JPS588906B2 - ライニングホウホウ オヨビ ドウソウチ - Google Patents

ライニングホウホウ オヨビ ドウソウチ

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JPS588906B2
JPS588906B2 JP50155551A JP15555175A JPS588906B2 JP S588906 B2 JPS588906 B2 JP S588906B2 JP 50155551 A JP50155551 A JP 50155551A JP 15555175 A JP15555175 A JP 15555175A JP S588906 B2 JPS588906 B2 JP S588906B2
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pipe
lining
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opening
material supply
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甲斐立身
山中重人
門井作一
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Dai Ichi High Frequency Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は管等の長尺物の表面に樹脂等をライニングする
方法及びこの方法を実施するための装置に関するもので
ある。
従来より管等の長尺物の表面に樹脂等のライニングを施
す方法としては、いわゆる押出し方式や流動浸漬方式な
どが知られているが、前者にあっては管等とライニング
材との密着度が低く、また後者にあってはライニング材
が飛散して作業上好ましくないといった固有の難点があ
るほか、いずれのライニング方式も長尺材の外面にだけ
しかライニングを施すことができないにも拘らず、装置
が大型で複雑な構造のものとならざるを得ないという難
点がある。
また、上記以外の従来公知のライニング方式も、いずれ
も管等の内、外いずれかの面のライニング施工法として
開発されたものであるため、内、外両面を同時にライニ
ングするには異なるライニング方式を組合せた状態のラ
イニング装置が必要となり、内外面同時ライニングが可
能な装置は極めて複雑な構造のものとならざるを得ない
難点がある,本発明は上記のような従来のライニング方
式の難点に鑑み、特にライニングすべき長尺材が管の場
合、該管の内、外いずれかの面のライニングは勿論、内
外両面の同時ライニングができ、且つ、いずれのライニ
ングに於でもその膜厚を任意自在に調整可能であり、ま
た、長尺材の表面に形成すべきライニング層が複層であ
っても一工程でライニングを施すことができ、しかも、
長尺材の長さ方向に関するライニング幅をも任意に調節
することができるライニング方法並びにこの方法を実施
するための装置を提供することを目的としてなされたも
ので、その方法の構成は、ライニングを施すべき管等を
略水平な姿勢でその長手方向軸に沿って回転させつつ支
持し乍ら、前記管等のライニングを施すべき部分を高周
波加熱等の適宜加熱手段によって加熱し、該加熱に引続
き前記管等の加熱した部分の表面に該管等の長さより小
さい幅で樹脂粉粒体等によるライニング材をその自重に
より継続的に落下させて振りかけつつ該ライニング材の
振りかけられている部分を管等の長手方向に移動させる
ことを特徴とするものであり、また、この方法を実施す
るーの装置の構成は、ライニングを施すべき管等の長手
方向両端部を略水平な姿勢で支持し該管等に回転を与え
るローラを具備した回転支持台と、前記管等のライニン
グを施すべき部分を加熱する高周波誘導子等による加熱
装置と、樹脂粉粒体等によるライニング材を収容してお
きその適宜必要量を前記管等の長さより小さな幅で前記
管等の外面に落下させる外面ライニング用原料供給装置
とから成り、前記回転支持台を管等を水平に回転させつ
つ支持した状態で定置し、前記加熱装置と原料供給装置
の開口部とを前記管等の長手方向に沿って移動させるか
、又は、前記回転支持台を前記管の長手方向に移動させ
前記加熱装置吉原料供給装置の開口部とを定置したこと
を特徴とするものである。
次に、本発明の実施例を、本発明方法を実施するための
装置の実施例を示す図に基づいて説明する。
第1図及び第2図は、外面ライニング装置の一例を示す
もので、これらの図に於て、1は外面にライニングを施
すべき長尺の管、2は、前記管1を長手方向両端部で支
持し、且つ該管1にその長手方向軸を心とする回転を与
えるための一組のローラ2a,2a’を管1の両端部に
位置付けてなる回転支持台で、この実施例では定置して
ある。
而して、前記ローラ2 a ,2 a’は定盤等の上面
に軸受等を介して支持され、モータ等により回転が与え
られるようになっている。
また、各組のローラ2a又は同2a′は、それらの一方
、又は、双方がその回転軸方向に沿って移動できるよう
にし、支持すべき管1の長さに対応できるようにしても
よい。
3は、ライニング材として樹脂粉末を収容しておくと共
に、該粉末を管1の表面上に落下させて供給するための
原料槽で、前記管1の上方に配設されており、底部に前
記管1の長手方向に略平行で該管1の長さより充分小さ
い横幅の開口部4を設けてある。
而して、前記ライニング材は前記開口部4から管1の外
面上に落下させられ、後述するようにライニング工程の
間、継続して供給されるようになっている。
5は前記原料槽3における開口部4の前方(第1図の右
側)に位置付け、前記管1の外周を取巻くように配設し
た環状の高周波誘導子で、加熱装置として作用する。
而して、管1はその回転支持台2上で回転させられてい
るので、前記誘導子5が該管1の長手方向に移動するこ
とにより、管1のライニングされるべき部分の全体が略
均一の所定温度に加熱されることになる。
従って、管1の加熱は該管1が回転させられている間に
施されるので、その加熱源となる前記誘導子5は必ずし
も環状である必要はなく、また、前記誘導子5に代えガ
スバーナ等を加熱装置として用いることもできる。
更に、誘導加熱も高周波誘導加熱に限られないこと勿論
である。
6は前記原料槽3に於ける開口部4の下方に於で、前記
管1の下面側に上向きに設けた前記ライニング材の回収
槽で、前記原料槽3と該回収槽6とは、ダクト7及びブ
ロワー8による回収装置を介して一体的に形成し原料供
給装置に構成してある。
ここで、原料供給装置は、前記回収槽6が前記管1の長
手方向に沿って敷設されたレール等(図示せず)の上に
載架支持されることにより、管1の長手方向に自由に移
動できるようにしてある。
尚、この実施例では前記誘導子5も前記原料槽3、回収
槽6などによる原料供給装置の移動に従って移動できる
ようにしてある。
9はライニング材として合成樹脂ペレットを収容し前記
管1の表面上に落下させて供給するための原料槽で、前
記原料槽3と同様の構成、機能、即ち、回収槽10、ダ
クト11及びブロワー12を具備し別の原料供給装置と
して移動可能に構成されているが、前記原料槽3に隣接
しその手前(図の左側)に配設してある。
図中、13は布等の適宜素材を似て前記原料槽3,9の
開口部4の幅と略同幅で適宜長さに形成.し、下端に適
宜重錘14を取付けて成る整層幕で、ライニング層の表
面状態を均一にするためのものである。
以上の構成は、ローラ2a,2a′を具備する回転支持
台2を定置して設ける一方、開口部4を有4する原料槽
3などによる原料供給装置と、高周波誘導子5による加
熱装置とが前記ローラ2at2a′に支持される管1の
長手方向に沿って移動するようにした外面ライニング装
置の一例である、。
而して、本発明による外面ライニング装置は、前記回転
支持台2を管1の長手方向に水平移動可能に形成する一
方、前記原料槽3等による原料供給装置と前記誘導千5
などによる加熱装置とを定置して設けることによっても
構成でき、これにより上記例と同様のライニング材の振
りかけ態様を具現することができる。
次に、本発明による内面ライニング装置の一例を第3図
により説明するが、第3図々示の装置は上記外而ライニ
ング装置に以下に説明する内面ライニング装置の構造部
分を付加した内外面同時ライニング装置に構成してある
ので、ここでは内面ライニング装置に特有の構成部分に
ついて説明する。
尚、図示した装置では、上記外面ライニング装置の場合
と同様に原料供給装置側が回転支持台2に対し移動可能
に構成してある。
また、図中、第1図、第2図と同一符号は同一部材を示
す。
而して、第3図に於で、15は前記管1の長手方向に沿
って敷設したレール、16は該レール15上に移動自在
に載架した移動架台で、上部に樹脂粉末等のライニング
材を収容した原料槽17が設けてある。
18は該原料槽17に直結して取附けた原料供給管で、
この供給管18は前記管1よりも大きな長さを有し、前
記管1の内部に挿入できる向きに位置付けられていると
共に、前記管18の内側にスプリング回転体やスクリュ
ー等による回転搬送体(図示せず)を挿装してある。
而して、前記回転搬送体はそれが回転されることにより
原料槽17から供給管18内にライニング材を搬送する
から、搬送される前記ライニング材は、前記供給管18
の先端開口部19から管1の内面へ落下させられ、該管
1の内面に連続的に供給されることになる。
尚、前記開口部19は、前記誘導子5の進行方向の後方
(第3図の左側)に位置付けられ、この位置関係を維持
し乍ら載架台16がレール15上を移動することによっ
て、ライニング工程時、前記誘導子5により順次加熱さ
れていく管1の内面に、継続してライニング材を供給す
るようにしてある。
而して、本発明による内面ライニング装置の一例は、上
記15乃至19の各構成部分による内面ライニング用の
原料供給装置と、管1を回転させ乍ら支持するローラ2
a ,2.a’を具備した回転支持台2、並びに、回
転し乍ら支持されている管1のライニングすべき部分を
加熱する前記誘導子5等の加熱装置とから成り、前記回
転支持台2を定置し、内面ライニング用の原料供給装置
と加熱装置とを移動させるようにするか、又は、前記回
転支持台2を移動させ前記原料供給装置と加熱装置とを
定置するようにして構成されることになる。
従って、本発明による内外面同時ライニング装置の一例
は、第1図及び第2図に示した外面ライニング装置に、
上記内面ライニング装置における内面ライニング用の原
料供給装置に関する構成部分を付加することによって、
第3図々示のように構成されるのである。
尚、第3図々示の内外面ライニング装置は、外面ライニ
ング装置における原料槽3等や高周波誘導子5が定置さ
れ、且つ、回転支持台2が移動するように構成される場
合には、前記原料槽17及び供給管18などによる内面
ライニング用の原料供給装置が定置して設けられること
となる。
また、管1の内外面において、各原料供給装置の開口部
4及び同19から落下するライニング材が振りかけられ
ている部分は、ライニング工程の進行とともにほぼ同速
度で管の長手方向に移動する。
次に、上記の本発明装置によるライニング施工例を説明
する。
まず、外面ライニングは、第1図、第2図々示の装置に
おいて原料槽3,9、回収槽6,10及び回収装置等に
よる原料供給装置をライニングすべき管1の後方(第1
図に於て左方)へ後退させ、高周波誘導子5をライニン
グを施すべき部分の始端に位置せしめると共に、原料槽
3,9にはそれぞれ樹脂粉末及び樹脂ベレットをライニ
ング材として充填し、回転支持台2の各ローラ2a,2
a′が第2図に於で時計方向に回転するようモータ(図
示せず)を起動し、前記誘導子5には高周波.電圧を印
加する。
回転支持台2の前記回転作動により、前記管1がその場
で反時計方向に回転し乍ら前記回転支持台2の各ローラ
2 a ,2 a’に支持されている間、前記高周波誘
導子5と、回収槽6,10を伴った原料槽3,9が一体
的に管1の前方(図の右方)へ向って前進移動していく
この結果、前記管1の加熱域はその後端側から前端側に
向って徐々に拡大していく一方、高周波誘導子5の後方
に配設された原料槽3が前記誘導子5の前進とともに前
方へ移動して前記管1の既に加熱された部分の上を連続
的に順次通過していくことになる。
従って、前記原料槽3の移動時、それに収容されている
樹脂粉末を開口部4から落下させると、該粉末は前記管
1加熱された部分に接触して管1の熱により溶融され該
管1に付着する。
ここで、管1は先に述べたように同じ位置で回転させら
れつつ支持されている一方、原料槽3の開口部4は連続
的に移動させられているので、前記開口部4から管1の
外面上に落下する樹脂粉末は、連続的に管1における樹
脂粉末の未融着部分に落下し、該未融着部分に接触させ
られることとなり、従って、該粉末の溶融付着部分は管
1の長手方向に連続的に螺旋帯状に拡大して行きライニ
ング層Aが形成されるのである。
尚、ライニング層の膜厚は、前記開口部4の移動速度を
調節することにより、任意に調節することができる。
即ち、開口部4の移動速度を小さくすると、管外面の同
じ場所が落下して来るライニング材により長い時間接続
することになるから、膜厚をより大きくすることができ
るからである。
膜厚の調節は、このほか開口部4の断面積を変更するこ
と、或は、管1の回転速度を選択することと、前記開口
部4の移動速度の変更を組合せることによっても実現す
ることができる。
上記管1の外面ライニングは、ライニング層Aが単層で
あってもよいこと勿論であるが、この実施例では前記ラ
イニング層Aに重ねてライニング層Bが形成されるよう
にしてある。
即ち、第1図に於て、原料槽3の後(図の左側)には樹
脂ペレットを収容した原料槽9が前記槽3と一体的に前
進するようにしてあるから、原料槽9の開口部(図に表
われず)から落下される樹脂ペレットは未だ溶融状態に
ある前記ライニング層Aの表面に振りかかり、該ライニ
ング層Aを介して伝達される熱と該ライニング層A自体
の持つ粘着力によって、前記ライニング層Aの表面に半
溶融状態で螺旋帯状に付着し、樹脂ペレットによるライ
ニング層Bを形成するのである。
上記ライニング層A,Bの形成時、各原料槽3,9に装
着されている整層幕13は両ライニング層A,Bの表面
状態を均一にするよう作用する。
尚、必要があれば、原料槽9の後方に後加熱用の高周波
誘導子等の加熱源を設けて未溶融状態にある樹脂ペレッ
トの表面を溶融し、ライニング層Bの表面状態を均一に
することも可能である。
また、上記ライニングは、誘導子5、及び原料槽3,9
などによる原料供給装置が定置され、回転支持台2が移
動するようにされた装置に於ても上記例と同様の付着態
様で施工できる。
上述の外面ライニングに於て、ライニングを管1の長手
方向の一部分にのみ施す場合には、管1のライニングを
施すべき部分の始端に前記誘導子5を位置付け、該管1
を加熱しつつ管1のライニングを施すべき部分の終端側
まで前記誘導子5を移動させたら該誘導子5に対する電
圧の印加を停止するようにする一方、この間に於て、原
料槽3,9をその開口部からライニング材を落下させつ
つ管1の長手方向に移動させれば、前記誘導子5によっ
て加熱された部分にのみライニング層を形成することが
できる。
また、上記のように管等の全長に対してライニングすべ
き部分が短かい場合、或は、管等自体の全長が短かい場
合には、前記誘導子5により加熱される部分の移動と原
料槽3の開口部4等からのライニング材の落下とを同期
させず、管等の全体を、例えば、回転支持台2の長手方
向に沿って配設したガスバーナ等により予め加熱した後
、前記原料槽3などを移動させ、管等の外面にライニン
グ材を連続的に振りかけ供給するようにしてもよい。
次に、内面ライニングは、前記外面ライニングの場合と
同様に、移動する前記誘導子5により連続的に加熱され
る管1の内面に、前記誘導子5の移動に伴い移動する供
給管18内のスプリング回転体等による搬送手段が作動
しその開口部19からライニング材を管1の長手方向に
沿って連続的に落下させることにより連続的に行われる
が、前記管1が回転されているとき前記開口部19も連
続的に移動されるから、管1の内表面に対するライニン
グ材の落下付着部分も連続的に移動し、前記付着部分が
管の内面に螺施帯状に拡大して管の内面全周にライニン
グ層Cが形成されることとなるのである。
ここで、内面ライニング材には、主として樹脂粉末が用
いられ、その供給量を、前記供給管の径の大小、或は、
回転搬送体の回転数の増減等を適宜選択して適宜調節し
、また、供給管18の開口部19の管1の内面に対する
相対移動速度を調節することにより、任意膜厚の内面ラ
イニング層を形成することができる。
尚、上記内面ライニングに於でも、高周波誘導子5、内
面ライニング用の原料供給装置を固定し、管1を回転さ
せつつ支持した回転支持台2を管の長手方向に移動させ
るようにしてもよい。
而して、本発明による内外面同時ライニングは、第3図
々示の装置によって上述の外面ライニングと内面ライニ
ングとを同時に進行させれば施工できることとなる。
即ち、内外面同時ライニングは、回転支持台2で回転さ
せられつつ支持されている管1を高周波誘導子5により
加熱すると共に、前記誘導子5の移動の後方から、外面
ライニング用の原料供給装置の開口部4と内面ライニン
グ用の原料供給装置の開口部19とが、ほぼ同速度で管
1の長手方向に移動することによりなされるのである。
上記の内外面同時ライニングは、前記外面用の原料槽3
等及び内面用の原料槽17の移動、又は、回転支持台2
の移動によって、管1の内外面でライニング材の振りか
けられる部分が前記原料槽3,17に同期して移動する
から、管1の内外両面を同一のライニング方式で同時に
ライニングすることができ、内外両面ライニング作業の
合理化を図ることができる。
また、ライニング材を管1の表面に接触させる手段は、
内外面ともにライニング材の自然落下によるいわゆる振
りかけ方式で共通し、且つ、その振りかけ部分が管1の
長手方向に沿って移動する方式であるから、ライニング
装置自体を極めて簡潔な構造とすることができることは
勿論、管1の長さ方向に関するライニング幅やライニン
グ膜厚を任意、且つ、容易に調節することができるので
、管1の長さやその径の大小の如何、或は、ライニング
すべき部分の長さ(ライニング幅)や形成すべきライニ
ング層の膜厚の如何に拘らず、ライニングを施すことが
できて便利である。
この利点は、管1の外面のみのライニングの場合でも同
様に得られる。
更に、ライニング材と管1との接触部分は、管1の長さ
より充分小さい幅であるから、前記振りかけ部分の移動
と相俟って、単層或は複層ライニングを任意に選択して
容易に施工できる。
本発明方法は以上の実施例に限られず、以下述べるよう
な態様でも実施することが可能である。
例えば、三層以上のライニング層を形成するには、原料
槽3、回収槽6等により形成される原料供給装置を三連
以上設ければよく、更に、ライニング層の厚みを変更す
るには、前述の例のように原料槽等を移動させる方式に
あっては、該原料槽等の移動速度を変更することにより
、管の表面に対するライニング材が振りかけられている
部分の移動速度を変えたり、或は、原料槽の開口部4,
19の長さや口径を変更したりすればよく、また上記例
のように原料槽等を移動させず、管1とその回転支持ロ
ーラ2a、2a’とを移動させる方式では、樹脂粉末等
のライニング材の落下量を増減したり、又は管1とライ
ニング材の接触時間の長短を調節したりすればよい。
次に本発明方法及び装置によるライニング施工例を示す
施工例 1 外面ライニング 直径45cm、長さ24mの鋼管を回転し乍ら、高周波
誘導加熱により送り速度1 5 m7L/Secで30
0℃に加熱し、該鋼管の、誘導子の後方にポリエチレン
粉末を、振りかけ幅1m、供給量7.5kg7勺面で被
覆したところ、膜厚1,5mmのポリエチレンライニン
グ鋼管を得られた。
施工例 2 外面ライニング 直径120cm、長さ12mの鋼管を回転し乍ら、高周
波誘導加熱により送り速度1 0mm/Secで約28
0℃に加熱し、該鋼管の、誘導子の後方にポリエチレン
粉末を、振りかけ幅50crn、供給量12kg/mi
n、同じくペレットを、振りかけ幅10crrL.供給
量1 0 kg/ minで被覆したところ、表面に凹
凸のあるポリエチレンライニング鋼管を得られ、その被
膜は最低1.7朋、最高3.0mmの凹凸状を呈してい
た。
施工例 3 内外面ライニング 直径30cI′fL、長さ12mのフランジ付鋼管を回
転し乍ら高周波誘導加熱により送り速度15mm/se
cで280℃に加熱し、該鋼管の外面にポリエチレン粉
末を、振りかけ幅100Cr/l、供給量4 kg/m
in、同じくペレットを振りかけ幅10CI′IL、供
給量4kg/ rnlnで、また該鋼管の内面にスクリ
ューフィーダーでポリエチレン粉末を供給量1.’ 1
kg/minでそれぞれ被覆したところ、内外面ポリ
エチレンライニング鋼管を得られた。
而して該鋼管の外面は平均膜厚2. 3 mrrt,最
低1.7龍、最高3.0mmの凹凸状を呈し、また内面
の膜厚は1.2闘であった。
本発明は上述の通りであって、管等のライニング方法と
して従来知られている押し出し法や流動浸漬法に比べ、
装置を簡略化できて装置の製造コストを著しく低減する
ことができるばかりでなく、ライニング作業の能率向上
を図ることができてライニングコストの低減に資すると
ころ大であり、更にライニング層の多層化や厚みの調整
が極めて容易であるなど、従来のライニング方法では得
られない効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法を実施するための本発明装置の実施の一
例を示すもので、第1図は外面ライニング装置によるラ
イニング状態の要部を示す正面図、第2図は第1図の■
−■線断面図、第3図は本発明による内外面同時ライニ
ング装置における内面ライニング部の要部を示す一部を
断面とした正面図である。 1・・・・・・ライニングされるべき管、2・・・・・
・回転支持台、3,9,17・・・・・・原料槽、4,
19・・・・・・開口部、6,10・・・・・・回収槽
、7,11・・・・・・ダクト、8,12・・・・・・
ブロワー、5・・・・・・高周波誘導子、13・・・・
・・整層幕、14・・・・・・重錘、15・・・・・・
レール、16・・・・・・移動架台、18・・・・・・
供給管、A,B,C・・・・・・ライニング層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ライニングを施すべき管等を略水平な姿勢でその長
    手方向軸に沿って回転させつつ支持し乍ら、前記管等の
    ライニングを施すべき部分を高周波加熱等の適宜加熱手
    段によって加熱し、該加熱に引続き前記管等の加熱した
    部分の表面に該管等の長さより小さい幅で樹脂粉粒体等
    によるライニング材をその自重により継続的に落下させ
    て振りかけつつ該ライニング材の振りかけられている部
    分を管等の長手方向に移動させることを特徴とするライ
    ニング方法。 2 ライニングを施すべき管等の長手方向両端部を略水
    平な姿勢で支持し該管等に回転を与えるローラを具備し
    た回転支持台と、前記管等のライニングを施すべき部分
    を加熱する高周波誘導子等による加熱装置と、樹脂粉粒
    体等によるライニング材を収容しておきその適宜必要量
    を前記管等の長さより小さな幅で前記管等の外面に落下
    させる外面ライニング用原料供給装置とから成り、前記
    回転支持台を管等を水平に回転させつつ支持した状態で
    定置し、前記加熱装置と原料供給装置の開口部とを前記
    管等の長手方向に沿って移動させるか又は、前記回転支
    持台を前記管の長手方向に移動させ前記加熱装置と原料
    供給装置の開口部とを定置したことを特徴とする管等の
    外面ライニング装置。 3 ライニングを施すべき管等の長手方向両端部を略水
    平な姿勢で支持し該管等に回転を与える口−ラを具備し
    た回転支持台と、前記管等のライニングを施すべき部分
    を加熱する高周波誘導子等による加熱装置と、樹脂粉粒
    体等によるライニング材を収容すると共に内部に回転搬
    送体が挿装されて前記管等の長手方向に延設されており
    その先端開口部から前記ライニング材を落下させる原料
    供給管を具え、且つ、該供給管の先端側を前記管等の内
    面に臨ませるようにした内面ライニング用の原料供給装
    置とから成り、前記回転支持台を管等を水平に回転させ
    つつ支持した状態で定置し、前記加熱装置と原料供給管
    の開口部とを前記管等の長手方向に沿って移動させるか
    、又は、前記回転支持台を前記管等の長手方向に移動さ
    せ、前記加熱装置と原料供給管の開口部とを定置したこ
    とを特徴とする管等の内面ライニング装置。 4 前記特許請求の範囲第2項の外面ライニング装置に
    、樹脂粉粒体等によるライニング材を収容すると共に内
    部に回転搬送体が挿装されて前記管等の長手方向に延設
    されておりその先端開口部から前記ライニング材を落下
    させる原料供給管を具え、且つ、該供給管を前記管等の
    内面に臨ませた内面ライニング用の原料供給装置を付設
    して成り、前記回転支持台を管等を水平に回転させつつ
    支持した状態で定置し、前記加熱装置と内、外面ライニ
    ング用の原料供給装置の開口部とを管等の長手方向に移
    動させるか、又は、前記回転支持台を移動させ、前記加
    熱装置と内、外面ライニング用の原料供給装置の開口部
    とを定置したことを特徴さする管等の内外面ライニング
    装置。
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