JPS588226Y2 - ２槽式脱水洗濯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は２槽式脱水洗濯機に関するものであって、その
目的とするところは、洗濯槽から脱水槽に洗濯物を移す
作業を容易にする構造を提供することにある。

本考案は２槽式脱水洗濯機において、洗濯槽と脱水受槽
との間に回動自在なローラを設けたことを特徴とする。

以下その実施例を図面について説明する。

第１図および第２図において、１は脱水洗濯機の本体、
２はタイマ、制御摘手等を取付けた正面パネルである。

３は洗濯槽の開閉蓋で、点線はその開口部を示している
。

４は脱水受槽の開閉蓋で、点線はその開口部を示してい
る。

６は開閉蓋３，４の間に形成される平坦な空間部５に取
付けられた細長いローラで、その両端は軸受７によって
回動自在に支持されている。

ローラ６の表面には凹凸８を有し、その軸受７にはロッ
ク機構９が設けである。

ロック機構９には、例えば第３図に示すようにねぢ１０
をローラ軸１１に設けた凹溝１２に締付ける構造などが
採用される。

本考案は以上の構造を有するので、洗濯槽から脱水槽に
洗濯物を移すとき、ローラ６が有効に作用して洗濯物の
移行を円滑にする。

この場合ロック機構９が解除されていることはいうまで
もない。

ロック機構９によってローラ６の回転をロックするとロ
ーラ６は洗濯板として使用することができる。

ローラ６の表面に凹凸８を設けたのはこのためである。

なお、本考案のローラ６は洗濯物の移行を円滑にするこ
とがその主目的であるから、凹凸８およびロック機構９
を設けない場合もある。

以上述べたように本考案は洗濯槽と脱水受槽との間にロ
ーラ６を設けることによって洗濯物の移行を円滑にする
と共に、ローラ６に凹凸８とロック機構９とを設けるこ
とによって洗濯板としての使用を可能とし、２槽式脱水
洗濯機の使用を著しく便利にする、すぐれた効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図：本考案の実施例の平面図、第２図：第１図の側
面図、第３図：ロック機構の１例を示す図。 １・・・・・・本体、２・・・・・・正面パネル、３・
・・・・・洗濯槽の開閉蓋、４・・・・・・脱水受槽の
開閉蓋、５・・・・・・空間部、６・・・・・・ローラ
、７・・・・・・軸受、８・・・・・・凹凸、９・・・
・・・ロック機構、１０・・・・・・ねぢ、１１・・・
・・・ローラ軸、１２・・・・・・凹溝。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）洗濯槽の開閉蓋と脱水受槽の開閉蓋との間に形成
   される平坦な空間部に細長いローラを回動自在に設けた
   ことを特徴とする２槽式脱水洗濯機（２）前記ローラは
   その表面に凹凸を有し、かつその回動を阻止するロック
   機構を備えていることを特徴とする実用新案登録請求の
   範囲（１）の２槽式脱水洗濯機。