JPS589013Y2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPS589013Y2
JPS589013Y2 JP1976069165U JP6916576U JPS589013Y2 JP S589013 Y2 JPS589013 Y2 JP S589013Y2 JP 1976069165 U JP1976069165 U JP 1976069165U JP 6916576 U JP6916576 U JP 6916576U JP S589013 Y2 JPS589013 Y2 JP S589013Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
transmission device
core material
power transmission
synthetic resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976069165U
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English (en)
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JPS52160041U (ja
Inventor
金谷保彦
西村国俊
西畑三樹男
太田武夫
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は動力伝達装置に関し、特にプーリとこれに張架
される帯状ベルトによって構成される動力伝達装置に関
するものである。
従来から、高速プリンタの如きデータ処理システムの端
末機器、周辺装置においては動力伝達装置として金属、
ゴムあるいは合成樹脂材料等によって形成されたベルト
と金属あるいは合成樹脂材料からなるプーリとを組合せ
た装置が知られている。
これを第1図に示すドラム形X−Yプロッタのベンキャ
リッジ送り系における動力伝達装置について説明すると
、1はモータ、2はモータ軸に固設された駆動歯車、3
はこの駆動歯車2と噛合する伝達歯車で、この伝達歯車
3が固設される軸4の一端にはアルミニウム製の原動側
プーリ5が固設されている。
前記原動側プーリ5と従動側プーリ6間にはベンキャリ
ッジ8が固着された金属製の無端ベルト7が張架されて
おり、前記モータ1の回転が前記歯車2,3を介して軸
4に伝えら氾と、前記無端ベルト7はベンキャリッジ8
と共にプーリとの摩擦力によって走行する。
このようi構成において、伝達装置としては、■ ベル
トの引張り剛性が高いこと、■ ベルトの曲げ寿命が高
いこと、■ プーリとベルト間に滑りがないこと、■
ベルトのクリープ量が小さいこと、■ 騒音が小さいこ
となどが重要な条件となる。
これらの条件は上記したX−Yプロッタばかりでなく、
この種の伝達装置において共通な必要条件であり、また
機器の高速化、信頼性の向上、長寿命化の要求に伴なっ
て寸す1す重要となるものである。
しかしながら、上記構造の如く金属製の無端ベルト7と
金属製プーリ5,6との組合せにおいては、モータ1の
起動、停止時においてベルト7とプーリ5,6間に滑シ
が生じやすい欠点を有している。
またゴムあるいは合成樹脂材料から彦るタイミングベル
トと軽合金または鋳鉄製の歯付プーリの組合せによる動
力伝達装置の場合には、ベルトの引張り強さが小さく、
駆動中に伸びが生ずるため高速回転用動力伝達装置とし
ては不適当であるなどの欠点があった。
本考案は上記欠点を解決するためになされたものであり
、ベルトの伸びが少なく、ベルトとプーリ間の滑りがな
くしかも騒音の発生が殆んどない改良された動力伝達装
置を提供するものである。
以下、図面に示す実施例に基づき本考案を詳細に説明す
る。
第2図は本考案に係る動力伝達装置の一部を示す正面図
、第3図は本考案に用いられるベルトの一実施例を示す
一部斜視図で、これらの図においてベルト10は円周面
にこれと噛合う歯11を形成した一対の歯付きプーリ1
2間に張架されてち・す、駆動源からの回転力がプーリ
12を介してベルト10に伝達されるように構成されて
いることは第1図と同様である。
前記ベルト10は、引張9強さ150 kg/i黒2以
上2以上硬化型または析出硬化型合金系の薄板から形成
された帯状金属ベルト13と、この金属ベルト13の表
裏面に固着された合成樹脂製被覆14.14とによって
構成されている。
前記金属ベルト13はベルト10の引張り剛性を高める
ためめの芯材である。
前記合成樹脂製被覆14.14の各表面には凹部15b
と凸部15bからなる歯15が一体に形成されてむり、
しかも各合成樹脂製被覆の凹部15aと凸部15bとは
対応して設けられている。
これはプーリ部にかいてベルト10が彎曲する際の応力
の中立面を芯材としての金属ベルト13の中立面と一致
させるためである。
なぜならば、金属ベルト13は表裏面に合成樹脂製被覆
14.14を付加しているため、第4図に示す如く中立
面Pがδだけ曲げの外側へ移動した場合を考えると、金
属ベルト13の曲げの内側方向の表面にかける歪は で表わされる。
(但し、Rは曲げの曲率半径で、金属ベルト13の板厚
2aに比べて充分太きい。
)従って、金属ベルト13の表面応力は (但し、Eは金属ベルトの縦弾性係数) 分だけ増加することになり、これは金属ベルトの繰返し
曲げ疲労破壊を招くからである。
前記金属ベルト13と合成樹脂製被覆14,14とはモ
ールド成形等によって一体に形成されるか、あるいは接
着剤によって接着されるものであるが、両者の剥離を防
止するために金属ベルト13の表裏面をエツチングある
いはショットプレスト等ニよって粗くしてかくことが望
ましい。
さらに、両者の密着性の向上と曲げを受けた時の長手方
向の曲げ変形を一様にすをため、第5図に示す如く合成
樹脂製被覆14.14に形成された歯15の凹部15a
と凸部15bと対向させて、換言すればこれら凹凸部1
5a、15bと同一ピッチで金属ベルト13にそれぞれ
厚肉部13b及び薄肉部13ae形戒し、しかも表裏面
が対称となるよう形成することが必要である。
このようにすることによって、合成樹脂製被覆14,1
4の凸部15bのために曲げ剛さが高くなった分を金属
ベルト13の薄肉部13aによって減らし、會た凹部1
5aにおける曲げ剛さを厚肉部13bによって高めるこ
とにより全体としてベルト10の曲げ剛さを一様にする
ことができる。
この場合、金属ベルト13と合成樹脂製被覆14.14
のそれぞれの凸部の厚さtl、t2の比は次のようにし
て決定される。
すなわち、い1ベルト10の幅をbとする矩形断面とす
れば、曲げ剛さはそれぞれ (但し、El、E2はそれぞれ金属ベルト13と合成樹
脂製被覆14の縦弾性係数である。
)で定義される。
従って、両者の曲げ剛さを等しくするには、 であるから、結局 となる。
そこで金属ベルト13として鉄系統の材料を用い合成樹
脂製被覆14としてナイロン(商E1 。
品名)を使用すれば 4゜−70であるから、t2/l
t中4となる。
従って、上記比となるように各部の厚さを決定するなら
ば、ベルト10の長手方向における曲げ変形を一様にす
ることができ、しかも金属ベルト13と合成樹脂製被覆
14.14間には段差があるのでプーリ部における1駆
動力が増大しても剥離を起すことはない。
以上詳細に説明したように本考案による動力伝達装置に
よれば、芯材として金属製薄板ベル)k使用し、この金
属ベルトの表裏面に互いに歯を形成する凹部と凸部が対
向する如く合成樹脂製被覆を固着することによってベル
トラ形成しているので、ベルトの引張り剛性及び曲げ寿
命を高くすることができ、しかもクリープ量を少なくす
ることができる。
また芯材となる金属ベルトの表裏面は合成樹脂材料によ
って覆われているのでツーりとの噛合い時における騒音
は一部される。
しかもプ一りと噛合って駆動されるので、両者間の滑り
は完全に解消されるなど多くの優れた効果を奏する。
このため、本考案による動力伝達装置はプロッタにかけ
るベンキャリッジ系に使用されるばかりでなく、回転運
動を直線連動に変換したり、あるいはこの逆を行なう動
力伝達装置に広く応用され得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のドラム形X−Yプロッタのベンキャリッ
ジ送り系に釦ける動力伝達装置を説明するための概略斜
視図、第2図は本考案に係る動力伝達装置の一部正面図
、第3図は本考案に使用されるベルトの一実施例を示す
一部斜視図、第4図は本考案のベルトラ構成する芯材の
応力分布図、第5図は本考案に係るベルトの一変形例を
示す拡大断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状金属ベルトを芯材とし、この芯材の表裏面に歯を有
    する合成樹脂製被覆を互いに前記歯を形成する凸部と凹
    部がそれぞれ芯材の中立面に対して対称となるととく被
    着し、前記芯材の前記凸部にはさ1れた部分の厚みを薄
    く前記凹部にはさ1れた部分の厚みを厚くしてベルトを
    形成し、該ベルトを歯付きプーリ間に張架したことを特
    徴とする動力伝達装置。
JP1976069165U 1976-05-29 1976-05-29 動力伝達装置 Expired JPS589013Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1976069165U JPS589013Y2 (ja) 1976-05-29 1976-05-29 動力伝達装置

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JP1976069165U JPS589013Y2 (ja) 1976-05-29 1976-05-29 動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52160041U JPS52160041U (ja) 1977-12-05
JPS589013Y2 true JPS589013Y2 (ja) 1983-02-18

Family

ID=28537505

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JP1976069165U Expired JPS589013Y2 (ja) 1976-05-29 1976-05-29 動力伝達装置

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JP4706065B2 (ja) * 2006-03-10 2011-06-22 独立行政法人産業技術総合研究所 減速装置
EP3988153B1 (en) 2015-03-31 2024-04-24 Fisher & Paykel Healthcare Limited A user interface for supplying gases to an airway
EP3995168A1 (en) 2016-08-11 2022-05-11 Fisher & Paykel Healthcare Limited A collapsible conduit, patient interface and headgear connector

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JPS52160041U (ja) 1977-12-05

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