JPS5850743Y2 - 布で装飾された収納体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は布で装飾された収納体に関し、ギヤザーの位置
を一定にでき、接着剤が不要で、熟練度を要せず、容易
に組立できる布で装飾された収納体を提供するものであ
る。

従来の布で装飾された収納体には、（Ｉ）布のギヤザー
が一定せず見苦しいことがあす、（ＩＩ）接着剤で布を
収納体に手作業で貼着するので非常に能率が悪く、また
接着剤で布を汚損する場合があった。

さらに、（ＩＩＩ）ギヤザーを見映え良くつけるととも
に布を手際良く貼着するには相当の熟練を要し、誰にで
も簡単にできるというものではなかった。

そこで本考案は上記欠点に鑑みてなされたちので、収納
体の側面周壁にスリットを数個所設け、該スリットに布
の端縁を挿入係止したものである。

次に本考案を瓶類を収納する場合の一実施例について図
面を用いて詳細に説明する。

第１図に示したように収納体１にはその側面周壁にスリ
ット２が数個所設けられている。

収納体上部にはボトルを収納する開口部が設けられてい
る。

布で装飾された収納体の組立ては、適当な布３を収納体
１の側面周壁に設けたスリット２へ、例えば薄肉のヘラ
で布３の端縁を押し込むことによって達せられる。

スリット２へ押し込まれた布３はスリット２の十分せま
い間隙によって係止されるので脱落することがない。

押し込む作業は従来の接着剤を用いて貼着する方法と異
なり著しく能率的であるばかりか、何ら熟練を要するこ
となく容易にでき、さらに適宜の間隔をもってスリット
２が穿設されているので、ギヤザーの位置が一定し品質
のバラツキが皆無である。

また本考案の布で装飾された収納体に側面周壁に密着す
る枠体を嵌着すれば、スリットに挿入された布の脱落を
一層防止することができると共に、布の端縁が隠れるた
めに外観も向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであり、第１図は中
仕切を示す斜視図、第２図は布をスリットに挿入係止す
る途中の状態を示す斜視図である。 １・・・・・・収納体、２・・・・・・スリット、３・
・・・・・布。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 適宜の布と、側面周壁に適宜間隔を於いてスリットを穿
   設した収納体とからなり、該布の端縁を該スリットに挿
   入係止したことを特徴とする布で装飾された収納体。