JPS58890B2 - ボウジヨキトウニオケル ジドウヤクザイコンゴウソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、防除機等における自動薬剤混合装置に関する
。

すなわち、給水主管内を流れる水に対して薬剤を送給さ
せながら混合させて行なう形式のものであり、給水主管
内を流れる水の圧力を利用してシリンダー内の薬剤に強
制圧をかけながら主管内に確実に混合するよう送出する
ことかでき、その薬剤の混合量を簡単に認知することが
できるとともにその調整が確実にできるようにした自動
薬剤混合装置を提供するものである。

次に、図面に示す実施例について説明する。

第１図および第２図において、小径１の断面積Ｓに形成
した小シリンダ−ａと、大径りの断面積Ｓ′に形成した
大シリンダ−ａ′とを連通状に同体構成し、その小シリ
ンダーＢ内に往復動自在に嵌合された小ピストン１と、
大シリンダーａ′内に往復動自在に嵌合された大ピスト
ン１′とをロッド３により同体に連結し、小シリンダー
Ｂ側の大シリンダーａ′端部には流量測定用調整出口２
を配設し、該出口２に調量コック４を設け、小シリンダ
−ａの端部にはコック５を介して薬剤投入口部６を連設
し、その先端部にはコック７を介装した取出口８を設け
る。

Ｂはポンプ側イから散布口側口に向けて延長する主管で
、該主管Ｂに連設するパイプ９を三方コック１０を介装
して大シリンダ−ａ′の外端側に連通し、パイプ９に直
交方向の排出パイプ１１を三方コック１０に連設して、
主管Ｂに連設するパイプ１２をコック１３を介装して大
シリンダ−ａ′の内端側に連設し、散布口側口の主管Ｂ
に連設したパイプ１４を一方方向弁１５を介して小シリ
ンダ−ａの外端側に連通して構成する。

第３図は他の実施例を示し、前記実施例を同様に構成す
るが、小シリンダ−ａと大シリンダ−ａ′とを壁部１６
で仕切り、該壁部１６の孔部１７にランド３を挿通し、
小シリンダ−ａの壁部１６側周囲には気体の通風口１８
を形成して構成する。

なお図中、Ｃは薬剤、Ｗは水を示す。

しかして、第１図および第２図に示す実施例において薬
剤混合させる場合には、まずコック５を開いて三方コッ
ク１０を回動して主管Ｂ側には閉塞させるとともに大シ
リンダーａ′側と排出パイプ１１側とも連通状態にして
、調量コック４を閉じてコック１３を開くと、主管Ｂ内
を矢印凸方向に流れるがその水圧によってパイプ１２か
ら大シリンダーａ′内に圧入されて、大ピストン１′を
大シリンダ−ａ′の外端側に移動させながら大ピストン
１′の外方の水Ｗを排出パイプ１１から排出させ、同時
に小ピストン１が小シリンダ−ａの一端側にいたるとこ
ろで第１図に示すように両ピストン１，１′の間におけ
る大シリンダ−ａ′から小シリンダ−ａにかけての内部
に水Ｗが充填され、そこで、コック１３を閉じる。

次いで、薬剤投入口部６から小シリンダーＢ内に薬剤を
入れると第１図に示すように小ピストン１から一端まで
の小シリンダーＢ内には薬剤Ｃが充填される。

その薬剤供給が終了して混合供給させる場合には、空気
を抜いた後コック５を閉じ、調量コック４を開き、さら
に三方コック１０を回動して主管Ｂと大シリンダ−ａ′
を連通させると、主管Ｂからパイプ９を通して大シリン
ダーａ′内に水Ｗが圧入され、第２図に示すように、水
圧Ｐが大ピストン１′に負荷されると、大ピストン１′
の移動とともに小ピストン１か小シリンダーＢ内を移動
しながら小シリンダーＢ内の薬剤Ｃに圧力をかけて薬剤
Ｃは一方方向弁１５を通してパイプ１４から主管Ｂ内に
流れこんで、矢印凸方向に流れる水に混合されて散布口
側口に向けて流れる。

その場合に、調量コック４が開かれているので調整出口
２からは水Ｗが流出するが、その流水は測定によりパイ
プ１４から主管Ｂに送給される薬剤Ｃの量、混合比を示
すものとして、また、薬剤Ｃを圧出するピストンの動き
を調整する。

すなわち、小シリンダ−ａの断面積Ｓに対してロッド３
の断面積を除く大シリンダ−ａ′の断面積Ｓ′が例えば
１：３の比となる整数倍、３倍にすると、調整出口２か
らの流れにより水が薬剤Ｃの流出量に対して２倍の混合
比となって薬剤混合がなされ、また、例えば１：１１の
比となると１０倍の混合比となって混合される。

したがって、その調整出口２からの流水量により薬剤Ｃ
の流出を測定することができるとともに調量コック４に
よる流出量の調整によって薬剤Ｃの流量を調整すること
ができる。

また、第３図に示す他の実施例においても、前記実施例
同様に作動するが、小シリンダ−ａの断面積Ｓに対して
ロッド３の断面積を除く大シリンダ−ａ′の断面積Ｓ′
が例えば２倍とか１０倍の整数倍の比にして構成される
と、その整数倍の比が混合比となって表わされるように
混合される。

このように本発明は、小シリンダ−ａと大シリンダ−ａ
′を整数倍の断面積比にして連設し、小シリンダーＢ内
の小ピストン１と大シリンダーａ′内の大ピストン１′
を同体に連結して、小ピストン１の外方側における小シ
リンダーＢ内に薬剤Ｃを充填し、小シリンダーａ側の大
シリンダーａ′端部に流量測定用調整出口２を配設する
一方、ポンプより送水される主管Ｂから両ピストン１゜
１′の間における連通構造の両シリンダーａ、ａ’内あ
るいは分離構造の大シリンダ−ａ′の内部に給水可能に
するとともに大ピストン１′に対し水圧により押動可能
とし、小ピストン１に押出される薬剤Ｃを主管Ｂ内に送
出可能にしたから、主管Ｂ内の給水による水圧を利用し
て大ピストン１′を押動させるとともに小ピストン１を
連動させながら該ピストン１により小シリンダーＢ内の
薬剤Ｃを主管Ｂ内に給送して主管Ｂ内の水と混合させて
自動的に薬剤混合をなすことができるとともに、小シリ
ンダ−ａと大シリンダ−ａ′を整数倍の断面積比に構成
したことにより調整出口２からの流水でもってその比に
応じて薬剤Ｃの混合比を容易に設定できて流量測定およ
び流量の調整ができて、薬剤Ｃの混合比を変動させるこ
とと確実なる自動混合をさせることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は要部の断面図、
第２図はその作動説明図、第３図は他の実施例を示す。 ａ・・・・・・小シリンダ−、ａ′・・・・・・大シリ
ンダ−。 １・・・・・・小ピストン、１′・・・・・・大ピスト
ン、Ｃ・・・・・・薬剤、２・・・・・・流量測定用調
整出口、Ｂ・・・・・・主管。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 小シリンダ−ａと大シリンダ−ａ′を整数倍の断面
   積比にして連設し、小シリンダーＢ内の小ピストン１と
   大シリンダーａ′内の大ピストン１′を同体に連結して
   、小ピストン１の外方側における小シリンダーＢ内に薬
   剤Ｃを充填し、小シリンダーＢ側の大シリンダーａ′端
   部に流量測定用調整出口２を配設する一方、ポンプより
   送水される主管Ｂから両ピストン１，１′の間における
   連通構造の両シリンダーａ、ａ’内あるいは分離構造の
   大シリンダ−ａ′の内部に給水可能にするとともに大ピ
   ストン１′に対し水圧により押動可能とし、小ピストン
   １に押出される薬剤Ｃを主管Ｂ内に送出可能にしてなる
   防除機等における自動薬剤混合装置。