JPS5910119Y2 - 点火板付き着火煉炭 - Google Patents

点火板付き着火煉炭

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JPS5910119Y2
JPS5910119Y2 JP1980152325U JP15232580U JPS5910119Y2 JP S5910119 Y2 JPS5910119 Y2 JP S5910119Y2 JP 1980152325 U JP1980152325 U JP 1980152325U JP 15232580 U JP15232580 U JP 15232580U JP S5910119 Y2 JPS5910119 Y2 JP S5910119Y2
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JP
Japan
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ignition
ignited
charcoal
briquette
plate
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JP1980152325U
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JPS5774951U (en
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晟 小野澤
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Cultural Fuel Inc Co
Original Assignee
Cultural Fuel Inc Co
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、マッチで簡単に点火することができる点火板
付き着火煉炭に関するものである。
従来、煉炭本体に着火炭層を直接もしくは間接的に積層
し、着火燃焼を容易ならしめた着火煉炭が古くから公知
であるが、最近における煉炭の需要は、マッチ1本で簡
単に点火燃焼させることのできる点火煉炭に指向されて
おり、このため、着火煉炭の着火炭層に点火炭(剤)を
埋設固定したものや、別戊型した点火炭を着火炭層に嵌
合配設するようにしたものが種々開発されてきた。
前者の例としては、特公昭45−22816号公報なら
びに実公昭46−19808号公報に開示されたもの等
があり、また後者の例として、特公昭47−18533
号公報ならびに特公昭49−32761号公報に展示さ
れたもの等がある。
しかしながら、これらのものは点火炭部にマッチで点火
することによって容易に着火燃焼甘しめうる至便性の反
面、極易燃性の点火炭を多量に着設することによる煉炭
の輸送取扱、使用上の安全性の低下、ならびに点火炭の
高価格に基く生産原価上昇の経済的不利を招いている。
また、点火炭を着火炭層に埋設固定して一体に或形する
着火煉炭にあっては、通気孔の穿孔時に点火炭が煉炭本
体部に垂れ込み、これが使用時の発煙の原因となる。
さらに、点火炭、着火炭、煉炭本体(無煙炭)が一体と
なっているため、戊形後の乾燥工程において温度を上げ
ることができず(点火炭は引火点が低いので低温度で乾
燥させねばならない)、生産能率が低下する。
また、上記いずれのものにあっても、点火炭部分がすべ
て極易燃性の点火剤よりなるものであるため、点火燃焼
時における過剰の発煙および長大なフレームの発生を免
れることができない。
このような欠点を除く目的で、本出願人はさきに、中央
部が点火炭で周囲が着火炭よりなる点火板を別に或形し
、この点火板を着火煉炭の着火炭層に設けた四部に嵌合
接着する方式のものを開発し、実願昭51−15935
5 (実開昭53〜77180)として出願した。
このものは、上記した従来品の欠点を大きく改善するこ
とができたが、中央部の点火炭の発熱を一たんその周囲
の着火炭に伝えて着火したのち、さらに煉炭本体に設け
た着火炭層に着火するものであるため、着火炭層の炎上
に至るまでに比較的長時間を要する憾みがあった。
本考案は、上記のような従来の点火炭付き着火煉炭の諸
欠点を除去し、製造原価低減をも実現することができる
点火板付き着火煉炭を提供することを目白勺としてなさ
れたもので゛ある。
以下に図面に基き、本考案の構或の詳細を説明する。
第1図は本考案に使用する点火板の上面視斜視図、第2
図は同縦断面図、第3図は同下面視斜視図、第4図は本
考案の点火板付き着火煉炭の部分縦断面図である。
第4図に示したように、無煙炭を主原料とする煉炭本体
1の上面に、酸化剤等が混入されて易燃性を付与された
着火炭2の層が、中央部分が厚く周辺部分が薄く煉炭本
体1と一体に或形されるとともに、煉炭本体1と着火炭
2の層とを貫通して中心部とその周辺部分に通気孔3,
3・・・・・・が穿設され、着火炭2層の上表面中央部
分には円形の凹部4が形或されている。
上記着火炭付き煉炭本体とは別個に、第1図乃至第3図
に示した円板形状の点火板5を戊形する。
この点火板5は、中央部が着火炭もしくは易着火性無煙
炭よりなる着火部5bであり、その周囲が極易燃性の点
火炭よりなる点火部5aとなっており、両者が一体に或
形されている。
点火部5aと着火部5bとの量的比率は所要に応じて任
意に選択することができるが、通常1:1前後とするの
が好ましい。
また、点火板5には適当数の通気孔5c, 5c・・
・・・・が穿設されている。
これら通気孔5c,5c・・・・・・のうち1個は中央
部の着火部5bの中心に設けられ、他の複数個の通気孔
はその周辺の着火部5bと点火部5aの境界部分に設け
られるのが好ましい。
なお、点火板5の下表面中央部分には円形の凹部5dを
設け、該部分を周辺部分5eより凹ませておくことが好
ましい。
上記の如く構或した点火板5を、前記煉炭本体1と一体
に戒形された着火炭2層上表面中央に設けられた凹部4
内に嵌太し、点火板5下面を該凹部4の底部表面に接着
する。
点火板5の下表面中央部分に前記の如く四部5dを設け
た場合は、その周辺部分5eを凹部4の底部、すなわち
着火炭2層表面に接着剤等により接着すればよい。
また、点火板5の外周と凹部4の内周との間には、第4
図に見られる如く微間隙が形或されるように、点火板5
ならびに四部4の形状、寸法を設定しておくのがよい。
このように構或された本考案の点火板付き着火煉炭を着
火燃焼させるには、煉炭上部中央に配置された点火板5
の周囲部の点火部5aにマッチで点火してやればよい。
点火部5aの燃焼発熱により、点火板5中央部の着火部
5bが昇温、着火せしめられ、点火板5全体が着火燃焼
する。
次いで、この点火板5全体の燃焼により、煉炭本体1の
上部に設けた着火炭2層が着火燃焼せしめられる。
なおこの場合、点火部5aの燃焼発熱は、上記の如く点
火板5中央部の着火部5bを昇温、着火せしめるのみな
らず、その一部は煉炭本体1上部の着火炭2層の凹部4
周辺の着火炭をも直接昇温、着火させる。
このため、本考案の点火板付き着火煉炭は、前記本出願
人の先願(実願昭51−159355)に係るものにく
らべても、格段に着火効率がすぐれているのである。
また、上記点火板5から着火炭2層への着火に際し、前
記の如く点火板5下面に設けた凹部5dにより点火板5
と着火炭2層との間に空間部が形威され、あるいは点火
板5外周と着火炭2の凹部4内周との間に微間隙が形或
されていれは゛、点火板5の発熱が直接着火炭2層乃至
煉炭本体1に伝わって吸収されてしまうことなく、これ
ら空隙部を燃焼室として高温が発生するため、着火炭2
層への着火が一層容易に行われる。
さらに、点火板5の通気孔5c,5c・・・・・・を前
記の如く着火部5bと点火部5aの境界部分に設けてお
けば、点火部5aから着火部5bへの着火が一層迅速に
行われる効果がある。
次に、本考案の1実施例として、無煙炭1330 gよ
りなる煉炭本体に着火炭層110gを設けた着火煉炭に
おいて、上記構或の如く着火炭7gよりなる中央部の着
火部と点火炭8gよりなる周囲部の点火部とで形威した
点火板を接着して点火板付き着火煉炭としたものを着火
燃焼せしめ、これを従来の点火炭付き着火煉炭(本体無
煙炭および着火炭層の重量は上記本考案品と同一であり
、点火炭15gを着火炭層上面中央に嵌合配設したもの
)と比較した結果は次のとおりである。
すなわち、従来品はマッチ1本で点火燃焼するが、点火
燃焼に30〜40秒を要し、多量の発煙と10〜15
cm高さのフレームを発生し、着火炭層の炎上に至るま
での経過時間は30〜35分を要した。
これに対し、本考案品は従来品にくらべ約2分の1の点
火炭を使用するにすぎないが、従来品と同様にマツチl
本で点火燃焼し、点火燃焼時間は10〜15秒で、着火
炭層の炎上に至るまでの経過時間は約25分であった。
しかも発煙は僅少であり、フレーム高さは5〜6cmで
従来品の半分以下に抑えることができた。
また、本出願人の先願である前記実願昭 51−159355 (実開昭53〜77180)に開
示された点火板付着火煉炭に比較しても、本考案品の燃
焼効果は全く遜色がなく、特に着火炭層の炎上に至るま
での時間は本考案品の方がかなり短縮された。
以上から明らかな如く、従来の点火炭付着火煉炭におい
ては点火炭の燃焼発熱により直接に本体着火炭層を着火
燃焼せしめようとするものであるから、多量の点火炭を
要する(15g以下にすると着火炭層の炎上が非常に遅
れ、時に立消えすることもある)こととなるが、本考案
の点火板付着火煉炭においては点火板を点火炭の部分と
着火炭の部分の2部分で構威し、点火部の燃焼発熱によ
り先ず着火部を昇温、着火せしめて点火板全体を着火燃
焼させ、これによって二次的に本体着火炭層を着火燃焼
せしめるものであるから、点火炭の量は従来品に比しき
わめて少量ですむこととなる。
しかも、その結果として点火時の一次燃焼時間が短かく
なり、従って発煙量も僅少となり、がっフレーム高も抑
制されるという効果も生れるのである。
さらに、点火炭は本体無煙炭に比べて約10倍、着火炭
に比べて約5倍の高価格であるがら、本考案品において
点火炭が少量ですむことは着火煉炭製造原価の低減に大
きく役立つものである。
上記のように本考案は、従来品よりもすぐれた着火性能
で発煙とフレーム高を抑制でき、しがも原価低減をはか
ることができる点火板付き着火煉炭を提供したものであ
り、輸送取扱時、使用時の安全性、容易性をも向上させ
ることができたきわめて有用なもので゛ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に使用する点火板の上面視斜視図、第2
図は同縦断図、第3図は同下面視斜視図、第4図は本考
案の点火板付き着火煉炭の部分縦断面である。 1・・・煉炭本体、2・・・着火炭、3・・・通気孔、
4・・・凹部、5・・・点火板、5a・・・点火部、5
b・・・着火部、5C・・・通気孔、5d・・・凹部、
5e・・・周辺部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 煉炭本体1に着火炭2が直接もしくは間接的に設け
    られ、中央およびその周辺に通気孔3,3・・・・・・
    が穿設された着火煉炭において、着火炭2層の上表面中
    央に凹部4を設け、該凹部4に、別に形或された中央部
    が着火炭もしくは易着火性無煙炭よりなる着火部5bで
    周囲が極易燃性の点火炭よりなる点火部5aでありかつ
    適当数の通気孔5c,5c・・・・・・が穿設された点
    火板5を嵌人し、これを前記着火炭2層に接着したこと
    を特徴とする点火板付き着火煉炭。 2 点火板5の通気孔5c,5c・・・・・・が、着火
    部5bの中心と、その周辺の点火部5aとの境界部分と
    に穿設されている実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の点火板付き着火煉炭。 3 点火板5の下表面中央部分に凹部5dが設けられ、
    その周辺部分5eが着火炭2層の接着剤により接着され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記
    載の点火板付き着火煉炭。 4 点火板5外周と着火炭2層の凹部4内周との間に微
    間隙が形或されている実用新案登録請求の範囲第1項が
    ら第3項までのいずれがに記載の点火板付き着火煉炭。
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