JPS5885853A - N−置換カルバミン酸エステルの製造方法 - Google Patents

N−置換カルバミン酸エステルの製造方法

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JPS5885853A
JPS5885853A JP18464081A JP18464081A JPS5885853A JP S5885853 A JPS5885853 A JP S5885853A JP 18464081 A JP18464081 A JP 18464081A JP 18464081 A JP18464081 A JP 18464081A JP S5885853 A JPS5885853 A JP S5885853A
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sulfonic acid
fluorinated sulfonic
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carbamic acid
reaction
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Shinsuke Fukuoka
伸典 福岡
Masazumi Chono
丁野 昌純
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はN−置換カルバミン酸エステルの製造方法に関
し、さらに詳しくいえば、シクロヘキセンとカルバミン
酸エステルとからN−[換カルバミン酸エステルを製造
する方法に関するものである。
脂環族のN、−”置換カルバミン酸エステルは、それ自
体医薬や農薬の原料として、ある、いは脂環族インシア
ナートの原料として用いることもできるし、さらに脱水
素又は酸化することによって芳香族イソシアナート類、
特にジフェニルメタンジイソシアナー)(MDI)の中
間原料として重要な。N−フェニルカルバミン酸エステ
ルに変換できるなど、工業的に価値ある化合物であり、
その安価な製造方法が要望されている。
ところで、従来から硫酸などの鉱酸やBF3エーテラー
トのようなルイス酸の存在下、カチオン重合性のオレフ
ィンにカルバミン酸エステルヲ付加させることによって
、飽和されたN−置換力ルバミン酸エステルを製造しう
ろことは知られていた(西独特許第1,157,598
号明細書)。しかしながら、この方法において用いられ
ているような酸触媒では、カチオン重合性の低いシクロ
ヘキセンに対する反応性が小さくて目的とするN−シク
ロヘキシルカルバミン酸エステルの収率は低い上に、こ
のような触媒を用いた場合には、触媒と生成物との分離
、回収に費用がかかるなどの欠点を有している。
本発明者らは、シクロヘキセンとカルバミン酸エステル
からN−置換カルバミン酸エステルを製造するに当り、
前記のような欠点が少なく、かつ高活性を有する触媒系
を開発すべく鋭意検討を重ねた結果、触媒としてフッ素
化スルホン酸樹脂を用いる場合、このものは超強酸性を
示す固体酸で、あるので、反応速度を高めるとともに、
生成物との分離、回収が容易であって簡単な処理により
触媒として再使用しうること、さらに驚くべきことKは
、飽和のN−シクロヘキシルカルバミン酸エステルばか
りでなく1不飽和のN−シクロヘキセニルカルバミン酸
エステル及びN−フェニルカルバミン酸エステルが得ら
れることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明はフッ素化スルホン酸樹脂の存在下に
、シクロヘキセンとカルバミン酸エステルとを反応させ
ることを特徴とするN−シクロヘキシルカルバミン酸エ
ステル、N−シクロへキセニルカルバミン酸エステル及
びN−フェニルカルバミン酸エステルなどのN−置換カ
ルバミン酸エステルの製造方法を提供するも′のである
本発明方法において用いられるフッ素化スルホン酸樹脂
触媒は、スルホン酸基を有し、フッ素を含む樹脂であれ
ばどのようなものでもよいが、分子内に−CF25O3
Hまたは/及び−CFSO3Hで表わされる基を有する
重合体が特に好ましい。
かかるフッ素化スルホン酸樹脂としては、例えば次式(
1)〜(V)で表わされる繰り返し単位を1種又は2種
以上含有する重合体樹脂が挙げられる。
(1)   + CF2 0F + 03H (II)   +CF2−6x ’)−/ Rf−8O3H (ここで、XはF又はCF3を、Rfは炭素数2〜10
のパーフルオロアルキレン基ヲs  YハF%CF3又
は−CF2−〇−CF3を表わし、2はF又は炭素数1
〜10のパーフルオロアルキル基を表わす。またkはO
〜5の整数、tは2〜5の整数、mは0〜5の整数を表
わす。) まだ、前記5繰り返し単位の1種又は2種以上を含み、
さらに式(至)で表わされる繰シ返し単位を含む共重合
体も本発明の触媒として好ま、シく、用いられる。
(A11 A2はF又はHを、A3はF又はctまたは
Hを、A4はF 、 C1、H、CH3,CF3.−0
R2(R2は炭素数1〜5のパーフルオロアルキル基を
示す)から選ばれた原子又は基を表わ″す。)本発明で
用いられるこれらのフッ素化スルホン酸樹脂はどのよう
な方法で製造されたものであってもよいが、例えば前記
繰り返し単位を提供しうる相当するビニル化合物又はオ
レフィン類を重合又は共重合させる方法が好都合である
。相当するビニル化合物又はオレフィン類としては、例
えば次式で表わされるものがあげられる。
(1−M)  CF2=C!FS○3H(11−M )
  CF2=OX Rf−8O3I( ○+C!F2−CF−0+mCF−C!F2So3H(
■T−M ) 、 A1A20 = 0A3A4(X 
r RfT Y * Z r k + Z * m +
 A1 p A2 e A3 + A4は前記と同じ意
味をもつ。) また、例えば下記式で表わされるような末端が一8o2
R3であるビニル化合物を用いて重合あるいは共重合さ
せたのち、アルカリで加水分解し、次いで酸でイオン交
換することによっても本発明に用いられるフッ素化スル
ホン酸樹脂が製造できる。
(I−N )  cF2= cFso□R3(II −
N)  (:!、F2=OX青r−8O2R” (x + R,l y + z、 + k+ t + 
mぼ前記と同じ意味をもち、R3はF 、 cz 、ア
ルキル基、アリール基から選ばれた原子又は基を表わす
。) このようなビニル化合物あるいはオレフィン類をモノマ
ーとして重合あるいは共重合させる方法としては、通常
のフッ素化エチレンの単独重合や共重合において行われ
ているのと同様な方かが採用できる。例えば、水又はフ
ッ素化有機溶媒中で、酸化−還元触媒、有機過酸化物、
アゾビス系化合物、パーフルオロラジカル発゛生剤、N
2.F2などのラジカル開始剤を用いて、温度−50〜
200℃の範囲、圧力O〜200Ky/clの範囲で重
合させることができる。
適当なフッ素化溶媒としては、例えば1,1.2−トリ
クロル−1,2,2−)リフルオロエタン又はノく一フ
ルオロへブタン、パーフルオロオクタンなどのパーフル
オロアルカン類、ノ(−フルオロメチルシクロヘキサン
、パーフルオロジメチルシクロブタンナトのパーフルオ
ロシクロアルカン類及ヒバ−フルオロベンゼンなどが用
いられる。用いるモノマー類が液体の場合は、溶媒を使
用しないバルク重合法で重合あるいは共重合させてもよ
い。
さらに、このようにして得られたフッ素化スルホン酸樹
脂は機械的強度を増すなどの目的で他の架橋剤で架橋さ
せたものであってもよいし、他の樹脂や担体に含浸など
によシ担持させたものであってもよい。
また、本発明で用いられるフッ素化スルホン酸樹脂の形
状はどの1ようなものであってもよく、例えば粉末状、
ビーズ状、ペレット状、球状、繊維状、織物状、膜状、
中空糸状、チューブ状など、反応の方法に応じて適当な
形状のものを採用することがよい。
本発明方法において原料の1つとして用いられるカルバ
ミン酸エステルは、一般式 %式% (式中のRは脂肪族基、芳香族基、芳香脂肪族基又は脂
環族基である) で表わされるものであって、このものは、例えば尿素と
対応する有機ヒドロキシル化合物との反応によって容易
に製造されうる。
このようなカルバミン酸エステルとしては、例えば前記
一般式におけるRがメチル、エチル、プロピル、ブチル
、アミル、ヘキシルなどのカルバミン酸の脂肪族エステ
ル類;フェニルナフチル、ピリジルなどのカルバミン酸
の芳香族エステル類;ベンジル、フェネチルなどのカル
バミン酸の芳香脂肪族エステル類;シクロヘキシル、シ
クロペンチルなどのカルバミン酸の脂環族エステル類な
どがあげられる0さらに、これらのカルバミン酸エステ
ル類においてRの水素の一部が他の置換基、例えば低級
アルキル基、ノ・ロゲン原子、ニトロ基1、アルコキシ
基、ニトリル基、アルコキシカルボニル基などの置換基
によって置換されたものであってもよい。
本発明の方法は無溶媒でも実施できるが1必要に応じて
溶媒中で実施することもできる。このような溶媒として
は、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、
ノナン、デカン、n−ヘキサデカン、シクロペンタン、
シクロヘキサンナトの脂肪族又は脂環族炭化水素類;ク
ロロボルム、塩化メチレン、四塩化炭素、iジクロルエ
タン、トリクロルエタン、テトラクロルエタンなどのハ
ロケン化炭化水素類;メタノール、エタ/−/l/、7
’ロバノール、ブタノールなどのアルコール類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、モノクロル
ベンゼン、ジクロルベンゼン、ブロムナフタリン、ニト
ロベンゼン、〇−又はm−又はp−ニトロトルエンなど
の芳香族化合物類;ジエチルエーテル、1,4−ジオキ
サン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、ギ酸メチルなどのエステル類;スルホ
ラン、3−メチルスルホランs  2.4−シ)チルス
ルホランなどのスルホラシ類;酢酸、プロピオン酸、モ
ノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸、トリフ
ルオロ酢酸などのカルボン酸類;メタンスルホン酸、ト
リクロルメタンスルホン酸、トリノルオロメタンスルホ
ン酸などのスルポン酸類及び水などが挙げられる。
本発明方法を実施するに当り、シクロヘキセンとカルバ
ミン酸エステルとのモ″ル此については特に制限はなく
、通常シクロヘキセン1モルに対してカルバミン酸エス
テル0.01〜100モルの範囲で用いられる。
まだ1触媒の使用量についても特に制限はないが、回分
式の反応を行う場合には、シクロヘキセン又はカルバミ
ン酸エステルのうちで少ない方の原料1モルに対して、
通常スルホン酸基が10−5〜10モル当量の範囲、好
ましくは5XIO’〜5モル当量の範囲で使用される。
一方流通式の反応を行う場合には、原料の流通速度は通
常、触媒1を当り0.01〜1000モル/鼎の範囲が
好ましい。
本発明の方法における縮合反応は約250℃以下、好ま
しくは、10〜2001:の温度において行われる。
さらに好ましい温度範囲は約50〜iso℃である。
また、本発明の方法は、通常、常圧下又は加圧下で行わ
れるが、必要ならば減圧下に行ってもよい。
反応時間は、反応温度、触媒の種類と使用量、溶媒の有
無及びその使用量、原料成分及びそれらの組成、反応方
法などの反応条件によっても異なるが、通常数分ないし
数時間である。
また、反応の方式としては、フッ素化スルホン酸樹脂を
反応混合物中に懸濁させて行う方法や、−固定床として
使用する方法など、どのような方式を採用してもよい0
また1回分式に行ってもよいし、連続式に行ってもよい
本発明に用いられるフッ素化スルホン酸樹脂は、スチレ
ンやジビニルベンゼンからなる共重合体を母体とする通
常あスルホン酸型イオン交換樹脂に比べて酸性度が強い
ので少量で有効であり、また反応速度が速いなどの利点
を有するだけでなく、耐熱性、耐薬品性及び耐久性に優
れ、触媒寿命が長いので極めて有利な触媒である。さら
に、本発明の触媒は固体酸であるので、液体酸触媒に比
べて装置の腐食がなく、反応液成分との分離がろ過など
の簡単な方法で行えるので連続化反応も容易であり、廃
酸水溶液が出ないなどの工業的に非常に有利な点を有し
ている。
次に実施例にて本発明をさらに詳細に説明するが、もち
ろん要旨を越えない限り、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
実施例1 繰り返し単位として (E+CFz−CF2七すC’F+  ”汁す0−(,
0F2)3S03H なる構造を有する粉末状のフッ素化スルホン酸樹脂10
f1カルバミン酸エチル8.9f、シクロへキセノ41
9をフラスコに入れ、かきまぜながらシクロヘキセンの
還流下に5時間反応を行った。
反応混合物をろ過によって触媒を分離したのち、ガスク
ロマド′グラフィー及びac−MSで生成液を分析した
結果、カルバミン酸エチルの反応率は63%で、N−シ
クロヘキシルカルバミン酸エチルカ選択率659F;で
、N−シクロヘキセニルカルバミン酸エチルが選択率3
0%で、N−フェニルカルバミン酸エチルが選択率2%
で生成していることがわかった。
実施例2 繰り返し単位として ÷(−aF2ay2f CF2− CF )2 )曹 QC!F2CF−0そCF2)3S03HCF3 なる構造を有する粉末状のフッ素化゛スルホン酸樹脂1
5f1カルバミン酸ブチル62、シクロヘキセン82、
ベンゼン30ゴをフラスコに入れ、かきまぜながら7・
0℃で8時間反応を行った。実施例1と同様な方法によ
シ処理したのち、反応液を分析した結果、カルバミン酸
ブチルの反応率は75%で、N−シクロヘキシルカルバ
ミン酸ブチルカyR択率s 3%で、N−シクロヘキセ
・ニルカルバミン酸ブチルが選択率40%で、IJ−’
フェニルカルバミン酸ブチルが選択率3%で生成してい
ることがわかった。
実施例3 繰り返し単位として、 ++CPz−OF”zb≠cFz  cF−)−、)−
0CF2CF−0そC’F2)2803H■ CF3 なる構造を有するフッ素化スルホン酸樹脂109%カル
バミン酸エチル8.9fsシクロヘキセン4.11、ト
ルエン30−をフラスコに入れ、かきまぜながら175
℃で10時間反応を行ったところ、シクロヘキセンの反
は率は82%で、N−シクロへキシルカルバミン酸エチ
ルが選択率73%で、N−シクロヘキセニルカルバミン
酸エチルカ選択率20%で、N−フェニルカルバミン酸
エチルが選択率5%で生成していた。
実施例4 繰り返し単位として 葺CF2− OFザCF−−CF升÷ o%ctP2+803H なる構造を有する粉末状のフッ素化スルホン酸樹脂25
fを内径12mm長さ50crnのステンレス鋼製カラ
ムに充てん9した。カルバミン酸エチル30重量%、シ
クロヘキセン41重量%から成るベンゼン溶液をこのカ
ラムの下方よJ)10ml/hrの速度で注入した。こ
のカラムを70℃に保ち、定常状態になったのち、生成
液を分析した結果、カルバミン酸エチルの反応率は74
%で、N−シクロヘキシルカルバミン酸エチルが選択率
60%で、N−シクロヘキセニルカルバミン酸エチルカ
選択率33%で、N−7工ニルカルバミン酸エチルカ選
択率B%で連続的に生成していることがわかった。
比較例1 フッ素化スルホン酸樹脂の代シに96%硫酸1りを用い
る他は実施例1と同様に反応を行い、水洗及び有機層を
ベンゼンで抽出して分析した結果、カルバミン酸エチル
の反応率は43%であったがN−シクロヘキシルカルバ
ミン酸エチルノ選択率は50%テアった。N−シクロへ
キシルカルバミン酸エチル及びN−フェニルがルバミン
酸エチルは生成しておらず、シクロヘキサノール及びシ
クロヘキサノール硫酸エステルがかなシの量で生成して
いた。
比較例2 フッ素化スルホン酸樹脂の代)にスチレンージビニルベ
ンゼイ共重合体にスルホン酸基を導入した通常の強酸性
イオン交換樹脂(交換容量4mθq/f乾燥樹脂)5F
を用いて実施例1と同様の反応を行ったところ、カルバ
ミン酸エチルの反応率は5%で、はとんど反応して”い
なかったO特許出願人 旭化成工業株式会社 代理人 阿  形  明

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フッ素化スルホン酸樹脂の存在下に、シクロヘキセ
    ンとカルバミン酸エステルとを反応させることを特徴と
    するN−置換力ルバミン酸エステルの製造方法。 2 フッ素化スルホン酸樹脂が、−CF2B03H又は
    −CF803 Hで示される7ツ索化スルホン酸基若し
    くはその両方の基を有する重合体である特許請求の範囲
    第1項記載の製造方法
JP18464081A 1981-11-18 1981-11-18 N−置換カルバミン酸エステルの製造方法 Granted JPS5885853A (ja)

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JPS6155903B2 JPS6155903B2 (ja) 1986-11-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7972429B2 (en) 2004-02-18 2011-07-05 Meadwestvaco Corporation Bituminous composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7972429B2 (en) 2004-02-18 2011-07-05 Meadwestvaco Corporation Bituminous composition

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