JPS5863338A - 動物飲料水用給水装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動物に酸素を含む飲料水を飲ませるための給水
装置に関するものである。

豚等の家畜動物を飼育する際、従来は飲料水として普通
の水を与えていたが、酸素を多量に含む水を辱えると発
育が良く々るという現象が見出された。

したがって、本発明は酸素を多１°に含む水を動物に与
えることができるような動物飲料水用給水装置を提供す
ることを目的とする。

′このような目的を達成するために、本発明は、密閉タ
ンク内に飲料水と□酸素を収容するとともに、酸素の圧
力を所定値に保持し、密閉タンクからの飲料水を直接ま
だは酸素と混合してコック手段に供給Ｌ２、動物がコッ
ク手段を操作することによって飲料水を吐出させるよう
にしたものである。

以下、本発萌を実施例にもとすいて詳細に説明する。

第１図は本発明に係る動物飲料水用給水装置の一実施例
の構成図である。図において、１は密閉形のタンク、２
は常時飲料水が供給されている水槽、３は水槽２から水
を吸上げてタンク１に供給するだめのポンプ、４はコン
プレッサ５およびゼオライド６からなる酸素発生装置で
ある。７はフロート８を有する水面検出器であり、タン
ク１内上方に配置されている。タンク１内の水面が上昇
“してフロート８を押し上げると水面検出器７から信号
が出力され、この信号によってポンプ３が停止される。

したがって、ポンプ３の断続動作によってタンク１１．
内の飲料水の水量は常に一定に保持される。

一方、コンプレッサ５で加圧された空気は、吸着剤特殊
処理をされたゼオライト６のトンネルをくぐり抜ける間
に、空気中の窒素や水分がこのゼオライト６に吸着され
るが酸素はそのまま通過するため、タンク１には９０チ
以上の富酸素空気が供給される。この空気はタンク１の
底に配置された排気体９から飲料水中に放散され、水中
に酸素が高濃度で溶は込む。水の中を通った酸素は上昇
してタンク１の上方の空間に充満する。タンク１内の上
方には空間内の酸素の圧力を検出するだめの圧力センナ
１０が配置されてお９、圧力が所定値になると信号を出
力し、この信号によってコンプレッサ５が停止するよう
Ｋなっている。したがって、コンプレッサ５の断続動作
によってタンク１内の酸素の圧力は常に一定に保持され
る。このため、タンク１内において、飲料水には一定圧
力の酸素が強制的に溶解され、その溶解量は酸素圧力に
応じたほぼ一定の値になる。酸素圧力は０．３〜０．５
Ｋｆが過当であるが、本実施例では０．３縁に設定しこ
のとき溶存酸素量は２０〜４０　ｐｐｍになった。通常
の水道水の溶存酸素量は７〜１２　ｐｐｍであるから、
このほぼ３倍の濃さの酸素がタンク１内の飲料水に溶は
込んでいることになる。

酸素を多量に含む飲料水は、タンク１から混合器１１を
経てコック装置１２に供給される。一方、タンク１内の
酸素は一部が混合器１１に導かれ、飲料水中にさらに混
合される。なお、１３は受皿である。

第２図は混合器およびコック装置の説明図である。１４
はタンク１から飲料水を導くための管、１５はタンク１
から酸素を導くための管であり、両管は混合部１１で接
合されている。なお、１６は飲料水が管１５に逆流する
のを防ぐ逆止弁である。管１５から管１４に供給された
酸素は飲料水中に混合され、水中に溶解しきれない酸素
は気泡のまま水とともにコック装置に供給される。１７
は円筒形の先端部を斜めに欠除した形状を有するパイプ
、１８はバイブ１７内にほぼ同心状に取付けられた操作
棒である。豚が鼻またけ口で操作棒１８をスプリング（
図示せず）に抗して矢印の方向に押すと、コック装置１
２内の栓が開かれて飲料水がパイプ１７内に給水さ、れ
るようになっている。したがって、豚は酸素含有量の多
い飲料水を飲むと同時に、酸素を吸い込むことになる。

豚は生後２ケ月位で１日５を程度の飲料水を飲むが、こ
のように酸素含有量の多い飲料水を与えると、発育が促
進され体重が増加するとともに、肉質が良くなる。

第３図はランドレース種の豚の発育特性を示したもので
あり、横軸に時間（単位は週）、縦軸に、体重（単位は
Ｖ４）をとっである。図において、イは通常の飲料水を
飲ませたときの発育特性、口は実施例の給水装置により
酸素含有量の多い飲料水を飲壕せたときの発育特性を示
す。生後５週間で約５　Ｋｑ、１０週間で約１０−の体
重−増大が見られた。

以上の実施例では、コック装置に混合器で酸素を混合し
た飲料水を供給したが、タンクからの飲料水のみを供給
することもできる１、また、酸素発生装置としてはゼオ
ライトを用いたが、酸素ポンベを用いることも可能であ
る。しかし、豚飼育場は一般に隔地が多いので、ボンベ
を運んで常時補給するのは不便であり、この点から長期
間そのまま使えるゼオライトの方が便利である。

また、コック装置としては、実施例以外にも各種の周知
の装置が使用できる。

このように、本発明に係る動物飲料水用給水装置による
と、簡単な構成にて酸素を多量に含ｔｒ水を動物に与え
ることができ、動物の発育を促進させ得るという優れた
効果がある１、

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は混合器お
よびコック装置の説明図、第３図は発育特性、を示すグ
ラフである。 １・・・・タンク、２・・・・水槽、３・・・・ポンプ
、４・・・・酸素発生装置、５・・・・コンプレッサ、
６・・・・ゼオライト、７・・・・水面検出器、１０・
・・・圧力センサ、１１・・・・混合器、１２・・・・
コック装置。 特許出願人　日本電子材料株式会社 代理人山川政樹０υ為１名） 第１図 第２図 ＋Ｉ：Ｉ 第３図 ４　１１　（遺）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）飲料水を供給する手段と、酸素キ供給する手段と
   、これらの各手段から供給さ□れた飲料水および酸素を
   収容し、酸素を所定圧力に保持する密閉タンクと、この
   密閉タンクから供給□された飲料水を吐出するコック手
   段とを備え苑動物飲料水用給水装置。
2. （２）飲料水を供給する手段と、酸素を供給する手段と
   、これらの各手段から供給された飲料水および酸素を収
   容し、酸素を所定圧力に保持する密閉タンクと、この密
   閉タンクから供給される飲料水および酸素を混合する混
   合手段と、この混合手段から供給された飲料水を吐出す
   るコック手段とを備えた動物飲料水用給水装置。