JPS589721Y2 - 機関排気利用の換気装置 - Google Patents

機関排気利用の換気装置

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Publication number
JPS589721Y2
JPS589721Y2 JP13425778U JP13425778U JPS589721Y2 JP S589721 Y2 JPS589721 Y2 JP S589721Y2 JP 13425778 U JP13425778 U JP 13425778U JP 13425778 U JP13425778 U JP 13425778U JP S589721 Y2 JPS589721 Y2 JP S589721Y2
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JP
Japan
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exhaust pipe
ventilation
engine
exhaust
ventilation system
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Expired
Application number
JP13425778U
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JPS5550468U (ja
Inventor
正義 堀野
Original Assignee
ヤンマーディーゼル株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は機関室の換気装置に関し、より詳しくは、機
関の排気ガスエネルギーを利用して機関室の換気を行な
う装置に関する。
船舶用機関においては、従来、機関室の換気は、電動モ
ーターによる換気ファンを機関室の上部に設けて行なっ
ていたが、駆動のために電源を要すること、設備費用が
かかること、起動・停止のために電気回路のスイッチ操
作を要することなどの問題点があった。
この考案は、以上のような従来技術の問題点の解決を目
的とするものであって、機関の排気ガスエネルギーによ
りタービンを回転させ、これと同軸一体でその外周に配
設された換気ファンにより機関室の換気を行なうもので
ある。
この考案に係る換気装置の構成は、機関の排気管の外周
に外筒を設け、この外筒と排気管との間に形成される空
間を換気通路とすると共に、排気管内で回転するタービ
ン羽根を設け、その回転軸は排気管の管軸上に位置する
軸受にて支承し、そしてこのタービン羽根と同軸一体で
あって排気管外周の換気通路内で回転する換気用のファ
ン羽根を設けたものである。
以下、この考案の具体的な実施例を添付の図面によって
説明する。
たとえば、小型船舶の機関室1の上部には機関の排気管
2が設けられ外部に開口している。
この排気管2の開口部近くに、以下に述べるような換気
装置ユニット3が取り付けられる。
排気管2は、開口端を有する上部排気管2Cと下部排気
管2bとに分けられ、下部排気管2bの方は機関の排気
集合管2aに接続している。
排気管2の外周には外筒4があって、機関室1の上部外
方に突設されている。
この外筒4と排気管2との間に形成される空間が、機関
室1から続く換気通路7を形成する。
前記換気装置ユニット3は次のように構成される。
まず、このユニット3の回転部分は、回転軸3aと、こ
こから放射状に延びたタービン羽根3bと、その外周に
固定された中間円筒体3gと、そして、この中間円筒体
3gの外周にさらに放射状に突設された換気用のファン
羽根3Cとからなる。
一方、ユニット3の軸受部分は、下部排気管2bの上端
に排気管の一部として接続された接合部3eと、この接
合部3eの内側に差し渡された保合部材3dと、排気管
2の管軸上に位置しこの係合部材3dによって保持され
た軸受3fとからなる。
前記回転部分の回転軸3aはこの軸受3fにて支承され
る。
前記回転部分の中間円筒体3gは、上部排気管2Cと下
部排気管2b上端の接合部3eとの間に位置し、しかも
中間円筒体3gの上下両端は、それぞれ、上部排気管2
Cの下端及び接合部3eの上端と重なり合っている。
従って、中間円筒体3gの口径は排気管2の口径よりも
わずかに大きくなっている。
中間円筒体3gは、接合部3eと共に、排気管の上部排
気管2Cと下部排気管2bとを接続し、排気管2の一部
を構成している。
タービン羽根3b及びファン羽根3Cは、それぞれ、排
気管2及び換気通路7の内部でこれを横切る方向に回転
する。
両者の羽根の向きは、換気が排出か、吸入か、いずれを
目的とするかによって、同じであったり逆であったりす
ることは言うまでもない。
なお、上部排気管2Cは係合部材5によって外筒4の開
口部の内側に固定される。
いま、機関室1の換気が排出を目的としている場合を考
える。
機関の排気ガスは、排気管2の中の排気通路6を矢印8
の方向に通ってタービン羽根3bに当たりこれを回転さ
せ、上部排気管2Cより排出される。
換気用のファン羽根3Cはタービン羽根3bと同軸一体
に回転するので、機関室1内の空気を、換気通路7を矢
印9の方向に通って排出する。
この場合、タービン羽根3bによる排気抵抗はさほど大
きくはなく、機関出力にはほとんど影響を及ぼさない。
以上のような構成の換気装置によれば、まず第一に、機
関の排気ガスエネルギーを利用するので、電気等の他の
エネルギーを要せず、機関のエネルギー利用効率が高ま
る。
次に、タービン羽根3bとファン羽根3Cとを同軸一体
に取り付けた換気装置ユニット3を排気管2上部に設置
し、これらを外筒4によって収容した構造をとっている
ので、構造的に簡単で、電動式の換気装置に比し安価に
製作できる。
さらに、機関の始動・停止が自動的に換気装置の始動・
停止に連なり便利である。
また、付は加えれば、外筒4の内側に強制的な空気の流
れができるので外筒4の外部表面温度が下がり、火災及
び火傷等に対する安全性が高まること、排気騒音の原因
である排気圧力エネルギーをタービン羽根3bが吸収す
るので、排気騒音が低下することなどの利点もある。
本考案の換気装置は、中小形船舶用ディーゼル機関への
適用を主な用途とするが、その他、機関をハウジング内
に収容した発電機ユニット等にも利用できるものである
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る換気装置の縦断面図であり、第2
図はそのA−A線に沿ってとられた横断面図である。 1・・・・・・機関室、2・・・・・・排気管、3・・
・・・・換気装置ユニット、3a・・・・・・回転軸、
3b・・・・・・タービン羽根、3C・・・・・・ファ
ン羽根、3d・・・・・・係合部材、3e・・・・・・
接合部、3f・・・・・・軸受、3g・・・・・・中間
円筒体、4・・・・・・外筒、5・・・・・・保合部材
、6・・・・・・排気通路、7・・・・・・換気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関の排気管の外周に外筒を設け、この外筒と排気管と
    の間に形成される空間を換気通路とすると共に、排気管
    内で回転するタービン羽根を設け、その回転軸は排気管
    の管軸上に位置する軸受にて支承し、そしてこのタービ
    ン羽根と同軸一体であって排気管外周の換気通路内で回
    転する換気用のファン羽根を設けてなる、機関排気利用
    の換気装置。
JP13425778U 1978-09-29 1978-09-29 機関排気利用の換気装置 Expired JPS589721Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13425778U JPS589721Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 機関排気利用の換気装置

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JP13425778U JPS589721Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 機関排気利用の換気装置

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Publication Number Publication Date
JPS5550468U JPS5550468U (ja) 1980-04-02
JPS589721Y2 true JPS589721Y2 (ja) 1983-02-22

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ID=29103475

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JP13425778U Expired JPS589721Y2 (ja) 1978-09-29 1978-09-29 機関排気利用の換気装置

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