JPS59120298A

JPS59120298A - 活性スラツジ熱分解反応装置

Info

Publication number: JPS59120298A
Application number: JP22728882A
Authority: JP
Inventors: Tsuneo Okamoto; 岡本　恒雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1982-12-28
Filing date: 1982-12-28
Publication date: 1984-07-11
Also published as: JPS6029560B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は活性スラッジ、例えは、下水処理設備で生ず
る余剰スジッジから原油に類似する油状物質を得る為に
・活性スラッジを熱分解する活性スラッジ熱分解反応装
置に関する。

活性スラッジは多量のたん白、脂質及び炭水化物を含む
為、熱分解することによシ可燃性ガス、炭、アンモニア
等の他に多量の油状物質が生成する（特開昭５７−１１
１３８０号）。

この油は炭化水素類、脂肪酸類を多く含み燃焼熱が高い
為、燃料としての価値の他、工業原料にもなる。

ところで、従来、このような油を生成する活性スラッジ
熱分解反応装置として、（」（型熱分解反応曽内にその
軸方向にらせん状等の攪拌推進翼を有する回転軸が延在
し７ているものが提案されている。

この従来の装置は併給された活性スラッジ原料を攪拌推
進翼の回転によシ攪拌し前進させつつ熱分解するように
構成されているが、活性スラッジ原料はその条件によシ
熱分解反応速度が異なる為、熱分解反応速度が異なる種
々な活性スラッジ原料に対応した処理を行うことができ
ない。

例えば、従来の装置で熱分解反応速度が遅い活性スラッ
ジ原料を処理しようとする場合、加熱温度を高めればあ
る程度可能であるが、七の。

加熱温度にも一定の限界がある。

実験の結果では２５０°〜３５０°Ｃの間が油をイｉる
為には最適である。とれ以下の温度では熱分解反応速度
が緩慢すぎて工業的実施には不適当で、寸た、それ以上
の温度では可燃性ガスの生成率が増加し油の収率は逆に
低下する。

また、活性スラッジの熱分解反応速度は横型分解反応管
内における攪拌及び滞留時間に依存するが・従来の装置
ではそ♀攪拌及び門留時間を夫々独立に調節できない。

例えば、従来の装置で熱分解反応速度の遅い活性スラッ
ジを処理ｌ〜ようとする場合、攪拌速度を増加すれば滞
留時間に減少し、また、滞留時間を延長しようとすれば
攪拌速度が減少してし１うので、活性スラッジの十分な
る熱分解を行うことができない。

そこで、この発明は前述の観１点から提案するものであ
って、活性スシツジ原料が入口（１）側から出口（２）
側に向かって重力によシ前進するように内部底面が傾斜
している横型熱分角？反応管（３）・と、この横型熱分
解反応管（３）内にその軸方向に坪在、、シている正逆
回転自在の回転軸（４）と、この旨転軸（４）に設けら
れていて、回転軸（４）の正回転時には前記横型熱分解
反応管（３）内の活性スラッジ原料の重力による前進力
を伺祝しし、回転軸（４）の逆回転時には前記横型熱分
解反応管（３）内の活性スラッジ原料の重力による前進
力を消勢する攪拌推進界（５）とを（イ）する活性スラ
ッジ熱分解反応装置である。

以下、この発明の実′Ｍ１）例を説明する。

実施例における攪拌推進翼（５）は回転軸（門対してひ
ねり角をつけて多数固定されているが、これに限定する
ものでなく、例えば、タービンブレード型等でも良い。

丑だ、ＩＢ拌推進翼（５）の他に、攪拌のみに機能する
攪拌翼、例えば、回転軸（４）に対しひねり角をつけな
い攪拌翼を設けても良い。

また、回転軸（４）の正逆回転は所定の時間的比率をも
って、２つの時間を設だできる交互タイマー（６）によ
って周期的に行うようになっている。

次に図中の符号について説明する。

図中（力は減速機伺電動様、（８）ＩｒＪ−ｙ・△起動
器、（９）は遅夕１Ｌタイマー、（１０）は相逆転リレ
ー、０１）は電源三相交流である。

また、図中０２）は乾燥された活性スラッジ原料の供給
槽である。０３）はその供給槽０２）の活性スラッジ原
料を４１６進翼（Ｈの回転により桶型熱分解反応管（３
）内に連続的に供給する供給路であって、回転軸（４）
の逆回転中には横型熱分解反応管（３）内への活性スラ
ッジ原料の供給がその逆回転とｔｌｊ。

気的に連動して停止する。この際、それと連動して横型
熱分解反応管（３）の出口（２）からの排出も停止する
。

（１５）は横型熱分解反応管（３）の出口（２）かられ
［出された熱分解反応残渣、即ち、炭を推進翼０６）の
回転によシ排出する排出路である。

また、図中（１カは横型熱分解反応管（３）内を加熱す
る加熱炉であって、その加熱温度の調節が可能に形成さ
れている。この加熱炉（１７）のエネルギー源は前記出
口（２）から排出された炭を、１ＴＩＪ用している。

θ８）は活性スラッジ原料が熱分解反応した生成物、つ
まり、ガスの形での油が刊・出され２；刊出口であって
、この排出口から排出された油は冷却されて液化される
。θ９）は断熱材である。

以上のように構成されたこの発明に係る活性スラッジ熱
分解反応装部は入口（１，）から横型熱分解反応管（３
）内に供給された活性スラッジ原料１回転軸（４）の正
回転時、その攪拌推進翼（５）　Ｋ′より攪拌されつつ
出口（２）側に向かって前進するｃｉ　ｔた１、供給さ
れた活性スラッジ原料は横型熱分解反応管（３）の内部
底面が傾斜しているので、その重力によっても出口（２
）側に向かってｌｌ’ｌ進する。

また、回転軸（４）の逆回転時においても入口（１）か
ら供給された活性スラッジ原料に横型熱分解□反応管（
３）の内部底面が傾斜しているのでその重力により出口
（２）側に向かって前進しようとするが、その前進速度
は攪拌推進Ｒ（５）による入口（１）側に向かっての後
進力により回転軸（４）の正回転時よシ遅く、例えは、
重力による前進力と攪拌推進翼（５）による後進力とが
等しい時は活性スラッジ原料は攪拌されているに拘らず
前進も後進もせず横型熱分解反応管（３）内に滞留する
。

従って、前記活性スラッジ原料の横型熱分解反応管（３
）内の滞留時間は攪拌推進翼（５）の後進力に左右され
ることとなる。

以上のようなこの発明の作用を応用して次のような利用
を図ることができる。

回転軸（４）の逆回転時には横型熱分解反応管（３）内
の活性スランジは重力による前進力と攪拌推進翼（５）
による後進力とが一致するようにしくｈ型態分解反応管
（３）内で前進も後進もせず滞留するようにする。

そして、回転軸（４）の正逆回転を周期的（例えば、数
１０秒、数分毎）に行い、その時間の比を変化させるこ
とによって横型熱分解反応管（３）内の活性スラッジの
滞留時間の調節を行々う。伺、実施例における装置は前
記の手段によシ活性スラッジの滞留時間の調節を行うよ
うにしであるが、この発明においては回転軸（４）の逆
回転時における回転速度の変化、つまり、攪拌推進翼（
５）の後進力の変化による調節も可能である。

以上のようにこの発明に係る装置によれは、従来のもの
と異なり、熱分解反応速度が異なる種々な活性スラッジ
原料に適切に対応し５た〃（分解反応処理を行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る活性スラッジ熱分解反応速度の実
施例を示す概略図である。図中の主な符号・・・（１）：入口、（２）：出口、（
３）：横型熱分解反応管、（４）′回転軸、（５）　：
　ｔｆｆｉｌ：拌推進翼。

Claims

【特許請求の範囲】

活性スラッジ原料が入口（１）側から出口（２）側に向
かって重力によシ前進するように内部底面が傾斜してい
る横型熱分解反応管（３）と、この横型熱分解反応管（
３）内にその軸方向に延在している正逆回転自在の回転
軸（４）と、この回゛転軸（４）に設けられていて、回
転軸（４）の正回転時には前記横型熱分解反応管（３）
内の活性スラッジ原料の重力による前進力を付勢し、回
転軸（４）の逆回転時には前記横型熱分解反応管（３）
内の活性スラッジ原料の重力による前進力を消勢する攪
拌推進・翼（５）とを有する活性スラッジ熱分解反応装
置