JPS5911368Y2 - 表示灯 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、たとえば電気機器に使用される表示孔に関
するものである。

電気機器等においては、作動状態を示す表示灯、警告の
ための表示灯、バッテリーモニタ等監視のための表示灯
等種々の表示灯が用いられている。

これらの表示灯の多くはランプや発光ダイオード等の充
電表示体を透光カバーで囲撓しているものであるが、必
ずしも防水構造のものばかりではなく、防水を図るため
にはシール部材とそのシール部材を締めるものを必要と
し、部品点数及び組立工数が増加する欠点を有している
。

この考案は上述のような欠点を解消し、しかも明瞭な表
示状態が得られる表示灯を提供することを目白勺とする
もので゛ある。

この考案の一実施例を図面に基いて説明する。

１はたとえば非常用照明器具の本体で、この本体１は下
端開口の防水ケース２の下縁にパッキング３を介して蓋
４を取付け、さらに防水ケース２を外筐５で覆ったもの
である。

この外筐５には蛍光灯（図示せず）が保持されるソケッ
ト６が設けられた反射板７が取付けられている。

前記防水ケース２には電池（図示せず）を含む点灯ユニ
ット８が収納され、その電池は前記ソケット６に接続さ
れているとともに端子板となるＰＣ板９を介して充電表
示体である発光ダイオード１０に接続されている。

ついで、前記本体１の一部となる蓋４に開孔１１が形威
されている。

しかして、この開孔１１に水密的に嵌合される環状溝１
２が外周に形威され中心に前記発光ダイオード１０を保
持する凹状の保持部１３が形威されたホルダ１４が設け
られている。

さらに、このホルダ１４には保持部１３の底部の外面（
又は内面）に位置する凹凸による拡散透光部１５と、前
記ＰＣ板９を支える受座１６と、そのＰＣ板９を押える
爪１７とが形威されている。

このホルダ１４は透光性を有するゴム等の弾性部材によ
り形或されたものである。

このような構或において、ソケット６に接続された蛍光
灯は通常は商用電源により投光するが、停電に際しては
電池により投光する。

したがって、電池の容量を監視することは大切であるが
、それは電池と発光ダイオード１０との間に設けたモニ
タスイッチ（図示せず）をＯＮすることにより、発光ダ
イオード１０により表示することができる。

この場合、発光ダイオード１０からの光は拡散透光部１
５により拡散されるのでどの方向からも明瞭に見ること
ができる。

また、環状溝１２が開孔１１に水密的に嵌合されている
ことにより、内部に浸水することはない。

とくに、ホルダ１４には発光ダイオード１０とＰＣ板９
とが取付けられているため、発光ダイオード１０に対す
る接続が容易で構造も簡単であり、本体１に対する嵌合
もＰＣ板９付近の外周に形戊された環状溝１２によって
行なうので、ＰＣ板９が芯になって水密的嵌合の保持力
を間接的に高めている。

なお、充電表示体としてランプを用いてもよい。

この考案は上述のように構或したので、ホルダを本体の
開孔に水密的に嵌合することにより、本体への浸水を確
実に防止し内部部品を保護することができ、ホルダは透
光カバーとシール部材との機能を有するため部品点数も
少なく容易に組立てることができ、とくにホルダは光電
表示体と端子体とを保持しているため、充電表示体に対
する電気的接続が容易であり、環状溝は端子板の付近の
外周に形威させているため、本体の開口にホルダを嵌合
させたとき、端子板が芯になって水密的嵌合の保持力を
間接的に高めることができる等の効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は一部
を切欠した側面図、第２図はホルダの取付部を拡大して
示した縦断側面図である。 １・・・本体、９・・・ＰＣ板（端子板）、１０・・・
発光ダイオード（光電表示体）、１１・・・開孔、１２
・・・環状溝、１３・・・保持部、１４・・・ホルダ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 充電表示体が設けられる本体に開孔を形或し、前記光電
   表示体の全体を囲繞してその光電表示体を保持する保持
   部を有するとともにこの充電表示体のための端子板を収
   納保持するホルダを透光性を有する弾性部材により一体
   的に形威し、このホルダの前記端子板の付近の外周に環
   状溝を形或し、前記光電表示体を囲繞する保持部を外部
   に突出させつつ前記環状溝と前記開孔とを嵌合させて前
   記本体に前記ホルダを水蜜的に取付けたことを特徴とす
   る表示灯。