JPS59122693A - 岩盤等の掘削方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−自由面しかない岩盤やコンク１７−ト等の
硬い掘削対象物の表面に貫通式やピット等を迅速且つ容
易に形成し得る岩盤等の掘削方法に関する◎ 従来、岩盤やコンクリート等の硬い掘削対象物を破壊す
る場合には、あらかじめ穿孔機゛により掘削対象物の表
面に小径の孔を穿設し、この九に水利膨張性破砕剤を充
填して柚１４７Ｉ具尋対象物を破壊する方法があるが、
−自由面しかない掘削対象物においては拘束度が大きい
ために非常な困難を伴うことが多い。このため、−自由
面しかない掘削対象物の表面に貫通式やピット或いは溝
等を形成する場合、従来では掘削対象物の表面に対して
できるだけ平行に近くなるような傾斜孔を穿設し、ここ
に水利膨張性破砕剤を光横して掘−削対破物を所定形状
に掘削するようにしたＶカット法が採用されている。し
かし、このＶカット法では深く掘り進める場合に掘削対
象物の界面に形成されＺｌ−口部が必要以上に大きくな
りがちであり、金相部分が多くなって作業能率の低下を
招来する欠点があった・一方、−自由面しかない掘６ｔ
＋対象物ｆ！：／７ｉ定形状に掘削する際に最も困難５
と、されている６抜＠を行う方法として知られているも
のに、穿孔機によって穿設された孔に次々と軟鋼俸を挿
入して行くと共に瞬接する孔が相互に連通するように孔
を連続して穿孔する添え＠Ｊり穿孔法や、一定間隔で穿
設した孔間を親子ビットを用いて破壊することによりス
リット竺形成する方法がある０ところが、掘削対象物の
強度分布の不均一性、や節理或いは空隙等の影特により
、穿孔機によって穿設式れる孔の深さが深くなるほど合
孔の平行度が大きく狂ってしまい、連続的なスリットを
形成することは実際上不可能に近〃島った。

本発明はこのような従来技術の欠点に鑑みてなされたも
のであり、−自由面しかない掘削対象物において最も困
難とされている心抜き金迅速且つ確実に行ない得る方法
を提供することを目的とし、これによって貫通穴やビッ
ト或いは溝等？能率良く掘削する仁とができるように企
図したものである。

この目的を達成する本発明の岩盤等の掘削方法にかかる
椙或は、掘削対象物の表面に穿孔機により複数の孔を所
定間隔で穿設し、隣接するこれらの孔の間の前記掘削対
象物の部分を前記孔に差し込まれる油圧割岩機により圧
壊して前記掘削対象物の一部を溝状に心抜きしたのち、
この部分を中心として前記掘削対象物を所定の形状に掘
り進めて行くようにしたことを特徴とする。ここで、穿
孔機によジ穿設される孔の間隔は、掘削対象物の硬さ等
の物理的性質によっても異なるが、中心間距離で孔径の
Ｌ５倍〜２倍位が好適であり、１５倍より小さいと作業
能率の低下を来たし、又、２倍より大きいと心抜きが不
可能となる場合がある◇孔を一直森状に穿設することも
可能であるが、ジグザグ状に穿孔することによって心抜
きをより確実にすることができる。なお、油圧割岩機を
孔内に差し込んで孔間に位置する掘削対象物の部分を圧
壊する場合、油圧削岩機の拡幅方向が隣接する孔の配列
方向と略一致するようにする。孔をジグザグ状に穿設し
た場合には、圧壊したい部分が隣接する孔側へくずれる
ように油圧割岩機の同きｔ調整する。

心抜き作業から掘削対象物ケ所定の形状に掘り進めて行
く場合、心抜きにより形成される壽の長さｔ−１００セ
ンチメートル以上にすることで後の掘削作業が容易とな
る■この心抜き作業後は油圧割岩機や水和膨張性破砕剤
を用いて従来のように掘削作業を行なうことができ、る
が、溝の周囲に新たに穿設される孔の位置及び間隔は、
溝の中心から壽と平行に孔の中心までの距離が孔径の４
倍以下で、隣接する孔の中心間距離が孔径の４倍以下と
なるようにすることが望ましく、次の周囲はこれらの孔
の配列方向と平行に孔の中心間距離で８倍以下となるよ
うに新たｒ孔の位置及び間隔を拡け、これ以後は適宜間
隔で掘削作業を行なうことができる。なお、Ｊｊ通人や
ビット或いは溝の側壁は油圧割岩機の形状的な制約によ
り仁の油圧割岩機を用いて仕上げることができないので
、この部分は水利膨張性破砕剤で仕上けると、良い＠ 以下、本発明による岩盤等の掘削方法の一実施例につい
て貌明する０石灰岩地帯の地面に深さが４メートルで一
辺が１０メートルの正方形のビットを掘削するに際し、
中央部に油圧２０−ラドリルにて孔径１００ミリメート
ルの孔を第１図に示すようにジグザグ状に深さ４５メー
トルで穿設し、この孔Ａ中に刺９紛や破壊時の岩石等が
流入しないようにスポンジやウェス等の後から除去し易
いものを°詰め込んでおく。次に、第２図に示すように
この孔Ａの周囲に深さが６メートルで孔径が１００ミリ
メートルの孔Ｂ１５８２、Ｂｎを、内側第一列目が中央
から３０センチメートルの所に孔゛Ｂ１１５ｔｉＰｆｈ
が３０センチとなるように、第二列目が中央から６０セ
ンチメートルの所に孔８２間隔が６０センチメートルと
なるように、その外側を’１００センチメートルの孔Ｂ
ｎ間隔で穿設する一部、ピッ）Ｃの外周−に沿って孔径
６５ミリメートルで深さが４メートルの穴１）’ｔ”ｓ
ｏセンナメートル間隔で穿設する。この外径６５ミリメ
ートルの孔りにＩ／ｉ直ちに膨張性破砕剤（−例えは小
舒出セメント株式会社製のプライスター）ｔ″水比例え
は３０％で練り混ぜてなるスラリーを光填する。しかる
のち、大型油圧割岩機（例えば株式会社山木鉄工所製の
ビツガ−）を用いてまず中央部を破壊して心抜きし、溝
を形成したのちにこの溝の周囲の孔Ｂ１゜Ｂ２．Ｂｎを
順次破壊して行く。そうして、破壊された岩石を大型の
油圧ブルー力（例えば（１７立方メートル級のもの）を
用いて小塊に破砕しこれ（Ｉ−４Ｒ出した所、９０セン
チメートルの深さの穴が形成されていた０破砕剤の光横
後２０時間が７膀過した時点で６５ミリメートルの孔り
間に５ミリメートル嘱の亀裂が発生してお９、この部分
も大聖の油圧ブルー力にて破滅できた。この後、再び犬
菫油圧割岩ｉ湛と大型の油圧ブルー力とを父互に使用し
て目標の４メートルの深さの犬？７日間にて掘６１」す
ることができた◎な？１本実施例では一辺がｌθメー　
トルの正方形のピン）Ｃｕｒ１メートル足らずずつ底が
常に平担となるように掘ｔ８ｉｌＪするようにしたが、
中央部が常に一番呆くなるように階段状に掘ジ下げるこ
とも可能である。但し、この場合には１０日間の施工日
数を要した。

このように本発明の岩盤等の掘削方法によると、従来で
は火薬類でも１０抜きが困難であったー自由面しかない
掘削対象物でも比較的容易に掘削することが可能であり
、膨張性破砕剤の膨張圧発現までに要する時間中に油圧
割岩慨を用いて心抜き等の作業２行うことができ、作業
能率の向上を企図し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による岩盤寺の掘削方法の一実施例に２
いて心抜き部分の孔の配列状態２表す孔配置図、第２図
は全体の孔配霞図である。 特許用た４人 少野田セメント株式会社（他１名） 代　　　　理　　　　　人

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 掘削対象物の表面に穿孔機によ、り俵斂の孔を所定間隔
   で穿設し、隣接するこれらの・孔の間の前記掘削対象物
   の部分を前記孔に差し込まれる油圧割岩機により圧壊し
   て前記掘削対象物の一部を溝状に６抜きしたのち、この
   部分を中心として前記掘削対象ｖ／Ｊｔ−所定の形状に
   掘り進めて行くようにした。・ことを特徴りする岩盤等
   の秩削異導方法。