JPS5911557B2 - 有機性廃棄物より得られるコンポストの製造方法 - Google Patents

有機性廃棄物より得られるコンポストの製造方法

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JPS5911557B2
JPS5911557B2 JP54100983A JP10098379A JPS5911557B2 JP S5911557 B2 JPS5911557 B2 JP S5911557B2 JP 54100983 A JP54100983 A JP 54100983A JP 10098379 A JP10098379 A JP 10098379A JP S5911557 B2 JPS5911557 B2 JP S5911557B2
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JP
Japan
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compost
heavy metals
organic waste
sludge
present
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JP54100983A
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JPS5626794A (en
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顕弘 安田
護朗 藤原
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Takuma Research and Development Co Ltd
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Takuma Research and Development Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/20Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多量に発生する下水汚泥又は塵芥等の有機性
廃棄物から製造せられるコンポストにあって、特にその
有機性廃棄物に含有される重金属を封鎖して溶出を抑止
したコンポストを得るための製造方法に係るものである
一般に有機性廃棄物のコンポスト化は資源回収の最も有
効な手段であり、又有機性廃棄物を原料とするコンポス
トは今までにも多くの事例が報告されている。
しかしながら、このようなコンポスト化においては原料
たる有機性廃棄物中に含有されている重金属の挙動につ
いては非常に大きな問題がある。
従ってこの問題が未解決では資源回収の有効な手段であ
る有機性廃棄物から製造するコンポストの利用にも種々
の制約を受けることが避けられなかったのである。
例えば下水汚泥中には流入下水中に含まれる微量の重金
属類が、処理過程で活性汚泥の菌体内部に吸収され、又
蓄積濃縮されている。
従ってこのような汚泥を濃縮、脱水してコンポスト原料
となしたものには比較的高い濃度で重金属が含まれるの
である。
一方、コンポストを始め各種の肥料は幾つかに区分され
規格又は規制値が設けられている。
コンポストの肥料区分である「特殊肥料」の規制値につ
いては、総量規制として乾燥物当り カドミウム ・・・ 5ppm以下 水 銀 ・・・ 2〃以下 ヒ 素 ・・・ 50〃以下 であり、また溶出量に対する規制値としては、カドミウ
ム ・・・ 0.3 1)p[lI以下水、 銀
・・・ 0.005//以下鉛 ・・・ 3
〃以下 6価クロム ・・・ 1.5〃以下 等であり、さらに今後、亜鉛、銅、ニッケル、鉄その他
についても規制値設定の方向にある。
これに対してコンポスト原料となる下水汚泥についてみ
れば カドミウム ・・・ 0.05〜5.6 pI)m
水 銀 ・・・ 0.05〜6.3〃6価クロム
・・・ 20〜450 〃 亜 鉛 ・・・ 165〜3000 /1とかなり
高い含有数値を示している。
さらに塵芥には上記の値を上回る例が数多くみられてい
る。
このような重金属を含む原料から製造したコンポストを
圃場に施したりして農地還元した場合には、重金属が可
溶化し農作物に対して転移蓄積し、二次、三次の公害を
発生する可能性がある。
特にわが国においては、化学肥料の多用による酸性土壌
の地域が比較的多く、有機性廃棄物から製造したコンポ
ストを施肥することにより土壌改善を図らんとしても、
在来のコンポストでは重金属等有害イオンの溶出量が増
加する整置も無視することはできないのであった。
また、従来から下水汚泥等のコンポスト化には、原料の
水分調整ならびに塑性的流動特性の改善と共にコンポス
ト製品に含まれる重金属の相対量を低下せしめる希釈の
目的で籾殻、稲わら、おが屑等の有機資材の添加が行な
われているが、このような有機資材を添加すればコンポ
ストの二次醗酵に要する期間が極めて長くなり、おが屑
の場合を例にとれば、農作物に対してリグニン障害を及
ぼさない程度となすには6ケ月以上が必要とされている
そしてこのような有機資材を添加したコンポストを酸性
土壌に施肥した場合でも、重金属の絶対量は減少するこ
となくその溶出量は累増し、添加資材による重金属の希
釈も根本的な重金属対策とはなり得ないのであった。
本発明は斯かる現況に鑑がみなされたもので、コンポス
トの原料となる有機性廃棄物中に含まれる重金属類を希
釈の概念ではなく、コンポストの原料たる有機性廃棄物
に含有される重金属を、添加媒体中に吸収させて封鎖し
、コンポスト化の後に重金属の溶出を抑止し、可能な限
り反応変成に導いたコンポストとなし得る製造方法を開
示せんとするもので、添加媒体を特定の性状のものとな
すことにより、上記の重金属の溶出を抑止し、さらに製
造過程中の水分調整と塑性的流動特性の改善をも図り得
る一連の製造方法を提供することを目的としている。
、次に本発明のコンポストを得る実施の諸例について詳
述すると、コンポスト原料である有機性廃棄物に対する
添加剤としては、重金属吸着能を有する多孔性石灰とし
てのサンゴ化石を調粒又は粉体加工したものを用いるの
であり、このような添加剤はコンポスト原料に混合する
ことにより、コンポスト原料の水分調整の機能を果たし
、塑性的流動性の改善を図るのみでなく、コンポスト原
料中に含有される重金属の可溶分を吸着し、反応不溶化
すると共に、pHが微酸性領域においても重金属の封鎖
効果がきわめて高い特性を得ることができるのである。
本発明における添加剤は無機質であるため、従来の有機
資材を添加する場合に比較して、有機資材の分解に必要
とする二次醗酵期間は不要となり、短期間に有機性廃棄
物をコンポスト化することができる。
有機性廃棄物としての下水汚泥をコンポスト化するにあ
たっては、各種濃縮汚泥91J7.ば生濃縮汚泥、消化
汚泥、熱処理汚泥等の汚泥を脱水機により脱水したもの
がコンポスト原料となるが、これら各種汚泥の脱水前の
濃縮汚泥又は脱水後のケーキに対して、サンゴ化石を添
加、攪拌したものを原料汚泥とし、以後は周知の手段に
よりコンポストとなすのである。
また、本発明の方法は有機性廃棄物を醗酵処理し、然る
後前述のサンゴ化石を添加しても同効を達し得ることは
本発明の有利な点である。
而して、上記のようにして製造したコンポストは、無添
加でコンポスト化した製品に比較して重金属封鎖効果が
優れており、吸着した重金属は幼植物試験の結果からも
明らかなごとく、土壌中に含まれる重金属と同様に安定
化し不溶化して植物に対する蓄積は抑制されるのである
尚、以下に挙げる実施例としては生汚泥、熱処理汚泥の
脱水前後よりの汚泥コンポストについての重金属溶出試
験及び幼植物試験の結果について示したが都市ゴミにつ
いても同様の傾向と成果が得られたことはいうまでもな
い。
実施例 1 濃縮汚泥への添加プロセスであって、下水の熱処理汚泥
又は生汚泥に、サンゴ化石をそれぞれ0、2 mm以下
の粉体に加工したものを添加剤試料とし、これらを汚泥
に対しその乾固形物の1,5゜10.401%の割合に
て添加攪拌した後、加圧脱水し自然乾燥して水分50チ
程度に調整したものをボトル試験器により一次醗酵を行
ない、本発明方法によるコンポストを得た。
然る後、その重金属類の溶出量について、上記添加剤試
料を添加しないで一次醗酵を行なったものと比較分析を
し、その結果を第1〜第4表に示した。
溶出試験については、コンポストの乾固形物に対して5
倍量の脱塩水を加えて攪拌し、混合液のpHが各々6.
0又は4.0になるように硫酸で調整し、約6時間振盪
機にかけて振盪した後P紙により涙過し、そのろ液を各
溶出試験のサンプルとして測定したものである。
実施例 2 脱水ケーキへの添加プロセスであって、下水の生濃縮汚
泥に、高分子沖過助剤を汚泥乾固彫物に対して0.9
%の割合となるように加え、加圧脱水したケーキにサン
ゴ化石をそれぞれ0.2 mm以下の粉体に加工したも
のを添加剤試料とし、これらを脱水ケーキに対しその乾
固彫物の1.5,10゜40%の割合にて添加し、可能
な限り均一になるよう混合攪拌し、水分が50%程度と
なるよう自然乾燥又は調湿したものをボトル試験器によ
り一次醗酵を行ない本発明方法によるコンポストを得た
然る後、その重金属類の溶出量について、上記添加剤試
料を添加しないで一次醗酵を行なったものと比較分析を
し、その結果を第5〜8表に示した。
次に、実施例1又は実施例2で得られるごとき本発明方
法に係るコンポストの重金属封鎖効果をより明瞭とする
ために幼植物試験を行なった。
すなわち、葉菜並びに根菜(小松菜、大根1及び大根2
)をそれぞれの品種についてボッ141〜5と条件を変
えて植生を行ない、同期間後の収得検体を乾燥させて、
栽培土より転移し7た重金属の含有量を測定し、その結
果を第10〜12表に示した。
第9表に本試験に用いた供試土壌及びコンポストの重金
属分析結果を示し、また、幼植物試験ではコンポストの
重金属組成から、Zn 、 Pb 、Cd。
Cuについてのみ分析したが他の重金属についても同様
の傾向を示すので他は省略した。
これらの結果から本発明の方法によれば、重金属の封鎖
効果が極めて高いことが確認されたのである。
以上説明したごとく、本発明の有機性廃棄物よりのコン
ポスト製造方法は、実施の語例にみるごとく容易な手段
でコンポストが得られるにも拘らず、その得られたコン
ポスト(こついてみれば、目的とする重金属の封鎖機能
について著しい効果が得られるのであり、本発明の趣旨
に従えばその技術的思想は上記実施の語例に限定される
ものではなく、これから導かれる応用又は転用等はすべ
て本発明の技術的範囲に包含されるものであることはい
うまでもない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 下水汚泥等の有機性廃棄物に対してこれらに含有さ
    れてG)る重金属の相対量を低下させるための種種な有
    機資材を付加することなく、重金属を封鎖する特性を有
    するサンゴ化石を添加し、必要に応じて水分調整した後
    醗酵処理を施こし、或いは前記有機性廃棄物を適宜醗酵
    処理した後上記サンゴ化石を添加することを特徴とする
    有機性廃棄物より得られるコンポストの製造方法。
JP54100983A 1979-08-07 1979-08-07 有機性廃棄物より得られるコンポストの製造方法 Expired JPS5911557B2 (ja)

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US4589903A (en) * 1985-10-16 1986-05-20 Zenyuu Ltd. Method for fermentation of a stockbreeding waste
CA2445075C (en) * 2001-04-23 2010-09-14 Iup Institut Fur Umweltpflege Ag Method for the production of a material for the promotion of plant growth based on clay and rock powder and product obtained therewith
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