JPS5910019Y2 - 贈答品箱等の化粧底箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、贈答品箱等の内部底箱に装飾用布地を容易に
取り付けられるようにした贈答品箱等の化粧底箱に関す
る。

一般に、ウイスキーや化粧品、お菓子などのメーカーは
、これらを贈答品として販売する場合、その商品価値を
高めるため、種々の色合いの衣地を底箱表面に被覆して
なる化粧底箱を設けた贈答品箱を使用し、その化粧底箱
の上にウイスキーや化粧品等の商品を載せて贈答品を販
売しているが、この贈答品箱等を製作するメーカーにと
って、布地を底箱に取り付けた化粧底箱を製作すること
は仲々厄介で、しかも、製作時間、労力を多く要するも
のであった。

即ち、従来、底箱表面を被覆した布地の一端を底箱側面
部に取り付ける場合、ノリで布地を側面部に貼着させる
か、或いは特殊ミシンを使用して布地を側面部に縫着さ
せるかのどちらかであった。

そのため、ノリを使用した場合、温度変化でツリが流れ
たり、布地表面にノリが浮いて出たりして、商品として
問題であった。

また、特殊ミシンを使用した場合は、底箱の種類により
紙厚が厚くてミシン針が通りにくかったりして、製作メ
ーカーによって以前から生産性を向上させる上において
も頭の痛い問題であった。

そこで、このような問題点を解消するために開発された
のが本考案であり、その目的は、装飾用布地を贈答品箱
等の底箱に容易に取り付けられる化粧底箱を提供するも
のである。

以下に実施例を図に基づいて説明すると、第１図は、本
考案に係る一実施例の底箱に布地を取り付けた状態を示
す斜視図であり、本考案の構或は、ウイスキー等を入れ
る贈答品箱内に設ける底箱１の全周側面部２に、適宜間
隔をおいて切欠部３を設けた構或である。

叙上の構戊により本考案の底箱１に布地を取り付ける場
合は、底箱１の表面を布地４で被覆し、次に底箱側面の
切欠部３に位置する布地４を順次該切欠部３に挿入して
係止させる。

尚、切欠部３の位置を、贈答品箱に入れる商品の形状に
より、例えば、ウイスキーならばビンの口の方と胴の方
では重量の関係で、当然布地４におよぼす力が違い、そ
のことによって布地を挿着させている底箱の切欠部３に
およは゛す引っぱり力もおのずと相違してくるので、ビ
ンの口の部分が位置する方の底箱側面部２の切欠部３の
数を、ビンの胴の部分が位置する方の底箱側面部２の切
欠部３の数より少なくして布地４の端を該切欠部３に挿
着し、布地４におよぼす引っぱり力を均等化させる。

故に、布地４の一部が突張ったり、緩んだりすることも
なく、また、切欠部３の数を全体的に少なくすることも
可能である。

以上のように本考案の底箱を使用することにより、装飾
用布地を該底箱に取り付けることが非常に容易に且つ迅
速にでき、従来に比べて作業効率を一段と向上さすこと
ができるものである。

尚、第２図は本考案に係る切欠部３を−１形状にした第
一実施例を示す底箱の展開図であり、第３図は、本考案
に係る切欠部３をｉコ形状にした第二実施例を示す底箱
の展開図であり、第４図は、本考案に係る切欠部３をビ
→形状にした第三実施例を示す底箱の展開図であり、第
５図は、本考案に係る切欠部３をｆ形状にした第四実施
例を示す底箱の展開図である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案に係る一実施例の底箱に布地を取り付
けた状態を示す斜視図、第２図、第３図、第４図及び第
５図はそれぞれこの考案の第一実施例、第二実施例、第
三実施例、第四実施例を示す底箱の展開図。 図中符号 １・・・・・・底箱、２・・・・・・側面部
、３・・・・・・切欠部、４・・・・・・布地。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 贈答品箱等の内部に設けた底箱１の全周側面部２に
   切込部３を適宜設け、該切欠部３に底箱表面を覆うため
   の装飾用布地４の一部を挿着できるようにしたことを特
   徴とする贈答品箱等の化粧底箱。 ２ 切欠部３がーｉ形状をなした実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の贈答品箱等の化粧底箱。 ３ 切欠部３がｉ一形状をなした実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の贈答品箱等の化粧底箱。 ４ 切欠部３がー→形状をなした実用新案登録請求の範
   囲第１項記載の贈答品箱等の化粧底箱。 ５ 切欠部３がーイゝ形状をなした実用新案登録請求の
   範囲第１項記載の贈答品箱等の化粧底箱。