JPS588066Y2 - まんじゅう積重成形機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は三笠１んじゆう、最中のように餡や餡を包んだ
中味を少し硬い目の皮にて挾捷せた積重形１んじゆう成
形機に関するものである。

従来餡等を皮にて抄むようになした積重形の寸んじゆう
の製造にむいてはすべて皮と予じめ整形した餡とを移動
する型に嵌める方式が採用されているが、構成が複雑す
ぎて小規模作業に適しない憾みがある。

本考案はこれに鑑みてなしたもので、即ち本考案は機枠
の頂面両端部に於て、水平に縦軸を以て支持したスプロ
ケットホイール間にチェ７を張架し、このチェノに定間
隔に多数の受皿をチェノに樹立させた逆り型ブラケット
によって支持せしめて、各受皿を進行軌跡より側方に突
出すべくなし、且上記スプロケットホイールの一方の縦
軸を、方クラッチを含む原動軸系の駆動軸と結合すると
共に、上記受皿の運行軌跡に於て下皮供給、餡供給、上
皮供給を順次行わせる装置を付設してなる積重形筐んじ
ゆう成形機に係るものである。

以下実施例に基づいて説明する。

図に於て１は機枠で、この機枠の頂面両端にスプロケッ
トホイール２，３を配設し、この両ホイール間にエンド
レス状のチェ７Ｃを平面的に張架し、このチェ７Ｃに一
定ピッチにて１んじごうの皮を受ける多数の受皿４を夫
々逆り形のプラタン）４ａを介して支持せしめ、之れに
よって上記受皿をチェ７Ｃの外周方向に突出する如く設
ける。

そしてこの一方のスプロケットホイール２の軸に直接又
はベベルギヤを介して駆動軸５によって動力を伝達して
、スプロケットホイール２及びこれに噛合張架したるチ
ェ７Ｃを駆動するようになす。

そしてこの駆動軸の端部にはラチェット（又は一方向ク
ラッチ）を内蔵したリンク６を固定し、このリンク６に
ロッド７を枢着する。

そしてこのロッド７を揺動させることによりリンク６と
これに内蔵したラチェットとの作用により間歇的に一方
向にスプロケットホイールを駆動する。

この間歇駆動はチェノに設けられた受皿のピッチと同一
となるようにするものである。

父上記スプロケットホイール間が長大な場合チェノが弛
んだり垂れ下がったりするのを防止するため両ホイール
２，３間にガイド用のスプロケットホイールを設けるこ
とがある。

而して本機の作動は、先づエンドレス状のチェンに定ピ
ツチで配置された受皿のうち任意の位置で捷ず皮を供給
するとこの皮はチェノの間を駆動により餡供給位置へ順
次移送せられる。

この餡供給位置では受皿上に載置された膜上に所要量の
餡又は餡を旬んだ中味を供給する。

そしてさらにチェノの鳴動により移送され、上皮供給位
置でこの結上に上皮をさらに供給し、要すれば該上皮を
手指によるか機械などで少し押圧することにより上皮、
餡、皮の三者は積重された状態で一体とされ所望の１ん
じゆうが製造される。

本考案による時はラチェット作動によって受皿は定ピツ
チにて正確に間歇駆動し横方向に突出しているので、自
由な位置で受皿上に下皮、餡、上皮を順次供給するよう
になしているため、作業は原始的ではあるが、簡単であ
り、然かも大した人手を要することなく生産できる利点
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は平面図、第３図は側面図であ
る。 １・・・機枠、２，３・・・スプロケットホイール、４
・・・受皿、５・・・駆動軸、６・・・リンク、７・・
・ロッド、Ｃ・・・チェノ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機枠の頂面両端部に於て、水平に縦軸を以て支持したス
   プロケットホイール間にチェノを張架し、このチェノに
   定間隔に多数の受皿をチェノに樹立させた逆り型ブラケ
   ットによって支持せしめて、各受皿を進行軌跡より側方
   に突出すべくなし、且上記スプロケットホイールの一方
   の縦軸を、一方クラッチを含む原動軸系の駆動軸と結合
   すると共に、上記受皿の運行軌跡に於て下皮供給、餡供
   給、上皮供給を順次行わせる装置を付設してなる積重形
   １んじゆう成形機。