JPS5910654B2 - 新規なメタノ−アントラセン誘導体 - Google Patents

新規なメタノ−アントラセン誘導体

Info

Publication number
JPS5910654B2
JPS5910654B2 JP3958176A JP3958176A JPS5910654B2 JP S5910654 B2 JPS5910654 B2 JP S5910654B2 JP 3958176 A JP3958176 A JP 3958176A JP 3958176 A JP3958176 A JP 3958176A JP S5910654 B2 JPS5910654 B2 JP S5910654B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methanolanthracene
dihythro9
methano
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3958176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52122358A (en
Inventor
洵 砂川
博巳 佐藤
純基 勝部
久夫 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP3958176A priority Critical patent/JPS5910654B2/ja
Publication of JPS52122358A publication Critical patent/JPS52122358A/ja
Publication of JPS5910654B2 publication Critical patent/JPS5910654B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(1) □ (I) /\ 〔式中、Aは低級アルキレン基またはCs−C4アルケ
ニレン基を表わし、RhR2は水素原子、低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級ポリハ
ロアルキル基、アルアルキル基、低級シクロアルキルア
ルキル基を示すか、またはR1およびR2は互いに結合
せるアルキレン鎖もしくは酸素を介するアルキレン鎖を
表わして、隣・ 接する窒素原子と共にピペリジノ、ピ
ロリジノもしくはモルホリノ基を表わす。
〕で表わされる新規なメタノーアントラセン誘導体及び
その酸付加塩に関する。
一般式(1)におけるA.Rl、R2を詳細に述べると
、Aはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレ
ン基、メチルメチレン基、エチルメチレン基、1−メチ
ルエチレン基、2−メチルエチレン基、1−メチルプロ
ピレン基、2−メチルプロピレン基、3−メチルプロピ
レン基等の直鎖または分岐したC1−C4アルキレン基
あるいは、1−プロペニレン基、1−ブテニレン基、2
−ブテニレン基、1−メチル−1−プロペニレン基、2
−メチル−1−プロペニレン基、3−メチル1−プロペ
ニレン基等の直鎖または分岐したC3C4アルケニレン
基を示す。
ここに使われているナンバーリングは9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセンについた炭素から
スタートしている。R1、R2は同じかあるいは異なつ
ており、水素原子あるいは、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、Sec−ブチル基またはイソ
ブチル基等の低級アルキル基あるいは、プロペニル基ま
たはブテニル基等の低級アルケニル基あるいは、プロパ
ルキル基等の低級アルキニル基あるいはトリフルオロエ
チル基、トリクロロエチル基またはトリフルオロプロピ
ル基等の低級ポリ・・口アルキル基あるいはベンジル基
、置換ベンジル基、フエネチル基等のアルアルキル基あ
るいはシクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基
等の低級シクロアルキルアルキル基を示すか、またはR
1およびR2を互に結合せるアルキレン鎖もしくは酸素
原子を介するアルキレン鎖を表わして隣接する窒素原子
と共にピペリジノ、ピロリジノもしくはモルホリノ基を
表わす。これまで多数のジベンゾ三環性化合物が医薬、
特に中枢神経関与性の医薬として見出され、また実用に
供せられていることはよく知られているところであるが
、本発明者らも新しい医薬の創製を目指し、新しい炭素
骨格を有する三環性化合物の合成研究に鋭意従事してき
た。その結果、三環性部分として新規な架橋炭素骨格を
有する一般式(1)で表わされる化合物を初めて合成し
、このものが各種の薬理作用を有することを見出し、本
発明を完成した。すなわち、本発明化合物である一般式
(1)で表わされる化合物群は、各種の価値ある薬理作
用を有し、特に中枢神経系、自律神経系に対して強ノい
薬理作用を有している。
たとえば、一般式(1)で表わされる化合物においてA
がメチレン基あるいはC1−C3アルキル置換メチレン
基である化合物は、ヘキソバルビタール麻酔の増強、体
温降下、プトーシス、筋弛緩作用あるいは、抗テトラベ
ナジン作用を有し、抗不安剤、抗ウツ剤あるいはメジヤ
一・トランキライザ一として有用である。
一般式〔1〕であられされる化合物において、Aがエチ
レン基あるいは、C1−C2アルキル置換エチレン基で
ある化合物ぱ、強い抗ヒスタミン作用、抗コリン作用そ
して抗セロトニン作用を有している。
これらはまた、抗テトラベナジン作用も有している。し
たがつて、これらは抗ヒスタミン剤あるいは、抗アレル
ギ一剤として有用な化合物である。また、一般式〔1〕
であられされる化合物において、Aがプロピレン基、メ
チル基置換プロピレン基、ブチレン基、プロペニレン基
、メチル基置換プロペニレン基、あるいはブテニレン基
の化合物は、強い抗テトラベナジン作用を有している。
またこれらの化合物は、ノルエビネフリンの増強作用、
抗レセルピン作用、抗ヒスタミン作用、抗コリン作用、
そして抗セロトニン作用を有している。またこれらは、
急性毒性および心筋に対する急性毒性が弱い。したがつ
てこれらは、抗ウツ剤、抗ヒスタミン剤として有用な化
合物である。いずれの場合も、9−アミノアルキル−9
・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン〔
1〕は、全てが程度の差はあるが、抗テトラベナジン作
用、抗ヒスタミン作用、抗コリン作用、抗セロトニン作
用及び鎮静作用を有している。抗不安剤としては、化合
物〔1〕でAがメチレン基、R1がC1−C2アルキル
基、R2が水素原子またはC1−C2アルキル基の化合
物が適している。抗ヒスタミン剤あるいは抗アレルギ一
剤としては、化合物〔1〕で、Aがエチレン基あるいは
プロピレン基の化合物が特に適している。
また、抗ウツ剤としては、化合物〔〕において、Aがプ
ロピレン基あるいはプロペニレン基である化合物が特に
適している。
特に、化合物〔1〕において、R1、R2が各々水素原
子あるいはC1−C2アルキル基でAがプロピレン基あ
るいはプロペニレン基の化合物が適している。最も適し
ているものとして化合物〔1〕において、Aがプロピレ
ン基、R1が水素原子あるいはメチル基で、R2がメチ
ル基である化合物を挙げることができる。本発明の新規
メタノーアントラセン誘導体及びその酸付加塩は各種製
剤形で例えば錠剤、カプセル剤、懸濁剤、乳化状、溶液
状等の形態で経口または非経口的方法によりヒトに投与
することができる。
一般式(1)で表わされる本発明化合物は以下に示す種
々の方法で製造することができる。
4一般式() 〔式中、Aは前述と同じ意味を有する。
〕で表わされるアルコール誘導体の活性エステル誘導体
を直接または不活性溶媒中、一般式()二〔式中、R1
、R2は前述と同じ意味を有する。
〕で表わされるアミン誘導体と常圧下あるいは密閉加圧
下処理することによる一般式(1)で表わされるメタノ
ーアントラセン誘導体の製造方法である。不活性溶媒と
しては、水、メチルアルコール、エチルアルコール、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド等の極性
溶媒、ベンゼン、トルエン、エーテル、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン等の非極性溶媒群あるいは、それらの
混合溶媒より広く選択することができる。
反応温度としては、適宜冷却または加熱することにより
反応を抑制または促進することが可能である。
なお、本反応を完結させる為には、当該活性エステル誘
導体に対して、少なくとも当モルの当該アミン誘導体(
)と当モルの脱酸剤が必要であるが、場合により過剰の
当該アミン誘導体をして脱酸剤とすることもできる。
なお、当該活性エステル誘導体とは無機または有機酸中
の強酸とのエステルであり、好適例としては塩酸、臭化
水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、ベンゼンスルホン酸、p
−トルエン−スルホン酸、p−ブロムベンゼンスルホン
酸、メチルスルホン酸、トリクロロメチルスルホン酸と
のエステル等が挙げられる。
脱酸剤としては、ピリジン、ピコリン、トリエチルアミ
ン、ジメチルアニリン、水素化ナトリウム、ナトリウム
アミド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
、カリウム一tーブトキシド、重ソウ、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム等が挙げられる。
5一般式() 〔式中、Nは単結合、低級アルキレン基またはC2−C
3アルケニレン基を表わし、R1、R2は前述と同じ意
味を有する。
〕で表わされるアミド誘導体の酸アミド部分を還元して
、メチレン鎖とすることによる一般式(1a)〔式中、
N.Rl、R2は前述と同じ意味を有する。
〕で表わされるメタノーアントラセン誘導体の製造方法
である。
その還元法としては一般に酸アミド (−CON/)を還元してアミン(−CH2N/:\
2\にする際に用いられる各種還
元剤および各種の態様が可能である。
先ず好適の還元剤としては水素化アルミニウムリチウム
、ナトリウム水素化ビス(メトキシエトキシ)アルミニ
ウム、ナトリウム水素化ジエチルアルミニウム等の金属
水素化合物が挙げられる。
これらの金属水素化合物は不活性溶媒中、酸アミド誘導
体と反応させることによつて達成されるが、不活性溶媒
としてはジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチレングライコー
ルジメチルエーテル等が特に好適な溶媒として挙げられ
るが、ヘプタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン
、トルエン等もあわせ用いることもできる。
還元剤は反応が充分に進行するだけの量を用いることが
望ましく、また反応温度としては、適宜冷却または加熱
することにより反応を抑制または促進することが可能で
ある。その他該酸アミドの還元法としては、実用性のあ
るものとして、水素化硼素金属、ジボラン等を用いる方
法が挙げられる。
水素化硼素ナト 4リウムは入手の容易さ、あるいはア
ルコール性溶媒を用いることが可能な点で使用し易い還
元剤であるが、酸アミド基に対する還元能力は弱いので
、本方法の目的には塩化アルミニウム等の塩類との共存
下で用いる方法、あるいは酸アミド部分をトリエチルオ
キソニウム・フルオロボレート〔(C2H,)3+BF
4−〕等で活性化した後に水素化硼素ナトリウムで還元
すると言う方法を用いることができる。また、ジボラン
も当該酸アミド基の還元剤として用いることができる。
[F] 一般式(V) 〔式中、Nは前述と同じ意味を有する。
〕で表わされるアルデヒド誘導体と、一般式()で表わ
されるアミン誘導体とを縮合、還元することによる一般
式(1a)で表わされるメタノーアントラセン誘導体の
製造方法である。
該アルデヒド基と該アミン誘導体の縮合、還元の方法と
しては、一般に既知の各種の態様が可能である。
たとえば該アルデヒド誘導体をギ酸と該アミン誘導体よ
りなる混合物あるいはアミンホーメイトに加えて反応を
行うロイカルトーワラツハ(Leuclcart−Wa
llach)反応により本縮合、還元方法を達成するこ
とができる。また、該アルデヒド誘導体と該アミン誘導
体との混合物をラネーニツケル、酸化白金、パラジウム
等の触媒の存在下無溶媒または不活性溶媒中低圧または
高圧下に接触還元することにより達成することができる
。酢酸ナトリウム等縮合剤を同時に用いることも可能で
ある。また、還元はナトリウムとアルコール亜鉛と酸あ
るいは亜鉛とアルカリといつた方法で用いることができ
る。不活性溶媒としてはメタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール等アルコール系溶媒、ジオキサン、
液体アンモニア等が好適であるが、酢酸、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラハイドロフラン
等もあわせて用いることができる。また、該アルデヒド
誘導体と該アミン誘導体とを不活性溶媒中または無溶媒
で混合することによりシツフ塩基を生成後同溶媒中、他
の不活性溶媒中または無溶媒でラネーニツケル、酸化白
金、パラジウム等の触媒の存在下、接触還元することに
より達成することができる。
また、還元は水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リ
チウム、水素化シアノホウ素ナトリウム、水素化アルミ
ニウムリチウム、ナトリウム水素化ビス(メトキシエト
キシ)アルミニウム、ナトリウム水素化ジエチルアルミ
ニウム等の金属水素化合物またはジボラン等を用いるこ
とによつて達成できる。不活性溶媒としてはメタノール
、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコ
ール等アルコール系溶媒、ベンゼン、トルエン、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テ
トラハイドロフラン等から随時選択できる。還元剤また
は触媒は反応が充分進行するだけの量を用いることが望
ましく、また反応温度としては適宜冷却または加熱する
ことにより反応を抑制または促進することが可能である
4=般式() 〔式中、Aは前述と同じ意味を有し、R3は水素原子、
低級アルキル基、低級アルケニル基、アリール基、低級
シクロアルキル基又は低級アルコキシル基を意味する。
R4は水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、
アルアルキル基、低級シクロアルキルアルキル基又は低
級ポリハロアルキル基を表わす。〕で表わされるアミド
誘導体又はウレタン誘導体のアミド基又はウレタン部分
を還元して、メチレン鎖又はメチル基にすることにより
一般式(1b)〔式中、A.R4は前述と同じ意味を有
する。
R″3は前述のR3と同じ意味を有する。ただし、前記
式()においてR3が低級アルコキシル基の場合はR′
3は水素原子を意味する。〕で表わされるメタノーアン
トラセン誘導体の製造方法である。その還元法としては
一般に酸アミドをあるいはウレタンを還元してアミンに
する際に用いられる各種還元剤および各種の態様が可能
であり、5項で示したと同様の還元法によつて達成する
ことができる。◆ 一般式(Ic) 〔式中、A.R4は前述と同じ意味を有する。
〕で表わされるアミン誘導体と一般式()R5−0H () 〔式中、R5は低級アルキル基、低級アルケニル基、低
級アルキニル基、アルアルキル基、低級シクロアルキル
アルキル基又は低級ポリハロアルキル基を表わす。
〕で表わされるアルコール誘導体の活性エステル誘導体
とを5項で述べたと同様に処理することによる一般式(
1d)〔式中、R5は前述と同じ意味を有する。
R1は前述のR4と同じもしくはR5と同じである。]
で表わされるメタノーアントラセン誘導体の製造方法で
ある。前記一般式(Ic)でR4=Hのときは、一般式
()のアルコール誘導体の活性エステル誘導体が2モル
反応されて一般式(Id)でR1一R5なるメタノーア
ントラセン誘導体にすることもできる。
3前述の一般式()で表わされるアミド誘導体あるいは
ウレタン誘導体を加水分解すること 黍による一般式(
Ic)で表わされるメタノーアントラセン誘導体の製造
方法である。
その加水分解法としては一般に酸アミドをあるいはウレ
タンを加水分解してアミンにする際用いられる既知の各
種の条件が可能である。
先 冫ず好適の条件としては水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム等のアルカリ条件下で直接または不活性溶媒中
容易に目的が達成される。又、塩酸、臭化水素酸、硫酸
等鉱酸酸性下で直接または不活性溶媒中加水分解すると
いう方法を用いるこ 5とができる。不活性溶媒として
は、好ましくはメタノール、エタノール、プロピルアル
コール、ブチルアルコール等アルコール性溶媒が適して
いるがエーテル、テトラハイドロフラン、ジオキサン、
工 こチレングライコールジメチルエーテル、ベンゼン
、トルエン、ジメチルスルホキサイド等もあわせて用い
ることができる。
アルカリ、酸は反応が充分に進行するだけの濃度を用い
ることが望ましく、又反応温度とし tては適宜冷却ま
たは加熱することにより反応を抑制または促進すること
が可能である。
また、ヒドラジン、メチルヒドラジン等のヒドラジン誘
導体を用いる方法も用いることができる。
う 一般式(1c)で表わされるアミン誘導体と一般式
()〔式中、R6は水素原子、低級アルキル基、低級ア
ルケニル基、アリール基又は低級シクロアルキル基を意
味し、R7は水素原子あるいは低級アルキル基を示す。
〕で表わされるカルボニル誘導体と縮合、還元して一般
式(Ie)〔式中、A.R6、R7は前述と同じ意味を
有する。
R′lは前述のR4と同じもしくはR6R7CHと同じ
である。〕で表わされるメタノーアントラセン誘導体の
製造方法である。
該アミン誘導体(Ic)と該カルボニル誘導体()を5
項で述べたと同様に処理することにより達成することが
できる。
ホルムアルデヒドによる還元的メチル化では、エシユヴ
アイラークラーク(Eschweiler一Clark
e)反応として知られているホルムアルデヒドとギ酸と
によるメチル化が特に有効である。
前記一般式(1e)でR4=Hのときは、一般式()の
カルボニル誘導体が2モル縮合、還元された一般式(1
e)でR′4−R6R7CHなるメタノーアントラセン
誘導体にすることもできる。
D 一般式() 〔式中、Nは前述と同じ意味を有する。
R8はニトリル基(−C=N)またはカルボケトオキシ
ム基(−C−NOH)を意味する。R9は水素原子また
はC1−C3低級アルキル基を意味する。但し、A″と
R9の炭素原子数の和は3を越えない。〕で表わされる
ニトリル誘導体またはオキシム誘導体のニトリル基また
はオキシム基を還元することによる一般式(1f)〔式
中、N.R,は前述と同じ意味を有する。
〕で表わされるメタノーアントラセン誘導体の製造方法
である。その還元法としては、一般にニトリル基または
オキシム基を還元してアミンにする際に用いられる各種
の態様が可能である。5項で述べたと同様の還元法ある
いは5項で述べたと同様の接触還元法によつて達成する
ことができる。
各々、反応終了後は、通常の有機化学的手法により成績
体をとりだすことができる。
本発明によつて得られる前記一般式(1)の化合物は、
アミン誘導体であるので、所望に応じて生理的に無害の
各種の無機酸および有機酸たとえば塩酸、硫酸、臭化水
素酸、酢酸、蓚酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマ
ール酸、コハク酸などと酸附加塩を形成することができ
る。
なお、本発明の原料化合物は下記合成経路に示す、本発
明者らにより初めて合成された一連の新規化合物群を経
由して合成されたものである。
〔反応式中、Rは水素原子またはアルコールの一般的保
護基を示す。〕すなわち、本発明者等はエタノーアント
ラセンのカルボン酸誘導体(X)よりアミノ誘導体(0
)を得、これを新規メタノーアントラセン誘導体()に
転移することに成功したが、この9−ホルミル−9・1
0−.ジヒトロー9・10−メメノアントラセン()を
重要中間体とし、このものを酸化、還元、炭素鎖の延長
反応等の一般的方法により各々の原料化合物へ導びくこ
とができる。
9−アミノメチル−9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノーアントラセン誘導体の原料化合物は、例えば以下
の如く合成することができる。
〔反応式中、Tsはp−トルエンスルフオニル基を表わ
す。〕(1) 9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9
・10−メタノーアントラセンは、三酸化クロム、酸化
銀等の酸化剤による酸化反応によつて、不活性溶媒中、
容易に9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアント
ラセン一9−カルボン酸へ導びかれる。
(2) 9−ヒドロキシメチル−9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセンは、9−ホルミル−9
・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンを
水素化ホウ素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム
等還元剤で還元することによつて得ることができる。
(3) 9′7トシルオキシメチル一9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセンは、9ーヒドロキ
シメチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーア
ントラセンを不活性溶媒中、塩基の存在下、p−トルエ
ンスルホニルクロリドと処理することによつて得ること
ができる。
09・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセ
ン一9−カルボン酸は不活性溶媒中あるいは無溶媒で、
チオニルクロリドと処理することにより、酸クロリド誘
導体に導びくことができる。
この酸クロリドを常法通りアンモニアと反応させること
により、9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアン
トラセン一9−カルボン酸アミドを得ることができる。
}) 9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアント
ラセン一9−カルボン酸アミドをオキシ塩化リン等脱水
剤で不活性溶媒中あるいは無溶媒で脱水することにより
、9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセ
ン一9−カルボニトリル−導びくことができる。
9−β−アミノエチル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセン誘導体の原料化合物は、たとえ
ば、9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノーアントラセンまたは、その誘導体から下記反応式
の如く導びくことができる。
〔反応式中、Tsは前述と同じ意味を有する。
〕(6) 〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一
9−アントリル〕酢酸エチルエステMζ9・10,[一
ジヒドロ一9・10−メタノーアントラセン一9カルボ
Δ俊から通常通りのアルントーエイスタート合成(Ar
ndt−Eistertsynthesis)の操作?
用いることによつて導びくことができる。(7) 〔9
・10−ジヒトロー9・10−メタノ9−アントリル〕
酢酸は、そのエチルエステル誘導体から通常の加水分解
を行うことによつて得ることができる。(8) 9−β
−ヒドロキシエチル−9・10−ジヒトロー9・10−
メタノーアントラセンは、〔9・10−ジヒトロー9・
10−メタノ一9一アントリル〕酢酸エチルエステルを
不活性溶媒中、水素化アルミニウムリチウム、ナトリウ
ム水素化ジエチルアルミニウム等還元剤で還元すること
によつて得ることができる。
)) 9−β一トシルオキシエチル一9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセンは、前述のトシル
化の方法でそのアルコール誘導体から導びくことができ
る。
0) 〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ9−ア
ントリル〕アセトアルデヒドは、9−ホルミル−9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンに、メ
トキシメチルトリフエニルホスホニウムクロライドを用
いてウイテツヒ反応(WittigReactiOn)
を行つたのち、酸加水分解を行うことにより得ることが
できる。
D 〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕アセトニトリルは9−トシルオキシメチル一
9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
を不活性溶媒中、シアン化金属(MetalCyani
de)と処理することによつて得ることができる。9−
γ−アミノプロピル−9・10−ジヒトロー9−10−
メタノーアントラセン誘導体あるいは9−δ−アミノブ
チル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアント
ラセン誘導体の原料化合物はたとえば、以下に示す反応
ルートによつて9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9
・10−メタノーアントラセンから製造することができ
る。
〔反応式中、Tsは前述と同じ意味を有する。
〕A2β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一
9−アントリル〕−アクリル酸は、9−ホルミル−9・
10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンにト
リエチルホスホノアゼテイトを用いるウイテツヒ反応(
WittigReact『0n)によりエチルエステル
誘導体に導びいたのち、加水分解反応によつて得ること
ができる。(13β一〔9・10−ジヒトロー9・10
−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸は、β一〔
9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリ
ル〕−アクリル酸の接触還元の通常方法により得ること
ができる。
4) 9−γ−ヒドロキシプロピル−9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセンは、β−〔9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕プ
ロピオン酸を不活性溶媒中、水素化アルミニウムリチウ
ム、ナトリウム水素化ジエチルアルミニウム等還元剤で
還元することにより得ることができる。
05) 9−γ一トシルオキシメチル一9・10−ジヒ
トロー9・10−メタノーアントラセンぱ、そのアルコ
ール誘導体から常法のトシル化法によつて得ることがで
きる。
06) 9−γ−ヒドロキシプロピル−9・10−ジヒ
トロー9・10−メタノーアントラセンを三酸化クロム
−ピリジン・コンプレツクス等の酸化剤で不活性溶媒中
酸化することによつてβ−〔9・10−ジヒトロー9・
10−メタノ一9一アントリル〕−プロピオアルデヒド
に導びくことができる。
σN,.(18) β一〔9・10−ジヒトロー9・1
0一メタノ一9−アントリル〕−プロピオニトリルは前
述の方法によつてβ−〔9・10−ジヒトロー9・10
−メタノ一9−アントリル〕−フィ★ ロピオン酸から
得ることができる。
09β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9
−アントリル〕−アクリルアルデヒドは、ホルミルメチ
レントリフエニルホスフオランを用いてウイテツヒ反応
(WittigReactiOn)を9−ホルミル−9
・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンに
行うことによつて得ることができる。
γ一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕−ブチリツクアシド及びその誘導体ぱ、上述
の方法で得ることができる。
また、分枝した側鎖を有する9−アミノアルキル−9・
10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン誘導
体の原料化合物は、たとえ5 ば、下記反応式に従つ
て製造することができる。フ(至) α−シアノ−β−
〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アント
リル〕−プロピオン酸エチルは、9−ホルミル−9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンをシア
ノ酢酸エチルと塩基性触媒の存在下縮合した後、水素化
ホウ素ナトリウム等還元剤による還元法または接触還元
法による還元操作によつて得ることができる。
(社) α−シアノ−α−メチル−β−〔9・10−ジ
ヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕一プロピ
オン酸エチルは、α−シアノ−β−〔9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン
酸エチルを、塩基の存在下、不活性溶媒中ヨウ化メチル
と処理することによつて得ることができる。
(社) α−メチル−β一〔9・10−ジヒトロー9・
10−メタノ一9−アントリル〕−プロピオニトリルは
、α−シアノ−α−メチル−β−〔9・10−ジヒトロ
ー9・10−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸
エチルのエステル部を常法通り加水分解後、脱炭酸する
ことにより得ることができる。
(ハ) α−メチル−β− 〔9・10−ジヒトロー9
・10−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸は、
そのニトリル誘導体を常法通り加水分解することにより
得ることができる。
(財) 9−アセチル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンは、9−ホルミル−9・10−
ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンから不活性
溶媒中、メチルマグネシウムアイオダイドと処理した後
、三酸化クロム等酸化剤で不活性溶媒中、酸化すること
により得ることができる。
(至) β−メチル−β−〔9・10−ジヒトロー9・
10−メタノ一9−アントリル〕−アクリル酸 5エチ
ルエステルは、前述と同様にトリエチルホスホノアセテ
イトによるウイテツヒ反応(WittigReacti
On)によつて得ることができる。
(1) β−メチル−β−〔9・10−ジヒトロー9・
41θ−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸は、
β−メチル−β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノ一9−アントリル〕−アクリル酸エチルエステルか
ら常法通り接触還元、加水分解により得ることができる
(社)α−メチル−β一カルボエトキシアミノエチル一
9・10−ジヒトロー9・10−エタノーアントラセン
は、β−メチル−β−〔9・10−ジヒトロー9・10
−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸からクルチ
ウス反応(Cr−11tiUSReacti0n)を用
いることにより得ることができる。
,一般式()で表わされるアミド0誘導体はそのカルボ
ン酸誘導体から常法通りそのアミン誘導体と処理するこ
とによつて得ることができる。
また、一般式()で表わされるアミドあるいはウレタン
誘導体は、一般式(Ic)で表わされるアミン誘導体を
一般式(X)R3COYまたは R3CO−0−COR
3(X)〔式中、R3は前述と同じ意味を有する。
Yは塩素原子、臭素原子等ハロゲン原子を示す。〕で表
わされる化合物と一般的なアミン化合物のアシル化方法
を用いて処理することによつて得ることができる。次に
実施例をあげて本発明を更に詳細に説明するが、本発明
はもちろんこれらによつてなんら限定されるものではな
い。
参考例 1 12−アセトキシ−9・10−ジヒトロー9・10−エ
タノーアントラセン一9−カルボン酸(1.0r)をベ
ンゼン(10.0m0に溶かし、チオニルクロライド(
4.0m0を加え4時間還流した。
ベンゼンおよび過剰のチオニルクロライドを留去するこ
とにより12−アセトキシ−9・10−ジヒトロー9・
10−エタノーアントラセン一9−カルボン酸クロライ
ドが得られた。このカルボン酸クロライド誘導体を乾燥
アセトン(25.0m0に溶かし、氷冷下、窒化ナトリ
ウム(0.63f)の水溶液(1.3m1)を加え2時
間撹拌した。水を加え、ベンゼンで抽出しベンゼン層を
水洗し芒硝乾燥後2時間還流し、ベンゼン留去により1
2−アセトキシ−9・10−ジヒトロー9・10−エタ
ノーアントラセン一9−イソシアネートを得た。これを
そのまま20%水酸化ナトリウム水溶液(15.0m1
)とエタノール(12.0−)中6時間還流した。大部
分のエタノールを留去後、水を加え酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を水洗し芒硝乾燥、溶媒留去により目
的とする9一アミノ一12−ヒドロキシ−9・10−ジ
ヒトロー9・10−エタノーアントラセンの結晶を0.
72t得た。M.p.l8l〜181.5℃再結晶を行
うことにより、M.p.l83.5℃の結晶を得た。参
考例 2 9−アミノ−12−ヒドロキシ−9・10−ジヒトロー
9・10−エタノーアントラセン(3.07)を酢酸(
240T!Ll)に溶かし、2〜5℃で亜硝酸ナトリウ
ム(6.77)の水溶液(120m2)を滴下し、1時
間撹拌した。
その後95〜105℃で5時間撹拌した後、水を加えベ
ンゼンで抽出し、ベンゼン層を水洗し芒硝乾燥、溶媒留
去により9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンの粗結晶(2.8t)を得た。
再結晶をすることにより白色結晶が得られた。M.p.
99〜100にC再に再結晶を行うことによりM.p.
lO2.5℃の結晶を得た。
参考例 3 9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
ーアントラセン(3.5t)をアセトン(17m0に溶
かし、ジヨーンズ(JOnes′)試薬(5.0m1)
を室温でその溶液へ滴下後1時間攪拌した。
水を加え酢酸エチルで抽出後、水洗、芒硝乾燥、溶媒留
去により9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアン
トラセン一9−カルボン酸を得た。M.p.l99.5
〜200.5℃参考例 4 9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
ーアントラセン(200η)と水素化ホウ素ナトリウム
(60Tf!9)をメタノール(5m0中、30分間室
温で攪拌した。
水を加え、酢酸エチルで抽出後、水洗、芒硝乾燥、溶媒
留去により、9−ヒドロキシメチル−9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノアントラセンを得た。M.p.l
65〜166℃参考例 5 9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
一9−カルボン酸アミド(30η)とチオニルクロリド
(0.15m1,)をトルエン(1m2)中18時間還
流した。
溶媒と加剰のチオニルクロリドを留去することによつて
、9・10−ジヒトロー9・10−メタノ〜アントラセ
ン−9−カルボニトリルを得た。M.p.l2O〜12
3℃参考例 69−アミノメチル−9・10−ジヒトロ
ー9・10−メタノーアントラセン(235ワ)と無水
酢酸(217η)をエタノール(5.0m0中、3時間
還流した。
水を加え、酢酸エチルで抽出後、水洗、重ソウ水洗い、
水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により、9−アセチルアミノ
メチル−9・10ジヒトロー9・10−メタノーアント
ラセンを得た。M.p.l84〜185.5℃参考例
7 9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
一9−カルボン酸(1.77t)とチオニルクロリドを
ベンゼン中4時間還流し、相当する酸クロリドを得た。
このカルボン酸クロリドのエーテル溶液をトリエチルア
ミン(1.43f)の存在下、ジアゾメタンエーテル溶
液に0℃で滴下し、3時間撹拌した。口過、溶媒留去に
より相当するジアゾメチルケトン体を得、このものをト
リエチルアミン、シルバーベンゾエイトの存在下、エタ
ノール(60m1)中、13時間還流した。水を加え、
酢酸エチルで抽出後、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により
、〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アン
トリル〕一酢酸エチルエステルを得た。M.p.8l〜
84℃参考例 8 〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9一アント
リル〕一酢酸エチルエステル(125W9)と水素化ア
ルミニウムリチウム(80即)をエーテル(6m1)中
、室温で1時間攪拌した。
水を加え、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解し
、酢酸エチルを加え、芒硝乾燥、溶媒留去により9−β
−ヒドロキシエチル−9・10−ジヒドロ9・10−メ
タノーアントラセンを得た。M.p.99〜100.5
℃参考例 9 9−β−ヒドロキシエチル−9・10−ジヒトロー9・
10−メタノーアントラセン(72ワ)とp−トルエン
スルホニルクロリド(100即)をピリジン(1m1)
中、室温で一夜撹拌した。
水を加え、抽出、水洗い、希塩酸洗い、水洗、芒硝乾燥
、溶媒留去により、9−β一トシルオキシエチル−9・
10−ジヒトロー9・10−メタノアントナセンを得た
。M.p.l35.5〜138℃参考例 10メトキシ
メチルトリフエニルホスホニウムクロリド(2mm01
e)を水素化ナトリウム(2mm01e)で乾燥ジメチ
ルスルホキサイド(6m1)中、処理して得られた溶液
に、9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノーアントラセンを加え、室温で1時間、50℃で3
時間撹拌した。
水を加え、抽出、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により油状
物を得た。この油状物を2N一塩酸(5d)でジオキサ
ン(15m0中、50℃2時間処理し、常法通り後処理
をし、シリカゲルクロマトにより精製し、〔9・10−
ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕−アセ
トアルデヒドを得た。赤外線吸収スペクトル Film. ν −1 :2740、1715、1375、0π11
65、1135、1065、935、760、715、
660 参考例 11 β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕−プロピオン酸(0.7f)とチオニルクロ
リドをベンゼン中2時間、還流し、相当する酸クロリド
を得た。
氷冷下窒化ナトリウム(0.52f7)の水溶液を上述
の酸クロリドのアセトン溶液に加え、2時間撹拌した。
水を加え、抽出、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により相当
する酸アジドを得た。この酸アジドをエタノール(7.
5a)中、10時間還流し、溶媒留去により、9−β一
カルボエトキシアミノエチル一9・10−ジヒトロー9
・10−メタノーアントラセンを得た。M.p.l22
〜123℃参考例 12 9−トシルオキシメチル一9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノーアントラセン(188ワ)と青酸カリ(4
0ワ)をジメチルホルムアミド(27711)中、7時
間150℃で撹拌した。
水を加え、抽出、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により、〔
9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリ
ル〕アセトニトリルを得た。M.p.l3O〜131℃
参考例 13 つ 常法通りトリエチルホスホノアセテート (2.65f)を50%水素化ナトリウム(0.66y
)と乾燥ベンゼン(10m0中処理した溶液に、9−ホ
ルミル−9・10−ジヒトロー9・10ーメタノーアン
トラセン(2.0f)を乾燥ベンゼン(20.0mt)
に溶かし、室温で滴下した。
5時間室温で攪拌後、1時間70℃に加熱した。
水を加え、酢酸エチルで抽出し有機層を水洗後、芒硝乾
燥、溶媒留去によりβ−〔9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノ一9−アントリル〕−アクリル酸エチルエス
テル(M.p.lO8〜110℃)を得た。このエチル
エステル誘導体をメタノール(53a)と10%水酸化
ナトリウム水溶液(12mI!)中4時間還流した。常
法通り、水を加え、塩酸で中和、抽出、水洗、芒硝乾燥
、溶媒留去によりβ−〔9・10−ジヒトロー9・10
−メタノ一9−アントリル〕−アクリル酸を得た。M.
p.2l9.5〜222アC参考例 14 β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕−アクリル酸(612TV)と5%パラジウ
ム一炭素(1207!9)をエタノール中、水素気流下
室温で2時間攪拌した。
口過により触媒を除き、溶媒留去によりβ一〔9・10
−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕−プ
ロピオン酸を得た。M.p.l85〜189℃参考例
159−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10ーメ
タノーアントラセン(220〜)とホルミルメチレント
リフエニルホスホラン(1mm01e)をベンゼン中、
16時間還流した。
水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により油状物を得た。その油
状物をシリカゲルクロマトで精製することにより、β−
〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アント
リル〕−アクリロアルデヒドを得た。M.p.l35〜
138℃参考例 16 9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10一メタノ
ーアントラセン(110〜)とβ一カルボキシエチルト
リフエニルホスホニウムクロリド(186η)をジメチ
ルスルホキサイド(2a)とテトラハイドロフラン(2
mi)中、窒素気流下、0℃で65.4%水素化ナトリ
ウム(37〜)を加え、6時間0℃で攪拌した。
水を加え、塩酸で中和し、ベンゼンで抽出した。ベンゼ
ン層を2N−水酸化ナトリウム水溶液で抽出し、そのア
ルカリ溶液を中和し、酢酸エチルで抽出し、水洗、芒硝
乾燥、溶媒留去により、γ一〔9・10−ジヒトロー9
・10−メメノ一9−アントリル〕−β−ブテノイツク
アシドを得た。M.p.l66〜167℃参考例 17 9−ホルミル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
ーアントラセン(300W19)とシアノ酢酸メチル(
136〜)を触媒量の水酸化カリウム存在下、エタノー
ル(6m1)中、室温で1時間撹拌し、3時間還流した
水素化ホウ素ナトリウム(13〜)を−5℃で反応液に
加え、O〜−5℃で2時間撹拌した。水を加え、抽出、
水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により粗生成物を得、このも
のをシリカゲルクロマトで精製することによりα−シア
ノ−β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9
−アントリル〕−プロピオン酸エチルエステルを得た。
赤外線吸収スペクトル Film. ν −1 :307013049、2865、An22
45、1745、1245、1185、1020、10
10、765、747参考例 18 α−シアノ−β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノ一9−アントリル〕−プロピオン酸エチルエステル
(300η)と62%水素化ナトリウム(50〜)を乾
燥ベンゼン(6d)中60℃で半時間撹拌した。
ヨウ化メチル(0.5m1)を加え、60℃で2時間攪
拌した。水を加え、ベンゼンで抽出し、水洗、芒硝乾燥
、溶媒留去により、α−シアノ−α−メチル−β−〔9
・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル
〕−プロピオン酸エチルエステルを得た。M.p.ll
7〜118酸C参考例 19 α−シアノ−α−メチル−β−〔9・10−ジヒトロー
9・10−メタノ一9−アントリル〕一プロピオン酸エ
チルエステル(300Tf19)と水酸化ナトリウム(
40η)をエタノール(4d)と水(0.5m1)中、
−5〜0℃で一夜放置した。
水を加え、塩酸で中和後、酢酸エチルで抽出し、水ノ洗
、芒硝乾燥、溶媒留去により、α−シアノ−α一メチル
一β一〔9・10−ジヒトロー9・10一メタノ一9−
アントリル〕−プロピオン酸を得た。
M.p.l54〜156℃参考例 20 α−シアノ−α−メチル−β一〔9・10−ジヒトロー
9・10−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸(
2201!1g)を4時間165℃に加熱し、シリカゲ
ルクロマトで精製することにより、α−メチル−β−〔
9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリ
ル〕−プロピオニトリルを得た。
M.p.l53〜156℃参考例 21 α−メチル〜β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノ一9−アントリル〕−プロピオニトリル(120T
!ZI?)と30%水酸化ナトリウム水溶液(1.5d
)をエタノール(4m0中7時間還流した。
水を加え塩酸で中和、酢酸エチルで抽出し、水洗、芒硝
乾燥、溶媒留去によりα−メチル−β一〔9・10−ジ
ヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕−プロピ
オン酸を得た。赤外線吸収スペクトル Film. ν 一,:1708、1457、1443、Oπ129
5、1219、1125、1012、762、745、
665参考例 22 9−α−ヒドロキシエチル−9・10−ジヒトロー9・
10−メタノーアントラセン(500TI19)とアセ
トン(7Tn1)に溶かし、室温で、ジヨーンズ(JO
nes″)試薬(1a)を加え、30分撹拌した。
水を加え抽出、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により、9−
アセチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーア
ントラセンを得た。M.p.ll8〜119.5℃原料
化合物であるα−ヒドロキシエチル−9・101ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセンは9−ホルミル−
9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
を常法通りメチルマグネシウムアイオダイドと処理する
ことによつて得た。
参考例 23 常法通りトリエチルホスホノアセテート (448W9)と当モルの水素化ナトリウムと乾燥ベン
ゼン中、処理した溶液に、9−アセチル−9・10−ジ
ヒトロー9・10−メタノーアントラセン(400W9
)を乾燥ベンゼン(4m1)に溶かし、室温で滴下し、
60〜70℃で6時間攪拌した。
ベンゼンを加え、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去後、イソプ
ロピルアルコールから結晶化することによつて、β−メ
チル−β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一
9−アントリル〕−アクリル酸エチルエステルを得た。
M.p.lO7〜109℃参考例 24 β−メチル−β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノ一9−アントリル〕−プロピオン酸エチルエステル
(150η)と20%水酸化ナトリウム水溶液(0.5
m1)をエタノール(2m0中、3時間還流した。
水を加え、塩酸で中和し、生じた結晶を口別することに
よつて、β−メチル−β−〔9・10−ジヒトロー9・
10−メタノ一9−アントリル〕−プロピオン酸を得た
。M.p.l8O.5〜182℃原料化合物であるβ−
メチル−β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
一9−アントリル〕−プロピオン酸エチルエステル(M
.p.72〜74℃)は、β−メチル−β一〔9・10
−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕−ア
クリル酸エチルエステルを常法通り、接触還元すること
により得た。
参考例 25 β−メチル−β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノ一9−アントリル〕−プロピオン酸(220TV)
を前述と同様に、チオニルクロリド、窒化ナトリウムそ
してエタノールで順次処理することによつて、α−メチ
ル−β一カルボエトキシアミノエチル一9・10−ジヒ
トロー9・10−メタノーアントラセンを得た。
M.p.l56〜158℃参考例 26 α−メチル−β一カルボエトキシアミノエチル一9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン(10
0〜)と62%水素化ナトリウム(15〜)を乾燥ジオ
キサン(2mI1)中、60〜70℃で20分間攪拌し
、ヨウ化メチル(0.5d)を加え、60℃で6時間攪
拌した。
水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗、芒硝乾燥、溶媒
留去により油状物を得、その油状物をシリカゲルクロマ
トで精製することによつて、α−メチル−β−N−カル
ボエトキシ−N−メチルアミノエチル−9・10−ジヒ
トロー9・10−メタノーアントラセンを得た。M.p
.l2l〜122.5℃実施例 1 β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕−プロピオン酸メチルアミド(1.0t)と
水素化アルミリチウム(0.5t)をジオキサン中、5
0℃で2時間撹拌した。
水を加え、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解し
、酢酸エチルを加え、芒硝乾燥、溶媒留去により、9−
γ−メチルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・
10−メタノーアントラセンを得た。このものの塩酸塩
は、247〜249℃で融解した。イソプロピルアルコ
ールから再結晶することにより、M.p.259〜26
0℃の結晶を得た。原料アミドは以下の如く得た。β一
〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−アント
リル〕−プロピオン酸とチオニルクロリドをベンゼン中
4時間還流し、溶媒と過剰のチオニルクロリドを留去す
ることにより相当する酸クロリドを得た。
この酸クロリドをテトラハイドロフランに溶かし、過剰
の30%モノメチルアミン水溶液に0〜5℃で滴下し、
O〜15℃で撹拌後、水を加え、酢酸エチルで抽出し、
水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により、β−〔9・10−ジ
ヒトロー9・10−メタノ一9−アントリル〕−プロピ
オン酸メチルアミドを得た。M.p.2OO〜201℃
実施例 2 9−γ−クロロプロピル−9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノーアントラセン(50Tf!9)とピペリジ
ン(061d)を100℃に3時間加熱した。
酢酸エチルを加え、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により、
9−γ−ピペリジノプロピル一9・10−ジヒトロー9
・10−メタノーアントラセンを得た。このものの塩酸
塩は280〜283℃で融解した。原料化合物である9
−γ−クロロプロピル一9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンは9−γ−ヒドロキシプロピル
一9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセ
ンをチオニルクロリドでベンゼン中処理することによつ
て得た。
実施例 3 モルホリン(870即)とギ酸(460ワ)を60℃に
加熱し、β−〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
一9−アントリル〕−プロピオアルデヒド(50T!V
?)を加え、60℃で30分間、80℃で1.5時間撹
拌した。
水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗、芒硝乾燥、溶媒
留去により、9−γ−モルホリノプロピル−9・10−
ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンを得た。こ
のものの塩酸塩は、173〜176.5℃で融解した。
原料化合物であるβ一〔9・10−ジヒトロー9・10
−メタノ一9−アントリル〕−プロピオアルデヒド(M
.p.l35〜140℃)は9−γ一ヒドロキシプロピ
ル一9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラ
センをジクロロメタン中室温で5分間三酸化クロムーピ
リジンコンプレツクスで処理することにより得た。
実施例 4 β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕−プロピオアルデヒド(150η)とSec
−ブチルアミン(100W19)をメタノール中−5〜
O℃で30分間撹拌し、水素化ホウ素ナトリウム(50
W19)を加え、O℃で2時間撹拌した。
水を加え、ベンゼンで抽出し、ベンゼン層を塩酸で洗滌
し、その塩酸層をアンモニア水で塩基性にもどし、酢酸
エチルで抽出し、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により、9
−γ−Sec−ブチルアミノプロビル−9・10−ジヒ
トロー9・10メタノーアントラセンを得た。このもの
の塩酸塩は216〜219℃で融解した。実施例 5 9−γ−アセチルアミノプロピル−9・10ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセン(70〜)と水素化ア
ルミニウムリチウム(35〜)をジオキサン(2m0中
、.40〜50℃で9時間撹拌した。
水を加え過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解し、
酢酸エチルを加え、芒硝乾燥、溶媒留去により9−γ一
エチルアミノプロピル一9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンを得た。このものの塩酸塩は、
182〜186℃で融解した。実施例 6 9−γ−メチルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセン(40m1)、プロパ
ルギルプロマイド(22m9)とナトリウムアミド(1
5W19)を乾燥ベンゼン中、6時間還流した。
ベンゼンを加え、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により得た
残さをシリカゲルクロマトで精製し、9−γ−N−メチ
ル−N−プロパルギルアミノプロピル一9・10−ジヒ
トロー9・10メタノーアントラセンを得た。M.p.
l3O〜131℃実施例 7 9−γ−N−アセチル−N−アリルアミノプロピル−9
・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン(
100即)と25%水酸化ナトリウム水溶溶をエタノー
ル中10時間還流した。
水を加え、酢酸エチルで抽出し、水洗、芒硝乾燥、溶媒
留去により9−γ−アリルアミノプロピル−9・10−
ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンを得た。こ
のものの塩酸塩は227〜228℃で融解した。
実施例 8 9−γ−アミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノーアントラセン(125〜)、90%ギ酸(
300η)と37%ホルマリン水溶液(0.25m1)
を90〜100℃に8時間加熱した。
冷却後4N一塩酸を加え、蒸発乾固し、残さに水を加え
、アンモニア水で塩基性にしたのち、酢酸エチルで抽出
し、水洗、芒硝乾燥、溶媒留去により9−γ−ジメチル
アミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・10−メタ
ノーアントラセンを得た。このものの塩酸塩は244〜
247℃で融解した。
イソプロピルアルコールから再結晶することにより、M
.p.247〜247.5℃の結晶を得た。実施例 9
β一〔9・10−ジヒトロー9・10−メタノ一9−ア
ントリル〕−プロピオニトリル(250m9)と水素化
アルミニウムリチウム(100ワ)を乾燥ジオキサン(
12mj)中60℃で5時間撹拌した。
水を加え、過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解し
、酢酸エチルを加え、芒硝乾燥、溶媒留去によつて、9
−γ−アミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセ.50ンを得た。
このものの塩酸塩は275℃で分解した。
実施例 10 9−アセチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
ーアントラセンオキシム(75〜)と水素化アルミニウ
ムリチウム(20W9)を70℃で4時間撹拌した。
水を加え過剰の水素化アルミニウムリチウムを分解後、
酢酸エチルを加え、芒硝乾燥、溶媒留去により油状物を
得た。その油状物をシリカゲルクロマトにより精製し9
−α−アミノエチル−9・10−ジヒトロー9・10−
メタノーアントラセンを得た。M.p.lO2.5〜1
03.5℃原料オキシムは、9−アセチル−9・10−
ジヒトロー9・10−メタノーアントラセンを常法通り
、エタノール中、ヒドロキシアミン塩酸塩と水酸化ナト
リウムで処理することにより得た。
同様にして以下の化合物を得た。9−アミノメチル−9
・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩
酸塩M.p.〉300℃ 9−メチルアミノメチル−9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.28l.5〜
283℃ 9−ジメチルアミノメチル−9・10−ジヒトロー9・
10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.257〜2
59アC9−エチルアミノメチル−9・10−ジヒトロ
ー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.28
3〜284℃ 9−N−エチル−N−メチルアミノメチル−9・10−
ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩 M
.p.249.5〜251℃9−イソプロピルアミノメ
チル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアント
ラセンM.p.lO3〜103.5℃ 9−Sec−ブチルアミノメチル−9・10−ジヒトロ
ー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.23
4〜235.5℃9−イソブチルアミノメチル−9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩
M.p.227〜229℃9−シクロプロピルメチルア
ミノメチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノー
アントラセン塩酸塩 M.p.24O.5〜243.5
℃9−アリルアミノメチル−9・10−ジヒドロ9・1
0−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.2O8〜20
9℃ 9−プロパルギルアミノメチル一9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセンM.p.l25〜12
8℃ 9−ベンジルアミノメチル−9・10−ジヒトロー9・
10−メタノーアントラセンM.p.94〜97℃ 9−ピペリジツメチル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンM.p.ll4〜115℃ 9−モルホリノメチル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンM.p.l6O〜163℃ 9−β−アミノエチル−9・10−ジヒトロー9・10
−メタノーアントラセンM.p.l58〜160℃ 9−β−メチルアミノエチル−9・10−ジヒトロー9
・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.3O4〜
305℃9−β−ジメチルアミノエチル−9・10−ジ
ヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p
.239〜240,5℃9−β一エチルアミノエチル一
9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
塩酸塩M.p.297〜299℃9−β−ジエチルアミ
ノエチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーア
ントラセン赤外線吸収スペクトル Film. νCTn−、:3065、1468、1445、138
0、128011205、1155、1010、765
、7459−β−Sec−ブチルアミノエチル−9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩
M.p.267〜268ーC9−β−N−N−ジシク
ロプロピルメチルアミノエチル−9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセン塩酸塩 M.p.l3
7〜140℃9−β−アリルアミノエチル−9・10−
ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.
p.242〜243℃9−β−ベンジルアミノエチル−
9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
塩酸塩M.p.233〜235℃9−β−モルホリノエ
チル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアント
ラセン塩酸塩M,p.263〜264℃9−γ−アミノ
プロピル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーア
ントラセン塩酸塩M.p.275タC 9−γ−メチルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.259
〜260℃9−γ−メチルアミノ−α−プロペニル一9
●10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩
酸塩 M.p.244〜246℃9−γ−ジメチルアミ
ノプロピル−9・10ジヒトロー9・10−メタノーア
ントラセン塩酸塩M.p.247〜247.5℃9−γ
一エチルアミノプロピル一9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.l84〜18
6℃9−γ−N−エチル−N−メチルアミノプロピル−
9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン
蓚酸塩 M.p.l68〜169℃9−γ−イソプロピ
ルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノーアントラセン塩酸塩 M.p.255〜256℃
9−γ−イソブチルアミノプロピル−9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩 M.p.
248〜252℃9−γ−Sec−ブチルアミノプロピ
ル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラ
セン塩酸塩 M.p.2l7〜219℃9−γ−N−ベ
ンジル−N−シクロプロピルメチルアミノプロピル−9
・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩
酸塩M.p.2O7〜211℃ 9−γ−アリルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.226
〜228℃9−γ−ベンジルアミノプロピル一9・10
−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M
.p.l97〜20FC9−γ−N−メチル−N−プロ
パルギルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノーアントラセン M.p.l3O〜131℃
9−γ−N−(2・2・2−トリフルオロエチル)−N
−メチルアミノプロピル−9・10−ジヒトロー9・1
0−メタノアントラセン塩酸塩M.p.l7O〜172
.5℃9−γ−ピペリジノプロピル一9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩M.p.2
8O〜283ーC9−γ−ビロリジノプロピル一9・1
0−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩
M.p.244〜248℃9−γ−モルホリノプロピル
−9・10−ジヒトロー9・10−メタノーアントラセ
ン塩酸塩M.p.l74〜177℃9−δ−ジメチルア
ミノブチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノー
アントラセン塩酸塩M.p.2Ol〜200.5℃9−
δ−ジメチルアミノ−α−ブテニル一9・10−ジヒト
ロー9・10−メタノーアントラセン塩酸塩 M.p.
l54.5〜155℃9−α−アミノエチル−9・10
−ジヒドロ9・10−メタノーアントラセンM.p.l
O2,5〜103.5℃ 9−α−メチルアミノエチル−9・10−ジヒトロー9
・10−メタノーアントラセン赤外線吸収スペクトル Film. ν 一、:3070、3050127801an137
5、1277、1172、1155、1138、101
2、765、745、6659−α−メチル−β−メチ
ルアミノ−エチル−9・10−ジヒトロー9・10−メ
タノアントラセン赤外線吸収スペクトル Film. ν.−1:3070、3020、286012815、
116011135、1032、10101765、7
45、718、6659−α−メチル−β−ジメチルア
ミノ−エチル−9・10−ジヒトロー9・10−メタノ
ーアントラセン M.p.75〜78℃9−α−メチル
−γ−メチルアミノ−プロピル−9・10−ジヒトロー
9・10−メタノーアントラセン塩酸塩 M.p.22
9〜232℃9−β−メチル−γ−メチルアミノ−プロ
ビル10−ジヒトロー910−メタノーアン トラセン塩酸塩 M.p.228〜230℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Aは低級アルキレン基またはC_3−C_4ア
    ルケニレン基を表わし、R_1、R_2は水素原子、低
    級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、
    低級ポリハロアルキル基、アルアルキル基、低級シクロ
    アルキルアルキル基を示すか、またはR_1およびR_
    2は互いに結合せるアルキレン鎖もしくは酸素原子を介
    するアルキレン鎖を表わして、隣接する窒素原子と共に
    ピペリジノ、ピロリジノもしくはモルホリノ基を表わす
    。 〕で示される化合物及びその酸付加塩。 2 次に示す化合物(1)〜(4)のいずれかである特
    許請求の範囲第1項記載の化合物及びその酸付加塩。 (1)9−γ−メチルアミノプロピル−9・10−ジヒ
    ドロ−9・10−メタノ−アントラセン (2)9−γ−ジメチルアミノプロピル−9・10−ジ
    ヒドロ−9・10−メタノ−アントラセン(3)9−メ
    チルアミノメチル−9・10−ジヒドロ−9・10−メ
    タノ−アントラセン(4)9−ジメチルアミノメチル−
    9・10−ジヒドロ−9・10−メタノ−アントラセン
JP3958176A 1976-04-07 1976-04-07 新規なメタノ−アントラセン誘導体 Expired JPS5910654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3958176A JPS5910654B2 (ja) 1976-04-07 1976-04-07 新規なメタノ−アントラセン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3958176A JPS5910654B2 (ja) 1976-04-07 1976-04-07 新規なメタノ−アントラセン誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52122358A JPS52122358A (en) 1977-10-14
JPS5910654B2 true JPS5910654B2 (ja) 1984-03-10

Family

ID=12557046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3958176A Expired JPS5910654B2 (ja) 1976-04-07 1976-04-07 新規なメタノ−アントラセン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5910654B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9117639D0 (en) * 1991-08-15 1991-10-02 Ici Plc Therapeutic compounds
GB9216297D0 (en) * 1991-08-15 1992-09-16 Ici Plc Therapeutic agents
US5512575A (en) * 1991-08-15 1996-04-30 Zeneca Limited Methanoanthraceneyl methyl piperidinyl compounds
GB9216298D0 (en) * 1991-08-15 1992-09-16 Ici Plc Piperidine derivatives

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52122358A (en) 1977-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Harris et al. The Vitamin B6 Group. II. The Structure and Synthesis of Pyridoxamine and Pyridoxal1
US5831089A (en) Process to produce midazolam
HORWITZ et al. Some 6-Substituted Uracils1
JPS5910654B2 (ja) 新規なメタノ−アントラセン誘導体
Langer et al. Sequential cyclizations of 2-isothiocyanatobenzonitrile and 2-isocyanatobenzonitrile with α-aminoketones
Mollet et al. Stereoselective synthesis of bicyclic tetrahydrofuran-fused β-lactams and their conversion into methyl cis-3-aminotetrahydrofuran-2-carboxylates
CA2158167A1 (en) Novel imidazoloquinoxalinones, their preparation and use
US4111931A (en) 1,2,3,5-tetrahydro-4h-1,5-benzodiazepine-4-ones
US3201406A (en) Pyridylcoumarins
US3558603A (en) Process for producing benzodiazepine derivatives
Tokumitsu Reaction of. BETA.-nitroketeneaminal with olefins bearing electron-withdrawing group and aldehydes.
Nilsson et al. Urea and 2-imidazolidone derivatives of the muscarinic agents oxotremorine and N-methyl-N-(1-methyl-4-pyrrolidino-2-butynyl) acetamide
JPS5911576B2 (ja) 新規なメタノ−アントラセン誘導体の製造法
Davis et al. Anticonvulsants. II. Spiro Compounds. Dibenzo [α, d] cycloheptadiene-5, 5'-hydantoins,-5, 5'-oxazolidinediones, and-5, 2'-succinimides
Radadia et al. An efficient protocol for the synthesis of N-fused 2, 5-diketopiperazine via base catalyzed Ugi-type MCR
Bell et al. A general method for preparing 2-acetamidoacetanilides having a second functional group in the 2 position and affording an access to 3-acetamido-1, 3-dihydro-2H-1, 4-benzodiazepin-2-ones
Sendzik et al. Environmentally friendly and efficient: iron-mediated reduction of 3-methyl-5-aryl-1, 2, 4-oxadiazoles to benzamidines
JP2003509504A (ja) リトナビルの合成方法
Glamkowski et al. Tetracyclic benzodiazepines. 4. Synthesis of the novel benzo [c] pyrrolo [1, 2, 3‐ef][1, 5] benzodiazepine ring system, and derivatives with potential antipsychotic activity
JP3252484B2 (ja) 4,5−ジヒドロ[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]キノキサリン誘導体の製造方法
US3293260A (en) 1-substituted cycloheptimidazol-2(1h)-one compounds
JP3045574B2 (ja) アミノ化合物の製造法
US3935207A (en) Conjugate addition
US3432520A (en) Preparation of 2-imidazolone derivatives by catalytic cyclization
JPH04270272A (ja) アミノアルキルモルホリン誘導体の製造法