JPS5912197A - 送風機の翼等の共振回避方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷却塔の送風機の翼等における共振回避方法に
関するものである。

従来、冷却塔の出口冷却水温度を制御するには送風機の
回転数を変化させる方法があり、これには（１）送風機
駆動用電動機の極数変化による回転数変化、（２）送風
機駆動用電動機の周波数変換による回転数変化の２つの
方法がある。上記いずれの場合にも、翼車回転数が送風
機の固有振動数と一致又は近傍にある場合、共振現象を
生じ、送風機の寿命を著しく早め、機械系の損傷を招く
原因となっていた。

本発明は、上記従来の欠点を解消するために提案された
もので、翼の剛性を僅かに変化させることによる共振回
避対策を提供するものである。

本発明は冷却塔の送風機等の他翼単に広く応用できる。

以下本発明を図面に示す実施例と共に具体的に説明する
。

第１図は本発明の冷却塔用送風機を示す概略図である。

第１図において、送風機は翼１を備え、送風機を駆動す
る電動機２（極数変換電動機又は入力が周波数変換装置
に接続された電動機）により中間軸４、減速機３を介し
てダクト５内で駆動される。なお５は架台である。冷却
塔は上記の他。

冷却塔の運転状態を検出する装置と検出装置の検出信号
に応答して周波数変換装置に周波数を制御指示する制御
装置を備え、送風機の回転数を変化させて出口冷却水温
度を制御している。

ここで翼車回転数と振動数との関係を示す送風機キャン
ベル線図を第２図に示し、翼との共振を考察する。図中
、Ａは従来の設計点における振動振幅を示す。回転数を
変化するとＢ点のように設計振幅を上廻る変動振幅が表
われ、翼の寿命を早め、損傷を招く要因となる。

本考案は上記Ｂ点の現象を回避するために、翼根部の剛
性を上げることで翼の固有振動数を変化させ、送風機の
寿命を保ち、省エネルギ効果をもたらすことができるも
のである。具体的には第３図に示すように、第３図（Ａ
）のような従来の翼構造に代えて、第３図（Ｂ）に示す
ような翼根部に補強リプを設けるものである。

即ち、翼１１は樹脂等からなりその翼根部１２外表面に
樹脂等からなる補強リブ１３を積層被覆して翼の剛性を
高めることにより翼の固有振動数を調整し１こものであ
る。そして上記補強リプの高さを変化させて翼の固有振
動数を変化させるようにする。また、翼の材質、補強リ
ブの被覆面積、補強リブの翼根部における位置によって
も翼の固有振動数を任意に調整することも可能である。

以上具体的に説明したように１本発明は翼の翼根部に補
強リブを設けて、翼の剛性や慣性能率を変化させて固有
振動数を調整するようにし１こので。

翼の固有振動数をきわめて簡単にかつ容易に調整するこ
とができ、従来のように翼の回転数を変化させる必要が
ないから、共振による破損の恐れがなく、また、補強リ
プの高さを変化させても空力性能に影響の少ない翼根部
に補強リプを設けであるので、任意にその高さを調整で
き、固有振動数を調整できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷却塔送風機を示す概略図、第２図は
送風機キャンベル線図、第３図（Ａ）は従来の翼の斜視
図、第３図ＣＢ）は本発明の翼根部に補強リプを設けた
翼の斜視図である。 １・・翼、２・・電動機、３・・減速機、４・・中間軸
、５・・ダクト、６・・架台、１１・・翼、１２・・翼
根部、１３・・補強リブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）空力性能に対する影響の少ない翼根部に、補強リ
   ブを設け、該補強リプの高さにより翼の固有振動数を調
   整するようにしたことを特徴とする翼の共振回避方法。