JPS59103043A - パワ−ユニツトのマウンテイング装置 - Google Patents

パワ−ユニツトのマウンテイング装置

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Publication number
JPS59103043A
JPS59103043A JP21243282A JP21243282A JPS59103043A JP S59103043 A JPS59103043 A JP S59103043A JP 21243282 A JP21243282 A JP 21243282A JP 21243282 A JP21243282 A JP 21243282A JP S59103043 A JPS59103043 A JP S59103043A
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JP
Japan
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power unit
chamber
solenoid
fluid
fluid chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP21243282A
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English (en)
Inventor
Naoto Fukushima
直人 福島
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS59103043A publication Critical patent/JPS59103043A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F13/00Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
    • F16F13/04Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
    • F16F13/26Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions
    • F16F13/264Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper characterised by adjusting or regulating devices responsive to exterior conditions comprising means for acting dynamically on the walls bounding a working chamber

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はパワーユニットのマウンティング装置、詳し
くは、流体が充愼されて容積変化可能な室をパワーユニ
ットと車体との間に画成して、この室内の流体にパワー
ユニットに発生する振動に同期した脈圧を与え、パワー
ユニットの振動が車体に伝達されることを防止したパワ
ーユニットのマウンティング装置に関する。
車両においては、車室内の騒音が、パワーユニット側か
ら伝達される比較的高周波数域の振動を一因としている
。この高周波数域の振動は、パワーユニット(エンジン
)が車体との間で生シる振動、特にパワーユニットのピ
ストン、コンロッドの往復慣性質量のアンバランスに起
因した上下方向振動あるいはパワーユニソートの燃焼室
内の爆発圧力の分力に起因したロール方向振動を主構成
要素としており、これらの振動はパワーユニットの回転
数の次数成分と同一周波数を有している。このような振
動は、パワーユニットからマウンティング装置を経て車
室内へ伝達され、車室内で共鳴して騒音となる。
このため、このような振動が、車室内(車体側)へ伝達
することを防止するマウンティング装置が種々提案され
、本出願人においても特願昭57−41921号明細書
中に示されるマウンティング装置を提案している。この
特願昭57−41921号明細書中に示されたマウンテ
ィング装置は、前述したロール方向の振動が車体側に伝
達されることを防止したもので、パワーユニットのロー
ル軸の一側に配置され一端が車体に支持された第1マウ
ンテイングユニツトと、パワーユニットのロール軸の他
側に配置され一端が車体に支持された第2マウンテイン
グユニツトとを備え、前記第1マウンテイングがパワー
ユニットの一側に連結された第1隔壁部と、第1隔壁部
と車体との間に設けられ第1隔壁部の振動により容積が
増減する第1室と、第1室から隔絶され第1隔壁部の振
動により容積が減増する第2室とを有し、前記第2マウ
ンテイングユニツトがパワーユニットの他側に連結され
た第2隔壁部と、第2隔壁部と車体との間に設けられた
第2隔壁部の振動により容積が増減する第3室と、第3
室から隔絶され第2隔壁部の振動により容積が増減する
第4室とを有し、第2室と第3室とを第1通路で、第1
室と第4室とを第2通路で連結するとともに第1、第2
、第3、第4室および第1、第2通路に非圧縮性流体を
封入し、前記第1および第2通路に脈動発生手段を連結
して該脈圧発生手段から第1、第2、第3、第4室にパ
ワーユニットの微小ロール振動に基づき第1、第2、第
3、第4室に発生する容積変化と逆位相の脈動を送るこ
とができるよう構成されている。そして、脈圧発生手段
は、シリンダ内にピストンを摺動自在に収納して2つの
室を画成し、これらの室の一方を前記第1、第3室に、
室の他方を前記第2、第4室に連通させている。また、
ピストンに固着したピストンロンドは、所定の径(R)
を有したプーリの外周部に回動可能に連結された連結棒
と回動可能に連結している。この脈動発生手段は4気筒
4サイクルエンジンに使用されているところから径(R
)のプーリはベルトを介してパワーユニットのクランク
軸に連結した径(2R)のプーリに連結して、クランク
軸の2倍の角速度で回転する。
このような脈圧発生手段は、パワーユニットが1回転す
る間に、そのピストンがシリンダ内を2往復動する。す
なわち、連結棒を固着したプーリが、その径比(R/2
R)に対応してクランク軸に設けられたプーリの2倍の
角速度で回転するため、ピストンの往復動数はクランク
軸の回転数の2倍となる。したがって、シリンダ内に画
成された各室内の流体には、クランク軸の回転数の2倍
の周波数の脈動が生じ、この脈動が前記第1、第3室お
よび第2、第4室へ伝播して、パワーユニットの二次振
動が車体へ伝達されることを防止する。
しかしながら、この特願昭57−41921号明細書中
に開示された脈圧発生手段は、ピストンがシリンダ内に
摺動自在に収納されて、2つの室を画成し、このピスト
ンが、クランク軸に設けられた径(2R)のプーリとベ
ルト連結した径(R)のプーリによりクランク機構を介
して駆動される機械的構成となっており、シリンダ内の
2つの室とマウンティングユニット内の各室とは配管に
よって連通している。このため、このような脈圧発生手
段は、比較的余裕空間の少ないエンジンルーム内に、ク
ランク軸と脈圧発生手段とを連結する2つのプーリおよ
びこれらのプーリ間を連結するベルトを収納しなければ
ならず、他の補機(ポンプ、オルタネータ等)と干渉し
てその配設上の位置設定の自由度が少なくなり、また、
その取付時の作業性が低下するという問題点があった。
また、脈圧発生手段で発生する脈動は配管を介してマウ
ンティングユニット内の各室に伝播されるため、配管内
の非圧縮性流体は配管内′で受ける管路抵抗に抗して流
動しなければならないうえ、パワーユニットの振動の位
相が変化する際自らの慣性力に抗して流動方向を変更し
なければならない。したがって、脈圧発生手段はこれら
の抗力に打ち勝てるよう非圧縮性流体を昇圧しなければ
ならず、そのために、脈圧発生手段の駆動に大きなエネ
ルギーを必要とするという問題点もあった。
この発明は上記問題点に着目してなされたものであり、
パワーユニットと車体との間に介装されるとともに流体
が充填され振動の入力により拡縮する流体室を有するマ
ウンティングユニットと、流体室内の流体にパワーユニ
ットで発生する振動に同期した脈動を付与する脈圧発生
手段とを備え、脈圧発生手段がパワーユニットで発生す
る振動の位相を検出し該位相に対応する位相信号を出力
するセンサと、流体室内に収納されるとともに拡縮自在
の小室を画成する弾性体と弾性体を振動させて小室を拡
縮し流体に脈動を付与可能なソレノイドとを有する脈動
発生器と、位相信号に基づきパワーユニットの振動が流
体室を拡張させるときは小室の容積が拡張する方向にパ
ワーユニットの振動が流体室を縮少させるときは小室の
容積が縮少する方向に弾性体が振動するようソレノイド
に電流信号を送信する制御回路とを備えたパワーユニッ
トのマウンティング装置を提供することにより、上記問
題点を解決することを目的としている。
以下、これらの発明を図面に基づいて説明する。
第1.2図は第1発明の第1実施例を示す図であり、ま
ず、構成を説明する。1は図示していない4気筒4サイ
クルエンジンを有するパワーユニットの両側に連結され
たブラケットであり(以下、簡略のため一側についての
み説明する)、ブラケット1にはそれぞれ空間の画成さ
れたフレーム2が固定されている。各フレーム2の空間
には1対のゴムマウント3.4とゴムマウント3.4間
に介在するソレノイド5とが挿入されており、ゴムマウ
ント3.4はフレーム2の第1図中上端および下端にそ
れぞれ固定されている。ゴムマウント3.4は略円筒形
に形成されており、これらゴムマウント3.4はフレー
ム2およびソレノイド5とともに流体小室6.7を画成
している。流体小室6.7にはそれぞれ非圧縮性流体が
充填されており、ゴムマウント3.4は全体としてマウ
ンティングユニット8を、流体小室6.7は全体として
拡縮自在の流体室9を、それぞれ構成している。
ソレノイド5はブラケット10を介して図示していない
車体に支持されており、その結果、パワーユニットの静
荷重は1対のブラケット1、フレーム2、ゴムマウント
3.4、ソレノイド5およびブラケット10を介して車
体に支持される。
ソレノイド5の第2図中上下端にはそれぞれ板部材11
.12が固定されており、板部材11.12の中央部は
折曲されて流体小室6.7内に突出している。一方、フ
レーム2の第2図中上下端にもそれぞれリテーナに貼着
されたゴムシー目3、14が支持されており、ゴムシー
ト13.14は停止中のパワーユニットの静荷重が負荷
された状態で前述の板部材11.12と所定間隔離隔し
て対向している。したがって、極めて振幅の大きい振動
が入力しゴムマウント3.4が大きく撓んだときでもゴ
ムシート13.14と板部材11.12とが衝突して制
振する。前記、板部材11.12とゴムシート13.1
4とは全体としてストッパ15.16を構成している。
前述のソレノイド5はコア17と、コアに被包されたコ
イル18と、コア17内に第2図中上下方向に摺動可能
なプランジャ19とを有しており、コイル18が通電さ
れるとプランジャI9の上端はコア17に吸引される。
一方、プランジャ19の下端は移動体を構成するベロー
ズ20の下端中央部に固定されており、ベローズ20の
上端はコア17に連結されているため、コア17とベロ
ーズ20とにより画成される小室21はプランジャ19
の摺動により拡縮する。22.23はパワーユニットの
クランク軸に連結されたロータ24に固定された永久磁
石であり、永久磁石22.23は互いに180°離隔し
ている。ロータ24の外周面近傍には磁気センサ25が
配設されており、磁気センサ25は永久磁石22.23
が接近するとこれを検知してパルス信号を出力する。磁
気セン+5はロータ241回転につき2個のパルスを出
力可能である。一般に、4気筒4サイクルエンジンの場
合、クランク軸が2回転する間に各気筒で1回づつ合計
4回爆発が生じる。その結果、クランク軸の1回転当り
パワーユニットが受ける爆発力は2回であり、これがパ
ワーユニットの加振力となる。本実施例では、4気筒4
サイクルエンジンを有するパワーユニットを支持してい
るため磁気センサδがクランク軸1回転につき2個のパ
ルスを出力できるよう永久磁石22.23を2個使用し
ているが、他の形式のエンジンを有するパワーユニット
を支持するには永久磁石の数を適宜変更しなければなら
ない。前述の磁気センサ25は加振力の入力するとき(
各気筒の圧縮上死点より若干後)に永久磁石22、詔が
接近するよう配置されているためパルス信号は振動の位
相を表示可能であり、これら永久磁石22.23と磁気
センサ25は全体として振動の位相センサ26を構成す
る。磁気センサ25は遮断回路27に接続されており、
遮断回路27では第3図のフローチャートに示されてい
るように磁気センサ25からのパルス信号が表示するパ
ワーユニットの振動周波数が一定値以下の場合駆動回路
28にパルス信号を送信し振動周波数が一定値を超える
と駆動回路28へのパルス振動を停止する。駆動回路2
8はパルス信号に基づきコイル18に脈動電流あるいは
断続電流を出力し、ソレノイド5を励磁可能である。遮
断回路27と駆動回路28とは全体として制御回路29
を構成する。前述のソレノイド5とへローズ20とは全
体として脈動発生器29aを構成する。
次に作用について説明する。パワーユニットを始動する
と、エンジンの各気筒で生じる爆発力に基づき、パワー
ユニットにはクランク軸の1回転当り2サイクルの振動
が生じる。ここで、パワーユニットに生じる振動が一定
周波数以下の場合、駆動回路側はパルス信号に応じた断
続電流をコイル18に送る。その結果、パワーユニット
の振動によりフレーム2が矢印A方向に移動する期間、
プランジャ19の上端はコア17に吸引され第2図に示
された状態になる。したがって、移動体(ベローズ20
)は小室21を拡張する方向に移動し、流体小室7内の
流体に脈動を付与する。このような脈動はフレーム2が
矢印A方向に移動することにより流体小室7内の流体に
生じる液圧変化を相殺し、ゴムマウント4を介してソレ
ノイド5さらに車体に伝達される伝達力が低下する。次
に、フレーム2が矢印Aと反対の方向に移動する期間は
パルスの入力がないため、断続電流の場合には駆動回路
28からコイル18に電流は流れず、ベローズ20の復
元力によりプランジャ19はその上端がコア17から離
隔する方向に移動する。その結果、小室21も縮小し、
フレーム2が矢印Aと反対方向に移動することにより流
体小室7内の流体に生じる液圧変化が相殺される。脈動
電流の場合には、プランジャ19にはコイル18には極
性が逆となった電流が流れるので、プランジャ19は強
制的に復帰する。このように、本願第1発明では流体小
室7内の流体に直接脈動を付与しているため脈動により
降下または昇圧させる液圧はフレーム2の振動により昇
圧または降下する液圧と略等しければよく、従来のよう
に管路抵抗等による圧力損失分を考慮する必要はない。
したがって、コイル18に通電すべき電流値も低くてよ
くエネルギーの消費を減少させることができる。さらに
、ソレノイド5、ベローズ20等が流体室9に収納され
ているため狭いエンジンルーム内にも十分収納でき、取
付作業等の作業性も向上させることができる。
次に、パワーユニットに生じる振動の周波数が一定値を
超える場合には、エンジンの回転数が上昇し振幅も小さ
くなってくるので、遮断回路27から駆動回路邦にパル
ス信号が送信されず、プランジャ19は移動しない。そ
の結果、不必要にプランジャ19を駆動して高周波数の
脈動がゴムマウント4を加振して車体に伝達される振動
が増加する事態を防止できる。
第4図は第1発明の第2実施例であり、第1実施例と同
一構成部分には同一符号のみ付して説明は省略する。板
部材IL’12に対向して配設されたリテーナおよびゴ
ムシート13.14には通路30.31が形成されてお
り、通@30.3Iの一端は流体小室6.7にそれぞれ
開口している。
一方、通路30.31の他端はニップル32.33を介
して配管34に連結されており、流体小室6.7は通路
30.31および配管34を介して互いに連通している
。したがって、第4図に示された第2実施例では、配管
34の長さ、内径、ゴムマウント3.4の形状、硬さ等
で特定される一定周波数域で特に減衰係数を増大させる
ことができ、この周波数域で伝達力をさらに減少させる
ことができる。そのため、上記一定周波数域を車両の走
行中に生じる低周波数(約10 Hz )のパワーユニ
ットにシェイクを生じさせる周波数域に設定しておけば
、パワーユニットのシェイクを有効に防止できる。
第5図は第1発明の第3実施例を示す図であり、上記第
2実施例と同一構成部分には同一符号のみ付して説明は
省略する。35はパワーユニットの一側に配置されたマ
ウンティングユニット8の流体小室6とパワーユニット
の他側に配置されたマウンティングユニット8の流体小
室7とを連通ずる配管であり、−側に配置されたマウン
ティングユニット8の流体小室7は配管あを介して他側
に配置されたマウンティングユニット8の流体小室6に
連通している。したがって、第1発明の第3実施例では
、両側に配置されたマウンティングユニット8.8に同
相のバウンス振動が入力した場合、上記第2実施例と同
様の配管35.36によって暗振動に対する減衰係数を
大きくすることができ、シェイク等に対する割振効果を
向上させられる。
第6FI!Jは第1発明の第4実施例であり、前記第2
実施例と同一構成部分には同一符号のみ付して説明は省
略する。37はパワーユニットの一側に配置されたマウ
ンティングユニット8の流体小室6とパワーユニットの
他側に配置されたマウンティングユニット8の流体小室
6とを連通ずる配管であり、−側に配置されたマウンテ
ィングユニット8の流体小室7は配管38を介して他側
に配置されたマウンティングユニット8の流体小室7に
連通している。したがって、第1発明の第4実施例では
パワーユニットのロール振動に対する減衰係数を大きく
することができる。すなわち、パワーユニットのロール
振動によりパワーユニットの一側に配置されたマウンテ
ィングユニット8とパワーユニットの他側に配置された
マウンティングユニット8とには互いに逆相の振動が入
力する。その結果、パワーユニットの一側に配置された
、マウンティングユニット8の流体小室6が拡張し流体
小室7が縮小するとパワーユニットの他側に配置された
マウンティングユニット8の流体小室6は縮小し流体小
室7は拡張する。しかしながら、上述のように流体小室
6.7は流体小室6.7にそれぞれ連通しているため流
体が流動し、その際に生じる管路抵抗等により減衰係数
が大きくなる。したがって、車両の急加速時などに生じ
るパワートレインの共振およびパワーユニット等のロー
ル振動を含む車体の前後振動(通称ガクガク振動)を有
効に割振できる。
第7図は第1発明の第5実施例であり、上記第4実施例
のうち配管38を除去したものであり、第4実施例と同
一構成には同一符号のみ付して説明は省略する。第5実
施例では、第4実施例と同様ロール振動に対する減衰係
数を大きくできるうえ、流体小室7.7を密閉して互い
に連通させていないため脈動の付与による液圧変化が生
じ易いのでベローズ20の移動距離を少なくでき、ベロ
ーズ20の小型化を図れる。
第8.9図は第1発明の第6実施例であり、第1実施例
と同一構成部分には同一符号のみ付して説明は省略する
。39はコア40を摺動自在に貫通する振動子であり、
この振動子39は非磁性体のスペーサ41を介して連結
された2個の永久磁石42.43と永久磁石42.43
に固定され先端が流体小室6.7内に突出するロッド4
4.45とを有しており、永久磁石42.43は互いに
対向する端部が同極、例えばS極になっている。コア4
゜の第8図中上・下端にはそれぞれベローズ46.47
の一端が固定されており、ベローズ46.47の他端は
ロッド44.45の先端にそれぞれ連結されている。前
述のソレノイド54はベローズ46.47とともに脈圧
発生器47aを構成する。一方、ロータ24には互いに
90°離隔した4個の永久磁石48.49.50.51
が固定されており、駆動回路52はパルス信号に基づき
交番電流をコイル53に通電可能である。すなわち、4
個の永久磁石48.49.50.51のうち互いに18
o°離隔する48.5゜はパワーユニットのエンジンに
おいて生じる2回の爆発のとき磁気センサ25に接近す
る。したがって、永久磁石48.50が磁気センサ5に
接近するとき駆動回路52はコア40の第8図中上端が
S極、下端がN極になるようコイル53に通電し、永久
磁石49.51が磁気センサ25に接近するとき駆動回
路52はコア40の上端がN極、下端がS極になるよう
コイル53に交番電流を通電する。その結果、パワーユ
ニットの振動によりフレーム2が矢印A方向に移動する
ときはベローズ46が縮退し、ベローズ47が伸長する
。一方、フレーム2が矢印Aと反対方向に移動するとき
はベローズ47が縮退し、ベローズ46が伸長する。そ
の結果、振動の伝達力が減少する。上記、振動子39、
コア40、コイル53は全体としてソレノイド54を構
成しており、駆動回路52は遮断回路27とともに制御
回路55を構成する。
第10図は第1発明の第7実施例であり、第1発明の第
1実施例と同一構成部分には同一符号のみ付して説明は
省略する。ゴムマウント3.4の間にはソレノイド56
が介在しており、ソレノイド56は環状のコイル57と
コイル57を被包するコア58とを有しており、コイル
57に貫通固定された非磁性体のスリーブ59にはスリ
ーブ59内に摺動自在に挿入された振動子60が収納さ
れている。61は振動子60を中立位置に付勢する1対
のスプリングでありソレノイド56、スリーブ59、振
動子60、スプリング61は全体として脈動発生器62
を構成している。したがって、スリーブ59と振動子6
0により小室63.64が画成され、小室63.64は
流体小室6.7にそれぞれ連通している。振動子60は
非磁性体のスペーサ65を介して中央を貫通する非磁性
体製のリベット75によって連結された1対の永久磁石
66.67により構成されており、永久磁石66.67
はスペーサ65に接する側が同極、例えばS極になって
いる。
パワーユニットのクランク軸に固定されたロータ24に
は互いに90°離隔する4個の永久磁石68.69.7
0.71が固定されている。永久磁石68.70は互い
に180°離隔しており、これら磁石68.70が磁気
センサ段に接近するときパワーユニットに爆発による加
振力が加わる。したがって、永久磁石68.70が接近
して磁気センサ25がパルスを出力するときと、磁石6
9.71が接近して磁、気センサδがパルスを出力する
ときと、はパワーユニットに生じる振動の位相が180
°異なっており、磁気センサ25から出力されるパルス
信号はパワーユニットに生じる振動の位相を表示可能で
ある。前述の永久磁石68〜71および磁気センサ25
は全体として位相センサ72を構成する。
磁気センサ怒から出力されたパルス信号は第4図に示さ
れているように遮断回路27を経て駆動回路73に送信
される。駆動回路73と遮断回路27は全体として制御
回路74を構成する。駆動回路73は永久磁石68、−
70が磁気センサ25に接近するとき、コア58の第8
図中上端がS極、下端がN極になるようコイル57に交
番電流を通電し、永久磁石69.71が磁気センナ乙に
接近するとき駆動回路73はコア58の上端がN極、下
端がS極になるようコイル57に通電する。その結果、
パワーユニットの振動によりフレーム2が矢印A方向に
移動するときは振動子60が矢印Aと反対方向に摺動す
る。一方、フレーム2が矢印Aと反対方向に移動すると
きは振動子60が矢印A方向に摺動する。その結果、小
室63.64の容積が交互に増減し、流体小室6.7四
Φ液圧の上昇を防止できる。したがって、振動の伝達力
が減少するうえ脈動発生器62が流体室9内に収納され
るため従来のように管路抵抗等により圧力損失分を考慮
する必要がなくコイル57に通電すべき電流値は小さく
てもよい。さらに、第7実施例では、マウンティング装
置の小型化を図ることができ、狭いエンジンルーム内に
十分収納できるとともに取付作業等の作業性の向上を図
ることができると共に、本第7実施例は振動子口が摺動
して直接小室口、64の容積を変化させ移動体とソレノ
イドのプランジャの役目を兼ねるため振動脈圧発生手段
の構成を簡単にすることができる。
以上説明してきたように、パワーユニットのマウンティ
ング装置を、パワーユニットと車体との関に介装される
とともに流体が充填され振動の入力により拡縮する流体
室を有するマウンティングユニットと、流体室内の流体
にパワーユニットで発生する振動に同期した脈動を付与
する脈圧発生手段とを備え、脈圧発生手段がパワーユニ
ットで発生する振動の位相を検出し該位相に対応する位
相信号を出力するセンサと流体室内に収納されるととも
に拡縮自在の小室を画成する移動体と移動体を振動させ
て小室を拡縮し流体に脈動を付与可能なソレノイドとを
有する脈動発生器と、位相信号に基づきパワーユニット
の振動が流体室を拡張させるときは小室の容積が拡張す
る方向にパワーユニットの振動が流体室を縮少させると
きは小室の容積が縮少する方向に移動体が振動するよう
ソレノイドに電流信号を送信する制御回路とを備えて構
成したため脈動発生に必要なエネルギーを低減させられ
るとともに、マウンティング装置の小型化と取付作業等
の作業性の向上を図れるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す斜視図、第2図は第
1図で示したマウンティングユニットの正面断面図、第
3図は第2図の電気回路のフローチャーI・、第4図は
本発明の第2実施例を示す正面断面図、第5図は本発明
の第3実施例を示す正面断面図、第6図は本発明の第4
実施例を示す正面断面図、第7図は本発明の第5実施例
を示す正面断面図、第8図は本発明の第6実施例を示す
正面断面図、第9図は第8図の電気回路のフローチャー
ト、第1d図は本発明の第7実施例を示す正面断面図で
ある。 5.54.56−−−−−−ソレノイド、6.7−−−
−−−2室(流体小室)、8−−−−−−マウンティン
グユニット、9−・−・−流体室、 20.46.47.60−・−移動体 (ベローズ振動子)、 21−−−−−一小室、 妬、72−−−−−−センサ(位相センサ)、27−−
−−−一遮断回路、 29.55.74−−−−−一制御回路、29a 、 
47a 、 62−−−−−一脈動発生器、30.31
.34−−−−−一通路。 第3図 第4図 2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (])パワーユニットと車体との間に介装されるととも
    に流体が充填され振動の入力により拡縮する流体室を有
    するマウンティングユニットと、流体室内の流体にパワ
    ーユニットで発生する振動に同期した脈動を付与する脈
    圧発生手段とを備え、パワーユニットの振動が車体に伝
    達されることを防止するパワーユニットのマウンティン
    グ装置において、脈圧発生手段がパワーユニットで発生
    する振動の位相を検出し該位相に対応する位相信号を出
    力するセンサと、流体室内に収納されるとともに拡縮自
    在の小室を画成する移動体と、移動体を振動させて小室
    を拡縮し流体に脈動を付与可能なソレノイドとを有する
    脈動発生器と、位相信号に基づきパワーユニットの振動
    が流体室を拡張させるときは小室の容積が拡張する方向
    にパワーユニットの振動が流体室を縮少させるときは小
    室の容積が縮少する方向に移動体が振動するようソレノ
    イドに電流信号を送信する制御回路とを備えたことを特
    徴とするパワーユニソI・のマウンティング装置。 (2)前記ソレノイドを流体室内に収納し流体室内を2
    室に区分するとともに、該2室のうち少なくとも1室、
    に前記移動体を収納し、2室を連通ずる通路を設けたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパワーユニ
    ットのマウンティング装置。 (3)前記制御回路にパワーユニットの振動数が所定値
    以上のときは電流信号の出力を停止する遮断回路を設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項
    記載のパワーユニットのマウンティング装置。 (4)前記ソレノイドを流体室内に収納し流体室を2室
    に区分するとともに移動体を前記各室にそれぞれ臨ませ
    ソレノイドの往復動により各室に連通ずるシリンダの容
    積を増減可能にしたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれかに記載のパワーユニットのマ
    ウンティング装置。
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