JPS5881543A

JPS5881543A - 水平移動式連続鋳込装置

Info

Publication number: JPS5881543A
Application number: JP17964881A
Authority: JP
Inventors: Nobuyoshi Washitsuka; 鷲塚　信由; Toshio Nakamura; 敏男中村; Fukio Katsumata; 勝又　普記男; Hiroshi Kono; 博河野
Original assignee: YAHAGI ENG KK; NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: YAHAGI ENG KK; JFE Engineering Corp
Priority date: 1981-11-11
Filing date: 1981-11-11
Publication date: 1983-05-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、水平に移動して循環する多数の鋳型により
、溶融金属の鋳造を行なう水平移動式連続鋳込装置に関
するものである。

溶融金属を鋳造する装置として、従来使用されている水
平移動式鋳込装置は、一定ピツチで間欠移動する隙間な
く連設された鋳型に対し、定位置において鋳型が停止し
たときに溶融金属を鋳型内に注入する形式であるため、
鋳型の注湯位置が損耗しやすく、また移動機構の一部に
トラブルが発生すると、移動系全部を停止しなければな
らず、生産性が低下する等の問題があった。

この発明は、上述のような観点から、高能率に鋳込作業
が行なわれ、鋳型寿命も延長できる水平移動式連続鋳込
装置を提供するもので、鋳型可変速押送機構と、鋳型間
欠早送り排出機構とを具備し、多数の同形の鋳型を押送
自在とした注湯ラインと、水平方向における鋳型の受入
れおよび受入鋳型の水平方向における排出を自在とした
鋳型移送用台車を具備し、注湯ラインの端部に臨む位置
を起点とする前記台車の水平往復動を自在とした鋳型中
継ラインと、前記鋳型中継ライン上の前記鋳型移送用台
車からの鋳型受入れを自在とした始端域に鋳型押送機構
を、また、終端域に鋳型間欠早送り排出機構をそれぞれ
具備した徐冷ラインと、前記徐冷ラインからの鋳型の受
入れおよび受入鋳型の傾倒回動による注塊排出と、注塊
排出後における空鋳型を前記注湯ラインに送出自在とし
た鋳型操作機構を有する台車の水平往復動を自在とした
注塊排出ラインとを有してなり、ライン上の鋳型数を、
間引空所発生可能の個数としたことに特徴を有するもの
である。

ついで、この発明を実施例により図面と共に説明する。

第１図には、この発明の装置の一例が一部を欠除して示
した系統説明図により、第２図には、ライン上の鋳型の
１つを縦断正面図により、また第３図には、一部を欠除
した縦断面図により夫々示されている。

図面に示したように、この発明の装置は、注湯ラインＡ
と、鋳型中継ラインＢと、徐冷ラインＣと、注塊排出ラ
インＤとを平面的配置とし、皿状の多数の鋳型１は、各
ライン上を連続して移動するようになっている。

注湯ラインＡと、徐冷ラインＣとは、同一水平面上に互
いに平行して配置され、また鋳型中継ラインＢと注塊排
出ラインＤとは、それぞれ注湯ラインＡと徐冷ラインＣ
とを結ぶ水平のラインで互いに平行して配置されている
。

鋳型１は、注湯ラインＡおよび徐冷ラインＣにおいて、
フレーム２・土に設けられた左右対称で空転自在のロー
ラ３群により支持され、注湯ラインＡにおいては、空の
鋳型１を注塊排出ラインＤから受入れる部分、即ちライ
ン始端域においては、強制回転ローラ４群により、また
、注湯された鋳型１を、鋳型中継ラインＢに排出する部
分、即ちライン終端域においては、鋳型間欠早送り排出
機構５の強制回転ローラ６群によりそれぞれ支承される
。

注湯ラインＡの中間所定位置には、溶融金属の注湯箇所
７が設けられており、強制回転ローラ４群により前進さ
せられた空の鋳型１が鋳型可変速押送機構８により所定
速度で互いに連続した状態で押送されつつあるとき、注
湯箇所７において、前記空の鋳型１内に溶融金属が注湯
されるようになっている。

鋳型可変速押送機構８は、並列した爪付無端チェーン９
と、これを駆動させる可変速モータ１０とを有しており
、鋳型１の押送速度を変えることにより、各鋳型１が受
入れる湯量を変化させて、鋳型１内の湯の深さ、即ち注
塊の厚みを変えることができる。

鋳型間欠早送り排出機構５の強制回転ローラ６群は、鋳
型２個分に相当する範囲に設けられており、この実施例
では、鋳型１個は常に３本のローラで支承されているの
で、強制回転ローラ６群は６本のローラからなっている
。この強制回転ローラ６群の回転速度は、鋳型可変速押
送機構８により強制押送される鋳型速度の数倍とし、連
続して押送されてくる注湯ずみの鋳型１の先頭の１つを
、後続の鋳型から切離して、鋳型中継ラインＢに送　　
　　・り出す機構を有している。

鋳型中継ラインＢは、レール１１上を自走により往復動
する台車１２を有するラインであって、台車１２上には
、前記注湯ラインＡから送り出された１つの鋳型を受入
れることができる可逆回転ローラ１３が設けられている
。１４は前記ローラ１３を回転させるための可逆モータ
である。

なお、強制回転ローラ６は、台車１２が鋳型受入れ可能
の定位置に位置されていなければ起動しないように、そ
のモータ１５け同期駆動される。

台車１２は、１つの鋳型１を受入れると直ちに自走して
徐冷ラインＣの起端側に臨む位置へ鋳型１を移動する。

徐冷ラインＣＫは、その起端域に鋳型押送機構１６が、
また中間部にも鋳型押送機構１７が設けられている。こ
の鋳型押送機構１６．１７は、何れも爪付無端チェーン
からなり、それぞれモータ１８と１９により駆動される
。

また、徐冷ラインＣの終端域には、鋳型間欠早送り排出
機構２０が設けられており、注湯ラインＡにおけると同
様に、徐冷ラインＣ上の先頭の鋳型１つを洋魂排出ライ
ンＤの台車２１上へ送り出すことができるようにしであ
る。

鋳型間欠早送り排出機構２０のローラ２２は、この実施
例では５本とし、モータ２３により駆動される。モータ
２３は、注湯ラインＡにおけると同様に、台車２１が徐
冷ラインＣから鋳型を受入れることができる定位置に存
在しない場合は、起動しないようになっている。また、
徐冷ラインＣの始端域に鋳型１を受入れる空所がない場
合には、鋳型中継ラインＢの台車１２上のローラ１３が
、塔載されている鋳型１を排出するための駆動を行なわ
ないように、前記ローラ１３を同期駆動させる。

洋魂排出ラインＤ　１４　、台車２１が自走するレール
２４を有しており、レール２４の一端には、台車２１を
ライン外に取出して修理を行なうための延長部２４Ａが
設けられている。

台車２１上には、第３図に示す如く、鋳型１を図上左方
への傾□□□回動と、徐冷ラインＣからの鋳型受入れ、
および注湯ラインＡへの空の鋳型の排出とを自在とした
鋳型操作機構２５とが設けられている。

鋳型操作機構２５は、鋳型１を支承する可逆転のローラ
２６を取付けた台枠２７と、この台枠２７を、支軸２８
を中心として起伏回動させる油圧シリンダ２９とを有し
ている。油圧シリンダ２９は、左右に１対設けられてお
り、トラニオン軸３０により揺動自在に支持されている
。

一方、鋳型ＩＫは底部に支持枠３１が固着されており、
この支持枠３１は、溝３１Ａを外向きにしたチャンネル
を組立ててなる部材であって、台車２１上に移行したと
きに、台枠２７の左右側壁２７Ａ、２７Ａに設けられた
内向きのローラ３２゜３２に、溝３１Ａがそれぞれ掛合
し、起伏回動に際して鋳型１を脱落しないように支持す
る構造となっている。

台車２１上のローラ２６は、可逆モータ３３により駆動
されるが、注湯ラインＡへの鋳型排出が可能な所定の位
置に台車２１が到達し、かつ、注湯ラインＡの始端域に
、鋳型１つを受入れる空所がないときは起動せず、待機
するように制御されている。

この発明の装置は、上述の構成からなっているので、注
湯ラインＡの始端域から可変速鋳型押送機構８によって
押送される鋳型１は、注湯箇所７において溶融金属を受
入れて順次前進し、注湯ラインＡの終端域に至る。注湯
ラインＡの終端域に到達した先端の鋳型１は、鋳型間欠
早送り排出機構５の強制回転６により、後続の鋳型１か
ら引離されて、鋳型中継ラインＢの台車１２上のローラ
１３に送り出される。かくして鋳型１を受入れた台車１
２は、直ちに起動して、徐冷ラインＣの始端に対向する
位置へ移動する。

徐冷ラインＣの始端域に空所があれば、台車１２上の鋳
型１は、ローラ１３の逆転起動により、直ちに徐冷ライ
ンＣ上に移され、鋳型押送機構１６により押送される。

徐冷ラインＣ上を鋳型押送機構１６．１７により間欠的
または連続的に押送され、その間に鋳型内の溶融金属が
冷却されて終端域に達した鋳型１は、洋魂排出ラインＤ
の徐冷ラインＣと対向する位置に台車２１が待機してい
れば、鋳型間欠早送り排出機構２０により、後続の鋳型
から引離されて、台車２１の台枠２７上に送り出される
。

台車２１０台枠２７上に移った鋳型１は、支持枠３１の
左右の溝３１　ＡＫ、左右側壁２７Ａ、２７Ａのローラ
３２，３２が掛合される。かくして台車２１が移動し、
注湯ラインＡに正対した所定位Ｎに到達すると、油圧シ
リンダ２９が駆動して台枠２７を第３図中に仮想線で示
した位置まで起立するので、鋳型１内のすでに凝固した
洋魂は、鋳型１から排出される。

鋳型１の排出後、台枠２７は水平に戻されると同時に、
鋳型１はローラ２６の起動によって、再び注湯ラインＡ
に送り出される。

このようにして、鋳型１がライン中な循環移動する間に
、溶融金属の注湯から、冷却、沈埋の排出までの工程が
反覆され、高能率に沈埋を製造することができる。

この発明の装置においては、鋳型数を全ラインを完全に
埋めつくすよりも少くし、間引空所が発生可能な数とし
であるので、万一ライン中の何れかの箇所でトラブルが
発生しても、全ラインを停止する必要はない。

また、注湯箇所７における注湯に際しては、鋳型１が連
続的に移動しているので、従来の間欠駆動で定位置に停
止したときに注湯する場合のように、鋳型の特定位置の
みが溶損することはなく、従って鋳型の耐用命数は延長
する。更に、鋳型１は、その移動速度が可変自在である
から、任意の厚みの沈埋を製造することができる。

以上述べたように、この発明の装置によれば、溶融金属
の鋳込みを高能率に行なうことができ、鋳型の寿命は延
長される上、鋳型への注湯量を加減することができ、水
平移動機構中の１ケ所のトラブル発生により系全体を止
めることはない等、工業上多くの優れた効果がもたらさ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の装置の実施例を示す一部を欠除した
系統説明図、第２図はライン上の鋳型の１つを示す縦断
正面図、第３図は一部を欠除した縦断正面図である。図
面において、Ａ・・・注湯ライン　　　Ｂ・・・ｍ型中継うインＣ・
・・徐冷ライン　　　Ｄ・・・沈埋排出ラインド・・鋳
型　　　　　　　３・・・ローラ５・・・鋳型間欠早送
り排出機構４．６・・・強制回転ローラ　７・・・注湯箇所８・・
・鋳型可変速押送機構９・・・爪付無端チェーン　１０・・・可変速モータ１
１・・・レール　　　　１２・・・台車１３・・・ロー
ラ　　　　　１４・・・可逆モータ１５・・・モータ　
　　　１６，１７・・・鋳型押送機構１８．１９・・・
モータ２０・・・鋳型間欠早送り排出機構２１・・・台車　　　　　　２２・・・ローラ２３・・
・モータ　　　　　２４・・・レール２５・・・鋳型操
作機構　２６・・・ローラ２７・・・台枠　　　　　２
８・・・支軸２９・・・油圧シリンダ　３１・・・支持
枠３１Ａ・・・溝　　　　　３２・・・ローラ３３・・
・可逆モータ。出願人　日本鋼管株式会社出願人　矢作エンジニアリング株式会社代理人　堤　敬
太部　外１名

Claims

【特許請求の範囲】鋳型可変速押送機構と、鋳型間欠早送り排出機構とを具
備し、多数の同形の鋳型を押送自在とした注湯ラインと
、水平方向における鋳型の受入れおよび受入鋳型の水平方
向における排出を自在とした鋳型移送用台車を具備し、
注湯ラインの端部に臨む位置を起点とする前記台車の水
平往復動を自在とした鋳型中継ラインと、前記鋳型中継ライン上の前記鋳型移送用台車からの鋳型
受入れを自在とした始端域に鋳型押送機構を、また、終
端域に鋳型間欠早送り排出機構をそれぞれ具備した徐冷
ラインと、前記徐冷ラインからの鋳型の受入れおよび受入鋳型の傾
倒回動による注塊排出と、注塊排出後における空鋳型を
前記注湯ラインに送出自在とした鋳型操作機構を有する
台車の水平往復動を自在とした注塊排出ラインとを有し
てなり、ライン上の鋳型数を、間引空所発生可能の個数としたこ
とを特徴とする水平移動式連続鋳込装置。