JPS586913Y2 - 法面排水材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は法面、殊に法肩の排水装置に適用するに好適に
した法面排水材に関するものである。

図面は本考案に係る法面排水材の一実施例を示し、本考
案は集水材１、排水材２およびこれ等各部材１，２を被
覆するシート体３で構成し、集水ネ第１は、合成繊維素
材より成る無数の剛毛糸４，４．・・・・・・を互いに
比較的粗く交絡させて形成した板状体で成り、排水材２
は合成繊維素材より成る剛毛糸５゜５、・・・・・・を
互い交絡させつつ円筒状に形成して構成し、また、シー
ト体３は不織布で構成するものである。

そして、排水材２をシート体３の中央折り曲げ部に挟入
してシート体３の両片６，６を互いに縫着７して排水材
２を被覆し、しかる後、排水材２の上側のシート体３の
両片６，６間に集水材１を挟入し、両片６，６の三方を
さらに互いに縫着８して本考案に係る製品Ａを得るので
ある。

しかして、この製品Ａを例えば、法面ａの法肩ａ′に上
端が露出するようにして垂直に埋設して用いるのである
。

なお、実施例において、集水材１と排水材２の間のシー
ト体３部を縫着７したのは両部材１，２を正位置に配す
るためで、縫着７せずに集水材１の一部を排水材２に絡
ませて互いに位置決めする手段もある。

また、各部材１，２．３の素材は実施例のものに限らず
、要は本考案の目的を遠戚するものであれば良いのであ
る。

なおまた、シート体３を不織布で構成したのは濾過作用
をさせるためであり、シート体はこの濾過作用をなす程
度の密なる素材で構成するのが望ましい。

本考案は前記の通りの構成であるから法面の排水装置に
適用するに好適であり、殊に、実施例で示すように法肩
に使用すれば、山側からの浸透水を集水してこれを排水
でき、従って、浸透水による法面の崩壊を防ぐことがで
き、しかも、取扱い上類る便利である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る法面排水材の一実施例を示し、第１
図は一部を欠截して示した斜視図、第２図は使用状態を
示す縦断面図である。 １・・・・・・集水材、２・・・・・・排水材、３・・
・・・・シート体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 耐圧および耐食性有る素材によって形成した集水材と該
   集水材の下端に配し、周面に無数の透孔を形成した多孔
   管より成る排水材を、不織布等の通水性有るシール体で
   被覆し、各部材を互に一体にして成る法面排氷材。