JPS59100284A - 鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法 - Google Patents

鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法

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JPS59100284A
JPS59100284A JP20766082A JP20766082A JPS59100284A JP S59100284 A JPS59100284 A JP S59100284A JP 20766082 A JP20766082 A JP 20766082A JP 20766082 A JP20766082 A JP 20766082A JP S59100284 A JPS59100284 A JP S59100284A
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zinc alloy
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Tomihiro Hara
原 富啓
Takeshi Ataya
安谷屋 武志
Akira Touchi
登内 明
Toshiyuki Honma
俊之 本間
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、メツキむらの無い美麗な外観を有する鉄−
亜鉛合金電気メツキ鋼板を能率良く製造する鉄−亜鉛合
金電気メツキ鋼扱の製造方法に関するものである。
近年、塗装後の耐食性に優れていることはもちろん、曲
げ加工やプレス加工時にもメツキ皮膜剥離等の不都合を
生ずることのない表面処理鋼板として、亜鉛イオンと鉄
イオンとを主成分とする電気メツキ浴中での電解により
製造される鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板が、自動車或い
は家庭電気製品等の各種の分野から注目を浴びるように
なつてきた。
ところで、このような鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の外
観は、形成されたメツキ皮膜中のFe含有量に応じて種
々変化することが知られており、Fe含有量の低い場合
には乳白色であるが、Fe含有量の増加にともない、灰
色から光沢状へと外観の変化が生ずる。
この合金メツキ皮膜中のFe含有量は、加工性及び耐食
性等の点から、実用上5〜50%(以下%は重量%とす
る)の範囲が適当であると考えられているが、特に上記
性能に良好な結果を得ることのできる、Fe含有量が1
0%前後から30%前後の範囲は、外観がが乳白色−灰
色−光沢色へと微妙に変化する領域であり、メツキ条件
によつてはメツキむらが生ずるという好ましくない現象
の起る恐れがあつた。もつとも、低pH浴(pH<1.
5)の場合、このメツキむらは微少で外観上ほとんど問
題とならないが、pH2以上のメツキ浴の場合にはメツ
キむらの発生が著しく、かつメツキむらを発生するFe
含有量範囲も広くなる。メツキ浴は実操業上どうしても
高pHとする必要があり、一方、表面処理鋼板にあつて
はその外観が品質を決定する重要な要件の1つであるこ
とがら、前記メツキむらはぜひとも解決しなければなら
ない問題であつた。
本発明者等は、上述のような観点から、塗装後の耐食性
に劣化が生ずることなく、しかもメツキむらの無い美麗
な外観を呈する鉄−亜鉛電気メツキ鋼板を能率良く安定
して製造する方法を見出すべく、鋭意研究を行なつた。
その結果、鉄−亜鉛電気メツキ鋼板におけるメツキむら
は、電解陰極面上の水素発生点の同定化、および陰極界
面でのメツキ液流動の不均一化などの原因によつて、電
着結晶サイズや形状が局部的に不均一となるために生ず
るものであり、従つて、陰極界面とメツキ液との濡れ性
を改善したり、Fe又はZnの電析を抑制して電着結晶
の緻密・微細化を図ることによりメツキむらの改善がな
されるとの結論を得るに至つた。
そこで、本発明者等はこれらの結論に基づいて、鉄−亜
鉛合金電気メツキのメツキむらを完全に防止できる安定
したメツキ作業を実現するために、上述した陰極界面と
メツキ液との濡れ性を改善し、かつ電着結晶の緻密・微
細化を図る手段を求めて、さらに数多くの試験、研究を
続けた。
電着結晶の緻密・微細化のためにメツキ液中に平滑化剤
を添加することは従来から一般に行われており、単一金
属のメツキに関しては既に各々に適合する多くの平滑化
剤が知られているが、これら平滑化剤はどのような種類
のメツキ金属に対しても同じような効果を示すものでは
なく、各々のメツキ毎にそれに適合したものを選択する
必要がある。そこで、本発明者等は、各種の無機、有機
の添加剤について、特に鉄−亜鉛合金電気メツキにおけ
るメツキむらとの関連性に関し、多岐にわたりそしてよ
り深く研究を重ねたところ、鉄−亜鉛合金電気メツキの
際に、そのメツキ浴中にデキストリン、または、ポリエ
チレングリコールステアリルアミンやドデシルトリメチ
ルアンモニウムクロライド等のカチオン系界面活性剤の
所定量を添加含有せしめると、陰極界面とメツキ液との
濡れ性や電着結晶の緻密・微細化が格段に改善され、メ
ツキむらが有効に防止されることを見出したのである。
この発明は、上記知見に基づいてなされたもので、鉄イ
オンと亜鉛イオンとを主成分とするメツキ浴を使用して
鋼板に電気メツキを施し、前記鋼板の表面上に鉄−亜鉛
合金電気メツキ皮膜を形成せしめる鉄−亜鉛合金電気メ
ツキ鋼板の製造方法において、 前記メツキ浴中に、デキストリンおよびカチオン系界面
活性剤の少なくとも1つを添加含有せしめることにより
、メツキむらの発生を防止し、前記鋼板に外観の優れた
鉄−亜鉛合金電気メツキ皮膜を形成することに特徴を有
するものである。
この発明の方法において、デキストリンの添加量tは0
.1〜10g/lが、そして、カチオン系界面活性剤の
添加量は0.1〜5/lが、メツキむらの防止にもつと
も効果的である。
また、カチオン系界面活性剤として最も好ましいものと
しては、ポリエチレングリコールステアリルアミン及び
ドデシルトリメチルアンモニウムクロライドがあげられ
、これらを使用する場合には、その添加量は、ポリエチ
レングリコールステアリルアミンは0、1〜5g/l・
ドデシルトリメチルアンモニウムクロライドは0、5〜
5g/lの範囲が最適である。
本発明において使用するメツキ液のpH値は、低すぎる
とメツキ皮膜中のFe含有量が低くなつて耐食性も劣化
し、また高くなりすぎると電流効率が悪くなる。従つて
、pHは2〜4の範囲に設定するのが好ましい。
次に、この発明を実施例により比較例とともに説明する
比較例1 冷延鋼板を脱脂、酸洗後、メツキ浴中に第1表に示され
るような各種の無機添加物を、その種類・濃度を変えて
含有せしめ、これを使用してメツキ試験1〜8を行い、
得られた鉄−亜鉛電気メツキ鋼板について外観(メツキ
むら)を調べた。
なお、このときのメツキ条件は次の通りである。
(a)基本浴組成 硫酸第一鉄:275g/l 硫酸亜鉛:225g/l 硫酸ナトリウム:30g/l 酢酸ナトリウム:20g/l クエン酸:5g/l (b)電解条件 浴温:50Q pH:2〜3 液流速:1m/sec 電流密度:50A/dm′ そして、このようにして得られた結果も、第1表に併せ
て示した。
第1表に示される結果から明らかなように、この例で採
用した添加物を使用したのでは、良好な結果を得ること
ができなかつた。
比較例2 メツキむらに対して、メツキ浴中のFeもしくはZnの
電析を抑制することを考え、これら金属イオンに対して
錯化作用のある有機添加剤をメツキ浴に添加し、それを
使用してその効果を調べた。
このときのメツキ条件は次の通りである。
(a)基本浴組成 硫酸第一鉄:250g/l 硫酸亜鉛:250g/l 硫酸ナトリウム:30g/l 酢酸ナトリウム:20g/l クエン酸:5g/l (b)電解条件 浴温:50℃ PH:2〜3 液流速:1m/sec 電流密度:50A、/dm2 このようにして得られた結果を第2表に示す。
なお、外観評価基準は比較例1におけると同様にして行
なつた。
第2表に示されるように、この例で採用した添加物をを
使用しても、良好な結果は得られなかつた。
実施例1 冷延鋼板を脱脂、酸洗後、次に示す基本浴組成のメツキ
浴中に、第3表に比較例と共に示す平滑化剤を添加して
電着結晶の緻密・微細化を図り、それのメツキむら防止
効果について調べた。
メツキ条件は次の通りであつた。
(a)基本浴組成 硫酸第一鉄:250〜300g/l 硫酸亜鉛:硫酸第一鉄と合わせて500g/lとなる量 硫酸ナトリウム:30g/l 酢酸ナトリウム:20g/l クエン酸:5g/l (b)電解条件 浴温:50’Q pH:2〜3 液流速:1m/sec 電流密度:30〜50A/dm2 このようにして製造された鉄−亜鉛電気メツキ鋼板の外
観を、比較例1と同様の評価基準で調べた結果を第3表
に併せて示した。
第3表に示す結果からも明らかなように、メツキ浴中に
0.1〜10g/lのデキストリンを添加含有せしめる
ことによつて、メツキむらが十分に抑制されることが確
認できた。
実施例2 電解陰極表面とメツキ液との儒れ性を改善することで陰
極からの水素気泡の離脱を容易にし、水素発生点の固定
化防止を試み、これによつてメツキむらの防止を図つた
。このために、メツキ浴中に第4表に比較例と共に示す
表面活性剤を添加し、その他は実施例1と同様のメツキ
条件でメツキ試験を行い、結果の評価も実施例1に従つ
て実施した。
第4表に示される結果からも、ポリエチレングリコール
ステアリルアミン、或いはドデシルトリメチルアンモニ
ウムクロライドのカチオン系界面活性剤の所定量をメツ
キ浴に添加することによつて、メツキむらが有効に防止
されることがわかる。
なお、この場合、ノニオン系界面活性剤を防用すると、
メツキがパウダー状となり、表面状態をより悪化させる
ことも確認された。
実施例3 さらに、これまでに効果が確認された平滑化剤としての
デキストリンと、界面活性剤のポリエチレングリコール
ステアリルアミン及びドデシルトリメチルアンモニウム
クロライドの併用についてその結果を調べた。
効果確認の試験におけるメツキ条件及び評価基準は実施
例1に準じた。
このようにして得られた結果を第5表に示す。
なお、第5表において◎印で評価されるものは、実施例
1における評価基準の○印よりもさらに良好な結果が得
られたものである。
第5表に示される結果からも、デキストリンとカチオン
タイプの界面活性剤の併用は、各々単独の場合に比べて
それと同等以上の効果を示すとともに、界面活性剤の好
適濃度範囲が広がることがわかつた。
以上述べたように、この発明によれば、耐食性や加工性
に悪影響を与えることなく、メツキむらのない、優れた
外観を呈する鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板を、工業的規
模で安定確実に製造することができるなど、優れた効果
がもたらされるのである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄イオンと亜鉛イオンとを主成分とするメツキ浴
    を使用して鋼板に電気メツキを施し、前記鋼板の表面上
    に鉄−亜鉛合金電気メツキ皮膜を形成せしめる鉄−亜鉛
    合金電気メツキ鋼板の製造方法において、 前記メツキ浴中に、デキストリンおよびカチオン系界面
    活性剤の少なくとも1つを添加含有せしめることにより
    、メツキむらの発生を防止し、前記鋼板に外観の優れた
    鉄−亜鉛合金電気メツキ皮膜を形成することを特徴とす
    る鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法。
  2. (2)前記デキストリンの添加量が、0.1〜10g/
    lであることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に
    記載の鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法。
  3. (3)前記カチオン系界面活性剤の添加量が、0.1〜
    5g/lであることを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項に記載の鉄−亜鉛合金電気メツキ鋼板の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6324091A (ja) * 1986-06-09 1988-02-01 エレクトロ−ブリテ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング ウント コンパニ− コマンデツト ゲゼルシヤフト 亜鉛−鉄合金の電着用の酸性塩化物含有浴

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