JPS59110422A - コイル巻ほぐれ防止装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷延薄板鋼帯、表面処理薄板銅帯等。

比較的薄板の銅帯コイルの製造工程中における巻はぐれ
を防止するに好適なコイル巻はぐれ防止装置に関する。

従来コイル状に巻取られた銅帯のコイルエンドは、以下
の谷方法によってコイル本体に保持されている。すなわ
ち、（１）テンションリール上［するコイルのコイルエ
ンドを作業員がガムテープ等のテープで止める方法、（
２）　　コイルカーによってテンションリールから抜き
取られたコイルのコイルエンドを作業員がテープで止め
る方法、（３）テンションリール上にあるコイルのコイ
ルエンドに磁石を取付けてコイルエンドを押えた状態で
、コイルカーによってテンションリールからコイルを抜
き取った後、コイルエンドを作業員がテープで止める方
法である。

また、上記のようにテープでコイルエンドラ止められた
コイルは、次工程におけるペイオフＩＪ　−ルへの装着
状態下で巻戻されて諸加工を施されるべく、以下の各方
法によってそのコイルエンドからテープを除去されてい
る。すなわち、　（１）　　コ・ｆル上にコイルがある
段階で作業員がオープを除去するとともに、磁石圧よっ
てコイルエンドヲ仮止めした状態でコイルカーによって
コイルをペイオフリールに装入し、その装入後に作業員
が磁石を取外す方法、（２）　　コイルスキッド上にコ
イルがある段階で作業員がテープを除去し、コイルをペ
イオフリールに装着スるまでの間にコイルエンドが振動
等によって巻はぐれた場合にその都度処置する方法、（
８）　　コイルをペイオフリールに装入した後作業員が
テープを除去する方法である。

上記作業者の手作業によるコイル巻はぐれ防止作業を機
械化、自動化すべく、テープ貼付機が提案されている。

しかしながら、このテープ貼付機は、その大きさ等から
テンションリール周囲に配設するに困難を伴うとともに
、コイルエンドからのテープの除去が不可能であるとい
う問題点がある。

本発明は、コイルの巻取り後および巻戻し前に。

コイルエンドに吸着せしめられた磁石を機械的に取付け
、取外し可能とし、コイルの巻はぐれを確実圧防止用能
とするコイル巻はぐれ防止装置を提供することを目的と
する。

上記目的を達成するために、本発明は、コイルエンドに
磁石を取付けてコイルエンドをコイル本体に保持ｎ」能
とする磁石取付は装置と、コイルエンドに取付けられて
いる磁石を取外し可能とする磁石取外し装置とからなる
コイル巻はぐれ装置であって、磁石取付は装置は、磁石
収納部と、磁石収納部内の磁石をコイルエンド上に押出
す磁石押出部と、磁石押出部をコイルエンドに向けて接
近させる移動部とを備え、磁石取外し装置は、磁石収納
部と、磁石収納部内にコイルエンド上の磁石を装入する
磁石装入部と、磁石装入部をコイルエンドに向けて接近
させる移動部とを備えてなるようにしたものである。

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第２図は本発明の一実施例に係るコイル巻はぐれ防止装
置を構成する磁石取付は装置２０を一部破断して示す側
面図である。

テンションリールに巻取られたコイル１０の正面には、
架台２１が設［され、架台２１０案内溝２２には、可動
フレーム２３のスライド部２４が摺動可能に案内されて
いる。架台２１には移動部を構成する移動シリンダ装置
２５がトラニオン支持され、移動シリンダ装置２５のピ
ストンロンド先端部２６は可動フレーム２３のスライド
部２４にビン結合されている。すなわち、移動シリンダ
装置２５の作動により、可動フレーム２３はコイル１０
に向けて接離移動可能とされている。

可動フレーム２３のコイル１０を臨む前面には。

コイル１０のコイルエンド１１に取付けられるべき磁石
１２を予め収納可能とする磁石収納部としての収納筒２
７がコイル１００表面に向けて突設されている。また、
可動フレーム２３の後面には。

磁石押出部を形成する押出シリンダ装置２８が固定され
ている。押出シリンダ装置２８のピストンロンド先端部
２９は、収納筒２７内に延設され、収納筒２７の内部を
軸方向に移動し、収納筒２７の内部に収納されている磁
石１２を順次コイル１０のコイルエンド１１に向けて押
出し可能としている。また、収納筒２７の先端内周部に
は、第３図に示すように、半径方向に弾性的に拡縮する
係止部３０を備える保持ばね３１が設けられている。

保持ばね３１は、新たに収納筒２７の内部から押出され
る磁石１２の外周部に形成されている保合溝１３に、そ
の係止部３０を係止して、その磁石１２を確実に保持可
能としている。なお、３２は保持ばね３１の半径方向外
方への動きを可能とする逃げである。

さらに、収納筒２７の外周部ＶＣは、圧縮ばね３３によ
って背面支持されるコイルエンド押さえ３４が装着され
ている。コイルエンド押さえ３４は、コイル１０のコイ
ルエンド１１に磁石１２を取付ける前段階で、コイルエ
ンド１１をコイル本体に抑圧保持可能としている。

・第４図は、本発明の一実施例に係るコイル巻はぐれ防
止装置を構成する磁石取外し装置４０を一部破断して示
す側面図である。

ペイオフリールに装入され、コイルエンド１１に磁石１
２を取付けられているコイル１０の正面には架台４１が
設置され、架台４１０案内溝４２には、可動フレーム４
３のスライド部４４が摺動可能に案内されている。架台
４１には移動部を構成する移動シリンダ装置４５がトラ
ニオン支持され、移動シリンダ装置４５のピストンロン
ド先端部４６は５Ｊ動フレーム４３のスライド部４４に
ビン結合されている。すなわち、移動シリンダ装置４５
の作動により、可動フレーム４３はコイル１０に向けて
進退移動可能とされている。

可動フレーム４３のコイル１０を臨む前面にはコイルエ
ンド１１上の磁石１２を収納可能とする磁石収納部とし
ての収納筒４７がコイル１００表面に向けて突設されて
いる。また可動フレーム４３の後面には、磁石装入部の
一部としての装入シリンダ装置４８が固定され、装入シ
リンダ装置４８のピストンロンド先端部４９は、収納筒
４７内に延設され、収納筒４７の内部を軸方向に移動し
。

収納筒４Ｔの内部に新たな磁石１２を収納可能とする空
間を順次形成可能としている。

また、収納筒４７の外周部ｌＣは、前記装入シリンダ装
置４８とともに磁石装入部を構成し、収納筒４７の先端
側において開閉する爪部５０を備える開閉アーム５１が
ビン結合されている。開閉アーム５１の中間部には、中
間リンク５２の一端部がビン結合され、中間リンク５２
の他端部は駆動部材５３にビン結合されている。駆動部
材５３は。

可動フレーム４３に支持されている駆動シリンダ装置５
４に連結され、収納筒４７の外周部に沿って収納筒４７
の軸方向に移動可能とされている。

すなわち、駆動シリンダ装置５４０作動により、第４図
に示すように、開閉アーム５１の爪部５０が開閉し、コ
イルエンド１１上の磁石１２を取外すとともに、収納筒
４７内に押込み５］能としている。

また、収納筒４７の先端内周部には、第３図に示した磁
石取付は装置２０における先端部と同様に、係止部５５
を備える保持ばね５６が配設されている。すなわち、保
持はね５６は、新たに収納筒４７内に導入された磁石１
２の外周部に形成されている保合溝１３ｉＣ１そり係止
部５５を係止して、その磁石１２を確実に保持ｏＪ能と
している。

次に、上記実施例の作動について説明する。

まス、テンションリールに巻取られたコイル１０のコイ
ルエンド１１に磁石１２を取付ける作業について説明す
る。第２図に示す磁石取付は装置２０において、移動シ
リンダ装置２５の作動により。

可動フレーム２３をコイルｉｏｉ’ｃｉ近させ、コイル
エンド押え３４によってコイルエンド１１をコイル１０
に押付ける。次に押出シリンダ装置２８によって磁石１
２を外方に押出し、コイルエンド１１に吸着させる。こ
こで、押出しシリンダ装置２８による磁石１２の押出し
量は磁石１２の厚み分だけとする。そこで、新たに収納
筒２７の最先端部に位置することとなった磁石１２は、
第３図に示すように、その係合溝１３と保持ばね３１の
係止部３０との係合により、収納筒２７内に確実に保持
される。このようにして、コイル１０のコイルエンド１
１に磁石１２を取付けた後、移動シリンダ装置２５を再
び作動させることによって、可動フレーム２３を後退位
置にまで移動し、磁石取付は作業を完了する。このよう
にして磁石１２を取付けられたコイル１０は、コイルカ
ーによってテンションリールから抜き取り可能とされろ
。

次に、ペイオフリールに装入されたコイル１０のコイル
エンド１１に取付けられている磁石１２を取外す作業に
ついて説明する。ペイオフリールヲ微速回転さぜ、コイ
ル１０のコイルエンド１１および磁石１２を、第４図に
示すように、磁石取外し装置４０に対向する位置に停留
させる。この状態で、移動シリンダ装＃４５を作動し、
ｐＪ動フレーム４３をコイル１０側に接近移動させる。

次に、駆動シリンダ装置５４の作動により、第４図に２
点鎖線で示す開状態にある開閉アーム５１の爪部５０を
実線で示１−閉状態ＶＣマで駆動し、コイルエンド１１
上の磁石１２を取外すとともに、収納筒４７内に押込む
。こ口で、装入シリンダ装置４８のピストンロンド先端
部４９は、予め、磁石１２の一個分だけの空間を収納筒
４７内に形成する位置に停留されている。こごで、上記
のよ５１Ｃしてコイルエンド１１かも取外された磁石１
２は、第３図に示すように、その係合溝１３と、保持ば
ね５６の係止部５５との係止により、収納筒４７の先端
部に確実に保持される。次に、移動シリンダ装置４５を
再び駆動し、可動フレーム４３を後退位置に後退させる
ことにより、磁石１２の取外し作業を完了する。この状
態において、ペイオフリールに装入されているコイル１
０は、巻戻し可能となる。

上記実施例に係る磁石取付は装置２０および磁石取外し
装置４０によって、板厚０．２２＋＋＋１ｎ、板幅７２
６間、’：ｊイル内径４０６＋ＩＩ＋ＩＬ−コイ゛ル外
径１７３２ｙｎｕ（７）コイル、および板厚０，３２朋
、板＠７１０ｍｍ、コイル内径４０６ｍｍ、コイル外径
１８５６ｍｍのコイルの各コイルエンド中央に、単一の
外径９３．６＋ｕ、厚さ２０朋、磁力３５に７の磁石を
確実に取付け、取外しすることが可能となった。また、
上記磁石を取付けられたコイルを、コイルカーによる抜
き取り、装入、コイルスキット上での移動、　りＬ／　
−ン、　　）　レ−ラーによる移動コイル置場での保管
等の各工程を移動した結果１巻はぐれの発生は全（見ら
れなかった。

以上のように、本発明は、コイルエンドに磁石を取付け
てコイルエンドをコイル本体に保持可能とする磁石取付
は装置と、コイルエンドに取付けられている磁石を取外
しＢｌ能とする磁石取外し装置とからなるコイル巻はぐ
れ防止装置であって、磁石取付は装置は、磁石収納部と
、磁石収納部内）磁石をコイルエンド上に押出す磁石押
出部と、磁石押出部をコイルエンドに向けて接近させる
移動部とを備え、磁石取外し装置は、磁石収納部と。

磁石収納部内にコイルエンド上の磁石を装入する磁石装
入部と、磁石装入部をコイルエンドに向けて接近させる
移動部とを備えてなるようにしたので、コイルの巻取後
および巻戻し前に、コイルエンドに吸着せしめられる磁
石を機械的に取付け。

取外し可能とし、コイルの巻はぐれを確実に防止するこ
とか可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用されるコイルへの磁石取付は状態
を示す正面図、第２図は本発明の一実施例に係るコイル
巻はぐれ防止装置を構成する磁石取付は装置を一部破断
して示す側面図、第３図は同磁石取付装置の要部を拡大
して示す断面図、第４図は本発明の一実施例に係るコイ
ル巻はぐれ防止装置を構成する磁石取外し装置を一部破
断して示す側面図である。 １０−０コイル、１１・・・コイルエンド、１２°０°
磁石、２０・・・磁石取付は装置、２５・・・移動シリ
ンダ装置、２７・・・収納筒、２８・・・押出しシリン
ダ装置。 ４０・・・磁石取外し装置、４５・・・移動シリンダ装
置、４７・・・収納筒、４８・・・装入シリンダ装置、
５０・・・爪部、５１・・・開閉アーム、５４・・・駆
動シリンダ装置。 代理人　弁理士　塩　川　修　治

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　コイルエンドに磁石を取付けてコイルエンド
   をコイル本体に保持可能とする磁石取付は装置と、コイ
   ルエンドに取付けられている磁石を取外し可能とする磁
   石取外し装置とからなるコイル巻はぐれ防止装置であっ
   て、磁石取付は装置は、磁石収納部と、磁石収納部内の
   磁石をコイルエンド上に押出す磁石押出部と、磁石押出
   部をコイルエンドに向けて接近させる移動部とを備え、
   磁石取外し装置は、磁石収納部と、磁石収納部内にコイ
   ルエンド上の磁石を装入する磁石装入部と、磁石装入部
   をコイルエンドに向けて接近させる移動部とを備えてな
   るコイル巻はぐれ防止装置。