JPS5910815Y2 - ダイヤル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフイルムダイヤルを用いたラジオ受信機等のダ
イヤル装置に関するものである。

従来のダイヤル装置は、第１図に示すように移動自在に
したフイルムダイヤルとキャビネット等に固定され基線
が施こされたダイヤル力バーとを使用したものや、第２
図に示す様にシャーシに固定されたダイヤル表示板とダ
イヤル表示板上を移動する指針を使用したものが一般に
使用されている。

ところが第１図、第２図のダイヤル装置においては、防
塵用のダイヤル力バーを使用しているので、部品点数や
取付工数の増加を招く結果になつていた。

本考案は斯る点に鑑み、フイルムダイヤルの一部を防塵
用のダイヤル力バーとして利用することにより、部品点
数や取付工数の削減を計らんとするもので、以下本考案
の実施例を第３図、第４図に従い説明する。

第３図は本考案の一実施例を示す一部切欠斜視図で同図
において、１はキャビネット、２は該キャビネットに設
けたダイヤル表示窓、３は後方に突出させたダイヤル表
示窓の開口縁、４は電気部品５，５・・・を取付けた印
刷配線基板、６はバリコン（図示せず）に直結されたダ
イヤルドラム、７はチューニングシャフト、８は該チュ
ーニングシャフトに固定されたチューニング摘子、９は
印刷配線基板４を取付けたシャーシ、１０， １０’は
該シャーシに回転自在に取付けられた回転ドラム、１１
は該一対の回転ドラムにエンドレス状に巻付けられダイ
ヤル表示窓２に臨まされたフイルムダイヤルで、該フイ
ルムダイヤル１１の２重になった後方側にダイヤル目盛
１２が施こされたダイヤル目盛表示部分１３を形或する
とともに、フイルムダイヤル１１の無表示の透明余白部
分１４が、ダイヤル目盛表示部分１３の前方に重なって
移動し且つダイヤル表示窓２の開口縁３に密着するよう
構或されている。

１５は前記チューニングシャフト７、ダイヤルドラム６
及び回転ドラム１０′に巻回されたダイヤルロープ、１
６，１６は前記フイルムダイヤル１１の走行をスムース
に行なう為のローラーである。

１７はシャーシ９に固定した指針で、その折曲部１８を
フイルムダイヤル１１の透明余白部分１４とダイヤル目
盛表示部分１３との間に配置する。

斯様に本実施例ではフイルムダイヤル１１の透明余白部
分１４を防塵用のダイヤル力バーの代用にしている。

以上の様に本考案に係るダイヤル装置は、フイルムダイ
ヤルの透明余白部分を防塵用のダイヤルカバーの代用に
したので、部品点数及び取付工数を削減することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は従来のダイヤル装置を示す斜視図、第
３図、第４図は本考案の一実施例を示す一部切欠斜視図
及びｙ−ｙ’断面図である。 ２・・・ダイヤル表示窓、３・・・開口縁、１０． １
０’・・・回転ドラム、１１・・・フイルムダイヤル、
１２・・・ダイヤル目盛、１３・・・ダイヤル目盛表示
部分、１４・・・透明余白部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対の回転ドラムにエンドレス状に巻付けたフイルムダ
   イヤルをダイヤル表示窓に臨ましめ、前記フイルムダイ
   ヤルの２重になった後方側にダイヤル目盛が施こされた
   ダイヤル目盛表示部分を形戊するとともに、前記フイル
   ムダイヤルの透明余白部分が前記ダイヤル目盛表示部分
   の前方に重なって前記ダイヤル目盛表示部分と逆方向に
   移動するよう構威したダイヤル装置であって、前記ダイ
   ヤル表示窓の開口縁を後方に突出させ、前記フイルムダ
   イヤルの透明余白部分を前記ダイヤル表示窓の開口縁に
   密着させてなるダイヤル装置。