JPS5876799A

JPS5876799A - 原子炉格納容器内監視装置

Info

Publication number: JPS5876799A
Application number: JP56175428A
Authority: JP
Inventors: 今井　哲夫; 博信木村
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1981-10-31
Filing date: 1981-10-31
Publication date: 1983-05-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（１１発明の技術分野原子炉格納容器内の機器を遠隔的（こ監視する監視装置
に関する。

（２）従来技術原子力発電設備では原子炉圧力容器そのｆｉロの主要機
器は原子炉格納容器同番こ収容されており、万一冷却材
等が漏出してもこれが外部に拡散しないように構成され
ている。

ところで、上記原子炉格納容器内の機器は安全性を確保
するためその状態を常時監睨しておくことが好ましい。

しかし、上記原子炉格納容器内は放射線量が高いため、
この原子炉格納容器内に監視員が立入ることは好ましく
ない。

このため、原子炉格納容器内を遠隔操作により走行し、
この原子炉格納容器内を遠隔的に監視する装置が開発さ
れている。このような監視装置は原子炉格納容器内を走
行する走行体上（こテレビカメラ、温度検出器、放射線
検出器等の監視機器を搭載し、これら監視機器番こより
原子炉格納容器内の機器の状態を監視するものである。

（３）従来技術の間頭点従来のものは、テレビカメラをこよる監視対象機器の外
観の状態を監視し、また温度検出器曇こより原子炉格納
容器内の温度を検出して高温流体の漏洩の有無を監視し
、また放射線検出器Ｏこよって放射性物質の漏洩の有無
を監視しているが、監視対象機器の内部の状態たとえば
弁の開閉状態、内部漏洩の有無等は検出できない。この
ため監視精度の向上番こ限界があった。

（４）発明の目的監視対象機器の内部の状態を検出でき、監視精度を向上
することができる原子炉格納容器内監視装置を得ること
Ｇこめる。

（５）発明の構成原子炉格納容器内を走行する走行体上に監視対象機器を
撮影するテレビカメラと監視対象機器から放射された赤
外線を検出して表面温度を測定する赤外線温度検出器を
搭載する。また原子炉格納容器外には上記テレビカメラ
で撮影された監視対象機器の画像を表示する受１象磯を
設ける。また、上記テレビカメラおよび赤外線温度検出
器からの信号を信号処理回路に入力し、この信号処理回
路１こよって赤外線温度検出器で測定した監視対象機器
の表面温度をＬ記受像機上の監視対応機器の画像の対応
する箇所（こ表示させるものである。

（６）発明の効果監視対象機器の表面温度がこの監視対象機器の画像の対
応する箇所に表示されるので、監視対象機器の各部の表
面温度を知ることができる。

よってこの温度分布から監視対象機器の内部の状態を検
知でき、監視精度が向上する。

（７）発明の第１実施例第１図ないし第４図を参照して説明する。

図中１は走行体である。この走行体１はクローラ機構等
の走行機構２を有し、遠隔操作によって原子炉格納容器
３内を自由に走行し、原子炉圧力容器４、配管５、弁６
等の監視対応機器番こ近接することができるように構成
されている。

そして、この走行体１上（こは照明ランプ７、音響検出
器８、放射線検出器９、テレビカメラ１０、赤外線温度
検出器１１等の監視機器が搭載されている。

上記照明ランプ７は監視対象機器の照明をなすものであ
る。また、上記音響検出器８は監視対象機器からの音響
を検出するように構成されている。また、放射線検出器
９は原子炉格納容器３内および監視対象機器からの放射
線を検出するように構成されている。また、テレビカメ
ラ１０は監視対象機器を撮影するよう曇こ構成されてい
る。また、赤外線温度検出器１１は監視対象機器から放
射される赤外線を検出し、その波長分布等から監視対象
機器の表面温度を測定するように構成されている。

また、上記走行体１内番こは制御装置ｌｉ、１２が設け
られ、この制御装置１２によって照明ランプ７、テレビ
カメラ１０、赤外線温度検出器１）の方向を制御するよ
うに構成されている。

また、この走行体１には送信装置１３が設けられ、原子
炉格納容器３内には受信袋＠１４が設けられている。そ
して、上記音響検出器８゜放射線検出器９．テレビカメ
ラ１０．赤外線温度検出器１１からの出力信号は上記送
信装置１３に送られ、無線により受信袋ＲＪ４に送られ
る。

そして、この受信装置１４で受信された信号はケーブル
１５を介して原子炉格納容器３外たとえば中央制御室１
６番こ設けられた信号処理回路１７およびＣＲＴ等の受
像機１８に送られる。

そして、上記テレビカメラ１０で撮影された監視対象機
器の画像はこの受像器１８上に表示される。

また、上記赤外線温度検出器１ノで測定された監視対象
機器の各部の表面温度の信号は信号処理回路１７で処理
され、上記受像機１８上の監視対象機器の画像の対応し
た箇所に表示される。

この表示例を第４図に示す。この場合は温度を図形で示
し、黒丸Ａ・・・が２５０℃、白丸Ｂ・・・が２００℃
、四角形Ｃ・・・が１５０℃、三角形りがｌＯＯ″Ｃを
示し、これら図形は監視対象機器たとえば弁Ｅ、Ｆ、配
管Ｇ、１（の画像の測定箇所ζこ対応した箇所に表示さ
れる。

以上の如く構成された一実施例は受像機１８上の監視対
象機器の画像昏こ示された温度により監視対象機の内部
の状態が検知できる。たとえば第４図に示す如く配管Ｇ
において、弁Ｅの両側の部分−こ黒丸人・・・すなわち
表面温度が２５０℃であることが表示されていれば、こ
の配管Ｇ内ζこけ弁Ｅを通して高温流体が流通されてい
ることが知られ、よって弁Ｅは開弁状態であることが検
知される。また、配管Ｈの如く弁Ｆの一方側部分には黒
丸Ａ・・・すなわち表面温度が２５０℃・・・すなわち
表面温度が１００℃であることが表示されていれば高温
流体は弁Ｆの一方側にしか存在していないことになり、
この弁Ｆは閉弁状態であることが検知できる。

なお、このような弁の開閉状態だけでなく、弁の両側の
配管の温度差の程度により弁が半開であるか、あるいは
内部漏洩が生じているか等も検知できる。さらに、弁や
配管に限らずたとえば電気部品ではその表面温度により
内部で短絡や過熱等が生じているか否かも検知できる。

（８）発明の第２実施例第５図を参照して説明する。この第２実施例は記憶回路
１９に監視対象機器が正常な状態である場合の表面温度
を記憶させておき、この正常な場合の表面温度の信号を
信号処理回路７７’Ｏこ送り、この信号処理回路１７′
は赤外線温度検出器１ノで測定した監視対象機器の表面
温度を正常な場合の表面温度と比較し、その差を受像機
１８上の監視対象機器の画像の対応箇所をこ表示するも
のである。

この第２実施例は実際の測定温度と正常な場合の温度差
が表示されるので監視対象機器の内部の異常をただちに
検知できる。

なお、この第２実施例は上記の意思外は前記第１実施例
と同様の構成で、第５図中第１実施例に対応した部分ｔ
こは同符号を附してその説明を省略する。

（９）その他の実施例前記の実施例では温度に対応した図形で表示したが、温
度または温度差を数字で表示するようにしてもよい。

また、温度あるいは温度差を色で表示してもよい０

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の第１実施例を示し、第１
図は全体の断路構成図、第２図は走行体の側面図、第３
図はブロック図、第４図は受像機上の画像の表示例を示
す図である。また、第５図は第２実施例のブロック図で
ある。１・・・走行体、１０・・・テレビカメラ、１１・・・
赤外線温度検出器、１７　、　Ｊ　７’・・・（ｉＪ号
処理回路、１８・・・受像機、１９・・・記憶回路。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　原子炉格納容器内を移動する移動体と、この
移動体上に設けられ監視対象機器を撮影するテレビカメ
ラと、上記移動体上に設けられ監視対象機器から放射さ
れる赤外線を検出して監視対象機器の表面温度を測定す
る赤外線温度検出器と、原子炉格納容器外に設けられ上
記テレビカメラで撮影された監視対象機器の画像を表示
する受像機と、上記テレビカメラおよび温度検出器から
の信号を受は上記監視対象機器の表面温度に対応した表
示を上記受像機上の監視対象機器の画像の測定箇所に対
応する箇所に表示する信号処理回路とを具備したことを
特徴とする原子炉格納容器内監視装置。
（２）前記信号処理回路は前記赤外線温度検出器で測定
された監視対象機器の表面温度とこの監視対象機器が正
常な場合の表面温度とを比較し、その温度差を前記受像
機上の監視対象機器の画像の対応する箇所をこ表示する
ものであることを特徴とする特許１項記載の原子炉格納容器内監視装Ｆｔ　。