JPS588598Y2 - 車輛洗浄機用洗浄液不足時警報装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輌洗浄機に搭載された洗浄機容器中のワッ
クスあるいは洗剤等の洗浄液の残量が一定値以下となっ
たときには、自動的に警報を発して洗浄液の再充填を促
すようにした車輌洗浄機用洗浄液不足時警報装置に関す
るものである。

一般に、車輌を洗浄する際、洗浄水のみを使用して洗浄
するよりも洗剤を使用し液体ワックスかけをした方が完
壁な洗浄を行うことができるため、近年は洗浄水による
洗浄のみでなく、洗剤およびワックスをも使用して洗浄
することができる車輌洗浄機が多く使用されるようにな
った。

そして、多くの車輌洗浄機、特にガソリンスタンド等の
サービス店で使用される門型式洗浄機においては、サー
ビス店の従業者が朝の稼動開始前あるいは夕方の稼動終
了時に、洗浄液や液体ワックスを車輌洗浄機の洗剤容器
やワックス容器に充填することにより、サービスの用に
供するようにしていた。

しかし、車輌洗浄機の管理を怠って洗剤やワックスを洗
剤容器やワックス容器に補充しなかったり、−日の洗車
台数が非常に多かったりして、洗剤容器やワックス容器
中の洗剤やワックスが洗車中に無くなってもそれに気付
かずに洗車作業を続けるようなことがあれば、利用者に
対するサービスが著しく損われるものである。

そこで本考案は、車輌洗浄機の洗剤容器やワックス容器
中の洗剤やワックスの残量が一定値以下となったときに
は、自動的に警報を発して洗剤やワックス等の洗浄液の
再充填を促すことにより、車輌洗浄機の管理の合理化と
、利用者に対するサービスの向上とを可能とするような
車輌洗浄機用洗浄液不足時警報装置を得ることを主な目
的とするものである。

以下、本考案の一実施例を図面に従って説明すると、車
輌洗浄機１は、一対のレール２，２′上を往復走行する
ことができ、車輌洗浄機１の前面部に配設された操作盤
３における利用者による作動指令に従って洗車作業を遂
行するようになっている。

車輌洗浄機１の脇下部のフレーム４上には適当数の支持
ばね５を介して受台６が支持されており、この受台６上
にはワックス容器７および洗剤容器８が搭載されるよう
になっている。

特に第２図および第３図に詳細に示されているように受
台６の企ｕ部からは突出腕９が水平方向に突出しており
、この突出腕９の先端部には、フレーム４に対して固定
された警報器作動装置１１の感知腕１３と協働するカム
１０が固定されている。

警報器作動装置１１は、前記感知腕１３と、この感知腕
１３がカム１０と接触して揺動されることにより閉状態
となって警報信号を送るスイッチ１４とを有し、スイッ
チ１４が発生した警報信号は、導線１５を通して、車輌
洗浄機１の頂部前面部に配設された警報器、例えば警報
灯１２に送らへ警報灯１２ｆ：点燈するようになってい
る。

感知腕１３は、カム１０と滑らかに接触しうるように、
図示のようにその先端部に水平軸ローラを備えると良い
。

また、図示のように支持ばね５として圧縮コイルばねを
使用する代わりに他の任意の形式の従来公知のばねを使
用することができる。

さらに、警報器として警報灯１２０代わりに警報ブザー
その他の任意の警報器を採用することができる。

以上のように構成されているのでワックス容器７および
洗剤容器８中にそれぞれワックスおよび洗剤が充満して
いるときには、受台６には大きな重量荷重がかかり、そ
の結果第２図に示されるように支持ばね５が圧縮されて
受台６は、カム１０が感知腕１３の先端部よりも充分に
下方に位置するように、下降した位置にある。

ワックス容器７および洗剤容器８中のワックスおよび洗
剤が車輌洗浄機１による洗車に伴って漸次減少していく
に従い、受台６にかかる重量荷重が減少し、その結果受
台６は支持ばね５の復元力により漸次上昇していくが、
ワックス容器Ｔおよび洗剤容器８中の残存ワックスおよ
び残存洗剤が予め設定された残存量以下になると、第３
図に示されるようにカム１０が感知腕１３の先端部に接
触し、さらに感知腕１３を揺動させてスイッチ１４を閉
状態にする。

スイッチ１４は、閉状態になることにより警報信号を導
線１５を通して警報灯１２に送り、警報灯１２を点燈さ
せる。

警報灯１２が点燈することにより、ワックスおよび洗剤
が不足状態に至ったことを知ることができるので、ワッ
クス容器１および洗剤容器８中のワックスおよび洗剤が
完全に無くならないうちにそれらを補充することができ
る。

以上のように本考案によれば、ワックス容器および洗剤
容器等の洗浄容器中に残存するワックスや洗剤等の洗浄
液の重量の変化に応じて洗浄液容器を昇降させるように
支持ばねにより洗浄液容器を支持するとともに、洗浄液
容器中の残存洗浄液の重量が一定値以下となるとスイッ
チが作動して警報器が警報を発するようにしたので、き
わめて簡単な構成により洗浄液が不足していることを直
ちに知ることができ、車輌洗浄機の管理が合理化される
とともに、利用者に対するサービスを向上させることが
できる車輌洗浄機用洗浄液不足時警報装置が得られるも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に従う装置の要部透視斜視図
、第２図は第１図の装置の要部側面図、第３図は第２図
とは異なった状態にある第２図と同様な要部側面図であ
る。 １・・・・・・車輌洗浄機、４・・・・・・フレーム、
５・・・・・・支持ばね、７・・・・・・洗浄液容器、
ワックス容器、８・・・・・・洗浄液容器、洗剤容器、
１２・・・・・・警報器、警報灯、１４・・・・・・ス
イッチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 車輌洗浄機１のフレーム４上に、洗浄液容器１．８
   中に残存する洗浄液の重量の変化に応じて前記洗浄液容
   器７，８を昇降させるように前記洗浄液容器７，８を支
   持する支持ばね５と、前記車輌洗浄機１に配設されてい
   て前記洗浄液容器７，８の昇降に応じて作動し、前記洗
   浄液容器７．８中の残存洗浄液の重量が一定値以下とな
   ることにより前記洗浄液容器７．８が予め設定された高
   さ以上に上昇したことを感知して警報信号を警報器１２
   に向けて送るスイッチ１４と、このスイッチ１４から警
   報信号が送られると直ちに警報を発する警報器１２とを
   少なくとも備えている車輌洗浄機用洗浄液不足時警報装
   置。 ■ 実用新案登録請求の範囲の記載の車輌洗浄機用洗浄
   液不足時警報装置において、前記洗浄液容器１，８はワ
   ックス容器７および洗剤容器８であり、前記警報器１２
   は前記車輌洗浄機１に配設された警報灯１２である、車
   輌洗浄機用洗浄液不足時警報装置。