JPS588317Y2 - 玩具ミシン - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は玩具ミシンの構造に関するものである。

以下図に示す一実施例について本考案を説明すると、１
は基台で、該基台１の一側に腕部材２の脚部３を固定し
、逆り字状に張出した端部４を基台１上に所要間隔をお
いて対向させる。

この端部４には下端を基台１上に若干の間隔をおいて対
向した筒体５を植設し、同筒体５の下部には側方から毛
糸Ａを受入れ、これを略水平に支承するための切欠き６
を形威し、これら腕部材２、筒体５、基台１を貫通する
穴を明け、上記毛糸Ａの保持方向にたいしてこれと直角
になる様に平板状の押圧軸７を上下摺動自在に装設し、
同押圧軸７には上方に復帰力を与えるためのスプリング
８を連係し、上端にはこれを押圧するための把手９を装
着し、下端には毛糸Ａを保持する凹部１０とその両側に
板材に切込むための刃部１１を形成する。

以上の様な構成により、切欠き６に毛糸Ａを引掛け、筒
体５の下にボール紙等の厚紙Ｂを差込んでスプリング８
に抗して把手９を押圧すると押圧軸７が降下し、凹部１
０に毛糸Ａを引掛けたのち刃部１１により厚紙に切込み
毛糸Ａを厚紙Ｂに押し込んで、つぎに把手９の押圧を止
めると、スプリング８の力により押圧軸７が上昇し、毛
糸Ａが厚紙Ｂに押し込まれた状態で残り、以下厚紙Ｂを
移動すると共に上記操作をくり返すことによって毛糸Ａ
を厚紙Ｂにミシン掛けの様に順次差し込んで行くことが
できる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案の一実施例を示す玩具ミシンの正面図、
第２図は同じく押圧軸部の要部側面図、第３図は同じく
押圧軸部の要部正面図である。 同図中 １・・・・・・基台、２・・・・・・腕部材、
５・・・・・・筒体、６・・・・・・切欠き、７・・・
・・・押圧軸、８・・・・・・スプリング、９・・・・
・・把手。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基台の一側に固定し、端部を同基台上に所要間隔をおい
   て逆り字状に張出した腕部材と、同腕部材の端部に装着
   し下端を基台上に若干の間隙をおいて対向した筒体と、
   該筒体の下部にも威し、側方から糸を受入れ略水平に支
   承するための切欠きと、上記腕部材、筒体、基台を貫通
   して上下に摺動自在に装設した押圧軸と、同押圧軸上方
   に復帰させるためのスプリングと、同押圧軸の上部に設
   けた把手と、同押圧軸の下端に形成し糸を保持する凹溝
   と、その両側に板材に切込むための刃部を設けてなる玩
   具ミシン。