JPS5911580B2 - エ−テルスルホン酸塩を精製する方法 - Google Patents

エ−テルスルホン酸塩を精製する方法

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JPS5911580B2
JPS5911580B2 JP4368480A JP4368480A JPS5911580B2 JP S5911580 B2 JPS5911580 B2 JP S5911580B2 JP 4368480 A JP4368480 A JP 4368480A JP 4368480 A JP4368480 A JP 4368480A JP S5911580 B2 JPS5911580 B2 JP S5911580B2
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Description

【発明の詳細な説明】 30本発明は、有機スルホン酸塩特に有機エーテル・ス
ルホン酸塩を精製する方法に関する。
有機エーテル・スルホン酸塩のような有機スルホン酸塩
は液状洗浄剤における用途、特に、良い溶解特性をもつ
比較的塩のない洗浄剤の製造に使35用されるために、
益々その重要性を増してきている。
最近、この一般タイプの化合物は、増大する油回収方法
に対する表面活性剤として使用する場合に有効な物質で
あることがわかつた。多くの場合、エーテル・スルホン
酸塩の製造に選択する方法を、採用した場合に、存在す
る不純物を含んだ生成物が得られるが、この種の不純物
を含んだ生成物は、多くの予想される最終用途に存在が
許されないのである。
多くの場合、この不純物頃種々の有機及び無機のイオン
成分の形態をとつている。例えば、亜硫酸塩及び硫酸塩
のような陰イオンが存在することがあり、この陰イオン
がエーテル・スルホン酸がそれの選択された用途に使用
される際に何らかの妨害をなすのである。あるときは、
ジスルホネート及びジスルフイネートのようなイオン2
個をもつ有機不純物が存在することもある。ヌ、この型
又は型の違つた無機及び有機の両者の不純物が存在する
こともある。1例として、油回収を促進する添加剤とし
て有用な化学剤は、正常な親油性一親水性比即ちエツチ
・エル・ビ一(HLB)バランスをもたなくてはならな
いことがわかつた。
イオン性不純物の不適当な量が存在すると、かような所
望のバランスを乱し活性成分の活性を低下させることに
なる。故に、有機エーテル・スルホン酸塩から前述した
ようなイオン性成分及びその他よりなる有害なイオン成
分を除くことにより前記スルホン酸塩を精製する方法が
わかると、この業界の技術は基本的な進歩をもたらす筈
である。本発明の主なる目的は有機エーテル・スルホン
ノ 酸塩を精製し、エーテル・スルホン酸製品を最終的
に使用する際にその有利性を妨害する傾向のある有害な
イオン性不純物を、前記スルホン酸塩から除く方法を提
供することである。
特に、本発明の目的は、複雑な装置や多段階の工程を必
要としない簡単に経済的に実施することができる精製法
を提供することにある。
本発明の要旨は次の通りである: 少くとも酸性亜硫酸塩不純物を含み、式 (式中、RはC1〜C3Oアルキル、C2〜C3Oアル
ケニル、C,〜C3O置換アルキル、C2〜C3Oアル
ケニル、アリール基上に置換した1個以上のC1〜C,
8アルキル基を含むアルカリール及び炭素原子7〜28
個を含むアルキルよりなるグループから選ばれた基であ
り、R1はH又はCH3で、zは1〜40の整数でAは
アルカリ金属陽イオンである)をもつエーテル・スルホ
ン酸塩の水溶液を精製する方法において、前記エーテル
・スルホン酸塩の水溶液をエチレン・オキシド又はプロ
ピレン・オキシドと接触させ、精製されたエーテル・ス
ルホン酸塩よりなる生成した上部水溶液相を前記不純物
を含む下部水溶液相から分ける、ことを特徴とする、エ
ーテル・スルホン酸塩の水溶液を精製する方法。
精製を行なう前述のエーテル・スルホン酸塩の製造の態
様は多くの開示された技術的方法の中から選択して差支
えない。
ここで述べたエーテル・スルホン酸塩の種類は、これら
物質の製造方法と共に、何れも本発明の1部を構成する
ものではない。同様に、工―テル・スルホン酸塩中に存
在しここで述べる方法によつてエーテル・スルホン酸塩
から除かれるイオン性不純物は、異種の性質をもつもの
であつてもよい。
存在する不純物の量とその特殊なイオン性形態とは、精
製されるエーテル・スルホン酸塩物質と製造するのに選
んだ方法によつて変わる。いずれにせよ、ここでは、本
発明の精製技術は、無機及び有機の単イオン性(MOn
OlOnic)及びポリイオン性(POlyiOnic
)装入組成物の両者に分けるために適用可能であること
がわかつた。
このようであるから、例えば、この種の不純物は、硫酸
塩、亜硫酸塩、酸性 硫酸塩、酸性亜硫酸塩などのよう
な陰イオンの形態であつてよい。同様にして、この不純
物は、ニイオン性(DiiOnic)有機スルホン酸塩
及びスルフィン酸塩の形態であつてよい。特に、本発明
は、このような有機二イオン性化合物及び亜硫酸塩又は
酸性亜硫酸イオンの除去に適用して有効なのである。前
記に定義したエーテル・スルホン酸塩を製造する1つの
方法では、有機二イオン性化合物及び酸性亜硫酸塩は不
純物として残る。
この方法は、アメリカ出願番号第775657号(19
77年3月3日出願)に開示されているが、それは次に
示す如き方法である:式 (式中、Aはアルカリ金属又はアルカリ土類金属陽イオ
ン)をもつエーテル・スルホン酸塩を生成させるのであ
る。
不純物を含むエーテル・スルホン酸塩を、普通このスル
ホン酸塩と均密に接触させるような工合に、エチレン・
オキシド又はフロロピレン・オキシドと接触させて精製
する。例えば、このような接触による精製をオートクレ
ーブ中で行つてよい。又、この精製は、時間、温度、圧
力などの工程変数を大巾に変えて実施してもよい。一般
に、精製温度は、普通室温〜250℃、好ましくは25
〜200℃、最適には50〜150℃の範囲が用いられ
る。一般に、接触時間は一〜24時間で、好ましくは1
〜10時間である。精製を常圧で実施しても差支えない
が、普通は、加圧下又は自生圧力下で実施する。圧力は
、一般にゲージ圧0.35〜35.1k9/Cd(5〜
500psig)好ましくは0.35〜7.0k9/C
77f(5〜100psig)の範囲である。又、エチ
レン・オキシド及びプロピレン・オキシド及び2種の混
合物の使用量は、大巾に変化して用いられる。
普通、存在する不純物の量から計(式中、Rは前述の通
り、R,はH又はCH3、は1〜40の整数)をもつア
ルコキシル化アルコールを、式 z (式中、Xはハロ、R1はH又はCH3)をもつアルキ
ル・ハライドとを、塩基の存在下で反応させ、式(式中
、R.Rl及びzは前述の通り) をもつアリル・エーテルを生成させ、そのアリル・エー
テルを酸性亜硫酸ナトリウム又はカリウムのようなアル
カリ金属酸性亜硫酸塩と反応させ、式スルホン酸塩を水
性媒体に溶解して精製を行うことである。
この媒体&ζ水自身でもよいが、好ましくは、水と混和
しうる有機溶媒との混合物である。前記溶媒は低級アル
キル・アルコールで好ましくは炭素原子1〜4個をもつ
アルコールである。この種の代表的な試剤はイソプロピ
ル・アルコールである。
エーテル・スルホン酸塩の水−アルコール溶液をエチレ
ン・オキシド、プロピレン・オキシド又はこれらオキシ
ドの混合物で処理するときには、明らかな二相を形成す
ることがわかつた。
底部相には、殆んどすべての前述の不純物が幾分変わつ
た化学的形態で含まれ、上部相には精製されたエーテル
・スルホン酸塩又は活性成分を含むことがわかつた。次
に、この二相を相互に簡単に分け、非常に純粋なエーテ
ル・スルホン酸塩溶液を得る。ここで精製される大変好
ましいエーテル・スルホン酸塩は、式(式中、RはC1
〜C3Oアルキル、C2〜C3Oアルケニル、C1〜C
2O置換アルケニル、C2〜C3O置換アルケニル、ア
リール基上に置換した1個以上のC1〜C,8アルキル
基を含むアルカリール及び炭素原子7〜28個を含むア
ルアルキルよりなるグルーブから選ばれた基であり、R
1はH又はCH3でzは1〜40の整数でAはアルカリ
金属陽イオンである)次に、本発明の理解を容易にする
ために、実施例について説明する。
実施例 1 アリル化したノニルフエノール・エトキシレート751
(4モルアダクツ)、酸性亜硫酸ナトリウム35.41
、硝酸カリウム27、水150m1及び第3ブタノール
150m1の混合物を清浄な乾燥した空気パージしたオ
ートクレーブに装入した。
この混合物を、温度100℃、空気ゲージ圧1.4kg
/Cr!i(20psig)で1時間加熱し、次に、温
度120℃空気ゲージ圧3.5k9/Cd(50psi
g)で1時間処理した。
できた、式は均一な水溶液であつた。生成物を分析した
結果生成物は強酸の存在(1.06meq/f)を示し
、ClO.O2wt%であつた。実施例 2 実施例1に記載した粗生成物327Vを容量11の撹拌
機付オートクレーブにとり、これを攪拌しながら温度約
100℃で1時間かかつてエチレン・オキシド12Vを
加えた。
更に、温度110℃で1時間半浸漬を続け、終つて室温
に冷却し、オートクレーブの内容物を分液▲斗に移した
ところ二相に分かれた。分析の結果では、下部相73.
5rは、強酸が存在すること(2.0meq/7)及び
1.4wt%の活性成分即ち所望のスルホン酸塩を含む
ことがわかつた。重要なことは、上部相は強酸0.5m
eq/f及び殆んど99wt%の所望のスルホン酸塩を
含む淡黄色の液体であつた。実施例 3 実施例1と同様にして、アリル化したノニルフエノール
・エトキシレート757、酸性亜硫酸ナトリウム35.
4V1硝酸カリウム27、水150m1及び第3ブタノ
ール150m1をオートクレーブにとり、温度100℃
ゲージ圧2.1kg/C77f(30psig)で1時
間加熱し、次に、温度120℃でゲージ圧3.5k9/
Cr!i(50psig)で1時間加熱した。
生成した均一な混合物を分析したところ、0.955m
eq/yの強酸の存在及び0.32〜Meq/yのスル
ホン酸塩の存在を示した。実施例 4 実施例2のように、実施例3で得た粗生成物315Vに
プロピレン.オキシド1.57を加え温度110℃で約
2時間反応させた。
二相混合物を分析したところ、所望しない強酸の殆んど
全部が下部相(相中に477、1.90meq/7)に
集つていた。
重要なことに、上部相は淡黄色の液体256t中に所望
の活性成分エーテル・スルホン酸塩を99wt%以上含
んでいた。実施例 5 ドデシルフエノールの3モルエチレン・オキシド・アダ
クツのアリル・エーテルを次の方法でスルホン化した:
ドデシルフエノールの3モル エチレン・オキシド・ア
ダクツ(342meq)のアリル・エーテル160y1
イソプロピル・アルコール160y、水350y1亜硫
酸ナトリウム(50meq)6.3′il及び乳化剤と
して作用する前の製造法からえたスルホン酸生成物の2
5wt%溶液(14meq)の30tとを、温度55℃
に加熱しピロ亜硫酸ナトリウムの35.5wt%水溶液
でPH7.2にまで中和した。
この混合物に空気を8m1/Mmの速度でバブルさせた
。ピロ亜硫酸塩溶液を一定のPHを保持するような速度
で7時間にわたり加えた。沃素滴定で分析したところ、
生成物は全亜硫酸塩0.068meq/′Itを示した
次に前述の方法を繰返した。完全に終つてからエチレン
・オキシド2m1を加えたところPHが9.12に上つ
た。蒸留でアルコール溶媒を除いてから亜硫酸塩量は0
.027meq/tに減少した。実施例 6 n−オクタノールの4モルエチレン・オキシド・アダク
ツのアリル・エーテルを実施例5に記載した方法でスル
ホン化した。
反応の終りにおいて、亜硫酸塩濃度は0,410meq
/tで、PHは7.2であつた。この生成物8707に
プロピレン・オキシド67を加え温度60℃で1夜間浸
漬した。このPHは12.9に上り亜硫酸塩量は0.1
49meq/Vに下がつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少くとも酸性亜硫酸塩不純物を含んだ、式▲数式、
    化学式、表等があります▼(式中、RはC_1〜C_3
    _0アルキル、C_2〜C_3_0アルケニル、C_1
    〜C_3_0置換アルキル、C_2〜C_3_0置換ア
    ルケニル、アリール基上に置換した1個以上のC_1〜
    C_1_8アルキル基を含むアルカリール及び炭素原子
    7〜28個を含むアルアルキルよりなるグループから選
    ばれた基であり、R_1はH又はCH_3で、zは1〜
    40の整数で、Aはアルカリ金属陽イオンである)で表
    されるエーテル・スルホン酸塩の水溶液を精製する方法
    において、前記エーテル・スルホン酸塩の水溶液を室温
    〜250℃、(1/4)〜24時間の間エチレン・オキ
    シド又はプロピレン・オキシドと接触させ、精製された
    エーテル・スルホン酸塩よりなる上部水溶液相を前記不
    純物を含む下部水溶液相から分ける、ことを特徴とする
    、エーテル・スルホン酸塩の水溶液を精製する方法。 2 前記水溶液が水とアルコールとの混合物である、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 3 前記アルコールが低級アルコールである、特許請求
    の範囲第2項記載の方法。 4 前記低級アルコールがイソプロピル・アルコールで
    ある、特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 R_1がHである、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0346566U (ja) * 1989-09-18 1991-04-30

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