
且つ必要に応じ、別の分離方法によつて、さらに濃縮す
るところの上記16による方法。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の方法の遂行に対7て適す
る装置の概念図を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ハロゲノアントラキノンの混合物から個々のハロゲ
    ノアントラキノンおよび/または、ジ−および/または
    トリ−ハロゲノアントラキノンの二成分混合物を濃縮す
    る方法であつて、(a)最初に、蒸発せしめることので
    きない不純物をハロゲノアントラキノンの混合物から除
    去し、(b)ついで、ハロゲノアントラキノンの混合物
    を多段階の蒸留にかけ、このさい(1)各精留塔は加熱
    され且つ20乃至50の理論段数に相当する効率を有し
    、(2)塔頂における0.5乃至50mmHgの真空お
    よび5/1乃至50/1の還流:取出し比を使用し、且
    つ(3)各段階間において、塔底生成物から分解生成物
    を蒸発または濾過によつて除去する、ことを特徴とする
    上記の方法。
JP14404675A 1974-12-07 1975-12-05 ハロゲノアントラキノンノノウシユクホウ Expired JPS591248B2 (ja)

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DD (1) DD124114A5 (ja)
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US4206130A (en) * 1977-05-10 1980-06-03 Bayer Aktiengesellschaft Process for the preparation of 1,5-dichloroanthraquinone
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