JPS5874933A - 釣合い装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 多くの機械、特に工作機械には、例えば垂直方向に滑動
するブラケット上を水平に滑動する往復台の場合の様に
、滑動可能な支持部材上を、スライダに導かれて移動す
る１個もしくは数個の滑動部材を備えている。

この種の部材の位置決め装置に加わる重力の作用を、釣
合おもり、ジヤツキ、スプリング等によって、減少もし
くは相殺する方法は公知である。

上記釣合い手段により、位置決め・装置にカが作用する
と、作用点がおおむね固定している合方が発生する。

第２往復台が、垂直以外の何れかの方向に沿って移動す
るようにして、第１往復台に支持されている機械の場合
には、可動部分の重心が移動し、その結果、釣合力の合
力作用点と、往復台の重心との距離が変化して、偶力が
発生する。このモーメントにより、案内装置が変形し、
スライダ内に移動を見越して設けられた遊び内で、往復
台が自由に移動し、また位置決め装置には、相反する作
力が加わる。

デジタル制御装置の発達により重要性が増しているこの
種の問題を排除するため、従来、種々の解決方法が提案
されて来た。事実、この様な装置では、部材は自動的に
位置決めされるため、従来は、手動で修正し得た範囲の
変形や無制御の移動、あるいは遊びを、回避するか、あ
るいは自動的に修正する必要があった。

フランス国特許７２５２４１５号（公告第２１５３９９
０号）に開示されている解決方法では、釣合おもりを使
用しているが、これは、離れた別個の個所で釣合おもシ
を支持する懸架チェーンのいずれかの長さを増減させて
、その重心の位置を修正できる様にするものである。

しかし、こうして得られた修正も、その幅が小さく、マ
た水平方向に沿って移動する部材が軽量である場合以外
では、効果的に適用することはできないため、重心を移
動させることは余り重要ではない。

本発明の目的は、第１往復台と、該往復台に支持されて
、その上を垂直以外の方向に移動する第２往復台とで構
成されているユニットを、チェーンで連結された釣合お
！もシによって釣合わせる装置であって、チェースで駆
動されて、トルク軸に回転力を与えるようになっている
滑車を介して、第１往復台に連結された少くとも２本の
チェーンを備え、かつ滑車を第１往復台に連結するチェ
ーン部分の相対的長さが、第２往復台の移動の関数とし
て変化する様にした釣合い装置の提供にある。

この様に構成されているため、釣合おもりにより、チェ
ーンと第１往復台とを連結する各連結点に作用する力に
よって、一定の関係に従って変化する捩りモーメントが
発生し、これにより、第２往復台の重心の移動に伴って
生じる偶力は、補償されることとなる。

本発明は、さらに次の様な場合に適応しうるものである
。

（ａ）　　チェーン部分の相対的長さの変化が、第２往
復台の移動の線形関数である場合。

（ｂ）　　第２往復台の移動によって作動が制御され、
かつ第１往復台と、これに相当するチェーンの端部との
間の距離を変える様に作動する、少くとも１個の移動部
材をもって、滑車を第１往復台に連結するチェーン部分
の長さを相対的に変える様にしである場合。

（ｃ）　　該部材が、第２往復台に堅固に連結された傾
斜体であり、かつチェーンの端部で支持されたローラが
、該傾斜体上をころがり、よってチェーンが与える作力
を、第２往復台を介して第１往復台に伝達する様にしで
ある場合。

（ｄ）　　該部材が、第１往復台によって支持された移
動式部品であり、その移動は、第２往復台の移動制御部
材によって制御され、またその上に、一方のチェーンの
端部が取付けられている場合。

（ｅ）　　第１往復台によって支持され、かつ第２往俵
台の移動によって、あるいは第２往復台の移動制御部材
によって作動し、また一方のチェーンの端部に支持され
たねじに作用する少くとも１個のナツトで、チェーンの
長さを相対的に変える様にし゛である場合。

（ｆ）　　釣合おもりが、その単一点に接合された揺れ
捧を介して、チェーンにより支持されている場合。

この様な配置にするのは、チェーンの長さが変っても、
釣合おもりが横方向に移動しない様にするためである。

（ｇ）　　滑車およびトルク軸を支持する装置が、往復
台、およびそれらの支持枠との堅固な機械的連結部を備
えていない場合。

（ｈ）　　滑車およびトルク軸を支持する装置が、往復
台、およびそれらの支持枠との機械的連結部なしに、装
置の枠を固定したスタンドあるいは土台に作力を伝達す
る、例えば支柱、の様な支持部材上に設置されている場
合。

（ｉ）釣合力の合力が、一体を成す往復台の重心がかか
シ、かつ第２往復台の案内面に対して直角を成す垂直平
面に永続的に存在する様に、チェーンの長さを相対的に
変える場合。

以下、添付図面を参照して本発明の詳細な説明する。

図示の例は、何れも、フレーム（３）に立設したスライ
ダ（２）上を垂直方向に滑動するブラケット（１）（第
１往復台）と、これにスライダ（５）を介して、水平に
滑動しうるように取付けられたラム（４）、あるいはこ
れに類する部材（第２往復台）とを具備する工作機械の
場合に関するものである。しかし、本発明は、この種の
例、および第２往復台が水平滑動する場合にのみ限定さ
れるものではない。

本発明によると、ブラケット（１）には、２本のチェー
／（７）および（８）を介して、釣合おもＤ（６）（重
さＰ）が連結されている。

図示の例において、一方のチェーン（７）は、高さ調節
可能な連結部（２４）を介して、ブラケット（１）に直
結されている。別のチェーン（８）は、ラム（４）に取
付けられた傾斜杆ａ〔上をころがるローラ（９）に連結
されている。

チェユン（８）が与える力は、直接ブラケット（１）に
伝達されるか、あるいは、傾斜杆ａ〔の上面をころがる
ようになっており、かつ連結部ａりを介して、ブラケッ
ト（１）に連結された、１個あるいは複数個のローラａ
９を介して、ブラケット（１）に伝達される。

釣合おもり（６）が与える力を、チェーン（７）および
（８）を介してブラケット（１）に伝達するには、チェ
ーン（７）および（８）によって駆動される滑車（１３
およびα４を介して行なわれる。なお、滑車（２２）お
よび（２３）は遊び滑車である。

図示の例においては、チェーン（７）（８）はローラチ
ェーンであり、また滑車（１３およびＩは、歯付ピニオ
ン状をなしている。しかし、チェーン（７）および（８
）によって滑車（１３およびＩを駆動するには、当業者
間に周知の他のどのような構成に゛よってもよい。

滑車ａ罎およびＩは、トルク軸ＱＳに固着されている。

傾斜杆Ｑ呻は、ラム（４）の移動によって、ブラケット
（１）から滑車Ｑ３に至るチェーン部分（７ａ）の長さ
と、ブラケット（１）から滑車Ｉに至るチェーン部分（
８ａ）の長さが、相対的に変化する様に設計されている
。

チェーンの長さがこの様に相対的に変化すると、トルク
軸αつがねじれ、その結果、正接方向の力Ｔを滑車−お
よびＩの外周に与えるようなモーメントＭが得られる。

従って、釣合おもり（６）の重さをＰとすると、チェー
ン部分（７ａ）および（８ａ）がプラタン）　（１）に
及ぼす力は、それぞれ次の値となる。

Ｔ＋Ｔおよび一−Ｔ ラム（４）が移動すると、ブラケット（１）とラム（４
）とで構成されているユニットの重心が移動し、その結
果、スライダ（２）に偶力が働く。この場合、傾斜杆Ｑ
ｌは、チェーンにかかる張力の差により、等価でかつ逆
方向に作用する偶力が発生する様に設計しておくのが好
ましい。換言すると、傾斜行員は、チェーン部分（７ａ
）および（８ａ）が与える合力が、ラム・ブラケットユ
ニットの重心が位置し、かつラム（４）の案内面に対し
て角変する垂直平面内に絶えず留まる様に設計されてい
る。

・本発明の配置によると、釣合おもり（６）は、接続部
（１６ａ）をもって釣合おもり（６）に連結された揺れ
捧傾金介して、チェーン（７）および（８）より吊下げ
られている。そのため、チェーンの長さが相対的に変化
しても、釣合おもり（６）の重心ｏ！Ｐ方向の位置は全
く変化しない。

図示の例において、支柱ａηおよびＱｌは、機械的に連
結されることなく、フレＴム（３）に設けた簡単な案内
ソケット（２５）および（２６）を貫通して下方へ延び
ており、力を、床あるいは土台−へ伝達するようになっ
ている。

滑車（１３およびα荀とブラケットとを接続するチェー
ン部分（７ａ）および（８ａ）の長さを相対的に変える
ための傾斜杆部に代って、他の部材を使用することもで
きる。

例えば、ラム（４）の移動制御部材によって回転制御さ
れる回転アームのラックあるいはカムを介して、チェー
ン（８）の端部をブラケットに連結してもよい。

あるいは、ラム（４）が移動する間に、ラム（４）の移
動制御部材あるいは直接ラム（４）によって回転制御さ
れるナツトと協働するねじを、チェーン（８）の端部に
設けてもよい。

上記の最後の実施例を、第５図および第６図に概略的に
示す。

チェーン（８）は、滑車（１０３）に固着されたナツト
（１０２）　（例えばポールナツト）に螺入するねじ杆
（１０１）を、その端部に備えている。ナツトと滑車と
は、ブラケットに連結さ、れた外殻、あるいはフォーク
（１０４）の内側に設けられている。ケーブルあるいは
テープ（ｉｏｓ）の一端は、滑車（１０３）に巻かれ、
同じく他端は、ラム（４）に設けた支片に取付けられて
いる。

ラム（４）が移動すると、テープ（１０５）を介して渭
　　・車（１０３）及びナラ）　（１０２）は回転する
ため、ねじ杆（１０１）が軸縦方向に運動して、チェー
ン（８）の長さが変わる。

ねじ・ポールナツトユニットは、完全に逆回転できるた
め、チェーン（８）を引張ると、滑車（１０２）に偶力
が加わり、テープ（１０５）は、張った、状態となる。

第２，３および４図に示す実施例において、支柱顛およ
びａ枠は、滑車Ｑ３およ０″Ｉの軸受、トルク軸Ｑ！１
！ならびに、遊び滑車（２２）および（２３）を支持す
るシャシ（２７）を支持している。シャシ（２７）は、
接合部（２８）を介して、フレーム（３）に連結されて
いるが、該接合部（２８）は、堅固な固定部ではなく、
案内ソケット（２５）および（２６）による保持を補う
程度のものである。

以上、本発明の詳細な説明したが、本発明は、上記実施
例に限定されるものではなく、本発明が適用される装置
の特徴に従って、種々に変形することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の原理を示す概略的斜視図である。 第２図は、本発明の一実施例の正面図である。 第３図は、第２図に示す装置の側面図である。 第４図は、第２図に示す装置の平面図である。 第５図は、第２図のものの変形実施例の概略的一部正面
図である。 第６図は、前記変形実施例の概略的一部平面図である。 （１）ブラケット　　　（２）スライダ（３）フレーム
　　　　（４）ラム （５）スライダ　　　　（６）釣合おもり（７１（８）
チェーン　　　　（７ａ）（８ａ）チェーンの部分（９
）ローラ　　　　　ａ〔傾斜杆 ａ１）ローラ　　　　　αり連結部

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１往復台（１）と、該往復台に支持されて、そ
   の上を垂直以外の方向に移動する第２往復台（４）とで
   構成されているユニットを、チェーンで連結された釣合
   おもり（６）によって釣合わせる装置であって、チェー
   ン（７）（８）で駆動されて、トルク軸ａ！９に回転力
   を与えるようになっている滑車（ｌ清（１４を介して、
   第１往復台（１）に連結された少くとも２本のチェーン
   （７）（８）を備え、かつ滑車０Ｑ４）を第１往復台（
   １）に連結するチェーン部分（７ａ）（８ａ）の相対的
   長さが、第２往復台（４）の移動の関数として変化する
   様にしたことを特徴とする釣合い装置。
2. （２）チェーン部分（７ａ）（８ａ）の相対的長さの変
   化が、第２往復台の移動に対する線的関数関係を有する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装置。
3. （３）第２往復台（４）の移動によって作動が制御され
   、かつ第１往復台（１）とこれに対応するチェーン（８
   ）の端部との間の距離を変える様に作動する少くとも１
   個の可動部材をもって、滑車を第１往復台（１）に連結
   するチェーン部分（７ｍ）（８ａ）の長さを相対的に変
   える様にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項も
   しくは第２項に記載の装置。
4. （４）可動部材が、第２往復台に堅固に連結された傾斜
   杆Ｑ・であり、かつチェーン（８）の端部に連結された
   ローラ（９）が、前記傾斜杆Ｑ１１の上面を転がること
   によって、前記チェーンが与える力を、第２往復台を介
   して、第１往復台に伝達する様にしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第５項に記載の装置。
5. （５）可動部材が、第１往復台（１）に取付けられた移
   動式部品であり、その移動線、第２往復台（４）の移動
   制御部材によって制御され、またつｔｔ部材には、一方
   のチェーンの端部が取付けられていることを特徴とする
   特許請求の範囲第６項に記載の装置。
6. （６）第１往復台に取付ゆられ、かつ第２往復台の移動
   によって、あるいは第２往復台の移動制御部材によって
   作動し、また一方のチェーンの端部に取付けられたねじ
   杆に螺合した少くとも１個のナツトで、チェーン部分（
   ７ａ）（８ａ）の長さを相対的に変える様にしたことを
   特徴とする特許請求の範囲第（５）項に記載の装置。
7. （７）釣合おもり（６）が、チェーン（７）（８）によ
   って支持されている揺れ棒αｅの一点に接続されている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第６項のい
   ずれかに記載の装置。
8. （８）滑車ＱＩＱ４およびトルク軸α９を支持する部材
   と、往復台（１）（４）およびそのフレーム（３）とが
   、堅固に連結されていないことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項乃至第７項のいずれかに記載の装置。
9. （９）滑車α釣４およびトルク軸α９を支持する部材が
   、往復台およびそのフレームと機械的連結部なしに、フ
   レーム（３）を支持する土台に力を伝達するようになっ
   ている、例えば支柱α加尋の様な支持部材ａ′Ｉ）（Ｉ
   Ｉ上に取付けられていることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項乃至第８項のいずれかに記載の装置。 （１０釣合力の合力が、一体を成す往復台の重心が位置
   し、かつ第２往復台（４）の案内面に対して直角を成す
   垂直平面に永続的に存続する様に、チェーン部分（７ａ
   ）　（８ａ）の長さを相対的に変える様にしたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項乃至第９項のいずれかに
   記載の装置。