JPS589774A

JPS589774A - コンデンサ放電形スタツド溶接機用ガン

Info

Publication number: JPS589774A
Application number: JP10799281A
Authority: JP
Inventors: Fujio Nakamae; 富士男中前
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-07-09
Filing date: 1981-07-09
Publication date: 1983-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｎｏ　　２本発明はコンデンサ放電形スタ、ド溶接法（以下スタッ
ド溶接法という）において溶接物に電気を流し、溶接物
を被溶接物に一定の角度で保持し、かつ、溶接物を被溶
接物に押しあてる治具であるコンデンサ放電形スタッド
溶接用ガン（以下ガンという）に関するものである。

従来、スタッド溶接法においては、溶接物であるスタッ
ド（以下スタッドという）をガンによって被溶接物に押
しあて、溶接開始の信号にてコンデンサに充電゛されて
いる電荷が放電するため、スタッドの先端にある突起の
部分から電流が流れ始め、突起の部分が溶融してアーク
となりそれが周囲に広がる。そして周囲の金属及びそれ
に対応する被溶接物を溶かした後、ガンの中に設けられ
ているスプリングの力によりスタッドが被溶接物に圧潰
されていた。全溶接時間は非常に短かいのでこれらの制
御は難かしく、結局は、スプリングの強さと電流の流れ
方に溶接の良否は決定され、スプリングを強くするとス
タッドのの先端の突起が溶融するとすぐスタッドが被溶
接物に押しつけらＮｏ　　５れるため、アークの発生が少ないので溶融不足となり、
スプリングを弱くするとアークは充分に広がるが加圧力
が不足して圧着不足となり、溶接部に欠陥ができ易いと
いう傾向があった。またスプリングの加圧力は、通常、
その強さは変位に対して直線的であるので、途中で加圧
力を大きく変えることはできない。これらのことから従
来のスタッド溶接法においては、特に溶接条件の選定は
難かしく、リアクトル等で電流を制御している場合、鉄
心め材料によってその特性が変わり、このため同一に製
作しても溶接機によっては溶接が行なえないのがあった
。

そこで、本発明はこれらの欠点を除去するため、加圧力
を電磁力を利用して有効に変えられるように改造したも
のである。

以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。（
１）はスタッド、（２）はその突起であり、これが被溶
接物（１９）に溶接される前の状態を示している。（４
）は導電性のロッドであり、チャ、り（３）と電気的及
び（６）のネジで機特開昭５８−９７７４（２）械的に接合されている。（５）はロッドを上下に動かす
場合のガイドとなるブッシングであり、ブッシングサポ
ート（８）とブッシング押え（７）によりガン本体に固
着されている。（９）はスプリングでその止端は折れ曲
がっていて、一方は口７ドのスプリング受玉の穴、他の
一方はガン本体の穴の中に入れて、ロッドの回転を防ぐ
とともにスタッドを被溶接物に押えつける力の発生源と
なっている。（１０）は鉄、ニッケル、コバルトあるい
はその合金または化合物等の強磁性体よりなりロッド（
４）に強固に固着されている。この場合、ロッド全体を
強磁性体で製作しく１０）の部分を省くこともできる。

（１１）は銅または銀等より成る抵抗の少ないコイルで
あり、その一端（２１）は溶接電流を流すためのキャッ
プタイヤケーブル（１８）に接続され、他の一端（２２
）はフレキシブルな抵抗の小さい網線（１２）により、
ロッドが動くため多小の余裕をもって、ロッド（４）の
（２６）の部分に接合されている。フィル（１１）の内
部は中空であり、外周は樹脂のモｏ　　５一ルド（２４）で固定され、さらにガン本体（２０）と
ネジ（２５）により固着されている。ガン本体（２０）
は電気的に絶縁体であって熱にも強い強化プラスチック
等でできている。（１７）は点検及び組立時に外すこと
のできるカバーである。今、溶接開始用スイッチ（１６
）を押すとキャブタイヤケーブル（１８）、コイル（１
１）、網線（１２）　、ロッド（４）、チャック（３）
、スタッド（１）及びその突起（２）を通Ｖて電流が流
れて、突起の部分でアークが発生ずる。この時同時にコ
イル（１１）により磁場ができ、強磁性体であるプラン
ジャ（１０）をフィル（１１）の中央に引き入れようと
する力が発生する。この方実施例の場合、スプリングの
力と反対方向となるので、スプリングの力を適当なもの
にするとアークが発生している間、はとんど停止させる
ことができる。スタッドの位置が停止すると、アークは
さらに周囲に広がり、コンデンサの放電がある程度完了
すると、それに伴って電磁力が小さくなり、磁性体を中
に引き入れる力も弱くなるので、ス４０６タ、ドを被溶接物（１９）に押える力が大きくなり、こ
のときアークにより充分にスタッドと被溶接物を溶融し
ているので、充分に圧着ができ、より完全な溶接が行な
える。

実施例においては溶接電流を使用して電磁力を発生させ
ているが、コイル（１１）に溶接電流は流さず、溶接電
流を流すキャップタイヤケーブル、（１８）の端は直に
ロッド（４）の（２３’）の部分に接続１−、コイル（
１１）は別に電源を設は溶接電流にに応じて制御した電
流を流すことにより電磁力を発生させて加圧力及びスタ
ッドの被溶接物との相対的位置を制御することもできる
。

実施例において、さらに溶接電流が小さくなり電磁力が
小となった場合はその効果がなくなるので（１６）のサ
ポートナツトを調整しスプリングの力を弱くして電磁力
とのバランスをとることができる。サポー）（１５）は
図面には１のみ示しているが６以上必要である。（１４
）はロックナツトであり、セットしたサポートナツトが
動かないようにするためのもの′である。

Ｎｏ　　７次に（１０）のプランジ・ヤの部分をコイル（１１）の
上部の位置に設けておくと、コイルに電流を流せばプラ
ンジャはコイルの中央に引き込まれるのでスタッドに加
圧力を発生させることができる。この場合、スプリング
の力を弱くシ、溶接開始の信号により突起の部分を溶融
させてアークを発生させ溶接部が充分に溶融した後、別
の電源にてコイルに電流を流してスタッドを被溶接物に
押えつければ、結果として、スプリングを強くして溶接
時に電磁力にてスタッドの加圧力を抑制した場合と同様
な効果が得られる。

本発明により、溶接電流が流れる際に加圧力を減じてコ
ンデンサの電荷エネルギーを有効にアークとして利用で
きるので、従来のものよりコンデンサの容量を減少して
同等のスタッド溶接ができる。実施例においてはスプリ
ングの力を増すことできるので、溶接終了直前にスタッ
ドを被溶接物に押しあてる力が増し、溶接不良が減少す
る。さらにコイルの電源を別にすることにより、加圧時
間及びその力を制御することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例の断面図である。１は溶接物であ
るスタッド、２は突起、６はチャック１４はロッド、５
はブッシング、６はネジ、７はブッシング押え、８はブ
ッシングサポート、９はスプリング、１０はプランジャ
、１１はロック千。ト、１５はサポート、１６はスイッチ、１７はカバー、
１８はキャブタイヤケーブル、１９は被溶接物、２０は
ガン本体、２１．２２はコイルの端、２３は網線の接続
部、２４はモールド、２５はネジである。

Claims

【特許請求の範囲】（ｌｌ　　溶接物に加圧力を加えるロッドの一部または
全部に強磁性体材料を使用し、そのロッドの動く方向に
コイルを設け、溶接時にコイルに電流を流で強磁性体材
料を吸引して、溶接物の加圧力を制御することを特徴と
するコンデンサ放電形スタ、ド溶接機用ガン。（２）　　溶接時に溶接電流をコイルに流して溶接時に
溶接物の加圧力を減少することを特徴とする特許請求の
範囲（１）のコンデンサ放電形スタッド溶接用ガン。（３）　　溶接電源とは別に電源を設け、溶接開始の後
一定時間後コイルに電流を流し、溶接物の加圧力を増加
することを特徴とする特許請求の範囲（１）のコンデン
サ放電形スタッド溶接用ガン。