JPS5874409A - コンベヤチエ−ン緊張装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンベヤチェーンの離れによる伸び、温度変化
に伴う伸縮およびチェーンコンベヤによって搬送される
物品が該コンベヤ経路の下り勾配経路に集□中したとき
に一時的に搬送側チェーンに生起される過大荷重による
異常緊張等に対し、常にコンベヤチェーンの張力を適正
に保持するコンベヤチェーンの緊張装置に関する。

従来、′コンベヤチェーンの摩耗による伸びを吸収する
緊張装置としてはチェー・ンを懸回した案内部材を有す
る緊張枠体に緊張方向への引張り力を作用させるために
重錘を吊下するか、伸長バネを介装するか、又はネジ等
により警張枠体を移動せしめる等の手□段が採用されて
いるが、下９勾配経路を有するチェーンコンベヤにおい
て該下り勾配経路に一時的に複数の搬送物が集中した際
に生ずる搬送側チェーンの過大荷重による異常緊張に対
しては、前記重錘、バネ等の引張り力ではきわめて過少
であって、チェーンの帰り側がゆるみ過ぎてチェーンと
スプロケットとの噛合が乱れ、またネジ等による場合は
異常緊張に対抗しうるもチェーンの摩耗伸び等に対する
吸収の順応性に適さない等の欠点があるため、第１図に
示すようにコンベヤチェーンを懸回した案内部材Ｇを有
する緊張枠体Ｔを前記異常緊張時においても、過大荷重
に耐□え得る抗力を有する空気圧を付与させたシリンダ
装置Ｐで押出することにより、緊張林１体Ｔの後退を阻
止しチェーンとスプロケットとの噛合いの乱れを防止す
る手段が採用されているが、かかる手段はチェーンに過
大荷重が負荷されない時においてもチェーンにシリンダ
装置による過大な緊張力が作用するためチェーンの摩耗
が増大して好ましくなく、また第２図に示すように空気
圧によって圧油をシリンダ装置Ｐ′内に供給し、供給路
の途中に逆止弁Ｒと絞り弁■とを並設してピストンロッ
ドの押出し抵抗を小にし引戻し抵抗を大にすることによ
り緊張枠体Ｔがチェーンの異常緊張時に後退することを
抑止する手段もあるが、かかる手段はチェーンの僅かな
緩み又は振動等によりピストンロッドが容易に漸進する
ので、結局漸進動が累積されてチェーンに異常緊張が生
じない場合でも過大張力をチェーンに付与することとな
り、前者同様摩耗が著しく好ましくない。なお、符号Ｇ
′はコンベヤチェーンの案内ローラである。

本発明は上述した従来の緊張装置の欠点を除：′・・［ 去し、コンベヤチェーンの摩耗伸び、一時的な異常緊張
および温度変化による伸縮に対応して常に所定の緊張を
保持させる緊張装置であって、以下図面第６〜７図につ
いて本発明の詳細な説明すると、 塗装された物品Ｍまたとえば自動車の車体等は第３〜４
図に示すようにコンベヤチェーンＣに牽引される台車Ａ
に載置されて山形搬送路Ｂを有する焼付炉Ｆ内を通過さ
せることが一般に行われているが、該コンベヤチェーン
Ｏは無端状に配設されて駆動装置、　Ｄによって矢印方
向に駆動され、台車Ａは符号イの個所でコンベヤチェー
ンＣに係合し、符号口の個所においてコンベヤチェーン
Ｃより離脱解放されるものであって、該コンベヤチェー
ンＣは矢印方向に作用するチェーン緊張装置Ｋによって
所定の張力を保持している。゛ したがって、台車Ａが第４図に示すようにコンベヤチェ
ーンＣの下り傾斜部分に集中するとチェーン緊張装置Ｋ
に一時的な過大荷重が負荷され、コンベヤチェーンＣの
搬送側（往路側）に異常緊張状態を惹き起すこととなり
、従来のチェーン緊張装置においては前述した如き欠点
を生ずる。

そこで、本発明のコンベヤチェーン緊張装置は第５〜６
図に示す第１実施例、および第７図に示す第２実施例で
明らかな如く、コンベヤチェーンを懸回案内する緊張枠
体を直接シリンダ装置に連結するのではなく、間接的に
連結するものである。

すなわち、第５〜６図において、コンベヤチェーンＣを
懸回した案内部材１を有する緊張枠体２は固定フレーム
３のレール上に移動自在に支持され、且つコンベヤチェ
ーンｃ’６緊張させる方向に緊張枠体２を移動付勢する
引張り手段４、たとえば吊垂重錘Ｗ、シリンダ装置等に
よって引張り力を与えられているローブで緊張枠体２を
移動付勢する等の手段を有している。また、前記緊張枠
体２には弾性体５を介して連結された部材６に起立付勢
された逆止爪体７が起倒自在に軸支されている。

そして、該逆止爪体７に対して前記緊張枠体２の引張り
方向への前進動時のみに噛合し後退勤時に噛合しないで
該爪体７を倒伏させる複数の鋸歯体８を有する移動枠体
９は前記固定フレーム６に移動自在に支持され、且つ固
定フレーム６に取付けた充填空気の温度差による膨縮に
よってピストンロッド１０が進退動する空気膨縮作動シ
リンダ装置１１によって固定フレーム３と連結している
。なお、緊張枠体２に設けた案内部材１の両端部は固定
フレーム６に取付けだコンベヤチェーン案内レール１′
の端部に重合して滑動連結しているが、緊張枠体２に設
けた案内部材の両端部と固定フレーム３に取付けたコン
ベヤチェーン案内レール１′の端部とを直接滑動連結さ
せること彦く、移動枠体９にコンベヤチェーン中間案内
レールを取付け、該中間案内レールの両端を夫々緊張枠
体に設けた案内部材１の両端部および固定フレームに取
付けた案内レール１′の端部と滑動連結しても差支えな
い。

いま、チェーンＣに摩耗伸びが生じたとすれば引張り手
段４の引張り付勢力によって緊張枠体２がＸ方向に移動
してチェーンの摩耗伸びを吸収し７、その移動量が鋸歯
の一歯分だけ逆止爪体７を移動させるものであれば逆止
爪体７は次位の鋸歯に噛合して緊張枠体２の移動位置を
保持するから、チェーンＯは所定の張力を保持すること
ができ、また、チェーンの雰囲気温度が上昇すればチェ
ーンＣに温度上昇に伴う伸びが生ずるとともにシリンダ
装置１１内の充填空気も温度上昇に伴って膨張しピスト
ンロッド１０が押し出されて移動枠体９を前進させ、移
動枠体に取付けた鋸歯体８の前進によって鋸歯に噛合し
た逆止爪体７は弾性体５を介して緊張枠体２をＸ方向に
移動させる。したがって、シリンダ装置１１内に充填す
る常温における空気容量を選択することによりチェーン
の昇温伸びをピストンロッド１０の押し出し量によって
吸収することができる。

チェーンの雰囲気温度が降下した際にはチェーン長さが
縮少、じて引張り手段４の引張り付勢力に抗して緊張枠
体２を反Ｘ方向に移動させるが、シリンダ装置１１内の
充填空気体積も降温によって減少するから、移動枠体９
は逆止爪体７によって後退せしめられ、緊張枠体２はチ
ェーンの降温時の張力が引張り手段４の引張り付勢力に
釣合ったところで停止する。したがって、チェーンＣに
は降温による異常な過大張力が負荷されることは回避さ
れる。

次に、台車Ａが下り傾斜部分に集中し一時的にチェーン
の往路側に過大荷重が負荷され、チェーンに異常な過大
張力が発生したときは、緊張枠体２は引張り手段の引張
り付勢力に抗して反Ｘ方向に移動しようとするが、弾性
体４を圧縮することによる僅かな移動は許容されるもの
の、弾性体圧縮後は逆止爪体７が鋸歯体８に噛合し、鋸
歯体８は雰囲気温度の変動がない限り停止状態を維持し
ているので、結局緊張枠体２の反Ｘ方向への移動は阻止
されることとなり、チェーンの往路側に発生する一時的
な過大張力は吸収されない。

このことは、チェーンの摩耗伸びおよび温度変動に伴う
伸縮はチェーン全体に発生するものであるから、チェー
ンとスプロケットとの噛合全確実に遂行するに必要な適
正張力の維持のために引張り手段４およびシリンダ装置
１１で吸収しなければならないが、台車Ａが一時的に下
り傾斜部分に集中した場合に生ずる過大張力はチェーン
の往路側のみに発生し帰路側においては緩み傾向になる
ので、往路側の過大張力を吸収するために緊張枠体２會
反Ｘ方向に移動させると帰路側チェーンが緩み過ぎてス
プロケットとの噛合が乱れ、噛合の目とび又は噛合困難
な状態を惹起するからである。

また、弾性体５は上述の如き往路側にのみ発生する一時
的過大張力の初期衝撃吸収の機能金有すると同時に、チ
ェーンの脈動等によって発生する僅かな張力変動を吸収
するのに役立つものであるから、逆止爪体７を鋸歯体８
の歯の片側に当接保持するに充分な弾性力を有すれば足
りる弱いものであって、ピストンロット１０ヲシリンダ
内に押込む程強い力を有するものではない０ 第７図に示すものは前記第１実施例のものにおける逆止
爪体７と鋸歯体８との段階的不連続噛合を連続的にする
ため、空気膨鳴作動シリンダ装置１１を可動調整枠れ取
付けて緊張枠体２の移動に追従して移動枠体９を移動さ
せ、緊張枠体２と移動枠体９との間隔を所定間隔に保持
させるものであって、Ｗは引張り付勢力となる重錘であ
り、その他第１実施例のものと同一機能を有する部材を
同一符号で表示すると、案内部材１を有する緊張枠体２
と移動枠体９のいづれか一方にリミットスイッチＬを、
他方に該リミットスイッチＬｉ作動するストライカＳを
取付けて両枠体間の間隔保持検出手段とし、移動枠体９
と固定フレーム３上に移動自在に支持された可動調整枠
体１２とを空気膨縮作動シリンダ装置１１で連結し、更
に前記可動調整枠体１２と固定フレーム３とを螺軸１′
３で連結するとともに螺軸１３の一端を可動調整枠体１
２に螺合し、螺軸１６の他端を固定フレーム３に回動自
在に軸受してプーリ１４ヲ固着し、固定フレーム６に設
けたモータ１５で該プーリ１４ヲ駆動する。モータ１５
は前記緊張枠体２がＸ方向に移動することによって緊張
枠体２と移動枠体９との間隔が所定間隔以上に拡大し、
リミットスイッチＬがストライカＳより外れることによ
り発せられる信号によって作動し、螺軸１３ヲ回転駆動
する。螺軸１３が回転すると可動調整枠体１２はシリン
ダ装置１１を介してリミットスイッチＬをストライカＢ
が叩くまで移動枠体９ｅＸ方向に移動し、リミットスイ
ッチＬが叩かれるとその信号によってモータ１５の作動
は停止し、可動調整枠体１２の停止によって移動枠体９
のＸ方向への移動は停止するから、チェーンの摩耗伸び
によって緊張枠体２がＸ方向へ移動しても緊張枠体２と
移動枠体９との間隔は常に所定間隔に保持される。

したがって、台車Ａが下り傾斜部分に集中した際にチェ
ーンの往路側に発生する一時的過大□やよ、。鴫、４、
ヵ。え、。、２カ８Ｘ方向の引張り力に抗して反Ｘ方向
に移動しても、緊張枠体２は前記所定間隔だけ反Ｘ方向
に移動したのち移動枠体９に衝接して停止するからチェ
ーンの過大張力は緊張枠体２の反Ｘ方向への移動によっ
ては吸収されない。

しかし、雰囲気温度の変動に伴うチェーンの伸縮は第１
実施例で述べた如く、シリンダ装置１１内の空気の膨為
により充分に吸収される。すなわち、昇温によるチェー
ンの伸びはＸ方向への引張り付勢力による緊張枠体２の
Ｘ方向への移動によって吸収されるとともに、シリンダ
装置１１内の空気も昇温により膨張してピストンロッド
１０′ｆｔ：押し出して移動枠体９を緊張枠体２のＸ方
向移動量だけＸ方向へ移動させるから、両枠体はモータ
１５が作動しなくても自動的に所定間隔を保持すること
になり、また降温に伴うチェ一ンの縮少はＸ方向への引
張り付勢力に抗して緊張枠体２を反Ｘ方向へ移動せしめ
るが、シリンダ装置１１内の空気体積も降温によって減
少してピストンロッド１０の押し出し力を消失するから
、緊張枠体２が移動枠体９に接触しても移動枠体９は反
Ｘ方向に後退することが可能となり、チェーンの温度変
動による伸縮社充分に吸収できることとなる。

なお、第７図における可動調整枠体１２は緊張枠体およ
び移動枠体を囲繞しているが、緊張枠体および移動枠体
に並列した小型の可動調整枠体としても差支えない。

以上説明した如く、本発明はコンベヤチェーンの摩耗伸
びに対しては引張り手段４にょるＸ方向への引張り付勢
力により吸収するとともに吸収後のチェーンの張力を保
持する手段を有し雰囲気温度の変動によるチェーンの伸
縮に対しては緊張枠体の移動に追従して移動枠体を移動
させるシリンダ装置を具えることにより充分吸収して、
チェーンに常に適正張力を与えてチェーンとスプロケッ
トの噛合全円滑にし、チェーンの往路側（又は帰路側の
みでもよい）にのみ発生する異常な一時的過大張力に対
しては吸収することなく過大張力に対抗しつる抗力を保
持してスプロケットとの噛合の乱れ、たとえば目とび、
又は離脱等の事故が発生しないようにして円滑な噛合を
維持することができるものであ９、チェーンに発生する
原因の異なる張力変動に対してチェーンとスプロケット
との円滑且つ確実な噛合関係を保持するために常に適切
な作動を行うきわめてすぐれた効呆を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は空気シリンダ装置による従来のチェーン緊張装
置の概略正面説明図であり、第２図はピストンロッドの
稜退抗力を大にしたシリンダ装置による従来のチェーン
緊張装置の概略正面説明図、第６図は山形焼付炉のコン
ベヤチェーン配置の概略平面図、第４図は第３図の正面
図、第５図は本発明の第１実施例の概略平面図、第６図
は第５図Ａ−Ａ線の断面図、第７図は本発明の第２実施
例の概略平向図である。 １・・・案内部材　２・・・緊張枠体　６・・・固定フ
レーム　４・・・引張り手段　７４°−・・逆止爪体　
８・・・鋸歯体　９・・・移動枠体　１１・・・空気膨
縮作動シリンダ装置　１２・・・可動調整枠体　１３．
１４．１５・・・移動枠体前進駆動手段　Ｃ・・・コン
ベヤチェーン　Ｌ、８・・・間隔保持検出手段。 代理人　弁理士　祐　川　尉　−外１名１ １へ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）コンベヤチェーンを懸回した案内部材を有する緊張
   枠体を固定フレーム上に移動自在に支持するとともに、
   該枠体を前記チェーンの緊張方向に付勢する引張り手段
   を設け、該枠体に弾性体を介して連結され起立付勢され
   た逆止爪体に係合し前記引張り手段の引張り方向への前
   進時に該逆止爪体と噛合し後退時に非噛合状態となる複
   数の鋸歯体を有する移動枠体を前記固定フレームに設け
   た空気膨縮作動シリンダ装置で進退勤させたコンベヤチ
   ェーン緊張装置。 ２）コンベヤチェーンを懸回した案内部材を有する緊張
   枠体を固定フレーム上に移動自在に支持するとともに、
   該枠・体を前記チェーンの緊張方向に付勢する引張り手
   段を設け、該枠体と間隔保持検出手段を介して所定間隔
   て対設した移動枠体を進退勤させる空気膨縮作動シリン
   ダ装置で前記移動枠体に連結された可動調整枠体を設け
   、前記緊張枠体と移動枠体との間隔が所定間隔以上に離
   隔したことを検出する前記検出手段の信号によって作動
   し移動枠体を前記シリンダ装置を介して前記所定間隔ま
   で前進させる駆動手段で前記固定フレームと可動調整枠
   体とを連結したコンベヤチェーン緊張装置。