JPS588469B2 - マルチフィラメント糸条の交絡度の検査方法 - Google Patents

マルチフィラメント糸条の交絡度の検査方法

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JPS588469B2
JPS588469B2 JP4305278A JP4305278A JPS588469B2 JP S588469 B2 JPS588469 B2 JP S588469B2 JP 4305278 A JP4305278 A JP 4305278A JP 4305278 A JP4305278 A JP 4305278A JP S588469 B2 JPS588469 B2 JP S588469B2
Authority
JP
Japan
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yarn
entanglement
multifilament
degree
signal
Prior art date
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Expired
Application number
JP4305278A
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English (en)
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JPS54134157A (en
Inventor
伊藤寧
生井久和
谷口基二
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマルチフイラメント糸条のインタレース加工等
の集束を目的とした処理により生じた交絡の数と力学的
強度を連続的に検査する方法に関する。
従来この種の検査方法として適当な長さにした糸条の−
端に適当な重量のおもりをかけ他端を固定することによ
り垂直に下げた状態でピンを該糸条のほぼ中心に差し込
み該ピンを手で下げることにより検査するフツクドロツ
プ法があるが精密な検査を行なうためには極めて多くの
人手と時間を要するため満址な品質管理を行なうことは
不町能であった。
フツクドロツプ法を自動連続化したA.P.D.C測定
法の提案があるがこれは糸速2.5m/minという極
めて低速の測定を必須としかつ糸条を著しくいためる破
壊検査であるため製造工程中での品質管理は不可能であ
る。
一方マルチフイラメント糸の繊維軸と直角方向に針を刺
し、糸の前後移動によって針の受ける抵抗値が所定値に
達する間隔を検出し交絡度を検査する交絡度の測定方法
(特開52−53049号公報)があるが、能率良く確
かな計測をする上で多くの制約を受ける。
本発明は糸を傷めることなく正確に交絡の強さとその分
布を高能率且つ連続的に計測する方法である。
本発明方法は、所定の接圧を以って線接触する固定片と
可動片の間を交絡処理を受けたマルチフイラメント糸条
自身で開離せしめつつ所定の張力で走行せしめ、該可動
片の変位を以って糸条の太さを測定するマルチフイラメ
ント糸条の検査方法において、前配変位を電気信号に変
換した上、該マルチフイラメントを構成する単一フイラ
メントの直径の2倍以下に相当する信号を除去し、更に
残った信号をその犬きさに基いて級別して計数すること
を特徴とするマルチフイラメント糸条の交絡度の検査方
法であって上述従来法の問題点を解消した効率のよい検
査方法である。
欠に本発明の構成を図面に示した一実施例により詳述す
る。
第1図は装置全体の構戎の概略図であり,マルチフイラ
メント1はボビン2より糸道ガイド3張力調整装置4、
張力計測器5、交絡部分検出部6を経て新たなボビン9
に捲取るべく構成する。
7は交絡部分検出部6からの信号を適宜処理して表示す
る回路部分であり.8はボビン9を駆動する装置である
第2図は交絡部分検出部6の一例を示す詳細図であり、
表面及び裏面に歪みゲージ101,102を付設した固
有振動数の高い板状のはね11を片持ちに設量し,該ば
ね11の自由端にカマボコ形の可動小片12を固着せし
め、該可動片12と線接触する偏心円柱13を配置し、
糸条走行時に該偏心円柱13が回転せぬよビス14を介
してブラケット15に固定せしめる。
そして偏心円柱13の偏角を変えることにより可動小片
12との線接触部(以下ニツプ点Pと称す)に適当な反
力Fを生じしめるべく構成する。
図中16.17はそれぞれ糸条1が可動小片12と偏心
円柱13の曲面により線接触部を通過せしめるべく付設
した糸道ガイドであり、かくして駆動装置8でボビン9
に糸条を捲き取ることにより線接触部に糸条1はニツプ
点Pを経て走行し、その太さの変化に従って可動小片1
2を変位せしめ歪ゲージ10により検出すべく構成する
本発明を実施する装置の一例は上述の如きものからなり
、マルチフィラメント糸条1をセットし捲き取りを開始
すると該糸条1がニツプ点Pを通過する際に該糸条1は
第3図に示す如き、撚りも交絡も生じてない形状か,第
4図に示す如き撚りの入っている形状又は第6図の如く
交絡の入っている形状のいずれか,あるいはこれら2種
及び3種の組み合せとなっている筈である。
糸条に撚りも交絡も入ってない部分がニツプ点Pを通過
する際には第9図に示す如く張力がかかつている状態で
可動小片12が固定片13を押圧することからマルチフ
ィラメント糸条1は一例に帯状に並んだ状態となる。
又P点における接圧及び糸条張力を適宜に選択すれば該
糸条の撚りの入っている部分がニツプ点Pを通過する際
は第10図に示す如くマルチフィラメントを構成するフ
ィラメントの約半数が他の半数のフィラメント群の上に
斜めに積層されて通過して行く。
従って撚り部分においてはニツプ点Pを通過する際の可
動小片12の変位は熱りも交絡も生じていない部分が通
過する場合の変位の2倍となる。
かかる状態を成立させる接圧及び張力範囲は広範囲にわ
たり、実用上の殆んどの場合をカバーし得ることが実験
上判った。
次に交絡部分を有する糸条について考察をするが先ず説
明の簡単のために、一本のフィラメントのみが他のフィ
ラメント群と交絡している場合について述べる。
第7,8図に示す如く、構成フィラメントのうちa1の
みが他のフィラメント群中を貫通している場合には、第
11図に示すようにフィラメントa6〜a,は下を横切
るa1及び最下層のa2〜a5と重なって、第7,8図
のA,B個所においては単フィラメントの直径の3倍の
変位を可動小片12に与える。
従って2本以上のフィラメント63相互に絡まっている
場合にはニツプ点Pを通過する際に3倍以上の変位を可
動小片12に複数回与えることとなる。
叙上の原理によりニツブ点Pに撚りと交絡を有する糸条
を連続的に通過せしめると歪ゲージ11からの信号は第
12図に示す如くなる。
図中f は糸条が通過する前の信号レベルであり,f1
0 はニツプ点Pで糸条構成フィラメントが固定面と可動小
片12に対し平面一列に帯状に並んだ時の信号レベルで
ちりf2は撚りによって生じたf,の2倍の信号レベル
でありf3は交絡部によって生じたf1の3倍の信号レ
ベルである。
撚り信号はA1の如く出力され、単純な交絡部の信号は
A2の如く出力され、複雑な交絡部の借号はA3の如く
出力される。
従って12より大なる信号を識別処理する事により撚り
と区別して交絡信号を識別し交絡部を検出することがで
き、さらにf3より大か小かの識別をすることにより、
第7,8図に示す如き単純な交絡部と第6図に示す如き
複雑な交絡部の区別をつけることが可能である。
測定に際し接圧を一定とし、張力Tを大とすると機械的
に交絡度の弱い部分の交絡ははずれてしまい、交絡信号
を発生しなくなるので、予じめ張力Tを適宜調整するこ
とにより一定以上の強度を有する交絡のみを選択的に調
べることができる。
第13図は信号処理演算表示回路7の一例を示す詳細図
であり、交絡部分検出部6からの信号は演算処理回路1
8により増幅、整形され交絡信号のみを選別され、適宜
な時間間隔でカウントされ、交絡度に対応するデータと
なる。
このデータをサンプリング回路16で適宜設定された範
囲の交絡度にサンプリングすることにより、交絡度分布
データとなし,表示装置20により表示する。
このように、マルチフィラメント糸条の交絡信号を撚り
信号と区別して識別し、その後適宜な演算処理を行なう
ことによって交絡度、交絡度分布及び交絡の力学的強度
を同時に調べることができる。
一方、交絡信号の立ち上がり立ち下がりは撚り信号に比
べ急であり且つ継続時間が短いため、この信号を適宜微
分処理することによっても交絡数を計数することが可能
である。
このようにマルチフィラメント糸条の交絡信号を他の信
号と区別して認識できることから、交絡についての総合
的検査を高速連続的にかつ糸条を傷めることなく行なう
ことが可能となり、従来充分な検査ができずにいた原因
不明のトラブルに対して解明する手段になるとともに、
製品の品質を保障する有力な手段となり本発明の工業的
貢献は大なるものである。
実施例 (1) V = 5 0 0 7W/mi nT=1
g F=0.:1 fo−3KHz の条注下で、ナイロンフィラメント70デニール18フ
ィラメントの糸であってフックドロップ法で各々5,1
2,24.35ケ/mの交絡を有することが判明せる試
料をそれぞれ本発明を適用し下表を得た。
両測定法間には充分な相関があり、本発明方法は信頼性
のあることが判る。
(2)上記No.3の試料につき V−500m/min F=O.3g fo=3KHz の条件でT=1g、T=11となして各100回測定し
た結果第14図を得た。
これにより測定張力の差によって、交絡度の弱いものが
選別される状況が明らかである。
又、同一試料中でのデータのバラツキも容易に把握し得
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は全体の構成図、第2図は検出部の詳細図、第3
図は撚り、交絡のない糸条の形状図、第4,5図は撚り
の入った糸条の形状図、第6,7,8図は交絡の入った
糸条の形状図、第9図は撚り交絡のない糸条の検出部通
過状態を示す図、第10図は撚りの部分の検出部通過状
態を示す図、第11図は交絡の部分の検出部通過状態の
一例を示す図、第12図は糸条の検出部通過により検出
部より出力される信号を示す図、第13図は信号処理演
算回路の詳細図及び、第14図は交絡度検査の一例のグ
ラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1所定の接圧を以って線接触する固定片と可動片の間を
    交絡処理を受けたマルチフイラメント糸条自身で開離せ
    しめつつ所定の張力で走行せしめ,該可動片の変位を以
    って糸条の犬さを測定するマルチフイラメント糸条の検
    査方法において、前記変位を電気信号に変換した上、該
    マルチフイラメントを構成する単一フイラメントの直径
    の2倍以下に相当する信号を除去し、更に残った信号を
    その犬きさに基いて級別して計算することを特徴とする
    マルチフイラメント糸条の交絡度の検査方法。 2接圧及び張力を町変に設定し得る特許請求の範囲第1
    項記載の検査方法。
JP4305278A 1978-04-11 1978-04-11 マルチフィラメント糸条の交絡度の検査方法 Expired JPS588469B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54134157A JPS54134157A (en) 1979-10-18
JPS588469B2 true JPS588469B2 (ja) 1983-02-16

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ID=12653102

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5691029A (en) * 1979-12-18 1981-07-23 Toray Industries Measurement of interlaced shape of interlaced yarn

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JPS54134157A (en) 1979-10-18

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