JPS59112928A - 1,1,2,2−四塩化エタンの再生方法 - Google Patents
1,1,2,2−四塩化エタンの再生方法Info
- Publication number
- JPS59112928A JPS59112928A JP22298382A JP22298382A JPS59112928A JP S59112928 A JPS59112928 A JP S59112928A JP 22298382 A JP22298382 A JP 22298382A JP 22298382 A JP22298382 A JP 22298382A JP S59112928 A JPS59112928 A JP S59112928A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tetrachloroethane
- ethane
- tetrachloride
- adsorbent
- degraded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は劣化し;i 1.1.2.2−四塩化エタン(
以下琳に四塩化エタンと称する。)の再生方法に関する
もので、酸分を含有し黄色に着色した四塩化エタンを簡
易な方法で再生し、酸分を含まない無色透明の四塩化エ
タン金得るところにある。
以下琳に四塩化エタンと称する。)の再生方法に関する
もので、酸分を含有し黄色に着色した四塩化エタンを簡
易な方法で再生し、酸分を含まない無色透明の四塩化エ
タン金得るところにある。
四塩化エタンは、アセチレンを塩素化して、あるいはエ
チレンを塩素化して三塩化エタンをつくり、さらにそれ
を置換塩素化して、三塩化エタンを経て、合成すること
ができる。
チレンを塩素化して三塩化エタンをつくり、さらにそれ
を置換塩素化して、三塩化エタンを経て、合成すること
ができる。
四塩化エタンは主としてトリクロルエチレンの原料とし
て使われているが、その他重合や合成反応の溶媒として
、あるいは樹脂の溶解や改質用として、あるいは抽出剤
等に利用されている。
て使われているが、その他重合や合成反応の溶媒として
、あるいは樹脂の溶解や改質用として、あるいは抽出剤
等に利用されている。
四塩化エタンのような飽和多塩素化炭化水素は、一般に
熱により、あるいは金属との接触により脱塩酸されやす
く、又水の存在により加水分解反応を起こしやすい。さ
らには酸化を受けやすい性質があり、こうした性質によ
り劣化しやすく、特に安定剤を含まない場合、その劣化
は著しい。四塩化エタンU、1,1.2−三塩化エタン
や五塩化エタン程顕著ではないが、こうした特徴?有し
きちんと管理しておかないと劣化するものである。
熱により、あるいは金属との接触により脱塩酸されやす
く、又水の存在により加水分解反応を起こしやすい。さ
らには酸化を受けやすい性質があり、こうした性質によ
り劣化しやすく、特に安定剤を含まない場合、その劣化
は著しい。四塩化エタンU、1,1.2−三塩化エタン
や五塩化エタン程顕著ではないが、こうした特徴?有し
きちんと管理しておかないと劣化するものである。
劣化した四塩化エタン中には遊離の塩酸分や有機酸が含
まれており、このままでは前記の如き用途には使用でき
ない。またそのままにしておくとさらに劣化が進み、酸
分が多くなり、貯蔵容器の腐食を起し、黄色に変色する
と同時に腐食物により、ますます%劣化が促進されてい
く。
まれており、このままでは前記の如き用途には使用でき
ない。またそのままにしておくとさらに劣化が進み、酸
分が多くなり、貯蔵容器の腐食を起し、黄色に変色する
と同時に腐食物により、ますます%劣化が促進されてい
く。
従って、劣化した四塩化エタンは出来る限り早く酸分等
を除いて再生する必要がある。
を除いて再生する必要がある。
劣化した四塩化エタンを再生するには一般に次のような
方法が考えられる。しかしながらこれらの方法は簡便で
7有効な方法とは言い難い0例えば水洗して酸分を除き
乾燥する方法が考えられる。しかし酸分には無機酸の他
に有機酸も含まれており、水洗では充分に除去できず、
すぐ劣化が始まる。また脱水乾燥に費用が嵩むという欠
点がある。
方法が考えられる。しかしながらこれらの方法は簡便で
7有効な方法とは言い難い0例えば水洗して酸分を除き
乾燥する方法が考えられる。しかし酸分には無機酸の他
に有機酸も含まれており、水洗では充分に除去できず、
すぐ劣化が始まる。また脱水乾燥に費用が嵩むという欠
点がある。
酸の除去を完全に行うために、水の代りに苛性ソーダ液
の如く、アルカリ液で洗浄除去することが考えられる。
の如く、アルカリ液で洗浄除去することが考えられる。
しかしアルカリ濃度が高いと四塩化エタンの脱塩化水素
反応を生じトリクロルエチレンが生成する。アルカリ濃
度を薄くすれば酸の除去が充分でなく、また脱水乾燥を
しなければならず、水で洗浄する場合と殆ど変りはない
。
反応を生じトリクロルエチレンが生成する。アルカリ濃
度を薄くすれば酸の除去が充分でなく、また脱水乾燥を
しなければならず、水で洗浄する場合と殆ど変りはない
。
苛性ソーダの如きアルカリ溶液でなく、アミンの如く塩
基性有機物で中和することが考えられるが、アミンを添
加したままでは中和されたようでも一時的で、間もなく
劣化が始まる。また、アミンにより着色したり、臭くな
る0又アミンと酸分により高沸物が生成、蓄積していく
。これを除くべくさらに蒸留を行うと、蒸留時に分解し
塩化水素全発生し、トリクロルエチレンが生成するとい
う悪循環が起る。
基性有機物で中和することが考えられるが、アミンを添
加したままでは中和されたようでも一時的で、間もなく
劣化が始まる。また、アミンにより着色したり、臭くな
る0又アミンと酸分により高沸物が生成、蓄積していく
。これを除くべくさらに蒸留を行うと、蒸留時に分解し
塩化水素全発生し、トリクロルエチレンが生成するとい
う悪循環が起る。
アミンを入れずにそのまま蒸留することが考えられる。
しかし単なる蒸留では酸分は除去できない。高温で加熱
するため分解し、塩化水素が発生する。加熱温度を下げ
るため減圧で蒸留する手段があるが、これは蒸留塔、コ
ンデンサー、加熱釜、真空ポンプ等設備に費用がかかり
、誰でもが簡単に出来る方法ではない。
するため分解し、塩化水素が発生する。加熱温度を下げ
るため減圧で蒸留する手段があるが、これは蒸留塔、コ
ンデンサー、加熱釜、真空ポンプ等設備に費用がかかり
、誰でもが簡単に出来る方法ではない。
以上述べた如く劣化した四塩化エタンの再生は極めてむ
つかしく、従来考えられる方法では、いずれも満足な結
果は得られない。
つかしく、従来考えられる方法では、いずれも満足な結
果は得られない。
そこで本発明者等は、劣化した四塩化エタンの再生方法
について鋭意検討した結果、簡易なる手段で再生できる
方法を見出して、本発明全完成したO 即ち本発明は、劣化した四塩化エタンを天然のシリカア
ルミナゲルを精製してなる吸着剤と接触させて再生する
ことにあり、酸分や着色高沸物を除去して、中性で無色
透明の四塩化エタンを得ることにある。
について鋭意検討した結果、簡易なる手段で再生できる
方法を見出して、本発明全完成したO 即ち本発明は、劣化した四塩化エタンを天然のシリカア
ルミナゲルを精製してなる吸着剤と接触させて再生する
ことにあり、酸分や着色高沸物を除去して、中性で無色
透明の四塩化エタンを得ることにある。
本発明における天然のシリカアルミナゲルを精製してな
る吸着剤とは、天然のシリカアルミナゲルを原料として
精製した吸着剤を云い、天然鉱物から精製成型したシリ
カアルミナゲルとして一般に市販されているものに、例
えば商品名「セカード」として市販されている品川白煉
瓦製のものがある。
る吸着剤とは、天然のシリカアルミナゲルを原料として
精製した吸着剤を云い、天然鉱物から精製成型したシリ
カアルミナゲルとして一般に市販されているものに、例
えば商品名「セカード」として市販されている品川白煉
瓦製のものがある。
本発明において劣化した四塩化エタンを再生する際、前
記吸着剤を四塩化エタンに接触させる方法としては、パ
ッチ式でも連続式でもよい。
記吸着剤を四塩化エタンに接触させる方法としては、パ
ッチ式でも連続式でもよい。
バッチ式の場合、所定量の四塩化エタン中に本発明にお
ける吸着剤を所定量投入し、振盪、撹拌した後、静置、
分離すればよい。吸着剤の投入量は四塩化エタンの劣化
具合によるが、四塩化エタン1,000−当り2〜10
0tが適当である。
ける吸着剤を所定量投入し、振盪、撹拌した後、静置、
分離すればよい。吸着剤の投入量は四塩化エタンの劣化
具合によるが、四塩化エタン1,000−当り2〜10
0tが適当である。
連続式の場合は所定量の吸着剤を充填した層の下部より
、劣化した四塩化エタンを供給すれば上部より無色透明
な液体が溢流してくる〇四塩化エタンの充填層への供給
速度は5V=5〜50 hr が好ましく、これより
下まわる値では経済的に好ましくなく、又これを上まわ
る値では脱酸効果等力監悪くなる恐れがある。連続式の
場合は充填層、ポンプ等を必要とするが、加熱、冷却等
の手段は特に必要としなく、常温で操作できる0 かくの如く本発明による方法は簡梗にして経済的で、有
効な再生方法である。
、劣化した四塩化エタンを供給すれば上部より無色透明
な液体が溢流してくる〇四塩化エタンの充填層への供給
速度は5V=5〜50 hr が好ましく、これより
下まわる値では経済的に好ましくなく、又これを上まわ
る値では脱酸効果等力監悪くなる恐れがある。連続式の
場合は充填層、ポンプ等を必要とするが、加熱、冷却等
の手段は特に必要としなく、常温で操作できる0 かくの如く本発明による方法は簡梗にして経済的で、有
効な再生方法である。
以下に本発明にもとづ〈実施例を記述するが、実施例の
条件に限定されるものではないO実施例1 黄色に着色した四塩化エタン500mfe分液ロートに
採り、これに吸着剤として品川白煉瓦製のシリカアルミ
ナゲル「セカードKWj’k15r入れ、10分間振盪
後固液分離したところ、無色透明の四塩化エタンを回収
することができた。
条件に限定されるものではないO実施例1 黄色に着色した四塩化エタン500mfe分液ロートに
採り、これに吸着剤として品川白煉瓦製のシリカアルミ
ナゲル「セカードKWj’k15r入れ、10分間振盪
後固液分離したところ、無色透明の四塩化エタンを回収
することができた。
セカードKW′で処理する前、後の四塩化エタンの性状
を比較すると、次の通りであったO表
1 ここでいうpHは、次のような方法で測定した値である
。
を比較すると、次の通りであったO表
1 ここでいうpHは、次のような方法で測定した値である
。
四塩化エタンを等容量の中性水と混合し、3分間よく振
盪し、四塩化エタン中の酸分を水に抽出する。静置後、
水を分離し、pHメーターで測定する。
盪し、四塩化エタン中の酸分を水に抽出する。静置後、
水を分離し、pHメーターで測定する。
実施例2
ドラム缶にて貯蔵した四塩化エタンが劣化し酸性となっ
たため、実施例1と同じく吸着剤セカードKWを用いて
再生した。
たため、実施例1と同じく吸着剤セカードKWを用いて
再生した。
300 kgの、劣化した四塩化エタンの入ったドラム
缶にセカードKW w 4.0 kg投入し、7日間放
置した。この間時々ドラム缶を転がして四塩化エタンと
七カード謀を混合した。7白抜ドラムポンプで円筒状F
rr、’e通して移しかえたOセカード謀処理前、後に
おける四塩化エタンの性状は次の通りであった。
缶にセカードKW w 4.0 kg投入し、7日間放
置した。この間時々ドラム缶を転がして四塩化エタンと
七カード謀を混合した。7白抜ドラムポンプで円筒状F
rr、’e通して移しかえたOセカード謀処理前、後に
おける四塩化エタンの性状は次の通りであった。
表 2
実施例3
内径20謂のガラス管にセカードKWを100ゴ充填し
、垂直に立て上、下をガラスウールで固定した。下部よ
り劣化した四塩化エタンil、500m//hrの速度
で5時間連続供給し、上部より再生品を回収した。
、垂直に立て上、下をガラスウールで固定した。下部よ
り劣化した四塩化エタンil、500m//hrの速度
で5時間連続供給し、上部より再生品を回収した。
処理前の四塩化エタンの性状と5時間後のそれとを比較
すると次の如くであった。
すると次の如くであった。
以上の実施例で示す如く、本発明によれば劣イヒした四
塩化エタンを簡単に再生できること力Kf4J明するO 特許出願人 東h18成化学工梁株式会社
塩化エタンを簡単に再生できること力Kf4J明するO 特許出願人 東h18成化学工梁株式会社
Claims (1)
- 1、劣化した1、 1.2.2−四塩化エタンを、天然
のシリカアルミナゲルを精製してなる吸着剤と接触させ
ることを特徴とする劣化した四塩化エタンの再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22298382A JPS59112928A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 1,1,2,2−四塩化エタンの再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22298382A JPS59112928A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 1,1,2,2−四塩化エタンの再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59112928A true JPS59112928A (ja) | 1984-06-29 |
Family
ID=16790955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22298382A Pending JPS59112928A (ja) | 1982-12-21 | 1982-12-21 | 1,1,2,2−四塩化エタンの再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59112928A (ja) |
-
1982
- 1982-12-21 JP JP22298382A patent/JPS59112928A/ja active Pending
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