JPS59113085A - 泥炭地盤の改良方法 - Google Patents

泥炭地盤の改良方法

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JPS59113085A
JPS59113085A JP22262582A JP22262582A JPS59113085A JP S59113085 A JPS59113085 A JP S59113085A JP 22262582 A JP22262582 A JP 22262582A JP 22262582 A JP22262582 A JP 22262582A JP S59113085 A JPS59113085 A JP S59113085A
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東 忠節
Hajime Miyoshi
一 三好
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、泥炭(ビート、愚兄)地盤の改良方法に関す
るものである。
従来、含水軟弱地盤の強度増加を目的としだ地盤改良法
として、含水軟弱地盤に対し、2水石コウ、微細急冷高
炉滓及びセメントを混合する方法は知られている(例え
ば、特開昭55−102677号公報等)。確かに、こ
の方法は海、港湾、河川、湖沼などに堆積した粘土質の
ヘトロなどの含水軟弱地盤を改良するためには有効であ
る。しかし、今回の処理対象となる有機質が極めて多い
泥炭地盤に対しては、有利には適用し得ないことか判明
した。
本発明の地盤改良の対象となる泥炭地盤の土質は、日本
統一分類では高有機質土に属するものである。この工学
的分類の高有機質土には、ピート及び愚兄か含捷れる。
ピートは、ミズコケ、ヨシ、スケ、カヤなどの湿性植物
が枯死し、排水の不良と相まって、分解か不十分の−1
ま自然に堆積したもので植物繊維を含んでいる。首だ、
愚兄はビートに比べて有機質の分解が進み無定形の腐植
に富むものである。この高有機質土である泥炭地盤は圧
縮性がきわめて大きく、せん断強さが小さいという特性
がちシ、海、港湾、河川、湖沼などに堆積した粘土質の
ヘドロや軟弱土とは全くその物理的特性が異なるもので
ある。従って、このような泥炭地盤上に鉄道、道路、河
川堤防、宅地造成などのだめの盛土を築造する場合等に
は何らかの地盤改良を行うことが必要となる。
泥炭地盤の改良法としては、従来からも種々の工法が提
案されている。例えば、除去おきかえ法、ブレローブイ
ンク、サンドl−シン、ザントコンパクション、生石灰
パイル法、深層混合法なとか行われているか、エル]か
長いこと、1騒音振動か大きいこと、圧密効果か期待で
きないこと、経済的でないことなどの欠点かあシ、満足
ずへきものかない。含水軟弱地盤改良技術の中で現在最
も安価なものとしては、前記した2水石コウ、急冷高炉
滓及びセメントを用いる方法が知られているか、この方
法によっても、泥炭地盤を経済的に改良することは難し
い。
泥炭は、上述のように枯死した植物の繊維又はそれら団
塊の集合体であり、主として繊維のからみ合いによって
見掛上固形を保持しているに過ぎない。従って繊維のか
らみ合いのみで、強度を保持することはできない。強度
を保持できるように泥炭地盤を改良するためには、その
繊維のからみ合っている間隙内に、強度増加させる素材
を均一に分散させ、そこで、長期的に安定で強固な形成
と粘着物質の生成を円滑に遂行させ、形成した省略の相
互及O−繊維の間を1次的丑たは2次的に結合させるこ
とか必要である。しかしなから、泥炭には腐植か多量に
存在し、そのpH値か低い等のだめに、セメントなとの
凝結反応は非常に阻害されて、公知の手法ではその目的
を達成することは困姉である。それ故に、泥炭地盤の改
良を円滑かつ経済的に行うためには持株の技法を用いな
ければならない。
発明者らは、これらの技法の開発のために、鋭意研究を
重ねた結果、赤泥からなる前段処理剤と、2水石コウ、
微細急冷高炉滓及びポルトランドセメントからなる地盤
改良剤を泥炭地盤に添加・混合することにより、この目
的を達成することに成功した。
即ち、本発明によれば、泥炭地盤に対し、赤泥がもなる
前段処理剤と下記に示す重量割合範囲の3素材から構成
され、その合計が100部となるように規定した地盤改
良剤を添加・混合することが゛らなシ、前段処理剤の使
用重量割合が地盤改良剤100部に対して少なくとも1
5部であることを特徴とする泥炭地盤の改良方法が提供
される。
地盤改良剤=2水石コウ    5〜40部粒径100
〜1紬 1.〜65部 の急冷高炉滓 ポルトランド  、。〜61部 セメント 本発明においては、泥炭地盤に対し、その空隙の充填と
、泥炭地盤改良反応を円滑に遂行させるために、前段処
理剤として赤泥が用いられる。この赤泥は、微細粒子か
らなるために、からみ合った繊維の空隙に均等に分散し
易く、丑だ、地盤改良反応の素材原料の1つとして効果
的に作用する。
赤泥には、ンーグライト(3Na20・3At203・
5S102・nH2O)並ひにアルミン酸ソーダが含ま
れており、これらが、対象泥炭地盤のpH調節剤となシ
、更に、ポルトランドセメントの凝結反応によシ副生ず
る消石灰や他の地盤改良剤の素材成分との諸反応に寄与
する。地盤改良反応としては、(a)腐食や微細土粒子
等のカチオン交換反応、(b)エトリンガイト(3ca
o −At20B −3H20・2 s−34I−I2
0 )の生成反応、(C)トベルモライト鉱物類似相(
3CaO・2S+02・3H20)の生成反応、(d)
諸反応による非結晶ゲル状物質の生成、等が挙げられる
。アルミ化合物を反応原料とする(b)のエトリンガイ
ト生成要な骨格を形成する特徴かある。
泥炭地盤は植物繊維を含な高有機質土であるため、(a
)せん断強さが小さい、(b)圧縮性が極めて高い、(
C)間隙化が太きい、(d)含水比(重量)が100〜
1200%と太きい、など工学的性質が粘土質土とは大
きく異なっている。このことの理解のために、高有機質
土と粘土買出の1例との比較を第1表に示す。
第1表 湿潤密度ρt(Iffl)、    o、s〜1,14
 1.5〜17乾燥密度ρd(P/i)   o、os
 〜0.9  o、s 〜]、、5含水比W(係)10
0〜1200 30〜80強熱減量Li(係)    
 30〜98 20以下比   重Qs       
  1.13〜2126〜28間隙比C5〜2008〜
29 徒だ、泥炭地盤に含まれる有機成分は多く、その量が少
ない場合でもその含有重量が20係以上である。従って
、必然的にこの中には腐41μが多く含1れ、それに伴
い、その化学的な特性も粘土買出とは大きく異なる。カ
チオン交換容量は太きく(30〜280 meq/腐植
zoog−)、pH値は低い。
pH値は泥炭地盤の有機質の成分によシ異なるが、35
〜55の範囲におる。軟弱土を公知の地盤改良剤を用い
て改良する場合、対象土のpH値か低かったυ、腐植が
多く含まれると、セメントの凝結反応(水和反応)は防
害され、地盤改良剤としての機能は弱められ、その目的
を達成することか困離となる。
本発明においては、泥炭地盤に対して赤泥からなる前段
処理剤、2水石コウ、高炉滓及びポルトランドセメント
からなる地盤改良剤を添加・混合らなるものは知られて
いるが、本発明者らの研究ではこのような強度増加剤は
泥炭地盤に対する改良剤としては未だ不十分な”もので
あることが確認された。本発明者らは、この点の改良を
行うべく種々研究を重ねた結果、前記したように、泥炭
地盤を赤泥からなる前段処理剤、2水石コウ、高炉滓及
びポルトランドセメントを添加することにより、泥炭地
盤の改良を効率よく、かつ極めて経済的に行い得ると共
に、得られる改良地盤は極めて良質のものであることを
見出した。
前段処理剤である赤泥はボーキサイトからアルミナを抽
出する際に多量副生ずるもので、現在のところ、産業廃
棄物として取扱われ、海面埋立や海洋投棄などで処理さ
れているものであるが、このような処理は環境規制が厳
しくなるにつれて不可能になるばかシでなく、資源の有
効利用の面からも好捷しくない。本発明によれば、この
ような産業廃棄物として厄介物視されている赤泥を多量
有効利用するものであるから、その産業的意義は極めて
太きい。
本発明においては、処理の対象となる泥炭地盤か酸性を
示すので、赤泥はバイヤー法、アルミナ製造法の工程か
ら直接に排出されるアルカリ性のものを用いるのか最も
好ましいが、赤泥中の遊離アルカリを中和してpI−(
8としたものでも用いられる。また、その状態は、スラ
リー状あるいは脱水乾燥状の任意の状態で適用される。
ボーキサイトからアルミナを抽出する際に副生ずる赤泥
自体は遊離のアルカリを含むために強いアルカリ性(p
H12以上)を示し、その化学組成は原料ボーキサイト
の種類やその処理条件によシ異なるが、物理的組成はほ
ぼ一定している。乾燥したものの化学組成は、Fe2O
329〜40係、At20317〜24係、5iQ21
3〜19%、Na206〜10%、Ti022〜8 %
、Ca01〜4%、゛結合水9〜13係、付着水酸化ナ
トリウムNa2O0,2〜06係である。鉱物組成的に
は、アルミノケイ酸ナトリウム−(Na2O・Al−2
0B ・m Sin。・nH20) iたけソーダライ
ト化合物〔3(Na20−M2O3・2S102)2N
aX〕(X : C1、SO2など)が50±4係、赤
鉄鉱と針鉄鉱(ヘマタイl−eαFe2O3、ケーサイ
ト:αFe2O3・H2O)32±3係、石英(S 1
02 ) 4±1係、金紅石(アナターゼニー TiO
2) 6±1係、コランダム(At2o3)5±1係、
方解石3±1係 である。また湿潤時と乾燥時の物理的
性質は第2表の如くである。アルミ精錬残渣は、配管輸
送する場合、水分が35〜45俸のケーキ状のものを水
で希釈して通常固体濃度500〜600f/l  のス
ラリーとして取扱われる。
第2表 湿潤時 含水量  約40俸 単粒子  〈1μ 見掛粘度    50〜100Cp 1)H12以上 乾燥時 真比重   290〜295 充填かさ比重 軽  装       0.52 重  装       105 本発明では、赤泥は前記のようなスラリー状の!、1用
いることができるが、要すればそれを乾燥して用いるこ
ともできる。濾過したケーキ状の赤泥は、フラッシヱド
ライヤーなどで乾燥すれば付着水分1係以下の乾燥粉末
が容易に得られる。
なお、赤泥は輸送・堆積に際して一般土砂と同様な方法
にて取シ扱えるように、アルミナ製造法における赤泥分
離工程に於て排出された赤泥泥漿を常法により水分を除
去した後に、これを空隙比15以下として塊状化された
ものも産出されているが、この場合、これを添加剤に用
いる時にこれを粉砕または水に分散させて用いることが
好ましい。
本発明で用いる2水石コウの粒度は特に制約されず、粉
末あるいは粒状物で用いることができ、本発明の場合、
排煙脱硫工程で副生される2水石コウをはじめ、各種の
副生石コウを回収時の形態のままで用いることかで−き
る。
本発明は、このような産業廃棄物もしくは工業副産物(
後述の高炉滓もそうである)を資源として有効利用する
ものであシ、エコロジイーの面及び経済的な面において
も優れた特徴を有するものである。
本発明においては、地盤改良剤成分である2水石コウ、
微細急冷高炉滓及びボルトランドセメントは、泥炭地盤
に対し、それらを同時に添加・混合することもできるが
、泥炭地盤の改良をより好まし〈実施するには、それら
の成分を適当に区分けし、かつ、添加順序を特定するこ
とも重要である。本発明によれば、次のような地盤改良
剤が提供される。
地盤改良剤CD (添加剤1) 添加剤A  2水石コウ (添加剤2) 添加剤B   ポルトランドセメント(B+)40〜7
5重量係と粒貴台00 〜1μmの微細高炉滓(B2) 60〜25重量係の混貴台又は 未混合物 添加剤AとBの重量割合 添加剤A/添加剤B− 5/95〜40/60 地盤改良剤〔■〕 (添加剤1) 添加剤A’    2水石コウ(、&1)1o〜65重
量係と粒径100〜1μmの微細高 炉滓民)90〜45重量係の混貴 台又は未混合物 (添加剤2) 添加剤B′   ポルトランドセメント添加剤XとB′
の重量割合 添加剤A/添加剤B’= 70/30〜35/65 本発明の地盤改良剤の成分の1つである微細急冷高炉滓
は、製鉄高炉から副生ずる高炉滓(スラグ)を急冷して
得た粗粒状のものを更に粒径100μ以下に粉砕したも
のである。高炉滓の急冷は、行われる。一般的には、湿
式法による、所謂、高炉水滓と呼ばれているものが原料
として好適である。これは、製鉄高炉の副生物であるス
ラグを水で急冷して1〜5wnぐらいの砂状ないしは粒
状に砕いた水滓である。この組成は、鉄鉱石の成分やそ
の高炉や操作方針によって若干異なるが、およそ次のよ
うなものである。5IO230〜35%、At2031
3〜18%、Ca038〜45%、Fe2030f〜1
0係、Mg03〜6係、80.5〜10%、MnOo、
s 〜1.5%、Tie205〜1.0 ’%。
本発明において用いる微細急冷高炉滓は、アルカリや硫
酸塩などの刺激作用により水硬性を発揮し得る潜在水硬
性を有するものである。このような潜在水硬性は、高炉
滓を急冷し、その結晶化を回避して、結晶化エネルギー
を内部に保存した非結晶(ガラス状)のものとすること
によって得ることができる。高炉滓を徐冷して得た結晶
質のものけ、メリライト(ゲーレナイトCa2At2S
iO7・オケルマナイトCa2Mg5120□系固溶体
)とオルトケイ酸カルシウムを主要構成高物とする緻密
の結晶質であり、潜在水硬性がないので不適当である。
炉 また、この急冷高炉滓は、泥炭地盤のからみ合った繊維
の間隙に均一に分散させ、反応剤として利用するため、
できるだけ微細な状態で用いることが必要である。通常
の1〜5震の粗粒状の急冷高炉滓は泥炭地盤を構成して
いるからみ合った繊維間隙への分散が不十分の上、土壌
の強度増加反応に寄与する表面積が小さすぎ、反応性が
著しく低下するので不適当である。本発明の場合、10
0〜1禰の微細急冷高炉滓を用いるのが好ましい。
本発明においてはこのような微細急冷高炉滓を用いるこ
とによって、有利な地盤改良が達成される。
本発明で用いるボルト、ランドセメントは、日本工業規
格JIS R5210に準するものであるが、一般的に
はその内の普通ポルトランドセメントに準するものが用
いられる。しかし地盤処理の条件によっては、中庸熱ボ
ルドーラン、ドセメント、早強ポ)vトランドセメント
及び超早強セメントなどの規格に準するポルトランドセ
メントの単独またはこれらを混合したものを使用しても
よい。
本発明において、前記の地盤改良剤〔工〕と〔■〕にお
けるそれぞれの添加剤1と2の組成比及びそれらの重量
割合は、実験して総合的に見出したものである。これら
の条件以外では、総合的最適組成分のバランス比が得ら
れなくなシ、強度増加効果が小さくなシ、またその他の
問題を生じる。例えば、ポルトランドセメントの割合が
小さ過ぎると、その水利反応(凝固反応)によシ副生ず
るCa(OI−()zが少な過ぎ、これを引金として反
応を起こす微細急冷高炉滓による地盤改良方法が十分に
生起しないので、その目的を達成することができない。
また、2水石コウが不足すると、腐植などによるポルト
ランドセメントの水和反応への弊害を阻止することがで
きないのみならず、地盤改良反応に必要なエトリンガイ
ト生成反応の反別として必要なCaSO4分が不足する
ので、地盤改良の目的を十分に達成することができない
本発明においては、前段処理剤として用いる赤泥は、比
較的に多量用いることが必要であり、泥炭地盤中の固形
分(泥炭地盤を1.10 Cで乾燥した後の乾固型量分
)100重量部に対し、少くとも30重量部、好ましく
は50〜300重量部である。前記したように泥炭地盤
は、からみあった繊維の空隙を有するが、この泥炭地盤
を赤泥にょこれにより、赤泥微粒子がその繊維プ隙を充
てんして、その後で加えるセメントの凝結反応の弊害と
なる腐植などによる悪影響を抑制させると共に、また泥
炭地盤のJ)H値の改善か行われる。そのために、後で
添加する添加剤の反応か円滑に起ると共に、泥炭地盤は
、地盤中の繊維を含んだまま固化され、その結果として
、効率的な強度増加が達成される。
捷た、本発明で用いる前段処理剤である赤泥の添加量は
、添加剤1及び2の添加量に対して規定することも重要
で、泥炭地−盤の強度増加においては、一般的には、乾
固重量で表わして、添加剤1と2合計重量100部に対
し少なくとも15部、好ましくは40部以上、通常60
〜200部の割合で用いられる。との赤泥の使用割合は
、一般的には高い程好ましいが、余シにも高くすると、
添加剤1及び2を加えた場合の地盤改良効果が低下する
。従って、必要以上に大過剰の赤泥を用いると、その目
的を達成するために、地盤改良剤の総添加量を多くする
ことが必要となり、経済的でない。それ故に赤泥の添加
量は泥炭地盤の質及び所望する地盤改良の目的に応じて
定められるが、その上限割合は添加剤1と2の合計重量
100部に対し、300部以下とするのがよい。また、
赤泥の使用割合が小さ過ぎると、その割合が過剰の時と
同様に、効果的な地盤改良が達成できなくなる。
従って、赤泥の割合は添加剤1と2の合計重量100部
に対して少なくとも15重量部、好ましくは、40重量
部以上を用いる必要がある。
本発明において地盤改良剤〔■〕または(IDを用いて
泥炭地盤の改良を効果的に行なうには、前段処理剤であ
る赤泥を添加剤2(添加剤B又は添加剤B’)に先だっ
て泥炭地盤に添加・混合することと、添加剤2は最後に
泥炭地盤に添加・混合することが非常に重要である。具
体的な前段処理剤及び添加剤1と2の好ましい添加の順
序は次の(a)〜(d)の如くである。
(a)泥炭地盤を赤泥で前段処理した後に、添加剤1(
添加剤A又は添加剤A′)と添加剤2(添加剤B又は添
加剤B’ )を順次添加・混合する。
(b)泥炭地盤な赤泥で前段処理した後に添加剤1と2
を同時に添加・混合する。
(C)前段処理剤である赤泥を添加剤“1と同時に泥炭
地盤に添加・混合した後に添加剤2を添加・混合する。
(d)添加剤1を泥炭地盤に添加・混合した後に、前段
処理剤と添加剤2を順次添加・混合する。
このように、添加剤2の添加・混合以前に泥炭地盤を処
理すると、セメントの凝結反応の弊害となる腐植などの
悪影響は防止された上に、対象土のpH値か改善され、
しかも、この泥炭地盤は地盤改良の反応性が高められた
状態となる。従って、次いで添加剤2を添加・混合する
と、添加剤1゜2の諸成分及び赤泥成分や微細土粘土と
の間で各種の反応が並行して起こり、その地盤改良に必
要な骨格及びそれを接着させる粘着性の非結晶ゲル状物
質が処理土中に形成される。それ故に、泥炭地盤の強度
は増加され、目的の地盤改良が達成される。
本発明の地盤改良の反応としては、前述の如く(a)腐
植や微細土粒子のイオン交換反応、(1))工1. I
Jンガイト(3CaO−At203・3CaS04・2
8〜32H20)の生成反応、(C)トベルモライト鉱
物類似相(3Ca0・2S102・3H20)の生成す
るポゾラン反応、(d)諸ら 反応による非結晶ゲル物質の生成が挙げゆれる。
本発明の方法では、泥炭地盤に対し、赤泥処理を施すこ
とによシ、添加剤1及び2のみの添加による地盤改良効
果よシも著しく高められた泥炭地盤の改良効果が得られ
る。
以上述べたことから理解される如く添加剤2を最初に加
えたり、あるいは前段処理剤である赤泥の添加前に加え
たりすることは、地盤改良効果の上で余シ望ましくない
。添加剤2はポルトランドセメント(添加剤■)又はポ
ルトランドセメントを含む(添加剤B)ため、前述した
地盤改良に必要な諸反応の引金となるポルトランドセメ
ントの水利反応に弊害を及ぼす状態で取シ扱われると、
その地盤改良効果が著しく低下する。改良対象の泥炭地
盤は、前述の如くポルトランドセメントの水和反応を著
しく阻害する下記(a)と(b)の状態となっている。
(a)pl−I値35〜55という酸性状態となってい
る。
(b)夾雑物として好ましくない腐植が多量に含まれて
いる。
なお、地盤改良剤〔■〕の添加剤2(添加剤B)を構成
するB1およびB2素材、さらに地盤改良剤CIDの添
加剤工(添加剤A)を構成するAlおよびA′2素材は
、それぞれ初めから、これらの素材の混合物(B)十B
′2)および(A′1+A′2)の形で用いることが好
ましいが、場合によっては、未混合物の形で、それぞれ
の素材を対象地盤に添加・混合することもできる。
おいて 本発明に姿れ4は、添加物1および2の取シ扱い方とし
て、これらの添加剤をいずれも粉末捷たはスラリー状と
して、泥炭地盤に添加することができる。
泥炭地盤の改良においては、所定の強度を得るために必
要な地盤改良剤の配合、または、添加率を定める必要が
ある。地盤改良強度は、その目的によシ決定されるが、
一般的な所要強度としては工軸圧縮強さで05〜4ky
−f肩と低く、通常、05〜2 kyf/crd範囲の
場合が多い。改良する泥炭地盤の種類やその含水比の相
違により地盤改良剤の添加率は異なるが、1軸圧縮強さ
を05〜21gf/crftに改良する場合は、泥炭地
盤(固形分換算)100重量部当シ、添加剤1と2の総
量が通常80〜160重量部程度加えればよい。
本発明の方法は、泥炭地盤の含水比によって特に制約さ
れるも゛のではなく、含水比が低い100〜200%の
ものはもちろん、含水比が高い500〜1200% と
いうものに対しても有利に適用することができる。
本発明は任意の泥炭地盤に対して適用されるが、この場
合、泥炭地盤が土地の表面部付近又は深層にあるかに関
係なく適用することができる。泥炭地盤が土地の表面付
近にある場合、バックホー、クラムシェル、プロペラ攪
拌機などを混合手段として用いて泥炭地盤と添加剤との
混合を行うことができるし、深層にある場合には、オー
ガーなどで地面を泥炭層の部分まで穿孔すると同時に各
添加剤をその穿孔を通じて泥炭層部分に送少込み、添加
剤とその周囲の泥炭とを、オーガーの下部に取付けた攪
拌翼によシ機械的に地中で混合させることができる。な
お、改良の対象となる泥炭地盤は、火山灰やその他の堆
積物で覆われ、その下層には砂質シルト層が存在してい
ることが多いか、このような場合、施工工事上杵される
ならば、この表層の火山灰や下層の砂質シルト層の1部
を泥炭に混ぜて本発明の方法で処理することが好ましい
。このような地盤処理を行うとよシ効果的に泥炭地盤を
改良することができる。
本発明によシ泥炭地盤を改良する場合、得られる改良地
盤は、所望の圧縮強度が付与されたものであるが、さら
に有利なことには、幾分の弾性を有すると共に、引張強
さ等においても改善されたものになる。即ち、泥炭地盤
の場合、その成分として、未分解の植物繊維質を多量に
含むことから、この繊維質が地盤改良に際し、その繊維
補強剤やフィラーとして作用し、得られる改良地盤に対
し、弾性を与えると共に、高められた引張強さを与える
次に本発明を実施例によシ詳細に説明する。なお、後記
実施例において、泥炭に添加・混合する赤泥は、アルミ
精錬工場において、水により希釈されて配管輸送されて
いるものを採取し、これを真空濾過したケーキ状のもの
を用いた。この赤泥の性状は次の通りである。
平均粒径  0.55μ 含水率 662% 密  度   1.85 VCr/l pH13,05 組  成   5L02268%、At203172係
Fe20336.9%、Na2O9,6%また、2水石
コウとしては、排煙脱硫工程で副生じた2水石コウ粉末
(平均粒径53μ、含水率9係、組成: Ca031.
2%、5O344]%)を用いた。
また、微細急冷高炉滓〔地盤改良剤[I)の添加剤2(
添加剤B)を構成する素材B2、地盤改良表面積360
0〜4000 c)fl/f、即ち平均粒径的41Lm
、組成: 810232〜35 %、At20315〜
16多、CaO41〜44係、Mg04〜6 %、Fe
20305〜12%、80.8〜1.0%、 偏光顕微
鏡下の観察ではほとんど組品物質を含まずガラス質であ
った)を用いた。また、普通ポルトランドセメント〔地
盤改良剤CI)の添加剤2(添加剤B)を構成する素材
B1、地盤改良剤(IIIの添加剤2(添加剤B’)は
、市販品(ブレーシ法測定による比表面積330 oc
yV!−)を用いた。なお、添加剤Bおよび添加剤Xは
、所定の各素材と量をそれぞれ均一に混合して使用した
。供試泥炭としては、下記の特性を持つ埼玉県大宮市の
泥炭(有機質上)を用いた。
含水比      756% 見掛比重(含水比756襲の)   1.03 s g
−f/mpH値         45 強熱減量(有機物含有量)   574係実施例1 供試泥炭1靜(固形分として1211g)に対し、赤赤
泥150t(乾燥赤泥として94ky)、2水石コウ4
5に!、微細急冷高炉水滓85kg、ポルトランドセメ
ンh85kyの各素材を第4表に示した種々の組み合せ
と添加順序で、供試泥炭に添加・柑 混合した。次に、この混合試料を、内径50mn、高さ
100Mの円筒型モールドに注入し5.2o±1C飽和
湿度飽和部恒湿養成器内で所定期間養成し   類だ後
脱型し、その1軸圧縮強さをJISA1216T、19
79 (iの1軸圧縮試験法)に従い測定した。
その結果を第4表に示す。また、微細急冷高炉滓の粒度
が泥炭地盤改良の効果に及はす影響を比較するために、
粗粒状の高炉水滓を用いて同様に試験を行った。この結
果、改良土の1軸圧縮強さは、微細高水滓を素材に用い
た時の02〜0.15となった。なお、使用した高炉水
滓の微細と粗粒の粒度分布は第3表の通シである。
また、2水石コウの粒度が泥状地盤改良に及ぼす影響を
比較するために、平均粒径約06解のものを用いた場合
には、改良土の1軸圧縮強さは微細2水石コウを用いた
時の05〜07であった。
実施例2 地盤改良剤〔工〕を用い、供試泥炭へ赤泥RMとAを同
時に加えた後に添加剤Bを添加する実施例1の処理方法
で、添加剤AとBの添加総量を215kgとし、添加剤
Aと添加剤B(素材Bl/素材B2の重量比=5015
0)の重量割合を変化させる他は実施例1と同様な条件
で試験を行った。その結果、材令7日月の改良土の1軸
圧縮強さは第5表の如くであった。
第5表 実施例3 実施例2中の添加剤A451g、添加剤B170kgに
おいて、添加剤Bを構成する素材B、(ポルトランドセ
メント)と素材B2(微細高炉水滓)の重量割合B1/
B2を変化させ、実施例1と同様にして試験を行った。
その結果、材令7日月の改良土の1軸圧縮強さは第6表
の如くであ、った。
第6表 実施例4 地盤改良剤[IDを用い、供試泥炭へ赤泥R,MとXを
同時に加えた後に添加剤Bを添加する実施例1の処理方
法で、添加剤A’z3oky、添加剤ゴ85峙とし、添
加剤Xを構成する素材A’、(2水石コウ)と素材A’
2 (微細高炉水滓)の重量割合を変化させ、実施例1
と同様にして試験を行った。その結果、制令7臼目の改
良土の1軸圧縮強さは第7表の如くであった。
第7表 実施例5 地盤改良剤[1)を用い、添加剤A’ (素材A′1 
 と素材A′20重量割合X1/A′2−3o/7o)
と添加剤B′の添加総量を180kyとし、添加剤Xと
B′の重量割合を変化させた他は実施例4と同様にして
試験を行った。その結果、材令7口重の改良土の1軸圧
縮強さは第8表の如くであった。
第8表 実施例6 実施例中の添加剤A45kp、添加剤B170に11(
B、/B2= so / 50 )にオイテ、供試泥炭
1 m’に対し、赤泥R,Mの添加量を0〜300tに
変化させた場合について、実施例2の方法で試験を行っ
た。その結果、材令3日と7日のノ軸圧縮強さは第9表
の如くであった。
第9表 手  続  補  正  書 昭和58年6月9日 特許庁長官  若 杉 和 夫  殿 1、事件の表示 昭和57年特許願第222625号 2、発明の名称   泥炭地盤の改良方法3、補正をす
る者 事件との関係  特許出願人 住 所  神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番
1号 氏 名  (328)千代田化工建設株式会社代表者玉
置正和 4、代理人〒151 住 所  東京都渋谷区代々木1丁目58番10号5、
補正命令の日付  自 発 8、補正の内容 本願明細書中において次の通り補正を行います。
(1)特許請求の範囲を別紙の通り訂正します。
(2)第7頁第1行の「泥炭地盤に対し、」を、「泥炭
地盤に対し;」に訂正します。
(3)第7頁第5行の「からなり、」を「からなり;」
に訂正します。
(4)第8頁第5行のr(3Ca○−ARI○3・3’
h0・28−34 H2O)、11 を、’(3CaO
−AQ203・3CaSO+・28〜34H20)」に
訂正します。
(5)第10頁第7行の「前段処理剤、」を、「前段処
理剤と、」に訂正します。
(6)第10頁下から第5行〜第3行の「盤を赤泥から
なる・・・・・添加することにより、」を次の文の通り
訂正します。
「盤に;赤泥からなる前段処理剤と、2水石コウ、高炉
滓及びポルトランドセメントの三素材から構成される地
盤改良剤を添加することにより;」 (7)第11頁第1行の「赤泥はボーキサイト」を、「
赤泥は、ボーキサイト」に訂正します。
(8)第11頁第4行〜第5行の「処理されている・・
・・このような処理は」を、「処理されている。しかし
、このような赤泥処理は、」に訂正します。
(9)第11頁下から第1行の「示し、その化学組成は
原料」を、「示し;その化学組成は、原料」に訂正しま
す。
(10)第12頁下から第4行の[アルミ精錬残渣は、
」を、[赤泥(アルミ精錬残渣)は、」に訂正します。
(11)第13頁第4行(第2表中の第3行目)の「〈
1μ」を、 「〈1μm」に訂正します。
(12)第14頁第1行の「赤泥は輸送」を、「赤泥は
、輸送」に訂正します。
(13)第16頁下から第10行の「成分」を、「素材
」に訂正します。
(14)第17頁下から第5行の「構成直物」を、「構
成鉱物」に訂正します。
(15)第18頁下から第5行の「ものを使用してもよ
い。」を、「ものが使用される。」に訂正します。
(16)第18頁下がら第1行の「総合的最適」を、「
総合的な最適」に訂正します。
(17)第19頁第1行の「強度増加効」を、「強度増
加の効」に訂正します。
(18)第23頁下がら第7行の[加えたりすることは
、」の後に「その作業性や」を加入します。
(19)第24頁第3行の「っている。」の後に次の文
を加入します。「従って、前段処理剤を添加剤2に先だ
って泥炭地盤に添加・混合することが非常に重要となる
。」 (20)第25頁下がら第3行の「することができる。
」の後に「例えば、」を加入します。
(21)第26頁第2行の「ができるし、jを、「がで
きる。また、」に訂正します。
(22)第27頁第8行の「されているものを」を、[
されているアルミ精錬残渣をJに訂正します。
(23)第29頁下がら第3行の「0.2〜0.154
を、「強さの20〜15%の値」に訂正します。
(24)第32頁第1行〜第4行の「また、・・甲であ
った。」を削除します。
「 特許請求の範囲 (1)泥炭地盤に対し上赤泥からなる前段処理剤と下記
に示す重量割合範囲の3素材から構成され、その合計が
100部となるように規定した地盤改良剤を添加・混合
することからなり土前段処理剤の使用重量割合が地盤改
良剤100部に対して少なくとも15部であることを特
徴とする泥炭地盤の改良方法。
地盤改良剤:2水石コウ     5〜40部粒径10
0〜1μm   15〜65部の急冷高炉滓 ポルトランド   30〜65部 セメント (2)泥炭地盤に対して、赤泥からなる前段処理度を添
加・混合した後に上2水石コウからなる添加剤Aと、ポ
ルトランドセメントB1と粒径100〜1μmの微細急
冷高炉滓B2とから構成される添加剤Bとを同時に、又
は添加剤Aの後に添加剤Bを添加・混合することからな
り上添加剤Bを構成する素材Biと82の重量割合B□
/B2が40/60〜75/25の範囲で、添加剤Aと
Bの重量割合A/Bが5/95〜40/60の範囲であ
る特許請求の範囲第1項の方法。
(3)泥炭地盤に対して土赤泥からなる前段処理剤と、
2水石コウからなる添加剤Aを同時く、又は添加剤Aの
後に前段処理剤を添加・混合し士その後に、ポルトラン
ドセメントB1と粒径100〜1μmの微細急冷高炉滓
B2から構成される添加剤Bを添加・混合することから
なり上添加剤Bを構成する素材B上とBzの重量割合B
1/B2が40/60−75/25の範囲で、添加剤A
とBの重量割合A/Bが5/95〜40/60の範囲で
ある特許請求の範囲第1項の方法。
(4)泥炭地盤に対して、赤泥からなる前段処理剤と、
ポルトランドセメントからなる添加剤B′を同時にユ又
は添加剤A′の後に添加剤B′を添加・混合することか
らなり上添加剤A′を構成する素材Ai′ と八≦の重
量割合へ了/Aジが10/90〜65/35の範囲で、
添加剤A′とB′の重量割合A’ /B’ が70/3
0〜35/65の範囲である特許請求の範囲第1項の方
法。
(5)泥炭地盤に対し土赤泥からなる前段処理剤と、2
水石コウ岨と粒径100〜1μmの微細急冷高炉滓A1
から構成される添加剤A′を同特にユ又は添加剤A′の
後に前段処理剤を添加・混合し士その後に、ポルトラン
ドセメントからなる添加剤B′を添加・混合することか
らなり上添加剤A′を構成する素材号とAなの重量割合
A/ /A/ が10/90〜65/35の範囲で、添
加剤A′と添加剤B′の重量割合A’ /B’ が70
 / 30〜35/65の範囲である特許請求の範囲第
1項の方法。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)泥炭地盤に対し、赤泥からなる前段処理剤と下記
    に示す重量割合範囲の3素材から構成されその合計が1
    00部となるように規定した地盤改良剤を添加・混合す
    ることからなり、前段処理剤の使用重量割合が地盤改良
    剤100部に対して少なくとも15部であることを特徴
    とする泥炭地盤の改良方法。 地盤改良剤:2水石コウ   5〜40部粒径100〜
    1μm□5〜69部 の急冷高炉滓 ポルトランド 、。〜65部 セメント (2)泥炭地盤に対して、前段処理を添加・混合した後
    に、2水石コウからなる添加剤Aと、ポルトランドセメ
    ントB1と粒径100〜1μm の微細急冷高炉滓B2
    とから構成される添加剤Bとを同時に、又は添加剤への
    後に添加剤Bを添加・混合することからなシ、添加剤B
    を構成する素材B7とB2の重量割合Bl/B2が40
    /60・〜75/25の範囲で、添加剤AとBの重量割
    合A/Bが5/95〜40/60の範囲である特許請求
    の範囲第1項の方法。 、(3)泥炭地盤に対して、赤泥からなる前段処理剤と
    、2水石コウからなる添加剤Aを同時又は添加剤への後
    に前段処理剤を添加・混合し、その後に、ポルトランド
    セメントB1と粒径100〜1μmの微細急冷高炉滓B
    2から構成される添加剤Bを添加・混合することからな
    り、添加剤Bを構成する素材B1とB2の重量割合B1
    /B2が40/60〜75/25の範囲で、添加剤Aと
    Bの重量割合A/Bが5795〜4.0/60の範囲で
    ある特許請求の範囲第1項の方法。 (4)泥炭地盤に対して、赤泥からなる前段処理剤を添
    加・混合した後に、2水石コウ泊 と粒径100〜1μ
    mの微細急冷高炉滓4から構成される添加剤A′と、ポ
    ルトランドセメントからなる添加剤B′を同時に又は添
    加剤Xの後に添加剤B′を添加・混合することからなり
    、添加剤A′を構成する素材is:1とA′2の重量割
    合A′シ′X2が10/90〜65/35の範囲で、添
    加剤XとB′の重量割合A′/B′が70/30〜35
    /65の範囲である特許請求の範囲第1項の方法。 (5)泥炭地盤に対し、赤泥からなる前段処理剤と、2
    水石コウA′1と粒径100〜1μmの微細急冷高炉滓
    A’2から構成される添加剤A′を同時に又は添加剤A
    ′の後に前段処理剤を添加・混合し、その後に、ポルト
    ランドセメントからなる添加剤B′を添加・混合するこ
    とからなり、添加剤A′を構成する素材X1とX2の重
    量割合A′1/A′2か10/90〜65/35の範囲
    で、添加剤へ と添加剤B′の重量割合A′/B′が7
    0/30〜35/65の範囲である特許請求の範囲第1
    項の方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011038104A (ja) * 1998-04-15 2011-02-24 Anyway Solid Environmental Solutions (Barbados) Ltd 土の工学的性質を改良するための化学薬品
CN102093896A (zh) * 2010-12-10 2011-06-15 湖南省土壤肥料研究所 降低酸性镉污染土壤镉生物有效性的土壤调理剂及对土壤进行改良的方法
CN112742856A (zh) * 2020-12-15 2021-05-04 江苏省环境工程技术有限公司 应用废弃物基改良剂修复重金属和有机污染土壤的方法

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