JPS587532Y2 - 端子用表示灯 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、端子用表示灯の改良に関する。

一般に、ホルダと電球とが一体化され、プリント基板に
立設されたピン端子にホルダを嵌めると、ピン端子と電
球のリード線とが電気的に接続するようにした端子用表
示灯があり、これは各種の表示装置、機器に組込まれて
使用されている。

従来の端子用表示灯は、第１図イに示すようにゴム製の
ホルダａに電球すを挿着し、電球すのリード線Ｃをホル
ダａの通孔ｄに挿通して底部から引き出し、底面に沿っ
てそれぞれ外側に折り曲げると共に先端部を上向きに折
り返した構造のものであり、プリント基板ｅに立設され
た通電用のピン端子ｆがホルダａの通孔ｄ内に圧入して
ホルダａをプリント基板ｅに取付けると、通孔ｄ内にお
いて電球すのリード線Ｃとピン端子ｆとが電気的に接続
し電球すが点灯するようになっている。

この場合、折り返されたリード線Ｃの端部が外部に露出
しているため、取扱上邪魔になるばかりでなくピン端子
ｆとホルダａとの嵌合時に指を怪我することがあり、ま
たプリント基板ｅ」二の他の電子部品のはんだ付は部分
と接触してショート事故が発生し、或いは多数の端子用
表示灯を近接して取付けるとリード線の端部同志が接触
する等の不都合が生じる。

このような難点を解消するために、第１図口に示すよう
な端子用表示灯があり、これはホルダａ′のリード線挿
通孔ｄ′の外隣りに収納孔ｄ／／を並設しこの収納孔ｄ
／／にリード線の折り返し端部を挿入したものである。

ところが、この端子用表示灯においては、リード線の折
り返し端部を収納孔ｄ／／に挿入するのが厄介であり、
作業能率の低下を来たす欠点がある。

この考案は、端子用表示灯をさらに改良したもので、リ
ード線処理をしやすくし作業性の向上を図って従来の欠
点を解消したのである。

以下、図示の実施例により詳しく説明する。

図において、１はゴム、合成樹脂等の弾性を有する絶縁
材で形成されたホルダであり、ランプ収納部１ａを有す
ると共に、このランプ収納部１ａの底面からホルダの底
面に貫通するリード線挿通孔１ｂが形成され、かつリー
ド線挿通孔１ｂの外隣りに収納孔１Ｃが並設されている
。

２は収納孔１Ｃに隣接させてホルダ１の側部に設けた切
欠きガイド溝であり、このガイド溝と収納孔ＩＣとの間
に狭幅のスリット孔３を設けて両者を連通させてある。

４は電球で、ホルダ１の収納部１ａに挿着されており、
電球のリード線５はリード線挿通孔１ｂに通してホルダ
１の底面から引き出され、その端部は収納孔１Ｃ内に収
納されている。

リード線５の端部をホルダ１の収納孔ＩＣに収納する際
、本考案の場合にはリード線挿通孔１ｂから引き出した
リード線５を外側方向に反転させ、その反転部分をホル
ダ１の側方からガイド溝２に入れると共に、スリット孔
３に押し込めばこのスリツＩ・孔をすり抜けて収納孔１
Ｃ内に嵌め込むことができる。

６はプリンＩ・基板７に立設固定された接点用のピン端
子であり、ホルダ１のリード線挿通孔１ｂに圧入して電
球４のリード線５と電気的に接続し、かつホルダ１をプ
リント基板７上に保持できるようにしである。

以上説明したように、この考案はリード線の端部をホル
ダの孔に収納する場合、従来のように収納孔の開口端か
らリード線を挿入するのではなくガイド溝及びスリット
孔を介してリード線を横方向にスライドさせ、リード線
の端部全体を一気に収納孔内に挿入する方式であるから
、その作業はきわめて簡単であり、作業能率を著しく向
上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図イ９口はいずれも従来例を示す断面図、第２図は
この考案の１実施例を示す断面図、第３図は底面図であ
る。 １・・・・・・ホルダ、１ａ・・・・・・ランプ収納部
、１ｂ・・・・・・リード線、１Ｃ・・・・・・収納孔
、２・・・・・・切欠きガイド溝、３・・・・・・スリ
ット孔、４・・・・・・電球、５・・・・・・リード線
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 弾性絶縁材で形成されたホルダに電球を挿着し、その電
   球のリード線をホルダの通孔に挿通して底部から引き出
   すと共に外側に折り返し、かつ折り返し端部を前記通孔
   の外隣りに形成された収納孔に挿入してなる端子用表示
   灯において、前記ホルダの側部に切欠きガイド溝を収納
   孔に沿って設け、ガイド溝と収納孔との間にスリット孔
   を設けて連通させ、このスリット孔を介してガイド溝側
   から収納孔内にリード線の折り返し端部を押入できるよ
   うにしたことを特徴とする端子用表示灯。